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(誤字修正、末尾追加 8-20) 韓国の李 栄薫氏(前ソウル大教授)が、MBC記者を平手打ちしたら暴行と報道された。 この人は、韓国の今までの歴史学はでたらめ・迷信の上に立っていると宣言した。また数年以上前に慰安婦関連で床に土下座させられたことがある。それから研究が進みいくつかの本を日本で出しているが、今回その決定版らしき本「反日種族主義」という本が韓国で(韓国の数字としては)ベストセラーだそう。 それで今話題の渦中の人だが、その人が韓国のテレビ局のインタビューをうるさがって暴行したという。 まあ、私の結論からすると、あまりのしつこさに平手で叩いて叱りつけたということのようだ。・この人の主張。 https://youtube.com/watch?v=PNlSgJa_gtw 他、アマゾンや検索で李 栄薫や反日種族主義を探す、と出てくる。・今回の事件を知るサイト。 https://news-postseven.com/archives/20190818_1433562.html https://kaikai.ch/board/78356/ https://sincereleeblog.com/2019/08/07/「反日種族主義」のイ・ヨンフン教授、記者を暴/ https://chaamiey.blog.fc2.com/blog-entry-3243.html なんか、あんまり大手のメディアは少ない。・今回のテレビ局のサイト。 ここでビデオが出ているのだが、、、、これがかなりペテンである、というのが私の説である。 https://news.v.daum.net/v/20190807200406559 MBCは、半官半民のテレビ局。官が多いと認識されているらしい。 ビデオの検証。 MBCが見せたビデオでは順序が入れ替っている。シーン1~4はビデオが示した順。しかし路面の位置から見て正しい時間順序は、1、2,4、3である。シーン1。(2:09~) 事務所?戸口で。別の記者が訪問し断られている。シーン2。(2:22~) 翌日か休み時間か、今回の記者が外出を追いかけてインタビューを頼む、数mはさほど不機嫌な感じではない。(路面の赤いのに注意、歩いた位置をこれで確認すること。) (その次のシーン3。は20m以上とんで進んでいるので、後述)シーン4。(2:55~2:59) 路面を見ると、2の数Mの後、カメラで写しているところで、カメラを拒否して手をかざし、記者達がそれを邪魔している。(路面の色・文字、車からシーン⒉の直後だとわかる)シーン3-1。(2:39~) さらに20m近く進んだ所で、さらにしつこくマイクを向けている所で、うんざり拒否している。(つまり、もみ合った後、カメラは教授から逃げて距離を取って、⒉0m以上撮影を続けていることになり、教授もじれている。)。マイクをはたき落として、頬を叩く瞬間(2:45)、その直後。はたき落とした手が握られずにさらに開き直して記者の頬を打とうとしている。明らかに平手である。打った瞬間は省略されて、打たれて顔が横を向いた記者に、叱りつけるような姿勢で怒鳴っている(2:48)。シーン3-2。(2:49~) 歩き進んでマイクをはたき落とすシーンからやり直し。足元は同じ位置(右下のブロックを目印)。顔に当たる瞬間(2:53)の手の開きが見えない。→ シーン4に戻る。 理解。これから記者に対する感情を読み取ると、 新人ぽい記者なので、冷静に断ろうとやりとりしていたら、カメラが前に回り込んで「教授は拒否してます」というやり取りを取ろうとした。断片的な言質や態度を政府色の強い組織に利用されたくなかったので、もみ合いに近い感じで拒否した。カメラは逃げて距離を取って、さらに20mほども、撮影し続けこの記者がつきまとう。いいかげんにしろ・恥を知らないのかと、言ってわからない大きな子供を叱りつける気分でマイクをたたき落とし頬を平手で打とうとした。韓国は今でも徴兵制である。鉄拳制裁が今の世代にあるかは知らないが、教授の時代は当然あっただろう。・・・となる。 ポイント。手が当たるシーン。 シーン3-1の終わりは叱るように怒鳴っているから平手が似合うし、手の画像が手のひらを映している。 打った瞬間が省略されて、次の瞬間に続く。 シーン3-2は、わざわざこの手のひらの映ったのを隠すように続き、まるで2回マイクをはたき落とし顔を叩いたかのようだ。しかし歩き進んでの同じ位置であり、同じシーンのくり返しである。わずか倍率が上がっているし、2回繰り返すという定番の手法なのだろう。そしてシーン3-1で見えた手のひらの見える瞬間から一コマ進んで停止し、左上の字幕が邪魔をして、握ってるのか開いてるのかわからないコマで止まる。 まとめよう。 MBCは、「暴行」と呼ぶために、打たれた瞬間と平手の部分を隠した。叩かれた瞬間の頭部の動きの瞬間がないのは、平手ではたいた力が弱かったのを隠しているから?か、殴るのと平手では動きが違うのがわかるからか、または → 後述(2段落あと)。 また、流れの前後を入れ替えて、ていねいな態度の新人記者にいきなり教授が殴りかかって、それを撮影したカメラともめたかのように見せている。実際には、始めにカメラがうるさくてもめた後で、20mほどつきまとっていたのに、映像の嘘なのだ。 とすると、叩いた瞬間を映さなかったのは、叩いた → 叱った、というつながりを視覚的に壊すことで、 怒鳴った(叱った) → 殴った(平手で叩いた) → 撮っていたカメラを邪魔しようとした(20m前のできごと)、という流れに見せたかったからだろうな。(追伸。今でもトラックバックが効くかどうかテストで再編集アップ)(追伸2。じつはこれへの動きがすでにありました。 イ・ヨンフン教授から『反日種族主義』の読者へ(2) > MBC記者との問題に関して どうやら、すでにここの考察と同じことを本人が公表していました。 ただ、カメラともめ始めてから20m進んだことは書かれてないので、ひょっとして視野角の方向とか何か見間違い?とビデオを見直したら、やっぱり違ってません。20mほど移動してからマイクをたたき落としてますね。
2019年08月19日
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要約1 背景 公証制度とは、人身売買や未成年娼婦を防ぎ、娼婦がもたらす性病を防ぐために、娼婦を一般の職業と同じに認め、登録をし、定期検査などを義務づけるもの。 戦前には、これが借金による身売りを合法化するものとして、国際的にも問題化し、昭和時代から廃止の方向にありつつも、当時から性病罹患率は高く、防止の方法について一致しないままに、中国などの戦線が拡大。 公娼廃止はかき消された。 その数だが、慰安婦を別として、日本・朝鮮共に1930年頃に4、5000人程度。日本は少横ばいだが、朝鮮では増えていき1930年代末に1万人に近くなる。このほかに、1920年代に年間3万人の私娼が朝鮮で売り買いされ、1920年代半ばには外地に売られたのが5000人/年、8割が騙されてだという。 1930年に中国の朝鮮人娼婦の中で圧倒的に多いのが、上海の千人以上の私娼で、現地の日本人娼婦を5割ほど上回っている。 海外の日本人娼婦は、1935年に13,000人ほどいた(内、満州が1万人)。満州国成立とその経済発展とつながって、日本人娼婦以外も多かっただろう。 上海では、中華民国は売春禁止だった。これは、中国が文化的に強姦だけは稀な!土地であったことによる。 しかし、上海の半分以上を占める租界では、欧州の国が公娼制を敷き、中国中の私娼が集まってきた。 これも宣教師の世論に押され、蒋介石は1929年上海租界での公娼廃止を打ち出す。 日本も協力する姿勢を示して、料理店とか酌婦とかいう形の公娼制をとっていた。 実際、上海の公娼が廃止されても、私娼が増えただけだったという。 上海で最もはやる仕事の一つは、性病の専門医だったという。 2 犯罪と管理 1930年代の朝鮮での女性誘拐のいくつかが新聞記事として残っている。なかには、中国へ売ろうとした例がある。 1936年には、長崎の女性・少女等をだまして上海の慰安所で慰安婦をさせた例が有罪になっている。 この例では、1932年頃から、海軍相手の売春業者をしており、海軍指定の慰安所を計画して連れてきたらしい。 女性等は、軍人に訴えるというのでなく、逃げ出す旅費がないのでしかたなく慰安婦をしたという。・・当時の常識感覚というものは、今とちがうと思わせられる。 1937年の中国でのこの業種の監督は、領事館が許可し・登録し・移動などは領事館に連絡することの他は、その土地土地でさまざまだったらしい。 3 転機 上海事変から南京までの戦闘が終わって、強姦が多く発生していた。 1937-10月の軍の参謀資料には、中国での強姦は、農民の自警団体の決死の蜂起を招く、とある。 どうやら異文化衝突らしい。 1937末、急ぎ慰安所・慰安婦を大量調達しようと、軍は領事館と相談の上、業者に日本を回らせたが、これが国内警察に何の連絡もせず、1938初め、警察が業者を調べるといろいろ国内法の常識に外れたことを言うので、軍と連絡がついてもなかなか信用されなかったらしい。 三月に、「軍慰安所従業婦等募集に関する件」 という指令が陸軍省から中国派遣軍に出される。 ( 軍慰安所従業婦等募集に関する件 参照) この後、軍が募集するのに、親権者に近い者の許可を取る、一人あたり千円の支度金を出す、それは軍の予算から、また娼婦経験者で21歳(当時は数えなので、満20歳)以上を条件とする、などが内務省から決められた。(千円の出典は忘れたが、アジア女性基金かも) このとき、軍との関係を示すようなことを言う業者を取り締まれとある。 (支那渡航婦女の取り扱いに関する件 1938-2-23) 出征兵士の留守家族にとって、(たぶん慰安婦を兵士が必要としているというのは、)家族に悪影響を与え、社会不安になりかねない、と。 この後、南京・上海では、外務省・海陸軍が会議して、取り締まりの分担を決め、また、兵站部指導の民間経営の特殊慰安所を設置するという話になる。 この経営がどこまで民間なのか判らないとよくいわれる。 慰安婦をさがして契約するのは民間。 しかし、慰安料金と時間は軍が決めていた。 丸抱えともうるさい元請けとも取れるが、こういう元請け・下請け関係は今でも存在する。 4 1938年の末頃、華南方面向けに再び募集があったときには、――3月の通牒の影響と思われるが――なにやら、‘極秘にすればいいだろうから各県で業者を選定してくれないか’、という文書案があるらしい。 ( この文書では、各県ごとに人数の割り当てがあるが、これは各部隊 (各地方ごとに編成されていた) の地元の人間が好ましい、ということだと思う。 人口比例の観点と、当時は方言もきつかった時代だ。 )(陸軍省から発せられた‘へんな噂の種になるな’という通牒は命令なので、失敗するわけにはいかない。しかし、中国にいる軍に急な大量募集の監督はできっこない。だから、内地の警察に頼んで目立たぬようにやるのが、偽者を排除するのにも最善ということになる。 頼まれた方も、命令した以上、引き受けるしかない。 これに内務省は応えたらしく、現在、警察と軍がぐるになっていた、などと非難材料に使われている。) 5 その後。 1938年初期に上海に置かれた慰安所では、朝鮮人が多く、日本人は少数派で、前者は若く素人に見える者も多く、日本人は数年以上のベテランで、中にはかなりの性病跡のある者がいたという。 この軍医は4年間いたが、当時には朝鮮女性が騙されて来たなんて知らなかった、としている。 上海の軍医の集まりで、まともな質の慰安婦を求めたのが、朝鮮の少女が騙されて連れ出されるきっかけともいうが、ほんとのことは不明だろう。 朝鮮の募集においては、悪い下請け業者が多かったということも知られている(韓国系の調査で) 6 1939年、部隊単位でかってに慰安所を計画して、内地の行政と領事館とで、困ったこととしつつも追認したことがある。軍は恐縮して?、慰安婦の監督は領事館の下でやってくれと言ったそうだ。 7 太平洋戦争の始まりと共に、東南アジア方面に向かう慰安婦について、外務大臣が、パスポートを出すことがおもしろくないから、軍の身分証明で軍船で運んでくれと連絡したという。(アジア女性基金のまとめから)( おそらく、からゆきさんが国際的に非難された経験から、未成年者が好ましいとされていた慰安婦を軍が集めるなんて、隠したかったのだろう。 ) これでは慰安婦が軍属にされることになる。 それが実行されたかというと、―――慰安婦が辞めるとき、不良在留と同じで根本的な問題が生じるので困る、というやり取りの後、やり取りと渡航の資料が見つからない。 この場合、軍船で移動することが要点なら、パスポートは発行されている可能性はある。 軍属にかってに入れられてしまうと、どんどん現場の軍のいいなりに出来る解釈になっていく所も出そうだが・・。 (思うに、一兵士5分、などという味気ない営業内容では、かえってイメージ荒廃を招いて、強姦が減らなかったのでは?と思ったりする。むしろ、エロ映画の好作品の方がよかったのではと思う。) 8 昭和18年のマレー軍の規定では、(ここは、現地人に気を遣ったことを書いている)経営者は邦人に限定だが、慰安婦はできるだけ現地人にする。特殊慰安施設(慰安所)の種類は、軍専用・軍中心利用・その他の3種。師団長レベル以上によって決め、地方長官が、施設や慰安婦の営業・場所移動などを許可し 監督する。慰安婦の所得のうち、強制貯金(3%)をした残りを、雇い主と分け合う。半年経ったら、廃業してもいいが違約金はいる。その金額は地方長官の了解によってきめる。 ---この二行は、当時の契約基準からして束縛よりも保護の傾向なんだろうと見える。http://www.awf.or.jp/program/pdf/ianfu_3.pdf 22頁 慰安婦まとめページ参考文献ネット上のものは、URLかリンクしたが、あとは、吉見氏の「従軍慰安婦」「従軍慰安婦資料集」、泰氏の「慰安婦と戦場の性」、尹氏の「日本の軍隊慰安所制度と朝鮮人軍隊慰安婦」による。
