狎鴎亭的横濱生活

狎鴎亭的横濱生活

Dec 10, 2004
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日本行きの話が本格化して、私にもちらほら仕事の話が来ている。

日本での住居、子供たちの保育園、家電などの購入・・・考え出したらきりがない。

何とかなる。

そう思って、今まで来たけど、どうしても不安がぬぐいきれない。
一番の不安はパパ。

しばらくは私が一人働き、パパは家にいる、と言う生活になるだろう。
初めて日本に来て、右も左も分からないのに、いくら日本語が話せるからと言って、すぐ働けるわけがないし、新しい環境にすぐ溶け込む性格でもないパパ。
ゆっくりパパのペースでなれて行ってくれれば良いと思ってる。


その悪夢がよぎる。

と言うのはパパが言い出したからだ。
「今度あんな事あったら、きっともうやり直せないよ」

その当時、私はカレッジを終えて、やっと探した病院で勤務を始めていた。パパはまだ学生。試験やレポートで追われるのに、学校が終わると私は仕事に向かう。その時イパルは2歳だった。午後はそんなイパルと向き合いながら、自分の勉強もしないといけない、そんな切羽詰った毎日だった。

そして妻が働くと言う事実。正直、男の人にはおもしろくない状況だ。自分が働いているならまだしも。

私はそんなパパの気持ちを理解してるつもりで、できるだけ食事の用意はしていき、家の事をせずにいられるように気を遣い、仕事で疲れてもグチを言わないようにして、パパがもっと大変だよね~と思うようにしてきた。

でも、パパにはあまりその私の気持ちは伝わってなかったらしい。
病院から帰ってくると、パパのむすっとした顔。
一言も口を利いてくれない。
何があったのか、どうして気分が悪いのか、聞いても無視。その内聞くのが怖くなった。
家に帰るのも憂鬱だった。


もともとパパが突然むすっとして、聞いても何があったか教えてくれない。
それでも何とか乗り切ってきていたけど、その時は私ももう限界だった。

どうでも良くなってしまうと、あとは気持ちがサーっと冷えていくのだ。
もう戻れないと思えた。

その時は離婚の話まで出た。私は離婚したいと言った。


パパの気持ちは分かる。分かる努力もしていた。
でも一度だってパパが私の気持ちを理解しようとしてくれなかった。
パパから見える私の態度だけを見て、ただそれを責めていた。パパにそんな風に見せる私が悪い、と。

結局今でもあの時の責任は私にあると言う。
お互いに未熟だったとは思わないみたい。
だから私に言う。「またあんな事になったら知らないよ」と。

日本行きを決めてからも、私は何度となくパパに聞いている。本当に行くべきか、と。
韓国に残るという事も考えなくて良いのか、と。
再来年アメリカに行くまでの話だから、辛抱できるし、日本に一度も住まないのはもったいない話だから、行く方が良いだろう、という。

でも、日本に行ったら何でも良いからやれることやって、私たちだけで頑張ってみよう、そんな意気込みは聞こえてこない。
もちろん心の中ではある程度の覚悟をしているんだろう、私にしか言えないから、どうしてもネガティブな事ばかり口にするんだろう・・・そうは思ってるんだけど。
私も同じように不安なのだ。
日本に行ったら全て私にかかってくる。
そして頼れる家族もいないのだ。
私にまかないきれるだろうか、そんな不安がいつもある。
でも言えない。 
パパまで不安になるから。

だから口だけでも良いから、「大丈夫だよ、俺たち二人で頑張れば」なんて言ってほしいのに。
そんな気持ちが常に付きまとっていた。

だからだろう。
先日たわいのないことで、言い合いになった。
私は普段心の底で思ってることを隠しながら冗談みたいに返していたけど、それがかえって毒がある言い方になった気がする。
ちょっとおちょくったような、そんな言い方だったかな、と思い返して反省した。

私の心に余裕がないみたいだ。
心配事は山ほどあって、暇さえあれば、インターネットで検索してる。
楽天なんて余裕がないから素通り。
そうして見てたって答えは出てこないのに、調べてはブツブツ・・・。
パパに相談できないからなお更だ。
言ってみた所で、頭が痛いと逃げられる。あまり日本行きのこと話してると「日本にすごく行きたいみたいだね」と皮肉交じりに言われてしまう。

そろそろこの日記に白状した事だし、自分の心の余裕を取り戻さないと。
何とかなる、よね?

続きます。





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Last updated  Dec 11, 2004 11:18:27 AM
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