学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

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2007年08月15日
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カテゴリ: 文型
Day 6:A book is on the table. は不自然な文章なの?

今日も学校から帰ってくるとサミト君スマイルはさっそく英語の勉強を始めました。ちょっとその勉強を覗いてみましょう。

問題:次の文には不自然な箇所があります。英語らしい文に直しましょう。

A book is on the table.

皆さんの答えはどうなりましたか? サミト君はこの問題に取組んだときに、 「文末焦点の原則」 を思い出しました。文末焦点の原則に従えば、この文が不自然な文であることがわかります。では、 A book is on the table. がどうして不自然な文なのか説明しましょう。

(a/the ) に相当するものはありませんが、助詞 「が」「は」 を用い英語の 「a」「the」 を表わすことができます。例えば、お伽話の一節「昔々ある村におじいさん 住んでいました。おじいさん 山へ柴刈り行き…」を英訳すると次のようになります。

Once upon a time there lived an old man in a village. The old man went up a hill to gather firewood.

つまり、不定冠詞のつく名詞 (an old man) には日本語の助詞「 」がつき、定冠詞のつく名詞 (the old man) 」がつくのです。

前述のお伽話の一節からもわかるように、基本的に、不定冠詞 (a/an) は聞き手や読み手が特定できないもの、つまり聞き手、読み手が知らない 新情報 を提供し、定冠詞 (the) は聞き手と読み手がすでに特定できているもの、つまり聞き手と読み手がすでに知っている 旧情報 を提供します。

では、問題文 A book is on the table. a book がいきなり文頭の主語になっているのは非常に不自然な感じを与えますね。なぜならば、旧情報から新情報への流れを原則とする 「文末焦点の原則」 を無視しているからです。英語ではこの不自然さを回避するために存在(existential) の there を文頭に置き、 There is a book on the table. と表現します。 There を文頭に置くことによって、いきなり新情報の a book を文頭に置かずに、文(動詞)の後のほうに置くことができるのです。これで文末焦点の原則の流れに一致するので自然な表現になりますね。

これに対し、定冠詞 the は聞き手と読み手がすでに知っている旧情報を提供するので、 The book (旧情報) が文頭に置かれ主語になる The book is on the table. はごく自然な表現になるのです。

Where is the book I was reading?   It (The book) is on the table.

文末焦点の原則 」の角度から英文を見ると英語文構造の本質が見えてきますね。ではまた、 See you next time.


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最終更新日  2007年12月20日 18時53分24秒
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A book is on the desk.  
masa さん
おはようございます。こんなところ読んでもらえるか不安ですが、今基本的なレベルの文法の本をやってます。そこの、主語と動詞のところで上の文が出てきます。これは、文末焦点のこの本文と同じで不自然ですよね。

何を言いたいのかというと、なまじっか今まで知ってしまった英語の用法なんかが邪魔してる気がするんですよね。それとも、中学のレベルの本をやるときにはそんなこと気にせずやることですかね?
不自然なだけでこの文は間違いじゃないのか?それとも、だいたい日本語で書かれた本はこうなのか?このままこの本を続けても問題はたいしたことないのか、評判の本なんですよねこれも。

こんなことで勉強が止まってしまう僕でした。 (2009年09月20日 09時23分00秒)

masaさん  
samito07  さん
>A book is on the desk.
>主語と動詞のところで上の文が出てきます。これは、文末焦点の
>この本文と同じで不自然ですよね。
>不自然なだけでこの文は間違いじゃないのか?

はいこの文は不自然です。ただし、厳密に言うと文自体は間違いではありません。紛らわしい言い方ですみません。どういうことかと言うと、例えば、驚きなど、文を強調するような場合はこの表現が使えます。「お~ぉ、机の上に本があるぞ~」日本語で上手く表記できませんが、英語の場合はA BOOK is on the table. 見たいな感じかな。もちろんA bookに強勢が置かれます。でもふつうに「~に~がある」という表現ならやはりThere is a book on the table.が自然です。これは文末焦点の原則があてはまっています。つまり、聞き手にとって知らない情報(新情報)は何が机の上にあるのかが新情報なのです。だからA bookが文頭に置かれると文末焦点の原則に違反します。そこでThereを借用することで文末焦点の原則を守ることになるのですね。
よく似たことを江川泰一郎先生の英文法解説(金子書房)273~274ページに書かれていますよ。よければ参考にして下さい。江口先生は文末焦点という表現は用いていませんが、「旧情報から新情報」という表現を用いて同じことを言っています。
(2009年09月23日 16時52分02秒)

samitoさんありがとう  
masa さん
あいにく手元にある改訂新版の同ページにはなかった。残念。 (2009年09月26日 12時22分37秒)

Re:A book is on the table. は不自然な文章なの?(08/15)  
nao さん
英語初心者です。
ごめんなさい。
全くわかりません。
英語の先生には「the」は不特定の物に対して使うと教わりました。
たとえば、「ホテルに泊まります。」のホテルに対してですね。
~ホテルとか名前を指定していない場合ですね。
「a」は一つの~という意味で習いました。
初心者で知識が無さ過ぎるせいで理解できないのだとは思います。
なので一度Yahoo!知恵袋で質問したことがあるのですが、そこでは「There is」は必要ないと言われたのでそのままにしておいたのですが、やはり知らないと英文でつっかえてしまうので、一応拝見させていただいたしだいです。
(2019年10月07日 13時59分44秒)

naoさん  
samito07  さん
naoさん

>英語の先生には「the」は不特定の物に対して使うと教わりました。
>たとえば、「ホテルに泊まります。」のホテルに対してですね。


the を使う時は、ある名詞が何を指しているか自動的に聞き手(読み手)が特定できると話し手(書き手)が判断したときです。つまり、両者が特定できる名詞を指します。したがって、「the」を不特定の物に対して使うという定義は不自然になります。

I am staying in a hotel.

聞き手はどこのホテルか知らないのです。つまりたくさんある中の1つのホテルに泊まるという意味。それに対して、

I am staying in the hotel.

theを用いた場合は、聞き手と話し手がどのホテルのことなのかわかっている場合です。

たとえば、「昔々ある村におじいさんが住んでいました。おじいさんは山へ。。。」この文を英文にすると、

Once upon a time, there was an old man in a village. The old man went ….

こんな感じになりますが、最初の文のおじいさんに関しては、聞き手にはどのおじいさんを指しているかわかりません。たくさんいる中の1人のおじいさんなのです。後半部のおじいさんは聞き手がどのおじいさんのことなのかわかるのです。前半部に登場した「おじいさん」のことですよね。もし、後半部のおじいさんを

An old man としてしまうと、

聞き手にはどのおじいさんのことかわからなくなるので、また別人のおじいさんが登場してしまうことになるのです。

これが a と the の違いです。

>~ホテルとか名前を指定していない場合ですね。

ホテルの名前を指定しても a と the の発想は変わりません。例えば、大阪に出張に行きます。アパホテルに滞在予定。これを相手に伝える場合。相手の聞き手がどのアパホテルを指しているのかわかるなら the APA Hotel、わからなければ、I'm staying in an APA hotel. となる場合もあります。もちろん、その町にアパホテルが1つしかなければ、必然的にthe APA HotelもしくはAPA Hotelとなるでしょう。

お役に立てれば幸いです。


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