2007年04月21日
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さて、内地でも1936裁判のようなペテン事件もあったわけで、慰安婦募集には警察の警戒が生じる。1938年に、慰安婦を大募集する体制 軍慰安所従業婦等募集に関する件(現代仮名遣いで文型的に表記した) 原文 起元庁(課名)兵務課 軍慰安所従業婦など募集に関する件陸支密副官より北支方面軍および中支派遣軍参謀長宛通牒案 支那事変地における慰安所設置のため 内地においてこれが(これの)従業婦等を募集するに当り いたずらに軍部諒解などの名儀を利用し ために軍の威信を傷つけ かつ一般民の誤解を招くおそれあるもの あるいは従軍記者、慰問者などを介して不統制に募集し社会問題を惹起するおそれあるもの あるいは募集に任ずる者の人選適切を欠き ために募集の方法、誘拐に類し警察当局に検挙取調を受けるものあるなど 注意を要するもの が少なからざるについては、 将来 これらの募集などに当っては 派遣軍において統制し 募集に任ずる人物の選定を周到適切にして その実施に当たっては 関係地方の憲兵および警察当局との連繋を密にし 軍の威信保持上ならびに社会問題上遺漏なきよう配慮相成たし。 命により通牒す。陸支密第735号 昭和13年3月4日(これは、別ページに解説)また、資料まとめでもこの辺を中心にしてまとめる。)中国の公娼管理の方法 1937斉藤良衛の大著『外国人ノ対支経済活動ノ法的根拠』(外務省通商局、1937年)は、在中国領事館の行う風俗行政とくに売春行政を次のようにまとめている。 風俗衛生ニ関スル取締ニ芸妓、娼妓、酌婦、仲居、芸妓置屋及ビ見番営業ノ取締アリ。此等ノ者ニ対スル取締振ハ地方ニ依リ同一ナラズ、或ハ単ニ行政処分ニ依ルモノアリ、或ハ領事館令ヲ以テ法規的ニ取締ルモノアリ。(中略)各地ニ共通セルハ芸妓、酌婦又ハ料理店飲食店ノ傭婦タラントスル者ハ、当該領事館ノ許可ヲ受クルコトヲ要スルコト、許可申請ハ書面ヲ以テシ、 其ノ本籍、住所、族称、其ノ他ノ身分ヲ明ラカニシ、且ツ芸名、又ハ稼業上ノ称呼、抱主、又ハ傭主ノ職業、屋号及ビ氏名ヲ明記シ、 且ツ戸籍謄本、抱主又ハ傭主トノ契約書ノ謄本、医師ノ健康証明書、未成年者ハ親権者又ハ後見人ノ承諾書、夫アル者ハ其ノ同意書ヲ添付スルコト、 許可ヲ受ケタル者ノ旅行又ハ外泊ハ当該領事館ノ許可ヲ受クベキコト、 抱主又ハ傭主トノ貸借関係ヲ記載シタル帳簿ヲ所持シ及ビ検閲ヲ受ケルコトヲ要スルコト等ナリ1938アジア女性基金のHPにある 政府調査の資料 参照■■ 「従軍慰安婦」関係資料集成」1~5 その5 40ページ/294ページ「従軍慰安婦資料集p.178-180」 昭和十三年四月十六日に南京総領事館において開かれた陸海外三省関係者会同において、在留邦人の各種営業許可及び取り締まりに関して次の通り決定した。( このときの会議では、いろんな娯楽施設での許可や取り締まりが話されている。) 陸海軍に専属する酒保及び慰安所は陸海軍の直接経営監督するものであるので、領事館は関与しないが、一般に利用されているいわゆる酒保及び慰安所については、この限りではなく、業者に対する一般の取り締まりは領事館が、出入りする軍人軍属に対する取り締まりは憲兵隊が行うこととする。なお、憲兵隊は必要な場合、随時臨検その他の取り締まりをなすことができる。また将来兵站部の指導により設置される軍専属の特殊慰安所は憲兵隊が取り締まる。また、軍専属の酒保及び特殊慰安所を陸海軍において許可した場合は、軍憲より随時その業態、営業者の本籍、住所氏名、出生、死亡、その他身分上の移動を領事館に通報する。( 最後の一文は、領事館の事務の便宜のためだとされている。また、一般慰安所の一部を特殊慰安所に編入することものぞましい、としている。) 陸軍慰安所の設置と慰安婦募集に関する警察史料 永井 和 なお、この南京での議決事項の(六)の前半部分とまったく同文面の項目が、1938年3月に上海で催された陸海外三省関係官連絡会議の決定した「中支那方面陸海軍占領警備区域内営業取締規定」(前掲吉見編資料集p.181-182)にも見出されるので、上の管轄区分は南京だけに限られるものではなく、少なくとも華中の占領地全般に適用されたと考えて間違いない。1939部隊単位の発注( 12月23日漢口陸軍天谷部隊慰安所婦女渡支の件)野村大臣より花輪総領事への発電「在漢口香川県天谷部隊に於ては軍慰安所開設のため、婦女五十名を募集し居る趣を以て、右引率渡支許可方同県庁に願出たる者あり。同県関係軍側よりも之が斡旋方申入ありたるに付、事情やむを得ずと認め、内諾を与え置たる旨、内務省より通報したる処、右は貴館と諒解済なりや。一行は年内に出発すべき手筈なる趣に付、貴見折返し回電ありたし。」花輪総領事より野村大臣への返電「当地軍令部に連絡したる処、慰安婦の内地よりの招致は許可制を取り居り、今回天谷部隊の慰安婦招致に関しては、軍に対し正式に手続きを踏み居らざるも、既に同部隊に於て招致手筈を為したる事実に鑑み、之を追認する趣なるに付、右に御了知相成度く、尚本件に関しては事前に当館に何等連絡無く、尚軍意向としては招致慰安婦の稼業については、当館監督下に於て就業せしめられ度き旨き申出ありたるに依り、来漢の上は当館に出頭方引率者へ伝達方御取計相煩度し」 慰安婦まとめページ参考文献ネット上のものは、URLかリンクしたが、あとは、吉見氏の「従軍慰安婦」「従軍慰安婦資料集」、泰氏の「慰安婦と戦場の性」、尹氏の「日本の軍隊慰安所制度と朝鮮人軍隊慰安婦」による。
2007年04月20日
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1937強姦と反乱1938 6 27 北支方面軍参謀よりの通牒 強姦は住民の一斉蜂起を招くのを常とする。紅槍会(もともと農民の自衛部隊)の習性参照(1937 10 6配布)、と。( 政府資料 25 33 61/349 ) 個人サイト 1938年 慰安婦大募集 実質は1937末に軍はその方に動いていた。 陸軍慰安所の設置と慰安婦募集に関する警察史料 歌山県知事から内務省警保局長に宛てた1938年2月7日付の「時局利用婦女誘拐被疑事件ニ関スル件」と題した報告書である(前掲史料5)。 1938年1月6日和歌山県田辺警察署は、・・、婦女誘拐の容疑ありとして任意同行を求めた。3人のうち2人は大阪市の貸席業者(売春宿経営者)で、もう1人は地元海南市の紹介業者(=女衒)であった。 彼等は自分たちは「疑ハシキモノニ非ス、軍部ノ命令ニテ上海皇軍慰安所ニ送ル酌婦募集ニ来タリタルモノニシテ、三千名ノ要求ニ対シ、七十名ハ昭和十三年一月三日陸軍御用船ニテ長崎港ヨリ憲兵護衛ノ上送致済ミナリ」ととなえ、文里港の料理店萬亭に登楼して、そこの酌婦に上海行きを勧めた。3人が「無智ナル婦女子ニ対シ金儲ケ良キ点、軍隊ノミヲ相手ニ慰問シ、食料ハ軍ヨリ支給スル等」と、常識では考えられないことをあげて、上海行きの勧誘をしているとの情報をつかんだ田辺警察暑は、婦女誘拐の疑いが濃厚と判断して3人の身柄を拘束し、取り調べたのである。 取り調べにたいして、大阪の貸席業主金澤某は、次のように自供した。 1937年の秋頃に・・・、徳久少佐なる人物の仲介で荒木貞夫陸軍大将・・と頭山満・・に会い、上海の皇軍の風紀・衛生上、年内に内地から3000人の娼婦を送ることになったとの話を、2人の貸席業主・・が藤村から聞き込んだ。そこで、渡航娼婦を募集するために和歌山に来訪し、地元の紹介業者の協力を得て、募集活動にあたっているところである。 すでに藤村と小西は女性70名を上海に送り、その際大阪九条警察署と長崎県外事課からの便宜供与をうけた。・・ ここで提示されている条件を分かりやすく言えば、将校が慰安婦を買う料金が1回5円、下士官が2円、そして慰安婦は最高800円の前払金を一括して受け取るが、そのかわりに最低2年間は軍の指定する慰安所で売春に従事するよう拘束されるということである。 事情を聞いて不審に思った田辺警察はことの真偽を確かめるため、・・ 長崎からは、・・、上海総領事館警察の依頼に基づくものであり、長崎県警としては、・・上海行きを許可しているとの回答が寄せられた。 この時点では、内務省は前にふれた史料8ー2「支那渡航ノ婦女ノ取扱ニ関スル件」(1938年2月23 日)を各道府県警察に通達しておらず・・・、軍及び総領事館からの前もっての依頼がなければ、長崎県警が女性の渡航を許可したかどうかは大いに疑問である。・・ 吉見編『従軍慰安婦関係資料集』101ページには、1937年11月30日付で海軍慰安所酌婦二人に上海への渡航許可を与えた旨の福岡県知事の報告が収録されているが--九条警察署が「酌婦公募証明」を出したので、・・、1月10日に3人の身柄を釈放したのであった。-- 大阪、兵庫両警察は・・( 営業許可をもたない業者による周旋・仲介である点)には目をつむり、集められた女性の渡航を許可した。上海に送られた女性の人数は正確にはわからないが、関西方面では最低500人を集める計画であり、1938年1月初めの時点で、大阪から70人、神戸からは220人ほどが送られたと推測される。--この年齢条件の一点をのぞいては、趣意書の文面といい、契約条件の内容といい、公娼制度の現実を前提にし、さらに軍の慰安所が実在し、公認されうるものと仮定するかぎりでは、当時の感覚からはとりたてて「違法」あるいは「非道」とは言い難い内容の募集活動であったといわざるをえない。--4.高知県知事発内務大臣宛「支那渡航婦女募集取締ニ関スル件」(1938年1月25日付)5.和歌山県知事発内務省警保局長宛「時局利用婦女誘拐被疑事件ニ関スル件」 (1938年2月7日付)*------------内務省警保局長発各庁府県長官宛「支那渡航婦女ノ取扱ニ関スル件」(右の8-2と同じもの)(1938年2月23日付) 陸軍省副官発北支方面軍及中支派遣軍参謀長宛「軍慰安所従業婦募集二関スル件」(1938年3月4日付)(いずれも吉見編『従軍慰安婦資料集成』所収) Aには「醜業ヲ目的トスル婦女ノ渡航ニ際シ身分証明書ヲ発給スルトキハ(中略)婦女売買又ハ略取誘拐等ノ事実ナキ様特ニ留意スルコト」なる一項が含まれ 陸軍慰安所の設置と慰安婦募集に関する警察史料 ・・ しかも下記契約書では、所得の半分は強制的に貯金・・、途中で病気休養しても2年たてば前借金がなくなる・・食料だけでなく衣類や医薬費も抱主負担としている点で、通常の契約よりは有利なのかもしれない。 稼高の一割が本人所得になるのは、だいたい当時の相場ではないかと思われる。 問題なのは年齢条項であり、十六才から三十才という条件は、娼妓取締規則が定める「十八歳未満は娼妓たることを得ず」に完全に違反している。契約書と金員借用証書 (群馬県知事発内務大臣・陸軍大臣宛「上海派遣軍内陸軍慰安所ニ於ケル酌婦募集ニ関スル件」(1938年1月19日付)) 契約書・・・・ 戦前の公娼制度のもとでは、・・・本人及び戸主(親権者)の同意を示す承諾書(第二号)と・・とともにを提出して、警察の許可を受ける。・・ しかし、陸軍慰安所は日本の国内に設置されたのではないので、この場合、営業許可願いを提出すべきもより警察は、上海の領事館警察となる。・・中国在住の日本人(含む朝鮮人・台湾人)の風俗営業に対する行政は、主要な都市に設置された領事館の仕事であった。 慰安婦まとめページ参考文献ネット上のものは、URLかリンクしたが、あとは、吉見氏の「従軍慰安婦」「従軍慰安婦資料集」、泰氏の「慰安婦と戦場の性」、尹氏の「日本の軍隊慰安所制度と朝鮮人軍隊慰安婦」による。
2007年04月20日
