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11すると突然,何者かの声がスピーカーから聞こえてきた 「この部屋の左側の扉を開くと,休憩室がある。私はお前達がその部屋にいる時は危害を加えない。しかし,お前達がこの部屋を出ると命の保障はない。疲れているお前達を殺してもつまらない」 美香が俊輔に言った 「その懐中電灯貸して!今から蛍を探しに行く!」 正樹が美香に言った 「今行ったらお前も殺されるで」 「必ず全員殺してやる」 兜をつけた何者かが死体の入った大きな袋を火の着いていない暖炉に放り投げた 美香が言った 「蛍・・・ごめん」 「辛いやろう思うけど,ここは我慢や。アイツは熱くなって一人で行動するんを待ってんや」 俊輔が言った 「あのさ,本当に羽島が犯人だと思うか?」 梓が尋ねた 「どういう意味なの?俊輔君」 「もし台所で見つけた死体が健二のじゃなかったら?」 「お前は健二が犯人やって言いたいんか?」 「あぁ,あいつなら全ての犯行が可能だからな」 「・・・」 正樹は黙り込んでいた 「正樹,どうした?」 「いや・・・お前の推理が正しいと思う」 正樹はその後も考えていた
2008.01.31
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106人は走って談話室に向かった 由紀達は遊馬を探したが,見つからなかった 美香が言った 「羽鳥に捕まったか,ここから逃げ出したか」 俊輔が言った 「プールへ行ってみよう」 由紀達はプールへ向かった 由紀が言った 「何,これ」 プールの水は抜けていた そしてコンクリートの部分が浮き出し,その下から階段が顔を出していた 俊輔はみんなの顔を見ながら言った 「行くぞ!」 全員,俊輔の顔を見ながら頷いた 俊輔を先頭に進んで行った 道は暗く,懐中電灯をゆっくり左右に振りながら進んで行った 「おい・・・あれ」 俊輔が前の方を指差した そこにはバラバラになった遊馬がいた 「俺が・・・お前の仇取ったる!」 俊輔が涙を浮かべ言った 「ピアノ線が張り巡らされている。遊馬は走っていたんだろう」 「ここで止まってたらあかん・・・進むで」 俊輔達は進んで行った 進んで行くと道が真ん中と右に分かれていた 俊輔達は真ん中を進んで行った ずっと進んで行くと明かりが見えた 俊輔は明るい部屋に入ると,懐中電灯を切った 美香が言った 「蛍がいない」
2008.01.30
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9由紀が言った 「カラスの鳴き声がする」 「俺,カラスは嫌いなんだ・・・」 正樹は空き部屋で見つけた血の事を思い出した 「俺,さっき空き部屋で血ぃ見てん」 「それって健二のか?」 「多分,一回あの部屋,調べる必要ありそうやで」 「行くか」 由紀達はその空き部屋に向かった その部屋の床には多少の血が付いていた 「正樹君,あれ見て」 由紀が天井を指差した 天井の窓付近に少量の血がついていた 梓が言った 「脚立が必要だね」 俊輔が言った 「一体どこにあるんだ?」 美香が言った 「誰も使っていない部屋を探し回れば?」 「そうだな,まずは2階からだ」 2階の空き部屋は3つ 1つ目の部屋は何も見つからず,2つ目の部屋で俊輔が 「もしもの時に」 と言って懐中電灯をポケットの中にしまった 3つ目の部屋も探したが,脚立は見つからなかった 「2階には無いってゆー事が分かったな。次,1階行ってみるか」 由紀達が1階へ降りると,談話室に煙が立ち込めているのが見えた 「何故,俺達は遊馬を一人にしたんだ!」
2008.01.27
