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16「お前達にチャンスをやろう。カギは俺の部屋にある。お前達が見つける事が出来れば逃がしてやる」 遊馬はそう言って去って行った 「アイツ,絶対アタシらを殺す気だ」 「でもこのままだと上の火が広がって帰れなくなっちゃう」 「そうやな,はよ行動せんとやばい事になる」 由紀達は急いで遊馬の部屋に向かった 正樹が部屋のドアを開けた 「やっぱりや,こいつが脚立持ってたんや」 「ねぇ!この箱の中にあるのってカギだよねぇ」 由紀がカギを取ろうとした 「ちょい待て!」 由紀が手を引っ込めた 「どうしたの?正樹君」 「よう見てみ,カギに透明な糸付いてるやろ。普通に取ったら死ぬで」 透明な糸は箱にある小さな穴を通ってカギに結ばれていた 正樹は糸を手で切って,カギを美香に渡した 「この家から離れろ,俺は後から行くわ」 「でも正樹君・・・」 「時間無いんじゃ!はよ行けや!」 「・・・ごめんね」 由紀と美香はおとなしく部屋から離れた 由紀達が階段を降りている時,美香が談話室の中に煙で覆われた人影を見つけた 「誰だ!」 美香がそう言うと人影は咳をしながら言った 「俺・・・だ」 「俊輔君!」
2008.03.05
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