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年表 1930――1937 背景 「廃娼・存娼問わず、「売春―性病」という衛生上の問題こそが売買春政策の焦点になっていた。 (5)。政府内でも廃娼によって私娼が増加し、性病の蔓延と風紀が悪化するのではないかと存娼を主張する内務省と、国際的体裁から廃娼を主張しはじめた外務省との間に、対立が起こっていていた」(論題:「私たちにとって『売買春』とは何か ― 歴史的視点から ―」2004 年度 卒業論文指導教員:加藤 秀一学籍番号:01SG1055 氏 名:大川 直美) 日本の軍隊慰安所制度及び朝鮮人軍隊慰安婦形成に関する研究著者:尹 明淑 (Yun, Myoung Suk) 論文審査委員:糟谷憲一、吉田裕、坂元ひろ子、中野聡 第2章では、軍隊慰安所設置の前史として、日本の陸海軍における性病対策の歴史が分析される。戦前の日本社会では壮丁の性病感染率は無視しえぬ水準にあり、軍隊内における感染率も決して低くなかった。 (↓学位論文評価) ・・軍が慰安所に対する統制・監督の中心となっていた事実を克明に明らかにしている。また元慰安婦の証言にも依拠しながら、慰安所内部の非人間的な実態を生々しく描き出している。 (93年、96年の慰安婦たちの言葉から、少しも出ていないらしい。) 1932 慰安所の始まりの頃 上海では公娼廃止に向かっていた。しかし、国内では公娼廃止は私娼による性病増加につながるとして議論の最中。じっさい上海の公娼廃止は、私娼があふれただけに終わったらしい。 (イエローバビロン 上海■参照■ 「また公娼制度が廃止されても、ただ娼婦たちが街角や大世界に出ていくだけでした」) 日本は別の形での公娼制(娼婦の登録・衛生管理制度)を現地で維持していたが、上海事変の勃発によって駐屯軍が増加したため、海軍は直営の慰安所を設置した。(このとき、貸席・貸し座敷とは、場所を貸すという売春業の呼び方) このサイトでは、以下のような紹介。 「 『従軍慰安婦』吉見義明著によれば・・文中『資料集』とあるのは『従軍慰安婦資料集』吉見義明編の事・・陸軍はこの海軍を参考に1932年3月から慰安所設置が始まったと言う・・---上海では、中国政府が公娼廃止に取り組んでいたので、日本外務省も対面上これに協力せざるをえなくなり、二九年、貸座敷(貸席)制度を廃止していた。しかし、日本は実際には抜け道として料理店酌婦制度をつくっており、事実上の公娼制が維持されていた。後年のものであるが、三八年末に上海総領事館が作成した「昭和一三年中に於ける在留邦人の特種婦女の状況及びその取締並びに租界当局の私娼取締状況」には、「上海事変勃発と共に我が軍隊の当地駐屯増員に依り、此等兵士の慰安機関の一助として海軍慰安所(事実上の貸席)を設置し現在にいたりたり」とある(資料集34)。上海事変のときに海軍の慰安所が設置されたと言うのである このときにつくられた海軍慰安所は数件程度であったと思われる。少しあとになるが、上海では、三六年末には、酌婦を抱える料理店は10軒(酌婦は日本人一〇二名・朝鮮人二九名)で、うち7軒が海軍専用であったという(「昭和十一年中における在留邦人の特種愚所の状況及其の取締」。『資料集』2)。この七軒は、「海軍下士官を専門として、絶対に地方客を〔民間人〕に接せしめず、且酌婦の健康診断も陸戦隊員及当館警察官吏立会の上、毎週二回専門医をして施行しあるの外、慰安所に対しては海軍とも協調を厳にし、且新規開業を許さざることとせり」(『資料集』2)というものであった。海軍専用とし、性病予防のために、軍と領事館(外務省)が関与して厳重な検針がおこなわれていたのである。 この七軒が海軍慰安所であった。 (原資料では海軍慰安所は三件のはず。(以下の「1936末 上海の状況」と同じ原資料) この段階では、軍のみならず、外務省もまた軍慰安所の監督に関わっていた。このような状況であったため、日中戦争がはじまると、海軍はいちはやく慰安婦を送る。赤松小寅福岡県知事の報告によれば、三十七年一一月三〇日付けで二名の朝鮮人女性が上海北四川路の「海軍慰安所酌婦」となるために福岡八幡署から渡航証明書の発給を受けている(「支那渡航者に対する身分証明書発給に関する件」。『資料集』4)。早くも日本から在日朝鮮人女性が慰安婦として連れていかれたのである。---『従軍慰安婦』吉見義明著、岩波新書、15P~16P--- 」 1933年に実施された現地の中国人娼婦の罹患率は3割で、しかも治療に応じようとしないとある。(政府資料 98頁)1936末 上海の状況従軍慰安婦」関係資料集成」1~5 その5 36ページ 上海の場合、抱酌婦のいる料理店(売春宿)には、軍の下兵専門の業者もあり、これらには軍・警察立ち会いの上、性病検査を週二回にしていたという。取り締まりを強化し、新規開業を許さない方針だったらしい。1936 思考錯誤 (指輪) アジアの真実・作られた「従軍慰安婦」(2) (現在、資料は時間が過ぎたので原サイトから消失しているが、左右のどちらも自分たちにつごうのいいものとして紹介し、毎日新聞のページURLを示して直接コピーしているようなので、資料としては確実。 というか、「慰安婦と戦場の性」に載ってるようだ。)(原発表は、朝鮮新報(朝鮮総連機関紙)の2004年10月らしい。)毎日新聞 2005年2月2日 大阪夕刊上海・慰安所売春、勧誘手口全容を初公表--戸塚悦朗・龍谷大教授◇1936年の業者有罪判決文、初公表--邦人女性証言も◇「仕出屋の女中奉公」「月五十円親に送金できる」 判決は日本人業者ら被告10人に、旧刑法の国外移送誘拐罪を適用し、最高懲役3年6月を言い渡した。戸塚教授が02年、2審の長崎控訴院判決と一緒に地裁判決の写しを長崎地検で入手した。 地裁判決によると、30年から上海で海軍軍人を客に売春業を営んだ業者らは、32年1月の上海事変で駐屯軍人が増加したのに目を付け「海軍指定慰安所」を計画。長崎市などに在住の女性や娘を持つ親に「兵隊相手の食堂」「仕出屋の女中奉公」などと勧誘し、同年3~5月、女性15人を長崎港から上海行き船に乗せ慰安所で売春をさせた。昭和恐慌下で女性らは「百五十円位(現在の約30万円)を前借するも、二、三カ月にて完済し得て尚毎月五十円位親許(もと)に送金し得る(原文は旧仮名遣い)」などと言われ、集められた。 予審判事らの尋問に対し、被告らは「女郎の如(ごと)き仕事をすると言えば嫌う者もある故左様な事は言わずに上海が景気なる故行きては如何(いかん)と申向けて勧誘」などと供述。被害女性らは「上海に行きたるところ同所は海軍軍人相手に専ら売淫(いん)をなす所なりし故(業者に)欺かれたる事が判(わか)り悲しくなり」「 逃げ帰るにしても旅費無かりし故仕方なく醜業に従事した」などと証言している。 (軍の売春強制でなく、軍に訴えるというほどの関係が慰安所にないと認識していたことがわかる。当時の日本人の、国との関係感覚、孤独な独立心、貧しい時代の常識感覚というものが想像できる。もっとも、「軍が相談を受けてくれなかった」、などとは言えなかったのかも知れず、軍も「親と話が付いている」と言われれば何も言えないのかも。) 軍慰安所は、上海事変以降に設置されたとされ、上海総領事館の記録では、32年末までに海軍慰安所が17軒開業した。この慰安所もその一つとみられる。 (この「指定慰安所を計画」とは、「慰安所を作って指定してもらうつもり」ということだ。)戸塚教授は「慰安婦問題については『当時は公娼制度があり合法』とする主張があるが、判決が示す実態は甘言をろうした拉致だ」と指摘している。 【野上哲】 ◇吉見義明・中央大教授(日本近現代史)の話 慰安所には、特に朝鮮、台湾から仕事内容を隠し、貧しい女性を送った例が多い。今回の判決文は、慰安所制度が当初から違法行為を前提に成り立っていたことを示しており、法的責任を認めない日本政府の姿勢に一石を投じるだろう。 (こういった教授達の歪んだものの言い方がよくわかる。) 1937後日談 ウィキペディアの書き込みから。(2004年11月5日 (金) 08:36以降) (原資料はWebから消滅)+ [[朝鮮新報]]によると、この通牒に先立ち「[[1932年]]、[[長崎県]]の女性を「カフエーで働くいい仕事」と「だまして」中国[[上海]]の日本軍「慰安所」に連れて行った日本人斡旋業者に、刑法に基づき「有罪」とした最高裁判決(大審院[[1937年]])を発見公表した」そうである。[http://210.145.168.243/sinboj/j-2004/05/0405j1023-00002.htm] 慰安婦まとめページ 参考文献ネット上のものは、URLかリンクしたが、あとは、吉見氏の「従軍慰安婦」「従軍慰安婦資料集」、泰氏の「慰安婦と戦場の性」、尹氏の「日本の軍隊慰安所制度と朝鮮人軍隊慰安婦」による。
2007年04月20日
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慰安婦問題の資料を眺めていたら、こんな文に出くわした。 ばからしい論争が起きているようなので、手を出してみた。 (追加変更は青 ● 印)1938年に、慰安婦を大募集するにあたって、陸軍省からこんな通牒が発せられる。 軍慰安所従業婦等募集に関する件(現代仮名遣いで文型的に表記した)→ 原文(リンク先の現代訳は信じるな) 起元庁(課名)兵務課 軍慰安所従業婦など募集に関する件陸支密副官より北支方面軍および中支派遣軍参謀長宛通牒案 支那事変地における慰安所設置のため 内地においてこれが(これの)従業婦等を募集するに当り いたずらに軍部諒解などの名儀を利用し ために軍の威信を傷つけ かつ一般民の誤解を招くおそれあるもの あるいは従軍記者、慰問者などを介して不統制に募集し社会問題を惹起するおそれあるもの あるいは募集に任ずる者の人選適切を欠き ために募集の方法、誘拐に類し警察当局に検挙取調を受けるものあるなど 注意を要するもの が少なからざるについては、 将来 これらの募集などに当っては 派遣軍において統制し 募集に任ずる人物の選定を周到適切にして その実施に当たっては 関係地方の憲兵および警察当局との連繋を密にし 軍の威信保持上ならびに社会問題上遺漏なきよう配慮相成たし。 命により通牒す。陸支密第735号 昭和13年3月4日 ( 陸軍省から揚子江流域と黄河流域の陸軍にあてた注意書きで、要約すると、「慰安婦募集については、今までにいろいろ募集業者らしき者の行動や風評の点で問題が起きているので、以後の募集について、問題が生じないように広範囲に注意してくれ」 というもの。) <↑このような文表示にした理由。>A 微妙な文型解釈の自由を保つために、点の位置は最小限(1回)とし、改行が可能かも知れない部分は一文字空けて分かち書きとする。B 文全体は、冒頭の二行を別として、「過去の事例」の前半と、「将来になすべきこと」の後半に別れる。よって、「少なからざるについては/将来」 に境界が来る。C 冒頭の 「支那事変地における慰安所設置のため 内地においてこれが(これの)従業婦等を募集するに当り」 は、前半にだけ掛かるのか、全体にかかるのかがはっきりしないため、とりあえず前半と距離を置く。 以上で、三部に分けられる。「冒頭」 「困った事例」 「次からのやり方」 +末尾行の「これは命令である」。 これ以上は、さわるべきでないだろう。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― これについては、恣意的な現代訳が使われていて、ウィキペディアでも(ウィキペディアだからか) かってな争いになっている。 ここに、まともな訳を二つ(直訳・意訳)書いたので、このページの文全体やあとで載せる資料文とともに自由に使ってほしいと思う。(とくに、相互リンク先の管理者が今ウィキに関わっているし)解釈 <論争内容>1 困った事例の主語は誰か。 吉見教授は、主語が軍であるとみる。 したがって、「あるもの」は「あること」だとする。 小林よしのりは、主語は問題を起こしている業者だとする。 永井和氏は、どちらにせよ、問題なのは軍が売春婦を集めていたことがばれることだ、とする。2 統制の内容は何か。 吉見教授は、軍が売春婦を集めていたスキャンダルを隠すことだ、とする。 小林よしのりは、悪い業者を介入させないようにすることだとする。 永井和氏は、吉見的時代観を前提に、スキャンダル隠しだとする。<僕には、こう読める。>1’ 困った事例は、その具体性からして、起きてしまった事件を示している。主語はことがらではおかしい。 しかも、1例目は、主語になる人物は業者しかない。 その三つの総合としての、「など 注意を要するもの」 とは、やはり「者」だろう。2’ 「統制」 前半で、「・・などを介して不統制に募集し社会問題を惹起するおそれあるもの」とあるように、 「不統制」とは、「ばらばらで全体の実態が把握しづらい様子」 に使われている。 つまり、統制しろとは、「まとまってやれ」 という意味以上のことははっきりしない。 何を防ごうとしているのか、といえば、社会問題になって軍の信用を傷つけないように、ということだが、それは、軍の募集が不統制で悪い噂や不安を撒き散らすことが起きているからだ、と取るのがふつうだろう。 (吉見・永井氏のいうのは、「派遣軍」が、中国の地から国内を、陸軍省を通さずにどう統制するのか、奇妙なりくつだ。そして、軍にとって売春はスキャンダルだ、とだけ語るのは、(意図的な)世間知らずのように思う。)<背景の事情> これ以上は、当時の状況に関係しているだろうから、この文だけでは明確ではない。状況を調べたという永井和氏も三種の事例の一つしか上げていない。 ただ、永井和氏の見つけた資料を読むと、―――軍が国内への連絡もなく、国内なら違法になるようなことを業者に頼んで活動させたので、警察は困った事態だと考えたようで、かなり硬化した態度のあげくに許可したらしい。 当然、陸軍省としては、今後こんな事のないように、発注者である派遣軍はしっかりしたまとめをして業者を選んだ発注をしてほしい、と指令することだろう。 ●しかも、3,000人という数をふれ回ったそうだから、どんな噂になるかわかったものじゃない。 ●また、外地とはいえ、本来内地では認められない未成年を軍が募集しているなどと、困った話でもある。おおっぴらに言う業者も、そんな条件を出した軍も困った連中だ、と思うはず。 事実、別の資料では、―――この通牒の前後の時期に、軍の御用達の慰安婦業者が国内の少女・女性をだまして上海で慰安婦にしたり、また、部隊単位で慰安所を計画して業者に発注し、異例のやり方として国内行政と中国の領事館とで問題になりかけたことがある。 (慰安婦達は領事館の管理下での営業となったらしい) (この辺は、資料を後で出そう。 ) 以上からして、 正しい本意訳は↓こうなるだろう。 