学校で教えて欲しかった、こんな英文法！

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空所に入るのはどっち ？


[ long hair / a long hair ]

1) Jane has (       ).


[ some grey hair / some greyhairs]

2) I’ve found (             ).













答：1) long hair2) some greyhairs


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カッコに入るのはどっち ？


coffee / a coffee ]

Could I have (                   ) please?










答：どちらも可


普通名詞は数えられる、抽象名詞、物質名詞は数えられないという説明を見かけることがありますが、辞書をひと目見ればわかると思いますが、大多数の名詞は可算にも不可算にも使われます。

​ ​たしかに 可算と不可算の区別が明確にない日本語を母語にする我々にとって名詞はちょっと厄介なものですが、 ​ ​ 〇〇名詞は数えられる、〇〇名詞は数えられない　という捉え方ではなく、名詞をイメージで捉えるようにすれば、そんなに難しい区別ではないと思います。

名詞をイメージで捉えるとはどういうことかと言うと「頭の中で名詞を具体的な形やイメージに描くことができれば数えられる名詞、描くことができなければ数えられない名詞」という至ってシンプルな判断基準です。


この判断基準で今回の問題を見てみましょう。


Could I have a coffee please?


注文する場合、頭の中で具体的な容器(カップ)に入ったコーヒーをイメージした場合は a coffee となります。


これは a (cup of) coffee の cup of が省略されたものです。


＊a coffee：一杯のコーヒー。容器をイメージ。


Could I have coffee please?


注文する場合、コーヒーという漠然とした飲み物を指します。具体的な容器は頭の中になく、飲料としてのまとまりのないコーヒーのイメージです。したがって、具体的な形は描けません。


＊ coffee：コーヒーという飲み物を漠然と指す。量の際限もなし。


例えば、

Would you like coffee or tea?  と聞かれた場合、


Could I have coffee, please?　と答えることがあります。


これは「コーヒーという飲み物か紅茶という飲み物か、どちらがよろしいですか？」という問いに対する答えなので、1杯の容器に入ったコーヒをイメージするのではなく、漠然とコーヒーという飲み物を指すのです。


丸暗記も悪くないけど、理屈がわかると英文法はおもしろい。


古い常識に囚われず、理論とイメージの英文法へ！


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発行者　小栗　聡　

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