竜胆輪道　（りんどうりんどう）

< 新しい記事

新着記事一覧(全4586件)

過去の記事 >

February 23, 2009

「コーチングの神様が教える「できる人」の法則」マーシャル・ゴールドスミス

テーマ： ★ おすすめのビジネス書は何ですか！？(1316)

カテゴリ：本

ジャック・ウェルチなどのエグゼクティブをコーチング（コーチング料は２５００万円？！）したというコーチが書いた本

厚い本ですが、けっこうすんなりと読み進むことは出来ます。

しかし、実践しようとするなら、何度も何度も読み返して、やろうとしたとおりに出来ているかを確認しなければならないでしょう。

書いてあることはその通りで、難しくはないのですが、実際にそれをきちんとできる人は多くないでしょう。この本に書いてあることを実践できる人はリーダーたるべき人だと素直に認めざるを得ないでしょう。

あなたは今「ここ」にいる（現在地）
あなたは「そこ」に到達できる（目的地）
だが、これまでのやり方では「そこ」にはたどりつけない。

というような原題（What Got You Here Won’t Get You There）の通り、今までのやり方にこだわっていては成長が難しいのではないかと。

ハーバード流交渉術
↑に「わびるということは、おそらく最も元手のかからない、かつ最も収益率の高い投資」というのがあるのと同じく、アドバイスをもらったら内容を問わずに「ありがとう」とだけ返すなど、自分の言い分に専念することは得策でないなどが書かれています。

理解と実行は別
ミッションを明確にし、メッセージを出したら、翌日それを聞いたか、理解したかと尋ねる。それから数日したら、何かしたかと尋ねる。
自分に対してもこれを行うのは、けっこう難しいものではないでしょうか。

「私は・・・が上手じゃないから」と思うことがあったら、「どうして上手じゃないんだ？」と自問してほしい。
自分自身に言い訳をするのをやめれば、何だってやろうと思えばうまくできるようになるものだ。

ゴルフのスコアで実力を表すなら、偶然なだけかもしれない最高スコアで見るべきではない。

ゴルファーも企業人も実際より上手なはずだと成功幻想を抱いて、自分の弱点を否定しようとする。弱点を直せば、もっと上昇出来る。

これまでのやり方で成功したから、というのはゲン担ぎと大して変わりがない。他の要因が関わっているはず。それを客観的に分析して認める。

極度の負けず嫌いは不要な時も勝とうとしてしまう。

過去を理解して受け入れることと、前進することは違う。未来に焦点を当てるべき。

目標に固執しすぎることで、本来の目的にそぐわない行動をしてしまうことがある。