「今回、支那事変によって慰安所を増やそうとして、慰安婦を募集したさいに、・ ちゃんとした説明よりもやたら軍の名を出して安心させようとして、結局、軍の信用を傷つけたり、誤解を招いたりする者、・ 人づてに話を伝える結果、偽物も本物もわからず、詳細も判らず、ただうわさになって社会問題を惹起しかねない者、・ うさんくさい人間・無免許者を業者にしたために、誘拐と疑われて警察の取り調べを受けた者、 など、 注意を要する者が 多かった、 これについては、 この次は、・ 募集のときには 部隊の思いつきでなく派遣軍として計画と発注をまとめ、募集人を選定をしっかりして、・ その募集活動や移送のさいには、 募集する地方の憲兵や警察との連絡を密にして、 軍の信用を保ち、社会問題が起きないように、 不注意のないように配慮してくれ。 これは、命令である。 」 (表向き以外の微妙な感覚がなかったとは限らないが、第一義的には、ということ。) なお、ここで、警察や憲兵がでてくる理由だが、当然第一に考えられるのは犯罪防止であり、女性達が途中で別に売り飛ばされる危険を防ぐことは常識だろう。1938年初めに、警察が募集人を疑って硬い態度を取ったことからして、それは自然だ。 ● 出国してから、現地の憲兵に引き継ぐまでの間に何かが起きないように、しっかり連絡をとれと。 ところで、公娼というのは警察の管理下にあったらしい。また、軍人が絡むと憲兵が関係するだろう。 また、ことに、このときの慰安所は急いで設置されたので、軍の直営慰安所の可能性が高く(想像)、上海の総領事館の計画でも、女性達は上海についてすぐ慰安所に直行することが原則だったらしい。 すると、このとき(1937末~38初めの募集)には軍属に近い感覚だったかもしれない。 いずれにしろ以下のように理解するのが自然だろう ―――名目はなんであれ積極的に邦人女性を保護するつもりで決めた、とか、 領事警察から憲兵へと引き継ぐのは無駄な手間だし、現地では憲兵の方がにらみが効くぶん安全が高い、とか、 慰安所の警備やら長くつきあう憲兵が引率するのは当然の責任だ、とか―――。 まあ、そのことを軍の管理下に入ることだとは言えるが、必ずしもそれが慰安婦強制の証拠にはならない。 保護をちゃんとする、ということがこの時点では中心だったといえよう。 民間の慰安所は、軍の御用達業者の指定(予定)慰安所でさえ、そこに騙されて入ってきた慰安婦達が、軍の強制でなく旅費がないためにそのまま慰安婦をしてしまった、ということがある。 この時点では、軍の関与はむしろ保護と受け取られただろう。 これ以後の慰安所は特殊慰安所という、兵站部の指導下の民間慰安所が設けられる予定らしく、また、曖昧だった取り締まりも一定の分担を決めている。そして、1938年7月、「要するに軍憲領事館は協力して軍及居留民の保健衛生と業者の健全なる発達を企図し居る次第なり。」 (上海総領事発信在南京総領事宛通報要旨)とされている。 (まあ、こういう善意や責任のシステムが、戦況や治安の悪化した場所ではどうなったかは、神のみぞ知る、だろうか)● 追加。1938初期に上海に置かれた「兵站部初の直轄慰安所」というところに、軍医として招集されて赴任した人の回顧談が、従軍慰安婦問題の元々の種になっているそうだ。 この軍医は4年間いたが、当時には朝鮮女性が騙されて来たなんて知らなかった、としている。 慰安婦まとめページ
2007年04月18日
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最近、慰安婦問題が騒がしい。 おもしろい資料が見つかったので、予定変更でちょっと書き込む。 つまり、慰安所にも現場による違い以外に制度上3種類あったのではないかということだ。アジア女性基金のHPにある 政府調査の資料「「従軍慰安婦」関係資料集成」1~5 その5 40ページ/294ページ 昭和十三年四月十六日に南京総領事館において開かれた陸海外三省関係者会同において、在留邦人の各種営業許可及び取り締まりに関して次の通り決定した。 陸海軍に専属する酒保及び慰安所は陸海軍の直接経営監督するものであるので、領事館は関与しないが、一般に利用されているいわゆる酒保及び慰安所については、この限りではなく、業者に対する一般の取り締まりは領事館が、出入りする軍人軍属に対する取り締まりは憲兵隊が行うこととする。なお、憲兵隊は必要な場合、随時臨検その他の取り締まりをなすことができる。また将来兵站部の指導により設置される軍専属の特殊慰安所は憲兵隊が取り締まる。また、軍専属の酒保及び特殊慰安所を陸海軍において許可した場合は、軍憲より随時その業態、営業者の本籍、住所氏名、出生、死亡、その他身分上の移動を領事館に通報する。 つまり、--(前回の解釈を訂正)--たぶん陸軍や海軍のそれぞれの専属の慰安所があり、別に一般人も利用する慰安所というものが飲み屋のような形を含めてそれまでにあった。それとは別に、陸海軍の区別無く、軍全体の専属の慰安所が設置の予定ということ。 この時期は、日本が慰安所を大幅に増やして慰安婦を大募集しようとした時期に当たる。そして、この特殊慰安所こそが軍の注文で慰安婦を大々的に募集して集める場所になる。 それは陸海軍のそれぞれの専属慰安所とは別系統になるので、それまでの小規模な陸海軍の専属慰安所が増設されたとは考えにくい。 この特殊慰安所こそが主として増えたのだろう。(小野田寛郎氏の見たのもこれらしい) それまであった陸海軍のそれぞれの専属慰安所については、「直接経営監督するものであるので」 とある。給料まで決めてはいなかったとしても、各軍には経営主体の意識はあったらしい。そこでは強制し放題? ・・・それはしかし他の慰安所に比べて、格が高かったのではないか? なにしろ、慰安婦大募集以前からある専属慰安所だからなあ。 ( まあ、管理が軍に属するのは戦時の占領地の必要だろうと思う。アメリカがイラクに慰安所を設置して自国民の慰安婦を置いたとしたら、外出なんて危なくてさせられなかったろう。) ・・・まあ、実態は戦況によるさ。 慰安所もいろいろだと思う。それにしても、この資料集、ちょっと見かけただけだけど、数字をちらちら見ると実に少なそうで、慰安業者一人あたり慰安婦が20人は多い方じゃないのか? 秦氏の研究が正しいと裏付けしているように見えるな。( 未だよく読んでないけど、日本国籍(朝鮮・台湾を含む)人慰安婦は千人単位以下じゃないのか? そうとう少なそうだ。 あるいは、戦争の進行とともに中国人などの現地人比率が高くなったせいで、資料で見る慰安婦移動や日本国籍慰安婦の数が少ないのかも知れない。 太平洋戦争開戦までは、軍票の価値が高くて、現地で雇うのに有利だったはずだ。 しかしそれにしても、少なそうだ。としたら当然、全体の桁も少ないことだろう。) それでは慰安婦は、客が多いときには大変だったろうと思える。大量に供給できなかったからこそ、きびしい条件の話が残っているんだろうしな。大量にいた場所ならば、労働条件がきつい必要はないんだから。 ま、中には、 こんなのもあるそうだ。
2007年03月26日
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歴史ネタでおもしろいサイトがあった。 掲示板 にリンクしたけど、 現代の話としては、(リンクを狭くしたので、掲示板からの方がいいです) 中国の教育実態と 中国人留学生のお人好しと がおもしろい。 知ってる人は多いはずだが。 いや、ほんとはおもしろいという半分以上は、今のPCにして始めてネットビデオを再生したせいなんだと思う。
2006年08月26日
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以前から、サヨクの狙いは、日本人全体を精神的に支配することだ、ふうに書いていたが、(→ たとえばこんなふうに) もっと後かと思ったら、やり始めたよ朝日は。 asahi_com:BC級戦犯合祀、靖国が非公表を要望(2006年08月10日06時11分) 関西版の朝刊では、2006年08月11日の二面に載っていた。 この記事がだからどうだというと、「靖国神社はうしろめたい気持ちがあってこそこそしている。日本人全体がその背景にある」 という印象を広めている。 今は微妙な表現だが、いずれもっとはっきり出すだろう。NHKの論説委員が盆に予定している番組に関係しているかも知れない。 「靖国への戦犯合祀は国際信義違反だ。日本人全体もずるだ。当時からの世代自体がワルだ。」 というふうに、半世紀も前のことを持ち出して世代の違う日本人が自分の考えをもつことを封じ込め、 永久にすべての罪と責任を日本にだけ負わせ続けたがる。 それは、歴史に対する罪だ。 そんなことをしたがる理由は、日本を精神的に占領するのが彼らの目的だからとしか思えない。 それはつまり国際平和に無関心にさせようということだ。(サヨクに従う平和活動を別として) ----------------- 念のため、この記事の扱いのどこが悪いかというと、 関わりのある個人の感覚であれば昔にこだわる気持ちは当然あるとしても、 国際政治の現状として、半世紀前の時代に現代を引き込もうというのが悪いということだ。
2006年08月11日
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A級戦犯とは、戦争を始めたこと。 B級戦犯とは、ときどきの戦争の方法が国際法の規定を踏んでいないこと。 C級戦犯とは、一般人・捕虜への非人道的な扱い・残虐さの罪。 たまたま、A→B→Cの順で軍の階級・地位が下がっていくが、いわゆる残虐さ卑怯さとしては、A→B→Cの順で強まっていく。 そして、階級が下がるほどでたらめな裁判で処刑されたのがより露骨だったりする。 なので、相互に比べても、どれがより重要なのかなにがよりはっきりしたことなのか混沌とする。 そういう微妙なバランスのあいまいさが続いてきたのだが、 A級戦犯を峻別するとなると、BC級戦犯の問題もいずれ出てくるだろう。 日本人全体の人間性を、外国が裁き、「外国は裁く側・日本人は裁かれる側、としておこうという活動が始まることだろう。 外国の人間性に他国を裁く資格があるかないか、を抜きに。 そんな外国――とくに中国の大声は、周辺諸国への覇権的圧力になるだろうに。
2006年08月08日
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どうも、掲示板に書き込まれていたゲーム・アダルト関係のものが、その手のトラップだったり感染していたりするようだ。 感染していたらしいのは、http://www.playncsoft.net、http://www.jpgamer.net らしいが、今も安心はできないな。 犯人のHPは、中国のhttp://www.zhangweijp.com/だという噂で、ここを見れば対策がわかるなんて誘導がされてたが、やれやれ。同じく対策として誘導されたhttp://www.twmsn-ga.com も中国サイトみたい。 http://www.pangzigame.com も調べるといかにも怪しい。 感染していたところも、解決しましたなんて誘導書き込みがあったが、解決していそうにないし。 すべてが嘘だらけのようだとしてしまっても罰は当たるまい。 だいたいウイルスが流行ってから急に書き込みが増えているのはどういうことだ?と考えると、中国に狙われてるのか? なんて半分だけおもしろいかも知れない想像をする。 なので、「政治について」なんてテーマに投稿してしまおう(笑) 半分消したが、むしろ後は全部ここに書き移そう。 URLにアクセスしないでください。 下から順です。 「FFXI」,RMTに関連した約250のアカウントをBAN。2500億以上のギルを回収 みゅう?るうさん http://www.jpgamer.net これが原因だと思いますよ(2006年07月26日 23時08分32秒) ★ バナー掲載に関して / クール客 べるくぃんさん モンスターをオート攻撃中に攻撃が止まってしまいます。モンスターをオート攻撃中に攻撃が止まってしまいます。(殴り動作中に細かな硬直が頻繁に混ざる)攻略通信等で記されている 時間あたりの殴り回数より実際の殴り回数が3割ほど減少しています。使っているPCは富士通のFM-V DESKPOWER LX70Jです。スペックの詳しく載っているサイトがありましたのでURL貼っておきます。http://www.pangzigame.com リカバリ、デフラグ、各種ドライバの更新プロバイダーへの回線速度の問い合わせ(特に問題無し)DirectX9.0cの動作チェック等はやってみました。EP4以降が特にこの硬直が酷くなり 4ヶ月近くこの状態です。改善についてアドバイス等いただけないでしょうか?また、同じような症状の方おられましたら情報交換しませんか?よろしくお願いします。(2006年07月26日 23時05分38秒) 突然の書き込み申し訳ございません、今年もよろしくおねがいします。 みゅう?るうさん ここはギルの価格は安いですし、種類も多いです、例えば;信長の野望、lineage2、lineage1,EQ2 ,GW,大航海時代,RO,RF,A3などがあります。当サイトはお客様のために 安全 快速な取引場所を提供しておいます当サイトは信用を第一ですから、ずっと好評中です。貴方が満足する価格を提供いたします。 http://www.pangzigame.com (2006年07月26日 23時05分04秒) アルティメットバトルの情報を掲載しています。 サンプルさん 出現モンス表や基本的な攻略方法の他、ウェルダン攻略に特化したコンテンツもあります。http://www.jpgamer.net (2006年07月26日 23時04分35秒) 護国寺キャッツアイ参上 もげ ばいやんさん 俺達の友情は永遠につづく…なぜならメンバーの誰も彼女がいないから Wそこで立ち上がったのが俺(もげ)!