
3月になって・・・春間近ですが・・・新型コロナウィルスがさらに混乱してきました。先週・・・「トップと現場の対応には親から聞いていた戦中の迷走を感じてしまいます。」と書きましたが・・・首相の会見では「なぜ学校なのか、なぜ全国一律なのか」・・・明確な根拠の説明がありませんでした。
限られた資源をどこに投入するか・・・細分化のレベルが問われますが・・・「よく見えない、よく分からない敵との闘い」・・・そこに専門家が必要なんでしょう・・・「国民の皆様と一丸になって」・・・大東亜戦争が浮かびました・・・同世代としてなんともはや・・・。
個人としては、できることを冷静にするしかありませんが・・・手洗い・うがい・消毒・・・人ごみ避けて・・・換気・・・風邪かなと思ったら、歩くだけで息切れするようなら病院のようです。
そんなこんなですが・・・先週に続いて常連のA先生によるアクセサリーのワークショップとメグンさんのモンブラン、そして桜ぼんぼりカフェ、ミモザカフェ、ピンク・シャドウを淹れながらこーひーレッスンでした・・・女性はお花やアクセサリーと接しているとほんとにこやかですねー。
来週は・・・去年ビーンズショップを開店している方から焙煎見学があります。開店前と開店後では、焙煎見学の内容が違ってきます。メールで今の状況を質問しながら・・・時間や交通費をかけてきますから、より効果的になるよう準備しています。最近また焙煎見学が増えてきました・・・どうしたんだろう。
「内沼映二が語る レコーディング・エンジニア史」・・・「音楽と契約した男 瀬尾一三」・・・「東京バックビート族 -林立夫自伝」・・・と、とっても興味深い本が続いて・・・あっという間に読んでしまいました。
レコーディング・エンジニア・・・アレンジャー・プロデューサー・・・ドラム・・・この45年50年くらいのまぁJPOPと今呼ばれているような音楽シーンを裏で支えてきた人たちの本ですね。僕より5才10才先輩のみなさんが本を出してまとめるような年齢になったと言うことでしょう。
前に立つミュージシャンと違って、裏方仕事なので・・・今まで表の情報が少なくて・・・名前は知っていても、詳しく知ることはなかった方がこうやって本にしてくれるとなるほどと思うことがあって楽しいです。
「内沼映二が語る レコーディング・エンジニア史」・・・作業時間とか、そういった制限の中で仕事をするのは当たり前・・・その上で徹底的にやっていることは、リスナーが何を望んで聴こうとしているかを考えることです。
「音楽と契約した男 瀬尾一三」・・・作品としての完成形は、寸分の狂いもない正確ささとは必ずしもイコールではない。リスナーの心を揺り動かすインパクト、そして時代を超えて伝わっていく動的な生命力こそが本当の意味での完成形と言えるのではないか。
ロサンゼルスで「ニューヨークのあの人みたいにしてほしい」と言ったら、「だったらニューヨークに行けばいい」と言われた。色々な場所に、それぞれ特徴のあるスタジオがあって、そこに出入りするミュージシャンがいて、それぞれの特色を出しているんだから。
日本のスタジオでは、「この曲は誰々風に弾いて」というリクエストをよく聞くし、そのリクエストに応えることができるプレイヤーも少なくはない。
それは、器用さの表れでもあるが、同時にその演奏は「ホンモノ」ではないということでもある。
「東京バックビート族 -林立夫自伝」・・・リスナーとしての自分・・・「自分が惹かれるものを追求していったら、技術が異常に高くなっちゃったというタイプですよね。」
南こうせつのはじめての武道館で白い短パンで飛び跳ねながら指揮していたのが瀬尾一三さんで・・・達郎がストリングスのアレンジの手ほどきを受けたエピソードがあったり・・・伊勢正三がかぐや姫解散して風でアルバム出した時に、ポップになってこれはいい感じになったなぁーと
そのアレンジが瀬尾一三さんで、コーラスが達郎で、そうかー達郎のコーラスが好きだったんだと・・・最近は中島みゆきのプロデュースやアレンジで活躍されてましね。
ドラムの林立夫さんは・・・荒井由実、大滝詠一、大貫妙子、矢野顕子、キャラメルママ、ティンパンアレー・・・で有名です。
ロックとかポップスもコーヒーも輸入文化の壁があって・・・最初は本場を目指したり、コピーしたりしてスタートしますが・・・年月経って成熟してくると・・・お客さんは目の前の日本人ですから・・・本質を見失わずにジャポニゼすることを意識します。
お三方とも・・・テクニック的にも素晴らしいのは勿論ですが・・・印象的だったのは・・・「リスナー」です。
さかもとこーひーもさかもとこーひーの常連さん、はじめての方・・・ヘビーユーザー、ライトユーザー・・・みなさんそれぞれのお好みやライフスタイルにフォーカスしています。
ここ数年はホームタウンこーひーで・・・カフェやレストランのお客様が増えていますが・・・それぞれのお店のお好みは勿論・・・それぞれのお店のお客様を意識するようにしています。
最近、新しいカフェとの出会いが何件かあるんですが・・・驚かれるのがそれぞれのカフェ向けにオリジナルのブレンドを作っていることですね。
まぁ、卸価格のことやエスプレッソで抽出の安定性、冷めてからの味わいも驚かれますが・・・。
エスプレッソだと・・・タポスコーヒーさん・ブラウンサウンドコーヒーさん・グラフトンさんとそれぞれ違います。
カフェだと・・・ノイエさん・初寿司さん・ぷくぷくさん・エリソンさん・リトルフェイバリットさん・オールドマンズカフェさんとスタイルもお好みもお客さんも違いますので・・・こーひーも違います。
BtoB・・・BtoC・・・と見聞きしますが・・・BtoBtoCを大切にしています・・・それぞれのお店のお好みやテイストやお客様のお好みを意識しないと・・・「美味しい」と感じてもらえないんだと思っています。
裏方仕事の楽しみですね。
「モカ・ナチュラル」 2025.10.22
「アフターダーク」 2025.10.21
「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」 2025.10.20
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