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ワクシマ

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2006.04.09
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◎「夏戻ってきたい」 智弁和歌山、流れ逃す
2006年03月30日


7回表智弁和歌山2死、松隈は右越えに三塁打を放ち一塁をまわる

 第78回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)7日目の29日、智弁和歌山は第1試合で岐阜城北(岐阜)と対戦し、7―10で敗れた。自慢の強力打線で3回に一挙6得点したが、守備の乱れで試合の流れを逃し、打撃陣も4回以降は岐阜城北・左腕尾藤をとらえ切れなかった。

 ◎…この試合、先発のマウンドに登ったのは松隈だった。

 松隈は、昨夏県大会で背番号1だったが、不調で甲子園では右翼手に回った。やっと立った甲子園のマウンド。「わくわくしている」。期待を膨らませていた。

 しかし立ち上がり、球が高めに浮き、制球に苦しむ。四球と連打で1死満塁とされ、犠飛で1点失う。2回表の攻撃中、ブルペンで投球練習して調整を試みたが、2回裏1死で岐阜城北・宮木に二塁打を打たれた。高嶋監督は「体の開きが早すぎる」と判断し、竹中を救援で登板させた。

 松隈は「頑張れ」と言って竹中にボールを託し、右翼の守備位置へ走った。マウンドを引き継いだ竹中が後続を断つ。「自分がとられた1点をバットで返そう」。松隈は、右翼手として試合に集中した。

 ◎…1点を追う3回表2死満塁。3番広井が低めのスライダーを中前へ運んだ。竹中、古宮が相次いで生還。無我夢中で走った広井は一塁上で、ベンチに向かって笑顔で右手を突き上げた。



 しかし直後の3回裏、失策絡みで同点に追いつかれる。4回に岐阜城北・尾藤の2点本塁打で勝ち越され、5回にも1点を加えられた。

 ◎…7回表2死から粘りの攻撃をみせる。4番松隈が右翼線三塁打を放つ。続く橋本が、4打点目となる左中間二塁打。橋本は二塁上で厳しい表情を崩さない。

 2死満塁。8番撫養が打席に立った。撫養は大会前に調子を落とし、初戦は先発左翼を外れた。「背番号7にかけて試合に出たい」。毎晩バットを振り続けてきた。「ヒットでつなごう」と意識したが、「力が入って、バットが言うこときかんかった」。直球を打ち上げ、一塁ファウルフライに倒れた。

 試合後、撫養は「打てんかった。悔しいだけ」と顔を伏せた。それでも、声を絞り出した。

 「夏、ここに戻ってきたい」

 悔しさをバネに、選手たちは、夏の甲子園での雪辱を誓った。

◎PL、決勝逃す 粘り再三、視線は夏へ
2006年04月04日


清峰―PL学園 3回表清峰1死一、三塁、広滝の一ゴロで三塁走者佐々木優は本塁をついたがタッチアウト。捕手仲谷


試合に敗れ、アルプススタンドの応援団にあいさつに向かうPL学園の選手たち=阪神甲子園球場で

 エースの快投と堅い守りで7年ぶりの4強入りを果たしたPL学園がついに敗れた。第78回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)第11日の3日、準決勝で清峰(長崎)に0―6で完封負けを喫した。しかし、最後まであきらめないプレーに、甲子園の観客から大きな拍手が送られた。「夏は優勝をめざして帰ってくる」。そう誓う選手たちに涙はなかった。



 ここまでの3試合を一人で投げてきた。「疲れは少しあったけど、影響ない」と強がっていたが、140キロを超える直球は、この日は最速139キロ。制球もいま一つで、生命線の外角低めの直球が微妙に外れてしまう。カウントが苦しくなって甘く入ったボールを、痛打されるパターンが続いた。

 7回2死二塁では、清峰の4番に本塁打を打たれ、マウンドを降りた。小学校からバッテリーを組んできた捕手の仲谷龍二は「あれは配球ミス」と前田をかばった。

 代わった三宅一誠は「ここをゼロに抑えれば、みんなで逆転できる」。変化球を低めに集め、7、8回と清峰に追加点を許さなかった。

 ◎…8回1死、チーム唯一の安打を放っていた1番岡本昂大が打席に入った。「なんとしても塁に出なければ」とセーフティーバントを試みた。

 岡本は50メートル6秒を切るチーム1の俊足。右ひざを痛め、昨秋は下位を打っていたが、冬場に回復。今大会は「1番はチームの顔。あいつが打つと勢いづく」(奥平)と信頼される不動のトップバッターになっていた。バントは相手の好守備で間一髪アウト。だが、「あきらめない」という姿勢がにじみ出たプレーは、チームを鼓舞した。



 秋の府予選準決勝の履正社戦では4点差を追いつかれた前田を好救援。選抜出場の立役者の一人だ。得意の高速スライダーを駆使して、清峰の中軸を三者凡退に切ってとった。

 その裏、PLは前田の安打で1死一塁と粘ったが、奥平の痛烈なライナーが一塁手正面に飛び併殺。「逆転のPL」は実現できなかった。

 試合後、冨田は「自分のレベルがもっと高ければ、健太の負担を減らせた。夏は健太から背番号1を奪う気持ちでもっと練習したい」と話した。PLの夏に向けた戦いが始まる。

◆悔しさ忘れない(PL学園・奥平聡一郎主将)