この前、某駅前の犬の銅像前で http://www.playncsoft.net (2006年07月26日 23時04分07秒) シルバーナイト変身が出来るようになったら比較してみたいと思います。(いつのことやらw べるくぃんさん イベント用か分かりませんが、ナイトバルドとアイリスの速度定義なんかも追加されてましたね…いかにも適当な感じのデータでしたけど。バルド:攻撃速度ほとんどの武器が90(DK片手剣が96)で歩行速度が激遅な感じでした。アイリス:全部だめだめw使えない変身っぽい↑もしかしたら傲慢のボスモンスに変身できるようになるのかもしれませんね。55↑ZQ60↑ナイトバルドとか…whttp://www.jpgamer.net (2006年07月26日 23時03分23秒) エヌ?シー?ジャパンはMMORPG「リネージュ」において、イベント「コオリノ国とホノオノ国」を開催すると発表した。 みゅう?るうさん 期間は2006年3月22日(水)~4月18日(火)。オーレンの宿屋前に登場するスノーマンに話しかけると行くことのできる「コオリノ国」で「コオリノタマシイ」を集めるというイベント。コオリノタマシイはモンスターを倒すと一定確率で入手可能で、集めると様々な武具、道具類と交換することができる。http://www.jpgamer.net (2006年07月26日 23時02分36秒) リネージュII、大規模アップデート「クロニクル5 Oath of Blood 血の盟約」を9月12日に実装 サンプルさん エヌ?シー?ジャパンはMMORPG「リネージュII」において、アップデート「クロニクル5 Oath of Blood 血の盟約」を2006年9月12日(火)に実装すると発表した エヌ?シー?ジャパンは、MMORPG「リネージュ」において、2006年8月22日(火)に大規模アップデート、「エピソード5 ラスタバド~混沌の塔~」を実装すると発表した............morehttp://www.pangzigame.com (2006年07月26日 23時01分44秒) トロイの木馬トラップがありますね アリガルさん armaの書き込みはトロイの木馬トラップです。マジレスしているようですが、彼らの文書はどこかのコピペです。書き込み元は中国のはず。とにかく踏ませれば良いのですから。彼ら(中国人)は"lineage bbs","lineage 掲示板"で検索にヒットした掲示板に無差別書き込みをします。この掲示板もそれでヒットしたのでしょう。うっかりクリックしてしまうと中華特製ハッキングツール一式が仕込まれリネージュのアカウント(だけ?)が盗まれます。それだけが盗まれるという保証も無いわけで危険極まりないものです。手口とURLはすでに対策サイトにて紹介済みです。http://www.zhangweijp.com/lineage/lineage.htm この対策サイトの危険URLに記載されているドメインをNGワードにしたり、逆引きできないドメインからの書き込みなどを規制しない限り何度でも来ることは間違いないです。対策法http://www.zhangweijp.com/bbs/asp.htm 対策しないとあっという間に中華トロイトラップだらけになってしまいますよ。中国人のネット犯罪対策はお早めに。 (2006年07月26日 11時37分46秒) Re[1]:ん~ 、 素ーさん 常緑ださん>素ーさん>> そのうちなんとか・・・m(_ _)m>>>> ブックマークありがとうございます。>---------- まあねえ、なかなか 早さ、広さ、深さ、バランス、労働力、・・・体質、楽天日記の表現手法の限界、 とまあ、ありまして。 じっさい、誰がどういう立場で覗いているのかということがわからないのも、表現の焦点を迷う原因だったりするし・・ 要は、文書技術だと思っていますが、進まないのは自分の怠惰であります、はい。(2006年07月24日 13時15分59秒) ラグイと思ったらこんなことになってたんですねぇ~… かんなちゃんさん さっきコーヒー飲みながらなんとなく眺めた日経新聞の一面に「世界規模のネット障害」なんて出てたんで、コーヒー吹きそうになりましたよ。去の関連事件(ルートサーバ攻撃未遂事件)http://www.pangzigame.com ちなみに今回の事件はウイルス性の障害だそうです。てっきりNCJのサーバダウンだと思ってまし(切断されました) (2006年07月24日 06時48分00秒) Re:ん~、 常緑ださん 素ーさん> そのうちなんとか・・・m(_ _)m>> ブックマークありがとうございます。-----(2006年07月24日 06時20分38秒) 3Dガンダム遂にα2版始動。 かんなちゃんさん α2テスター公募中。(1月16日14時~募集開始)ちなみに私も応募しました。選抜されるの期待してますがペネさんクラスのスペックが採用されるかもwhttp://www.pangzigame.com (2006年07月22日 16時22分43秒) 月の都・ノアのバナー - 幸治 ぶろきーなさん とりあえず乱入w(謎http://www.playncsoft.net アドレス↑のならいけました。”がアドレスに入ってるせいです。・・・すでに解決ずみ?w (2006年07月22日 16時19分55秒) Re:それ、中国人組織のトロイの木馬トラップ! べるくぃんさん タトラさん>リネージュのアカウントを狙ってキー炉がーなどのハッキングツールを仕込もうと投稿規制されていない国内掲示板を無差別攻撃中。>海外からの投稿拒否しても問題ないならさっさと対策しないと何度でも>鼠のように来ちゃいますよ。>鼠は餌場を覚えると何度でも来るようになってしまいます。>>手口はこちらで、ページ全体にも目を通しましょう。> http://www.zhangweijp.com/lineage/lineage.htm >>対策方法> http://www.zhangweijp.com/lineage/lineage.com -----(2006年07月18日 06時15分40秒) Re:それ、中国人組織のトロイの木馬トラップ! 夢屋の市さん タトラさん>リネージュのアカウントを狙ってキー炉がーなどのハッキングツールを仕込もうと投稿規制されていない国内掲示板を無差別攻撃中。>海外からの投稿拒否しても問題ないならさっさと対策しないと何度でも>鼠のように来ちゃいますよ。>鼠は餌場を覚えると何度でも来るようになってしまいます。>>手口はこちらで、ページ全体にも目を通しましょう。> http://www.zhangweijp.com/lineage/lineage.htm >>対策方法> http://www.zhangweijp.com/lineage/lineage.com -----(2006年07月18日 05時56分09秒) なんというか 素ーさん ここまで書かれるとすでに一つの風景のような気がして消すのをためらってしまうな・・・(2006年07月05日 22時19分51秒) Re:それ、中国人組織のトロイの木馬トラップ! PSMさん タトラさん>リネージュのアカウントを狙ってキー炉がーなどのハッキングツールを仕込もうと投稿規制されていない国内掲示板を無差別攻撃中。>海外からの投稿拒否しても問題ないならさっさと対策しないと何度でも>鼠のように来ちゃいますよ。>鼠は餌場を覚えると何度でも来るようになってしまいます。>>手口はこちらで、ページ全体にも目を通しましょう。>>>対策方法http://www.twmsn-ga.com (2006年07月02日 01時43分42秒) Lineage Japan-リネージュジャパン ふぃふさん リネージュ総合情報サイト。他のリネージュサイトが書かないリネージュの実態に沿った 話などを深く突っ込んで書いてます。リネージュだけに限らずMMOの情報を取り扱ってます。http://www.zhangweijp.com/lineage/lineage.htm (2006年06月20日 12時41分17秒) ゲーム通貨 tanociiさん 各ゲームの激安販売を提供いたします。一番安い値段、 取引も簡単、迅速大量注文可能人気第一日本人スタッフが信用を第一にどうぞお引続きご愛顧いただきますようお願い申し上げます。www.tanocii.com (2006年05月25日 11時21分57秒) それ、中国人組織のトロイの木馬トラップ! タトラさん リネージュのアカウントを狙ってキー炉がーなどのハッキングツールを仕込もうと投稿規制されていない国内掲示板を無差別攻撃中。海外からの投稿拒否しても問題ないならさっさと対策しないと何度でも鼠のように来ちゃいますよ。鼠は餌場を覚えると何度でも来るようになってしまいます。手口はこちらで、ページ全体にも目を通しましょう。http://www.zhangweijp.com/lineage/lineage.htm 対策方法http://www.zhangweijp.com/lineage/lineage.com (2006年05月24日 14時11分49秒)
2006年07月26日
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掲示板に書き込まれてるリンクが怪しいので、掲示板をここに移しました。 疑わしいリンク書き込みは消します。
2006年07月26日
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追加は ◆◆印のブロック―――――――――――――――――――― 思うに、 昭和天皇が参拝を止めた理由が、 たぶん(僕の解釈では)、 靖国宮司の思想の危険さ――神主のくせに平気で神社規則を変えるわがままが、かつての右翼の腐敗した独善ぶりを思わせる ( 7/21日記 参照)――のせいにしても、 もともと何年かに一度の私的参拝をするだけだったりするので、 天皇は、外国との関係を気にして、行くことに枷をはめていたように思える。 ただね、 それは昭和時代の話だ。 天皇が亡くなってから、―――――1989年1月―――――――――― 1 半年後に天安門事件が起きた。 各国が制裁する中、日本はしなかった。 共産主義の後の国の求心力に欠けた中国は民族主義を進めた。 制裁が大した効果もなく終わりかける頃、欧米企業が進出する中、日本企業は二の足を踏んだ。ために、悪く言われたらしい。 制裁の終わる頃、反日教育が始まったという。 日本が、中国人に現代の生産のあり方、品質、などいろんな考えを伝えたのは忘れられているかのようだ。 甘い日本を 「弱みがあって反発しない国」 と見なしたらしいともいう。 日本だけを敵視しているのではなく、民族主義を教えているだけだともいうが、そのわりには、軍拡をし周囲に覇権的態度を撒き散らしている。 2 2年後には、湾岸戦争が起きた。 その年の暮れ、ソ連が崩壊した。 左翼は行き場がなくなったとうわさされた。 3 1990年、 従軍慰安婦問題が起きた。 櫻井よしこ氏は、調査した結果は証拠が見つからなかった、もし資料があるなら公開するべきだ、と語ったら、抗議が来てキャスターを解雇された。 河野大臣は人道的意味から責任を表明して謝罪したが、それは韓国との約束の予定と違って、より「事実として確定する」ことを求められた。 この問題は、東南アジア、中国にも飛び火。日本はやってようがやっていまいが、なんでも認めろという勢力に取り巻かれる状況が出てきた。 4 1995年、村山改造内閣の総務庁長官が、オフレコで若い記者に語った「日本は朝鮮統治時代にいいこともした」という発言が韓国で報道され、辞職させられた。 日本は何も言ってはいけない、知ってはいけない、という被占領状態に見えた。◆◆ この時期まで、日本が中国に行なった戦後の援助が、中国国内でまったく知られず、隠されていた。 中国国民一般には、「侵略を無償で許してやった。われわれの人格の高さだ」 とのみ語られていた。 この時期から、日本国内の反発・反論が強まる。 論争のあげく、 1997年、朝日新聞は、、「『強制』を『強制連行』に限定する理由はない。強制性が問われるのは、いかに元慰安婦の『人身の自由』が侵害され、その尊厳が踏みにじられたか、という観点からだ」 と書いたそうだ。◆◆ 歴史の捏造に荷担した反省がまったくない。反日という以外の目的が見えない。 5 1998年江沢民が来日。根拠もなくいきなり 「日本軍国主義は対中侵略戦争を起こし、中国の軍民三千五百万人が死傷し、六千億ドル以上の経済的損失を受けた」 と早稲田大学でぶち上げた。根拠は未だに不明だ。 彼はその後、フィリピンで反日感情を会談のさいのネタに使い、領土問題でフィリピンに譲歩させた。フィリピン外相の苦り切った顔、江沢民のニヤニヤ顔が写真に載っていた。 また、ベトナムにも行き、中-ベトナム戦争のことをベトナムの教科書に穏やかに書き直すように注文を付けた。 6 2001年、小泉首相候補が靖国参拝を公約の一つに掲げて、自民党総裁選に当選。 以後、これがネタになる。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 5までが、靖国神社のせいだろうか、日本の無反省のせいだろうか。 昭和天皇の外国との関係に配慮する気持ちは、時代の変化と虫に食い荒らされて、悪用されることが強まっていると思えるのだ。 靖国神社から、日本の精神が得られるなどとあまり期待すべきでないが、昭和天皇の気遣いの形をただまねても、精神的に日本を占領したがる者――アジアを中国に支配させたがる者――につけ込まれるだろうな。 昭和は、冷戦の中での、平和の祈りの時代だった。天皇の意識もそこにあった。 いまや、そんな記憶もなくなって昭和はねつ造されている気がする。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――――――・-----今更書き続けるのは、なにやら、吊られてるみたいでいかんなあ・・・・・・・。
