2012.08.12
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前回は、
「好きなコーヒーで、幸せなライフスタイルを」するためには、

「のんびりした幸せなライフスタイルは、
現実の競争を勝たなくても負けないことが
必要です。」

「お客様は自分の店だけで買っているわけではないし、
お客様といっても多様なお好み、価値感があります。
どこで買うかはお客様に100%決定権があります。」

「選ばれなかったらお店続けられません。


と、いうことを書きました。

別にそんなに儲けなくても良いんだ、
好きなコーヒーで、
食べて行ければ…。

そう思って、
この業界で38年、
独立して30年やってきました。

スペシャルティコーヒーに踏み込んでからも、
頑固に、家庭向けに、セールもしない、
ボリュームディスカウントを考えたのは僕が関わっていましたが、
さかもとこーひーとしては、


家庭向けに500gパックで安く売るのは、
どうも違うなと思い、
すぐに止めてしまいました。

今は、500gボリュームディスカウントが広がっていますが、
どうも最初の主旨を知らないで、


僕に聞けば、表に出ない考え方とポイントを教えてあげますよ。

おっと、横道にそれました。

で、今日のテーマは、
手段の目的化です。

まぁ、日本中にみられることですが…。

素晴らしい素材を仕入れることは手段です。
農園主とコミュニケーション取るのも手段です。

カッピングスキルを向上させるのも手段です。
バリスタのみなさんがエスプレッソやラテの
スキルを向上させるのも手段です。
焙煎技術を磨くのも手段です。

色々なコンテストがあるのは素晴らしいです。

それを目標にすることで、
モチベーションがアップし、
スキルアップのスピードが上がるし、
情報も増えます。

最近、キャリア4年程のロースターの方と
やりとりがありました。

あるグループに入っているそうです。

焙煎にも、
売り上げにも、
大きな壁を感じているようです。

僕がドリップバッグについてブログに書いていることから
興味を持ったようです。

やりとりの中から、
その方の豆を送ってくれました。

本人は悩みと同時にそれなりの自負もあったと思います。

その豆をカッピングして怒りを憶えました。

スペシャルティコーヒーの爽やかさも香りも余韻の心地よさも
全くありません。

重い味わい、冷めるとますます不快になります。

しかし、これが日本のスペシャルティコーヒーの
現実の側面なんでしょう。

この焙煎で、
ドリップバッグにして、
何の解決になるのか。

それらの原因が、
手段の目的化にあると思いました。










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Last updated  2012.08.12 21:09:37
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