2005年11月11日
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カテゴリ: 世界と政治
  以前に書いた繰り返しに近いが、歴史認識問題の軋轢はいつ始まったのか。
 一般人にとって。

 始まりは日本の右傾化ではない。
 左翼マスコミが中・韓を通して日本を批判してきたのが、既成事実化し加速がついて、’90年代始めに激しくなった。わずかの歴史の一面を語ることも妄言とされた。
 (それは「日本人にはもの事(歴史)を自分で考える権利がない」という支配に相当する。)


 これに学者が反論を始めたのが’90年代半ば過ぎ。
 産経側と朝日側の論戦のようになり、議論の誠実さが論点の主要部分だったりした。
 見ている一般人の朝日への支持が減ったらしいという情報が見えた頃、読売が産経に近い立場を取り始めたらしい。
 それを、日本の右傾化と言い出す。

 この時期、
 日本では、靖国神社参拝を公約にした小泉首相が誕生。
 誕生したばかりのブッシュ政権は、共産中国への警戒を強めていたが、9・11テロで対テロ戦争ということで中国に妥協する。
 経済では、2001急激な中国シフトが起き、中国への流れは完全に勢いとなる。
 すなわち、2001に中国は完全に大国になったといえる。

 この頃から、中国の日本への批判というか攻撃は、日本のマスコミの動きから離れる。
 アイリス・チャンの本などもあり、国際的に動き出す。

 こういうことを、「日本の右傾化が中国などの反発を招いた」などと、朝日‘系’では 歴史改ざん (改竄) をしている。
 (一部産経などがブッシュアメリカを背景に言いたい放題の態度を取っていたのは右傾化とも言えるが、日本の右傾化ではない)

 実際は、左翼マスコミが中・韓を利用してやろうとしたことを、今や両国が自前でやっているのだ。

 中国人の凶悪犯罪に、日本で裁かせずに返還を要求する、こんな国の態度を見ればわかるというもの。それに合わせた日本を右翼化呼ばわり。etc.

 東南アジアの華僑でない大人に聞いてみればいい。中国の本音がなんだと考えるのが当然の外交常識かを。
 サヨク系と言われる者たちが、中韓だけで東アジアと呼び、台湾人もフィリピンの未来も含めないでそれを言うだけで、底意が知れる。いつかそう呼ばなくなったとしても底意が変わるわけがない。

 日本の近年のは、もともと右傾化でなく「抗反日」だ。

 一部独善と強制の突っ走りをしたがる者も目立つが、それはいわゆる左右両方にある。反日論者が批判できるすじでもない。)




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最終更新日  2005年11月11日 18時07分54秒
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