2006年07月22日
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たとえば・・ね。 なんでもできるが故に、やっちゃいけないと思わせられることがある。 与えたいと思うが故に、人はほんとうにいいものは受け取らない・認めないと思うことがある。 劣等感と独立心の故に、人が犠牲を払っても認めてくれていることを、間違いとして浪費する。 まるで不可能への憧れのようで、逃避のようで、自虐のようで、 たんに心が器用貧乏なだけなのか、などと。 可能な、認められやすいものは、真のあり方を隠すかのようで、 可能性ある、価値あるものは、軋轢が気になる。 無私ゆえに、担う気がなく、 ゆえに他人へめいわくをかける資格なしと思う。 深く思う自分を裁くゆえに、深みを滋味として味わえず、生きる感覚がつまらない。 それらすべて、自分の壁。 自分しだいと思わせようとする世界の貧しさの壁。 しかし、世界はかってに崩れる。 永遠に頑固そうだった意味体系が、あるときかってに消滅する。 その理由をどう批評しようが、もういい。 そのとき今更何を思う、? 誰のために、何のために。 それからは何を思っても、今更体系はないのだから、ものごと・意味・存在はただそこにあるだけ。それで意味。 自己批評しても意味がない。 思いがちゃんと呼吸しているなら、何を思ってもかまわない。 結局、呼吸の内容は、自分の届く深みと質からやってくる。 人にとって、世界があるとは、呼吸できることだから。 呼吸の始めは「呼」だ。 (呼-響き、ロゴス、、、)
2006年07月21日
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追加は末尾 ◆◆◆◆◆◆以降 ミス=「政経分離」 → 正=「政教分離」7/20 天皇の靖国絶縁メモ 7/20のネットニュース。天皇の臨終間近頃の発言メモ。 昭和63年のA級戦犯合祀以降の、現・靖国神社参拝を天皇は嫌っていた。 (別に聞いた話で、以前の月刊日本に、前宮司が宮内庁を通じて天皇の意向を聞かされていたという、前宮司へのインタビューがあったそうだ) A級戦犯合祀、特に軍人でもなく処刑されてもいない松岡・白鳥に言及し、以後行かないことにした。 (合祀したのは、三月前に就任したばかりの新米宮司で皇国史観の元海軍軍人→元陸自。) その理由は、1 A級戦犯全体の合祀か、2 中でもとくに1,2人についてか、3 本来の規則を曲げた強引な神社の行動が、その思想性によって、「もはや本来あるべき鎮魂の神社ではない」 と思わせたか。 1については程度がわからないが、2と3は参拝をやめた理由として確実のようだ。 だからどうということもない。神社は政府とは別のもので、政府によるつきあいは過去への礼儀に過ぎない。 その上に、天皇との間が乖離しただけだ。 後の文で再び詳細。 靖国神社の戦後の意味 かつて神社と国は一体だった。(厳密には別として) 戦後、政府と神社は別物になる。 (ただし、合祀に関わる手続きはつながっている。) ただ、過去のつながり――靖国神社に祀ると約束したことは残っている。 しかし、すでに政府は宗教とは無縁である。 そこに行くのは、歴史が続いていることへの参拝であり、個々の霊?にとっては礼儀としての参拝。 神社に参拝することは日本政府の踏み絵にはならない。 参拝することが、その神に従うことなどと本気で考える日本人は殆どあり得ない。 もともと神社の御霊が何かを命令するという神社ではない。大陸的な宗教観と比べれば、参拝は礼儀でしかあり得ない。 さらに、仏教・キリスト教がごちゃまぜでかまわないというのが多くの日本人だ。魂(笑) はバラバラにされてしまいそうだ。つまり、日本人一般にとって魂とは、「手を合わせるための投影」であり、礼儀と尊重のための形であり、人に何かを命令する教義的なものではない。 靖国神社は、宗教法人として独立している。法的に天皇に従う義務はない。 思想活動をしようと勝手である。むしろ、日本政府とは別のものだと明白になるだけだ。 天皇と靖国の分離 1966年、A級戦犯を合祀するのに、厚生省から(遺族・地元から要望が出たはず) リストが出された。 戦犯裁判の不当さからの名誉回復の運動の一部らしい。(去年のNHK8/14特集) 長くそれは神社宮司の手元に置かれていた。 1971年、崇敬者(熱心な氏子)総代会で合祀が了承。( 総代会は定員10人。経済界や司法界など各界の要人 から選ばれるらしい) 1978年になって、再度の崇敬者総代会の了承を得て、新任したばかりの神社宮司は、 神社の最終手続きに反して天皇の承認なしに 合祀した。 このときの天皇の感想の断片が7/20のニュースだ。 倫理上頂点に立つ天皇からすれば、仲間意識の情のせいで責任を忘れていいかとも思うだろうが。 彼らの――中でも軍人でない松岡・白鳥は、外交担当であることを利用し三国同盟を推進し、国外でかってに同盟戦争の約束をしたりして日本をかってに引きずり回した 裏切り者のように見える。 かつ戦死者合祀という神社の大枠さえも彼らのためだけに無視している。この 特権意識は旧軍の腐敗を思わせる。 天皇としては、行動 パターンが右翼の陰謀のように思えただろう。 (松平永芳宮司は、もと海軍少佐 →サイゴンで終戦→陸自入隊→定年。→ 神職素人で靖国宮司になる。) 自分が利用されるのは避け、行かなくなった。と。 だからどうなるって、 日本歴史のある種の象徴-天皇と靖国-が一体である必要もない。 一神教や中央集権イデオロギー国家ではないんだから。 合祀の決定は、最終的には天皇の形式的裁可を待つのが前提だったのを、当時の宮司がかってに省いたとしても、それは神社内のスキャンダルで天皇が語ることではない。だからもともと関係ないわけだ。 天皇の発言メモの影響 与える印象は、靖国神社の歴史観と天皇とは別だということ。 これを同一視しかねない雰囲気の中での対立が、進みそうだったが、そうはいかなくなった。1 日本が政経 政教分離の国だと、よりわかりやすくなった ということ。 靖国を擁護するのはセンチメントを護るのであって、天皇の権威を護ることとは別になった。 天皇が嫌っていたことが明白になった以上、「靖国=盲目的なまでの強力な一体感の場所」 ではない保証が付いた。 靖国神社への参拝→天皇中心の軍国思想で集結→再び戦争を始めようと・・なんてカルトな妄想は根拠が砕かれた。2 ために靖国神社参拝を脅威と見なすりくつが弱まる。3 靖国神社が、「靖国神社だというだけで国民に命を捧げさせる装置」 ではないという傍証でもある。4 過去をイデオロギーで解釈して一色にしてしまうことのばからしさを脱力とともに感じないだろうか? 守るもの 靖国神社というのは現代ではどうでもいい存在だ。 しかし、それを守る理由はある。 いまある国家の神社とのつながりは、過去への礼儀でしかありえない。 郷土の象徴としても意味がなくなっている。 田舎はとくに少子化で祭りも盛り上がれない。 形だけのうっすらとした、礼儀でしかない代物だ。 まあ、代わるに足るものはないが。 しかし、そんなものをかんたんに捨てるのは、潤いと文化的なアイデンティティがあるとは言えないのだよ。 どうでもいいという理由で、外国によって日本人の心を判定するのに妥協すれば、次には真実でないことで心を判定されるのを許す ことになる。 分祀という妥協を、遙か先までの和解の象徴にしようとして要求されているのでなく、事実の証拠として要求されているのだ。 (中国政府は象徴のように言うかも知れないが、それは中国の内部矛盾と日本内の反日のせいで、続かない) ただね、 靖国宮司の歴史観をいちいち護る理由はない。 それらは自由にすればいいし、参拝とは彼らに頭を下げるわけではないのだ。ただのサービス業管理者だ。 戊辰戦争の幕府軍側を今でも祀らないのに非軍人病死者を仲間内特権意識で祭り上げようと知ったことではない。 靖国神社に祀られている遺族達が問題にすればorしなければいいことだ。7/21 新聞報道 朝日のは、 一面に、 A級戦犯合祀のせいで天皇は「参拝をやめた」。抗議のために、軍人ではないのは基準に合わないと言ったが無視された。 二面で、 参拝をやめたのは、A級戦犯合祀と無関係だという産経の主張は砕かれた。よってA級戦犯合祀 のせいだとはっきりした。 末尾面で、 反論者のコメントの見出し「拙速は避けよ」。 (慎重論の内容―ちょこっと― 三国同盟が原因らしい、獄死者は基準に合わない。) 産経は、 一面で、 天皇は「不快感」を示した。 三面で、 三国同盟推進の二人への批判らしい。天皇は、A級戦犯の軍人達を裁かせたくなかったという証言 がいろいろあることを指摘して、A級戦犯の合祀自体に反対だったか疑問を出している。 どうも、 産経の方が主張の根拠が確かだ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆追加(7/22夕)◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 天皇はA級戦犯自体の合祀に、「政治的に慎重」 だったのか、「本来的に反対の考え」 だったのか、よくわからない。松岡・白鳥についてははっきり 「嫌いで反対」 なんだろうが。 考えてみれば、天皇が数年に一度づつしか靖国に行ってなかったというのは、天皇は 「もともと政治的に慎重」 だったということなんだ。だからお忍び参拝しかしてなかった、と。 微妙な配慮で行かなくなることはありそうだ。 しかし、死期の近いときに‘それが私の心だ’ と言う以上、何かへの意思と見るべきだ。 だから参拝中止の理由になり得るのは、1 二人への反発では足りない。2 靖国神社の思想的に身勝手な立場から行かなくなった。3 外国に対しての配慮。中国と左翼が日本を縛ろうとする前の状況でだが。4 2+3。国内においてもそういうかってにものを考えるように暴走する危険を感じた。 つまり、いわば 神社とは別れた位置に来た方が、日本の政治的安定としていい、という感覚・心だった。 可能性は 2、3、4だろうな。 -------------------------------- ところで、手帳には貼り付けたメモ紙が多かったそうだ。 死期が近づいた天皇が私的の気持ちを残したい気持ちがあったなら、もっと他にも残した言葉がありそうなものだ。 日経は、一部だけをこの時期に急ぎ発表しようとしたのではないか? それが誰を利するのかはわからないが、この言葉だけなら、対立が表面は過激に論理的には複雑柔軟に、なっていくのが・・・まともなはずだが・・・そう取りたくない連中が多いからなあ。 今回のメモにしても、「昭和天皇を免罪するものではない」 という文をどっかで見た。現天皇制度は、東京裁判史観の下で存在しているかのように書いていた。 本音は、靖国の次は天皇だ、その次は日本人全体の再断罪だ、と思ってたやつが多いんだろうな。
2006年07月21日
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今頃言ってもしょうがない話で、こうなってからしかわからなかったことでもある。 いままで僕はネットの関係にはさめた見方をしている面があり、一方で流される面もある。 そんな中で、 正しさ(=より確か)への貢献と思ったり、 それが当人にとっては、本来の心の表出によって何か前に進むきっかけを得るのを抑える、人生の栓の一つだったりしかねないと思ったり、 あれこれわかっていながら、けっきょくは自分がのろくて何も進まないままにしていたり、なのだが、、、、 それらが過ぎてしまうことで思う。それも一つのリアルだったなと。 基礎のない錯覚の寄せ集めで時を過ごさせかねないあやうさを感じて、それを警戒し続けた時間なのだが、過ぎればリアルな時の変化と感じる分、それはリアルだったのだなと思う。 何のためにものを書くのか、といえばもともと自分にいろいろあり人によっても様々なわけだが、書いている時間・時空というのは書いている画面上だけではなくリアルに自分を包んでいるものだったなと思う。 そういったことをわかってうまく活かしていそうな人は生き生きしている・・・まあ、端から見て危なさを感じたりもするが(笑)。 詳しくあれこれ思えば、 多方面の・ときには反対の意味のも含めての後悔やら自負やら評価やら、それら全部の解釈全体があてにならないだのとあれこれあるけど、合わせてそれは時間だったのだな、 と思う。 こんなこと書くのがいいことに通じるかどうかなどというと、 再び、‘何かにとっていい効果があったと思えるときは、別のもの (多くはいわゆる本人の何か、とか) が伸びようとする機会を奪っているに過ぎない’ ということになりかねないとも言える。 ――――などとまあ、それらはみな錯覚ということでいいさ。それ以上にできる実力をもてなかった自分のせいだから自分が考えられる範囲を超えているのだから。 それもまた、今の時間のうごめきの中。 時間の中身がなんであれ、時間というもの自体が存在であると・・・などと勢いでのたまうのはやばいので止めとくけど。―――――――――――――――――――――――――――――― しかし、時の破局的変化が、制約をこわすことで活力の元になるなんて人も、いるだろうな。無自覚にもそういう素質の人が。