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8「遊馬!」 正樹がドアに体当たりをした するとドアに小さな穴が開き,そこから冷たい水が流れ出てきた 正樹がその穴を狙って蹴ると,大量の水が流れ出てドアが開いた そこには青白い体をした遊馬が倒れていた 梓が言った 「まさか・・・」 蛍が泣き出した 「私,帰りたい」 突然,倒れていた遊馬が小さな咳をした 正樹が言った 「遊馬!大丈夫やねんな?」 俊輔が正樹に言った 「遊馬の体が冷え切っている,こいつを談話室の暖炉の前に運ぼう」 「おう」 俊輔と正樹は遊馬を談話室へ運んだ 由紀達は服を着替えた そして正樹は空き部屋へ毛布を探しに行った 正樹が床を見てみると,そこには真新しい血が少し付いていた 正樹はその血を無視し,毛布を遊馬に持っていき,それを遊馬の体にかけた 俊輔が言った 「俺達は羽鳥だけじゃなく,この館にまで命を狙われてるのか」 美香が言った 「アタシ帰る!こんなのもう嫌!」 美香が玄関まで走って行き,ドアを開けた しかし,美香の目の前に大きな鉄の壁が姿を現した 「こんなの無かったのに」 そこに他の5人が集まった 「俺達はもう・・・逃げられないのか」
2008.01.25
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7美香が言った 「アタシらはここでテレビを見てたんだ。そしたら煙がでてきた」 俊輔が美香に聞いた 「羽鳥を見たか?」 美香は首を横に振った 「ちょっ,トイレ」 遊馬は談話室から飛び出した 「一人で行動しちゃダメだよ!」 由紀は近くにあった箒を手に取り,遊馬の後を追った 遊馬はトイレに入った 由紀はそれを見てトイレのドアの前にずっと立っていた 「ふぅ」 遊馬はトイレの水を流し,手を洗おうとした 「あれ?水がでないや」 右側の蛇口を捻っても水が出てこなかった 遊馬は左側の蛇口を捻ってみた するとカチャリとドアのカギがかかる音がした その直後,大量の水が蛇口から飛び出した 遊馬は水を止めようとしたが無理だった 「たっ,助けて!誰か!」 遊馬がドアを強く叩いた 由紀は異変に気付き,ドアを壊そうとしたが,女の力では無理があった 「待ってて!助けを呼んでくる!」 由紀は急いで談話室に戻り,俊輔達に状況を伝えた 俊輔達はすぐにトイレへ向かった 俊輔はドアを強く叩いた 「大丈夫か!遊馬!」 しかし,遊馬からの返事は聞こえてこなかった
2008.01.24
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6「マジかよ・・・」 俊輔は大人しく階段を降りて行った 遊馬はプールの底を調べた 「ここら辺は最近コンクリートか何かで固められたみたいだよ」 俊輔が正樹に言った 「助かった,もしお前が気付かなかったら・・・」 「俺もお前の死体なんか見たないわ」 梓が俊輔に駆け寄った 「大丈夫?俊輔君」 「あぁ大丈夫だ」 由紀は顔をしかめた 「何か焦げた臭いがする」 「ほんとだ!誰か料理でも焦がしたかなぁ?」 俊輔は走り出した 「おい!どこ行くんや!」 「俺達は既に料理を食べている。羽鳥の手紙,覚えてるか?」 その言葉でそこに居た全員が動き出した 臭いは台所から放たれていた 5人が台所に入ると,そこには泣き崩れている蛍と腰を抜かしている美香がいた 5人は開かれた大型オーブンの中を覗き込んだ そこには黒く,異臭を放った何者かの死体があった 遊馬が言った 「ひどい,ひどいよ」 俊輔が言った 「みんな,ここから離れよう」 みな台所から移動して,談話室に集まった 正樹が電話を調べると,電話線が切られていた
2008.01.22
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5由紀達は食事を終えると各々の部屋へ入って行った この夜,事件が起きた 「俺がみんなを羽鳥から守らなければならない」 するとノックの音が聞こえた 「はい」 健二はドアを開いた 遊馬が正樹の部屋をノックした 「正樹く~ん,プール行こ~よ」 「着替えるからみんな呼んで先に行っててくれや」 「おっけー」 遊馬が走って行った 「さてと,着替えるか」 正樹がプールに行くと,プールの中には由紀,梓,俊輔,遊馬の4人がいた 「いくで~!!」 正樹がプールに飛び込んだ 「アハハハハ!上に飛び込み台あるけど跳んでみる?」 梓が上を指した 俊輔が言った 「俺が行ってやるよ」 俊輔は飛び込み台のある所まで辿りついた 俊輔が飛び込み台に乗ると,飛び込み台がメキメキと音を立てた 正樹がある事に気付いた 「ここ,そんなに深ないぞ・・・まさかっ!」 正樹は叫んだ 「跳ぶな!俊輔!」 「何でだよ!びびってんのか?」 「ここは深くない!跳んだら死ぬぞ!」
