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円はけっして安くはなかった。やはり注目した方もいたわけである。
胴底の記載から満年齢として計算すると 1925 年(大正 14 年)生れということになる。守正は 1926 年(大正 15 年) 12 月 4 日生れ(平成 29 年 2017 年没)なので澄子は 1 年年上である。(余計なことだが、昭和改元は 12 月 25 日なので守正はもう 20 日後に生れていれば昭和の人であった。)
おそらく木地は守正で描彩のみであろう。
これまでの文献では妻澄子に触れているものはまったくない。またヤフオク他での落札結果もこの 10 年間で本品のみである。
胴模様は梅としたものだろうか。梅は珍しいが守正にもないわけでもない。そうした描彩からしても守正の妻女として違和感はない。
面描はけっして手馴れているわけではないが、すっきりとしていて好感が持てるものだった。まずは珍品としてコレクションに加えたい。ただ工人としてのデータがまったくないので、諸賢のご教示をいただければ幸いである。


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