 清峰は勢いがあって、投手や守りもしっかりしていた。最後まであきらめなかったが、焦りが出て、自分たちの思うような打撃ができなかった。この悔しさを忘れずに、夏も甲子園に帰ってきたい。

◆攻守ともに完敗(PL学園・藤原弘介監督)

 完敗です。これまでの3試合、投手の前田におんぶにだっこだったが、いつも相手を抑えるのは無理。打線が取り返せなかったが、これが今の力。何が足りないのかもう1回考えて、夏に向かっていきたい。

◆4試合でベスト(清峰・広滝航主将)

 PL学園の前田投手に小細工は通用しないと思い、力勝負でいった。先取点も取れ、これまでの4試合でベストだった。正直、甲子園でここまで上がれるとは思っていなかった。次も思い切りやる。結果はついてくる。

◆伸び伸びできた(清峰・吉田洸二監督)

 普段通り伸び伸びと試合ができた。守りでリズムを作れたし、攻撃の流れも良かった。甲子園球場は、選手がいったん乗ると力以上のものが出せるすばらしい場所だ。明日もここで野球ができることに感謝したい。

◎「もっと活躍したかった」 9回から粘りのヒット、新開君
2006年03月27日


9回表京都外大西2死、右前安打を放つ新開和也君

 9回2死でバッターボックスに立った京都外大西の新開和也君がねばりを見せた。左翼席に入るかと思うような大飛球でスタンドをわかせた後、右前安打を放った。

 福井市出身。三原新二郎・前監督が父巌さんを福井高校で指導したことが縁で入学した。

 一昨年の夏、1年生ながら甲子園でベンチ入りを果たした。しかし、昨夏はアルプス席で、チームメートの活躍を見た。応援しながら、「あのときもっとスイングの練習をすればよかった。もっと積極的にノックをうければよかった」と後悔ばかりしていた。

 昨年9月、心配した母千穂さんが京都に来て、一緒に暮らし始めた。「洗濯とか食事とか、本当に申し訳なく思う。でも野球に100%集中できるようになった」。現在は4月に京都外大西に入学する弟と3人で暮らす。

 背番号3をもらった夜は、普段はめったに電話をしない父に「絶対がんばるから」と報告した。電話の向こうからは「良かったな、今度こそがんばれ」と弾んだ声が聞こえてきた。

 「久々の甲子園は楽しかった。でももっと活躍したかった。最後の夏には両親に胸を張れるように、打ちたい」と力強く話した。

 目線はすでに夏に向かっている。

◎神港学園、雪辱誓う春 流れつくれず主将「悔しい」
2006年04月01日


9回表神港学園2死、森下は右前安打を放つ。投手尾藤

 第78回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)第9日の31日、神港学園は準々決勝で岐阜城北と対戦し、0―4で敗れた。毎回のように走者を出すもののあと1本が出ず、初戦で完封した林も相手打線につかまった。阪神大震災直後の11年前と同じベスト8で終わったが、選手たちは夏での雪辱を誓った。

 ◎…9回表2死、主将の右翼手森下が打席に立った。狙っていたスライダーを振り抜くとボールは右翼線を抜けていった。「つないでくれ」。一塁ベースでそう念じていた。次打者の浅倉のバットは空を切り、試合終了が告げられた。

 森下は直前の8回裏の守備で、捕球のミスから相手打者に二塁への進塁を許した。それだけに自分のプレーで流れを変えたいと思っていた。

 試合は、走者が出ても併殺を決められるなど岐阜城北の好守備に阻まれ続けた。2回には、森下がチーム唯一の長打を放った。しかし、最後まで、流れを引き寄せられなかった。

 「悔しいが、まだまだ実力不足。夏までにさらに力を付けて甲子園に戻ってきたい」。キャプテンはこう言い残して甲子園を去った。

 ◎…先発の林は「相手打線が上だった」と唇をかみしめた。

 序盤は低めにボールを集め、打たれても続く打者を凡打に抑えていた。風向きが変わったのは、相手打線が2巡目に入った3回。四球で走者を出したところで、高めに浮いた球を狙われた。3失点。林は「警戒した打者の後で、球が甘くなった」と振り返る。6回にも1点を失い、投手交代を告げられた。

 初戦で完封したときには「気分は最高」と喜び、2回戦では「課題がまだ残る」と自分を冷静に分析していた。この日は「カーブをうまく使えば打ち取れることもわかった。夏は先輩たちをこの場所に連れて来られるように頑張りたい」と力を込めた。背番号12番の2年生は甲子園で大きく成長した。

 ◎…「甲子園で3回も試合ができた。楽しかった」。試合後、4番打者の左翼手郷田は笑顔も見せた。

 1年前、自分よりも野球センスのある後輩が入って来ると、急に野球がおもしろくなくなった。夕方、練習をさぼって友人と遊んだ。野球も学校も辞めようと思っていた時、中学時代のクラブチームの監督が野球に戻してくれた。「お前なら甲子園で活躍できる。もう一度頑張らないか」。悩んだ末、5月に再びグラウンドに姿を見せた。部員は「よく戻ってきた」と快く迎えてくれた。

 新チームで得た4番。納得いくまで打撃練習を続け、秋季大会では打率5割を誇った。甲子園では打点をたたき出せなかったが、仲間と一緒に野球ができる喜びを感じていた。

 「1打が出なかったのは悔しいが、こんなに野球ができてうれしいと思ったことはない。やめないでよかった」







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Last updated  2012.04.16 12:12:39
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