2008.01.21
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4健二が美香に言った 「羽鳥のヤツ,起こしてきてくれよ。お前,今日何もやってねぇじゃん」 「だりぃなぁ~」 蛍が美香に言った 「私も,行く」 美香と蛍が2階へ行った 美香が煉の部屋のドアを蹴った 「起きな!飯だよ」 返事が無いので美香はドアノブを回した 意外にもカギはかかっていなかった 部屋には煉の姿は無かった 「何だよアイツ,マジムカつくんだけど」 美香はベッドの上に手紙を見つけた 美香はその手紙を読んだ 美香は急いで1階に降りて行った 「みんな!ちょっと見て!」 美香がその手紙を広げてテーブルの上に置いた 健二はその手紙を読み上げた 「私はあなた達の罪を許さない あなた達は松本遥を殺した だから私はあなた達を殺そう」 正樹が声を張り上げた 「羽鳥!調子乗ってんちゃうぞコラ!出てこいやボケ!」 俊輔が笑って言った 「アイツが俺達を殺す事なんて無理さ」 「まずはヤツを探そう。ブッ飛ばしてやる」 由紀達は煉を館中探し回ったが,煉を見つける事が出来なかった 梓が言った 「もういいじゃん。アタシお腹空いた」 健二が手を叩いて言った 「よし,飯にするか」
2008.01.21
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3そこには既に用を済ましていた遊馬がいた 健二が言った 「今から1時間は自由時間だ。部屋のカギは今から渡しておく。みんなの部屋は2階にある。1時間後,夕食にしよう」 俊輔が言った 「俺,飯作れるから手伝ってやろうか?」 「あぁ,頼む」 「よっしゃ!いっちょやるか!」 梓が言った 「私,手料理が得意なの」 健二が言った 「手伝ってくれる?」 「もちろん」 健二と俊輔と梓の3人が夕飯作りを始めた 由紀は自分の部屋へ行った 部屋の中には大きなベッドと黒いソファーが一つずつあり,天井に窓が1つあるだけであった 由紀はベッドに横たわるとすぐに眠ってしまった 突然,遊馬がドアを叩いた 「ご飯だよ~」 「は~い,今行く~」 由紀は大きなあくびをして1階に降りた そこには煉以外の全員がいた 健二が俊輔と正樹に言った 「誰が羽鳥なんか呼んだんだよ」 「お前じゃねぇの?」 「ちげーよ」 「じゃあアイツが勝手に来たんやろ」 「まぁ,一人増えたくらいであんまし変わんねぇ」
2008.01.20
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2俊輔が健二に話し掛けた 「これで全員そろったか?」 「いや,須藤と北垣が来る予定なんだけど・・・」 するとゆっくりと歩く美香と蛍の姿があった 健二が叫んだ 「須藤~!走れ~!」 「疲れるのやだぁ,お前達がはしれぇ~」 「仕方ねぇ,俺の別荘はあっち方面だ。みんな行こうぜ」 由紀達は健二の別荘を目指した 由紀は梓に話し掛けた 「確か,遥ちゃんのお墓ってこの辺だよね」 「アタシにはどうして自殺なんてしたのか分からない,分かりたくもない」 正樹が言った 「俺らは関係ないで,あいつが勝手に死んだだけやん」 美香が言った 「そんなつまらない話はやめよ。私ら遊びに来たんだから」 約10分後,由紀達は健二の別荘に辿りついた 俊輔が言った 「想像以上にでけぇな」 遊馬が言った 「僕,トイレ行きたいよ!」 健二が言った 「入ってすぐ左の通路の突き当たりを右だ」 「ありがとう!」 遊馬が館に走って行った 正樹が言った 「まったく,落ち着きの無いヤツだ」 健二が言った 「そろそろ入るか,日も暮れてきたしな」 由紀達は館に入る事にした
2008.01.20