2006年07月15日
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北朝鮮が発射したのは、テレビでちらと見た着弾位置では距離で日本の基地まで届かないのでは。テポドンと言わずミサイルとしか言ってなかった。 それだと日本への脅威は間接的になる。 韓国・駐留アメリカ軍には直接脅威だが。 で調べたら、http://www.asahi.com/international/update/0705/image/TKY200607050580.jpg 微妙に岩国基地あたりに近接している。 届かないのだが、数が多いので届いたときの精度実験には役立ちそうだ。 この程度のことは、全マスコミ・そのネット版ですぐ出さないといけない。 なぜこうも、必要な情報が流れないのだろうか? 詳しくわかったのが朝日サイトとは。 今のところ、安全保障としてもそっちの方が気になる。 それはともかく、 ひょっとして三発目のテポドンが失敗したから他のミサイルの確実さを試そうとしたのかな? ノドンでも日本には脅威だが。
2006年07月05日
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自分の評価は別として、資料。↓ ――――――――――――――――――――― 共同参画条例と障害者条例をぶっ飛ばした自民党千葉県議会議員のみなさんこそ普通に真面目に暮らしている私たち県民の代表です 恫喝男 武部幹事長に負けないでください。 私たちは皆さんを応援します 千葉県障害者条例を考える会・人権擁護法案を考える市民の会千葉支部 chibanijiyuwo@u01.gate01.com http://blog.goo.ne.jp/jinken110/ 私たちは、ブログで全国に訴えています 以下はその記事です。皆さん、負けないで! 自民党武部幹事長のこの振る舞いを許せますか。 千葉県自民党が、国会議員以上の見識を示して否決した「男女共同参画センター設置条例」と、継続審議にした「障害者差別撤廃条例」。これを千葉7区補選に公明党の推薦をとりつける代償に差し出させようというのです。 公明党が推薦してやるから、条例を通せ、と。 県連はこの条件付の公明の推薦を断っているのに、武部幹事長がごり押ししたのです。確認書まで書かせて。 詳しくは産経の記事をご覧ください。こんな大事な記事が、全国版に載らず、千葉県版でしか知ることができないのはおかしくないでしょうか。 産経は、フェミ二ズムにたつ男女共同参画法を批判してきたはず。であればセンター条例否決、それにより参画条例もセンターもない唯一の広域自治体を実現した千葉自民党の快挙を全国に知らせるべきではないでしょうか。 (そうは言っても、地方版とはいえ、報道してくれたことには感謝をしていますが。これも産経における「地方の頑張り」でしょうか。なんか自民党と構図が似ているのが気がかりです。また共同参画条例について言及がないのも心配です。) また、讀賣の地方版(東葛版)をみてください。 猪口大臣が自民候補の応援にいくことを「自公対立の融和図る」と表現しています。堂本などジェンダーフリー全体主義者の同類である猪口大臣を応援にいかせる自民党中央。それを自公対立の融和、と書く讀賣。 これはそこまで自民党は腐っている、自民党は羊頭狗肉党、つまり自民/保守の看板で公明/左翼の政策を推し進めている、これは選挙民への詐欺だ、と書かなくてはいけない。 武部幹事長は、わざわざ千葉の公明党に赴いて、応援をお願いしている。国の構造改革と称して、私たちの社会をあれこれいじくり回すのも結構ですが、公明党なしでは選挙に勝てない自分たちの党のあり方を構造改革するのが先ではないでしょうか。 国政で連立しているから、地方でも、というなら、首長選挙で、自公に民主どころか社民まで加えて、共産党以外はみんな揃って推薦するなんてことは止めてもらいましょう。 自民党が公明党の推薦ほしさに、男女共同参画センター条例と障害者差別撤廃条例を通すなら、自民党県議はいりません。民主党と公明党と市民ネットなど、その方面の主張を掲げて当選している議員に、ここで自民党が加担するなら、県民は騙されたも同然です。千葉自民は、そんないい加減な人達ではない筈です。だからこそ、悪辣二条例を一つは潰し、一つは継続にしたのです。 県連の金子和夫幹事長は、「偉大なるイエスマン」武部党幹事長に抵抗しています。県議も確認書に反発しているとのこと。 私たちは、この抵抗を全力で支援しましょう。 自民千葉県連へ、千葉県議各位へ、 頑張れ本物の自民党! 恫喝男 武部に負けるな! など、応援の声を全国から届けましょう。 千葉7区補選。4月11日公示です。*************************************************** 産経新聞 千葉版 平成18年4月8日 「国政選挙に県政の話を持込むのは筋が通らない(公明党)の推薦はいらない。」 自民党の金子和夫県連幹事長は四日夜にかかってきた電話の相手に対して、こう突っぱねた。相手は「私に任せてほしい」と再度、金子氏を説得。ついに金子氏はげたを預けた。電話のあいては党本部の武部勤幹事長だった。 武部氏からの電話の用件は、衆院7区補選で、自民党公認の斎藤健氏(46)に対する公明党の推薦を受け入れてほしいとの要請だった。ただ、公明党は薗条件として、自民党が反発して、県議会で継続審議となった障害者条例案の可決や男女共同参画事業の推進について、政策協定を結ぶことを求めていた。 県連としては、県議会を舞台としてた政策決定が補選の取引材料とされるのは納得できない。当然、金子氏は拒絶したが、最後は武部氏の執拗な要請に折れ、武部氏に調整を任せることになった。 翌五日、自民党本部で浜田靖一字゜民党県連会長と吉野秀夫公明党県本部代表が会談し、公明党の推薦が決った。その際、交わされた確認書は自民県連の立場にも公明党の立場にも配慮した“玉虫色”の表現となった。 当初、公明党が示した確認書原案には、障害者条例の「六月の成立を目指す」と明確な文言が盛り込まれていた。しかし、締結した確認書からは、条例案という文字は削除され、「『障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり』について、真摯に話し合い、実現を期する」との文章に変更された。 自民党の視点で読むと、条例案については何の約束もしていないが、公明党からみると、「(条例案のことを指していると)分かる」(吉野氏)工夫がなされた文章になった。 また、確認書に金子氏は名前を連ねず、調印場所も県内ではなく、あえて都内で行うという異例の手続きを踏んだ。それは県議会での政策と公明党推薦を絡ませたくない自民党県議団の意向をくんだものだった。 そこまでして、自民党が公明推薦にこだわったのは「容易な選挙ではない」(党本部)との危機感があったからだったが、自民党県議団にはなお強い反発が残り、自公共闘の難しさが改めて浮き彫りになった。 一方、偽メール問題の責任を取り、民主党執行部が総退陣した翌日の一日。民主党公認の太田和美氏(26)の推薦を決定した連合千葉の黒川悟会長の姿は、松戸市内での太田氏の街頭演説に集まった聴衆の中にあった。黒川氏は応援演説を頼まれていたが、「今、民主党は(連合の)応援をもらうときではない。死にもの狂いで選挙戦を戦っているという民主党の本気が見たい」とあえてマイクを握らなかった。 偽メール問題をめぐる騒動で全国的に連合傘下の組合から「こんな民主党を応援するのか」との批判の声がある。連合は、組織の性格上、上から号令をかけても単産、単組が動かなければ運動体として機能しない。民主党との共闘態勢はうわべだけのものとなる。 そうした「連合内部の説得という地道な活動をしなければならない」黒川氏にとって、問題は個々の組合員が一生懸命になれるだけの魅力が今の民主党にあるのかという点だ。それを見極めたかった黒川氏だが、その問いへの答えはまだ見つかっていないようにみえる。(亀井さやか)************************************************************************ 讀賣新聞 平成18年4月9日 東葛版 「猪口男女参画大臣 自民候補の応援へ-自公対立融和図る-」 猪口男女共同参画相は8日、市川市内で自民党県連の金子和夫幹事長と会談し、衆院千葉7区補欠選挙で同党が擁立する新人候補の応援に立つことを約束した。自民党と公明党は中央で連立を組むが、堂本県政では与野党に分かれている。 自民党は2月県議会で「男女共同参画センター設置」関連条例案を否決し、公明党は自民党の対応を批判した。同補選を巡り、公明党は自民党候補を推薦する条件として、女性政策の前進に努めることなどを盛り込んだ「確認書」を自民党と交わしたが、同党県議団が確認書の内容に反発する事態となっている。 両党の地方議員の溝に危機感を抱いた自民党の武部幹事長は7日、公明党県本部に吉野秀夫代表を訪ねて選挙協力を依頼しており、猪口男女共同参画相の応援は、公明党との融和を図る思惑もあるとみられる。************************************************************************ 千葉県女性センター事業の中止について 平成18年3月29日 千葉県総合企画部男女共同参画課 電話 043-223-2371 平成18年2月定例県議会で、千葉県女性センターを県の出先機関とする内容を含む「千葉県男女共同参画センター設置管理条例案」が否決されたことに伴い、平成18年4月1日から千葉県女性センター事業を中止します。 なお、DVを始めとする女性を対象とした相談については、女性サポートセンター、各健康福祉センターで引き続きお受けしますので、ご利用ください。 各センターの電話番号は次のとおりです。 女性のための相談窓口1.女性サポートセンター 043-302-1015 043-245-1719 住所 千葉市中央区出洲港7-43 ※24時間365日、電話相談を受け付けています。 2.各健康福祉センター ※電話相談は、毎週月曜日から金曜日の9時から17時までです。 ・習志野健康福祉センター 047-475-5966 ・市川健康福祉センター 047-377-1199 ・松戸健康福祉センター 047-361-6651 ・柏健康福祉センター 04-7167-2411 ・野田健康福祉センター 04-7124-6677 ・印旛健康福祉センター 043-483-0711 ・香取健康福祉センター 0478-52-9310 ・海匝健康福祉センター 0479-22-3101 ・山武健康福祉センター 0475-54-2388 ・長生健康福祉センター 0475-22-5565 ・夷隅健康福祉センター 0470-73-0801 ・安房健康福祉センター 0470-22-6377 ・君津健康福祉センター 0438-22-3411 ・市原健康福祉センター 0436-21-3511 ※千葉県女性センターに関する問い合わせ先(平成18年4月1日以降)総合企画部男女共同参画課 043-223-2372*********************************************************************↑ このように、相談の場は既に沢山あります。つまり、新しい「男女共同参画センター」は不要=税金の無駄遣いなのです。 毎日新聞3月25日は報じています。 「県内の相談窓口としては、配偶者暴力防止を目的として02年に開設した「県女性サポートセンター」があり、現在では暴力以外も含め1万2643件(05年度2月末までの単年度実績)の相談がある。県内14ヶ所にある健康福祉センターでも相談を受け付けており、これら業務は継続する。他に市町村と警察に窓口がある」と。 讀賣新聞3月28日は、県男女共同参画推進懇話会委員で弁護士の清田乃り子氏が「『約5000件の相談に応じられなくなる事態は、残念では済まされない。時代に逆行している』と自民党の対応を厳しく批判した」 と報じました。 その5000件の内訳が問題です。同じ讀賣新聞3月21日。「県女性センターには2004年度、4926件の相談があった。配偶者や恋人による暴力についてが570件で、ほかには法律相談61件など」 では残りの4295件(87%)は何なのでしょう。相談内容が項目に分類できるものがたったの12.8%!しかないのです。87%が「その他」とは! そんな雑多な相談のために5900万円も掛けるより、学校の耐震補強のほうが必要です。つまり、清田乃り子委員こそ、時代に逆行しています。
2006年04月10日
