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今回の地震報道で連呼されている輪島市は、輪島塗りと朝市が有名。でも災害が大きかったのは輪島市内からかなり離れた「門前」という町。数年前にはドイツ人の監督が映画を撮り「禅のメッカ」として扱わた。高齢化率だったか過疎化率が石川県一とかで、村の存続のために、村人たちの総意で、都会のごみ処理施設の受け入れを決めたと聞いている。テレビで被害の大きさを見るにつけ、自然の仕業とはいえ、齢もの虐めの不条理さを感じ、ジリジリとした虚しさ、何もできない自分の無力さを痛感する。いち早く現地に自衛隊の皆さんと福井の医療班が入ってくれており、他県からも多くの消防が駆け付けてくれていると聞き嬉しく思う。新潟の山古志村同様、地域民がまず自分等自身の手でと力を合わせている様子が見え「国が、行政が」と、声だかに要求する民衆でないことが、余計に愛おしく早く何とかしてあげたいと思わせる。混乱を避けるためか、輪島市では昨日の夕方迄、他からの一般人の立ち入りを制限していたそうだが、金沢のパチンコ屋さんの駐車場には、今日も日中から多くの車が入っており、同県人の非常識さと人情の薄さを悲しく思う。
2007年03月26日
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すでに大昔の慣習のようだが、金沢では長男が生まれると、実家から五月人形と鯉のぼりの他に「天神堂」というミニチュアの神社がお祝物として贈られた。天神堂は幾つも鳥居が建ち、境内には幟旗や狛犬、灯ろうが並び、大屋根の社には神主さん?が鎮座しており、細部に彫刻が施された木製の精巧なキットだ。ちなみに菅原道真を祭った神社であり、家を継ぐ嫡男は頭の良い子に育てよといった、ちょっと封建的な思考をもった代物と思う。本家の兄(長男)には男の子がおらず、また、正月だからとこれを飾って楽しむ趣向もなく、縁があったか、実家のものを僕の家がいただいたのだ。毎年大晦日の晩に父がやって来て、これを僕と二人で組み立ててからそばと正月料理で一杯やるのが10年程前の我が家の恒例行事だったが…。天神堂は、以前は左義長の1月15日には仕舞っていたが、長男の時と同じく、受験年の今年は無理をしていただいて昨日まで次男のことを見守っていただいた…。結果はともかく、人形や鏡などを一つずつ新聞紙に包みながら必要な人生経験を与えていただいたことにお礼を申し上げた。この天神堂はすでに所々いたみも激しいが機会を見つけて何とか細部を修理しようと思っている。父がそうしてくれたように、いつの日か僕も孫たちに天神堂を造ってあげたいと願っている。
2007年03月19日
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早々に敗北宣言をした次男は、4月から京都の予備校で寮生活をすることが決まった。一緒にわいわい騒いでいた多くの仲間から、難関国大や有名私大に合格を決めたとのメールが次々入り、いまさらながら高校生活を浮かれていたのは自分だけだったか…と、裏切られ、置いてきぼりにされたように感じると言う、みじめで気も抜けた昨今の彼である。京都での決意は?と尋ねたら、「女に目もくれず、一年を坊主頭で頑張る」と言う。言うことが幼稚臭くて、思わず僕は吹き出した。あぁ、本当にほんとうに、素直で可愛い、けど可哀想で、とても残念な立場の彼である。いい薬だなぁ、我ら親子の現実は。母が心配してちょこちょこ様子を見に来てる。自分がスポンサーになって、京都へ行く前の彼に旅をさせたいと言う…。母が彼に行かせたい旅の目的地は、鹿児島「知覧」。もしかすると自分より若かった特攻隊員たちの存在を知り、自由の幸福さ、平和の有難さ、学べることの喜びなど、多くのことを知って欲しいと願っているようだ。母の配慮をいつもありがたく思う。
2007年03月13日
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正装をして女将と共に、次男の高校の卒業式にいってきた。見ていて少し目頭が熱くなってしまった。それは無事、卒業を迎えることができたという家族としての安堵からではない。それはそれで、本当に感謝しないといけないのだけれど。親から見ても羨ましいぐらいの、本当に素晴らしい、恵まれた高校生活を送った彼が、今日は、坊主頭であり、辛く残念な気持ちのまま、心底喜べずにいるのを知っているからだ。実は、前期の合否発表もまだなのに、後期も受けずに早々と敗北宣言をしたのだ。センターで失敗し、翌日には髪を剃り落としてきた。そして挑んだ難関の志望校も、善戦はしたものの数学で点を落としたといい…、諦めた。「嗚呼、あいつでも浪人か、人生って甘くないな。」順風満帆できた彼が体験する、生まれて初めての挫折。挫折は人を強くすると思うが、何もこの局面でなくてもと思い、ここで良かったとも思い…、ただ本当に可哀想と思う。でも、貴重で必要な1年を与えられたと考え、これからの人生に活かしてほしい。答えは不要である。もちろん来年はしっかりリベンジしてほしいが…。無理は言わん。
2007年03月05日
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