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2俊輔が健二に話し掛けた 「これで全員そろったか?」 「いや,須藤と北垣が来る予定なんだけど・・・」 するとゆっくりと歩く美香と蛍の姿があった 健二が叫んだ 「須藤~!走れ~!」 「疲れるのやだぁ,お前達がはしれぇ~」 「仕方ねぇ,俺の別荘はあっち方面だ。みんな行こうぜ」 由紀達は健二の別荘を目指した 由紀は梓に話し掛けた 「確か,遥ちゃんのお墓ってこの辺だよね」 「アタシにはどうして自殺なんてしたのか分からない,分かりたくもない」 正樹が言った 「俺らは関係ないで,あいつが勝手に死んだだけやん」 美香が言った 「そんなつまらない話はやめよ。私ら遊びに来たんだから」 約10分後,由紀達は健二の別荘に辿りついた 俊輔が言った 「想像以上にでけぇな」 遊馬が言った 「僕,トイレ行きたいよ!」 健二が言った 「入ってすぐ左の通路の突き当たりを右だ」 「ありがとう!」 遊馬が館に走って行った 正樹が言った 「まったく,落ち着きの無いヤツだ」 健二が言った 「そろそろ入るか,日も暮れてきたしな」 由紀達は館に入る事にした
2008.01.19
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1中村由紀は高校2年の夏,坂下健二の誘いで数人のクラスメートと健二の別荘に3日の間滞在する事になった 由紀は10分早く集合場所の駅に着いた そこには由紀の親友の高代梓,委員長の山下俊輔,そして健二の姿があった 「ゆっきぃ~!」 「あずさぁ~!久しぶり!俊輔君いるけど話さないでいいの~?」 「今日,がんばるの!」 梓が俊輔を見ると,俊輔は健二と話していた 「お前,別荘買ったのか?」 「あぁ,うちの親父が4日前にいい値段で買えたって言ってた」 「俺も金持ちに生まれてきたら良かった」 「ははは,そりゃ残念」 2人が話していると背の高い武藤正樹と背の低い如月遊馬と無口な羽島煉がやって来た 正樹が健二に言った 「健二!お前の家にプールあるんやろ?俺,水着持ってきたで」 遊馬が手を挙げて言った 「僕も僕も~!」 健二が腕を組んで言った 「男には500円払ってもらう」 「ほんまに?」 正樹と遊馬は頭を抱え込んだ
2008.01.15
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0中村由紀-坂下健二の別荘に行くが,そこで事件に巻き込まれる 坂下健二-クラスのムードメーカー,父が別荘を所有する 高代梓-由紀の親友,俊輔の事が気になる 山下俊輔-運動神経抜群で人に優しい 武藤正樹-2年にしてバスケ部部長,遊馬と仲がいい 如月遊馬-頭が良く,足が早い。背が低い事を気にしている 北垣蛍-気の弱い女の子,いつも美香と一緒に行動している 須藤美香-気が強く,負けるのが嫌い 羽島煉-遥が死んで以降,誰とも話さなくなった 松本遥-自殺した少女
2008.01.11
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学校が始まりました だるいです
2008.01.09
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宿題全然やってない 明日から学校やのに
2008.01.07
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中村由紀-坂下健二の別荘に行くが,そこで事件に巻き込まれる 坂下健二-クラスのムードメーカー,父が別荘を所有する 高代梓-由紀の親友,俊輔の事が気になる 山下俊輔-運動神経抜群で人に優しい 武藤正樹-2年にしてバスケ部部長,遊馬と仲がいい 如月遊馬-頭が良く,足が早い。背が低い事を気にしている 北垣蛍-気の弱い女の子,いつも美香と一緒に行動している 須藤美香-気が強く,負けるのが嫌い 羽島煉-遥が死んで以降,誰とも話さなくなった 松本遥-自殺した少女
2008.01.03
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新しい小説書きました 題名は決まっておりません よろしくお願いします 近いうちに多角形は消去します
2008.01.02
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