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人権擁護法案と共通した連中が根を広げようとしているらしい。 こんな情報が入った。 『男女共同参画センター設置条例と 障害者差別撤廃条例を センター条例は否決、障害者条例は継続審議にした千葉県自民党に対して、 武部幹事長が、千葉補選への公明党推薦を取り付ける条件として 上記二条例への承認を千葉県自民党に迫っています。 しかもこの推薦は、県連が嫌がるのに無理やりごり押ししたものです。』 武部幹事長の傍若無人さは、保守・右翼といわれる週刊誌にも批判が載るくらいだ。だから永井議員も証拠もなく偽メールを信じたのだろう。 やっぱり、人権擁護法案と公明党と人権カルトはつながっていたということだな。 これでは、障害者差別撤廃条例というやつにもどんな異常感覚の罠が盛られていたことやら。 なぜ今度は武部なのか? つまりは、古い自民党政治家の体質――親分子分の感覚の政治観――は、小泉退陣と共に引退が進むだろうと僕は思っているが、その生き残りの方法が公明党だからだ。 じゃなくて、政治は力だ、という無定見さのせいなのだろう。 ――――追伸――――――――――――――――――――― →ここ← によると、 『1月3日の産経新聞によると「どんな問題でも法律が解決し、世の中を照らす」との意味を込めて、「法テラス」と言うのだそうです。』 なるほど、「法」は「天」に等しく心の中まで決定できそうだ。人間性悪説が悪いというつもりもないが、法の側だけに性善説をあてはめるという楽天的で露骨な傲慢家がなにをしでかすことやら。 こういうのは、「ロボット社会」「カルト」への抵抗力がまったくない。なるほど、オウム信者は高学歴が多かったな。 ――――追伸2――――――――――――――――――――― 情報には補足があって、次のページで公開します。 実はよく読まずにこのページを書いた。 よそではなさそうなので、資料としての公開です。
2006年04月10日
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陰謀家?小泉純一郎 噂によると、皇室典範改訂のために、首相は党内検討手続きをとらずに、内閣決定でいきなり国会にかけようとしているとか。 緊急事態の可能性あり!? こういう異常なやり方は、郵政の場合は思い込みで済んだが、今回は全く理由が取れない。何の信念とかなんとかの理由もない。 ほんとにこういう行動を取るなら、この人の本心は 共同体的なものが大嫌いで壊したがっている、と見なさないといけないだろう、ホリエモンと同じで。 ガセネタで済めば、まだ信用・・・・・
2006年02月07日
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確率と文化力 男系の続く確率 男系が続く確率が、現在の出生率からして危うい、なんていう計算がなされている。 始めに男性一人から始めて、子ども二人に限定していれば、当たり前の話だ。 各世代ごとの男性の確率は、増える確率も減る確率も同じだが、一度絶えればそれまでだから。(いちいち計算するのが印象操作くさい) 旧宮家から複数の男子が入ってくればいいわけだが、皇族の意志はありそうだ。( 絶える確率は、 一人の男性から始まって、子供二人で、1/4。 男子ができるまで三人目まで産めば、平均の子どもは2.25人で、絶える確率は、1/8。 たまたま男子が少ないときに、もうひとり産もうとするだけでも大きく違う。 二人の男性から始まるならば、それぞれの確率が二乗して、 1/16 と 1/64。) さらに細かい条件は後回しにして、文化による継承力を考えてみよう。 法隆寺、コンクリート、ピラミッド、石造り。 「法隆寺をコンクリートで建て替えるようなもの」 名言だ。 法隆寺は、背景となる宮大工の村があって、その人たちの生活を含めて支える背景があってこそ続いてきた。文化の営みが、最長の寿命を作った。 しかも、政治的に強く利用された東大寺と大仏は、一度炎上した。 ピラミッドははるかに長いが、ほとんどの年月砂に埋もれて忘れられていた。 人々の間に生き続けた建造物として、法隆寺は最古のものだ。 パルテノン神殿は、近代までかなりまともに残っていたらしいが、放置されていたあげく、外国軍によって異教の神殿として大砲の標的にされた。‘政治’と‘営みから外れたことの無関心’の結果だ。 男系継承は一般にはなじみはないが、中心に支える集団があるなら、一時の価値観より長続きしやすいだろう。その危うさに対抗する意識が伝統だと。 ファミリー系は、ピラミッドのようにそれ自体が頑丈だが、意味はうつろう。見捨てられたり復活したりするかも知れない。(ピラミッドのような復活があるうるかどうかは知らないが) しかし、コンクリートと石造りとは違う。 ヨーロッパでは古い石造りのものが多い。法隆寺ほどでないにしろ。 しかし、コンクリートのように簡単につくられたりはしないから、簡単に壊されない。ガウディのサグラダファミリアのように、向こうにもそういう意識はあるが、日本人のつくったコンクリートだらけの街は、京都でさえ醜い。 日本の政治家というのは、京都にせよ、漫画にせよ、‘売り上げがあるから、文化だと言ってる’ だけだ。 それと同じで、続きやすいからという理由は安物のみやげ物みたいで、皇室不用感と同質だと思う。 男系の続き 自由意志で三人の子を産めるか? 母親の自発意志とは、――ファミリー系で優先順位は皇室・皇族に任せるとすると――男子を産まないと二人の娘の結婚相手が見つかりにくくなるのだから、三人目を産んでその男子に継がせようとするのは自然な成行。 その場合の平均出産数が、2.25人である。 とすれば、自由意志によって男子のために三人の子を産んでもらうことが難しいとは言えない。 一般に、一人の女性が三人産めるかというと、日本人の合計特殊出生率をもってきたりするが、 生活と仕事に追われる人とは事情がちがうし、 結婚相手に出会えないこともある人を含む。 生活に余裕があれば子ども三人近くが理想だと、既婚者アンケート調査でも出ている。 女性が外にキャリアを求めて出るような価値観によって、子ども二人のイメージが定着したことが出生率の低下を生み、その後さらに子どもを後回しにする価値観と事情が増えた結果だ。 実績として皇族たちが男子を残すのに熱心でなかったのは、庶民の家庭と同じイメージを保とうとしたせいでもあり、旧宮家の復活もあると考えてのことだろう。現皇族には、旧宮家を差別する気持ちはないようなので。 しかし、宮内庁には旧宮家をまともに受け取る古い職員なんかいなくなっていたのか、政治判断は自分たちの役だと決めてたのか。 宦官みたいだな。 これらは、議論の一部への考察に過ぎない。 今一番の問題は、性急に長氏優先と決めることの是非であり、その理由・必要性だ。 2月4日ページに書いたことともうひとつ ↓。 愛子さんを始め、現皇族の三人の女の子をどうするか。 生まれたときから、いまから、周囲の男に強力なフィルターをかけるか、成行に任せるか、だめだったときに旧皇族を迎え入れるか、迎えないことに決めてしまうか、――― 今の長子優先案は、迎えないことに決めてしまう案であり、かつ結婚相手が難しい案でもあり、 先で現皇室からの流れが絶えたときに、 「年月が経った人たちは、国民感情が認めないという理由で不資格が確立しているから」 として、皇室の自然消滅をりくつ固めしているようなもの。 または、好ましくない配偶者でも否定できないことになったり――しかねまい。 どうもこれが、陰謀臭い。 このままだといずれ全ての皇族が消滅し、女天皇が孤立する事態が考えられる。 皇室女性の顔を見ると、それらをしっかりとやれそうな気がしない。 ファミリー系(女系容認・長子優先)の問題 欧米のファミリー系の場合は、他国の王室・貴族との結婚が多いから一般との区別が成り立っている。 日本の現皇族は一般人との結婚はふつうで、欧州とはまるで違う。 そして今回、旧宮家は一般人の立場になって長いから、と宮内庁は彼らを排除する。 戦後の短い歴史のなかで、一般人との結婚を繰り返しながら一般との区別はどうやっついてきたのか?・・なんとも基礎が不明。 政治の頂点ということか、婿入りでなく嫁入りだからか、ただ年月が短いから惰性なのか、 一般との区別を重視して旧宮家を排除しつつ&一般から婿を迎えて、この先永くやっていく根拠は、ただ「政治だから」だけだろう。 政治は国民が作る。あてにはなるまい。 根拠の薄いことには存続が危ぶまれる。外国の実績にもこんな状態の例がないのでは。------------ ファミリー系のいいところは、「国はつくろうとすることで維持される」 という表現になっていることだ。 それが、日本と皇室の現状にうまい作用をあたえるかどうか疑問だが。------------ 推敲中に入ってきたニュース 秋篠宮、第三子懐妊。 これが、伝統は人が支えるということだろうな。 一方で、陰謀はその陰謀らしさが浮きあがってきた。 男子なら今のうちに もう一人、男系男子を入れれば安定する。
2006年02月07日
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皇室問題の選択肢の実質 ――今までのことは前ページ参照――1 「ファミリー系」 現天皇家、それが絶えれば現皇族の女の子の子、 これは、昭和の戦後以降のテレビのホームドラマの典型としての天皇家。 しかし、その基礎は明治に始まる「君主制」の名残としての天皇ということになる。 (補足:下のコメント部を参照)2 「男系(父系}」 戦前まであった皇位継承権者の家、血筋は数百年前に分かれた、そこから伝統にしたがって男系男子を皇族に入れる。 実際には――優先順位によるがおそらく――、そのさらに子どもか孫が40~80年後の天皇になる。 これは、神道的な匂いがするため、政治的に避けたい者が多そうだ。 しかし、その基礎は、明治以前の江戸時代の「祭祀ブランド」としての天皇に戻るということ。むしろ君主の完全な否定だ。 (ある意味、こういう天皇の地位の変化こそが、歴史を通して天皇が続いた意味なのかもしれない )
2006年02月06日
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追加は●印1、2 現状の提出案の内容 男系(父系)を廃止。家族系の天皇制度にする。 (これは、古来からの伝統正統性を捨てる。) (おそらく、これにより 天皇制の意味するものは、「ファミリー」となり、‘日本の風土に通じる匂い’ は弱くなる。) 過程 有識者会議という非日本文化系の(左翼傾向と言われる)人ばかりが集まって作ったと発表されている。 しかし、その裏で作ったのは、内閣法制局が主導したといわれ、宮内庁発とも言われる。 宮内庁は、皇族の一人三笠宮寛仁氏に聞いて反対されたので、皇族に黙って進めたという。 天皇自身は、一切発言しないことにしている、という。 (推進派がそれを賛成に解釈して首相が鵜呑みにしている) 背景 現在出産年齢は上がっているが、一般に40を過ぎると生物学的に下降線を辿るので、それ以降の出産を期待しないのが周囲の常識なのだろうと思う。 現皇太子妃はすでに42歳。1993年に30歳ぐらいで結婚。4年後の1997年にはまだ子どもがなく、皇位継承の制度問題が検討されたと考えられる。 2001年に長女愛子さん誕生。雅子妃39歳。 現在は42歳でしかも心身不安定。 現継承権者の中で、男子の産まれる確率のあるのは秋篠宮だが、2005年に40歳となる。まだ男子はない。 秋篠宮の奥さん紀子さんが現在39歳なので、あまり期待できない。(すでに二人の出産経験者なら、少し余裕もあるが・・・期待しないとするのが筋だろう ) このタイミングで皇室典範問題が生じたのは、不自然ではなかろう。むしろ遅かった。急ぎ方は不自然だが。( 現皇族の女子としては、終戦時に制度上残った5宮家の内、女の子は外の家に行ってしまうはずなので、残っているのは秋篠宮家の二人の女の子だろう。) なので、男系を保つには、終戦の国民困窮を分かち合うという意味から分かれたらしい旧宮家の復活か、そこから男系の男子を現宮家に養子にするしかなくなる。議論----男系廃止の改定案の理由--- 旧宮家が廃止されて60年たってしまっているので、国民感情が合わないだろうという。 (では、国民感情とは何か、は探られていないだろうが。 )---反対論・慎重論を中立的に表現すると--- しかし、旧宮家からの男系男子を入れたとして、すぐに皇位継承権の上位に来たりはしない。末席だ。 男系である愛子天皇を優先すれば、その人のさらに子が皇位につくのは何十年もの先の話だ。 国民感情が合わないというのは奇妙な強引さだ。 そして、現皇室+現宮家の三人の女の子の中で、将来の結婚相手が見つかるかということだが・・・・ 天皇と結婚する相手が見つかるものだろうか? 見つからないだろうと予想されると、順次残りの二人の女の子の方も同じだ。天皇の父親になると予想される中で結婚できるだろうか。 現時点では、将来が危うい。 とすると、やはり旧宮家を復活・または養子を入れて数を増やさねばなるまい。 それは遅れれば遅れるほど難しくなるから、今のうちにすべきだ。 その後、男系・直系・長子系などの優先順位を決めればいい。 以上、あくまで自分流の表現で考えた。------- ―陰謀論または危機感― 有識者会議というのは、文化的な要素というのは 「きりがない」 とか 「私的なこと」 と、つまりは始めから、 「急ぎ」 「文化切り捨て」 を公言している。 結論ありきにしろここまで露骨とは。 思想的な反日・反神道・反慣習感覚か、―――あるいは現皇族の断絶の危機感か。 ●追加1 たぶん、この二人の女の子が男系の人と結婚してもらえるためにも、今の内に継承権者にして一般人の結婚相手を排除しようということかも。そうすれば、男系・家族系の問題は収まるから・・・・。 始めから旧宮家の男系を入れるとしておけばいいはずだが、しかし数十年後、もし血筋のうすさに国民の支持が得られなければどうなるか? 数十年後の日本人の感覚が問題だ。 ということで、とにかくも愛子さんを含めた女の子たちを確保することが優先だということか。 隠したがるはずだ。いや一般国民にはともかく、多くの者がわかっていて微妙な言い方しかしないでいるだけだな。 しかしそれらとは別に、 憲法改正案でも、前文に日本の風土感を入れた部分を削除するなど、自民党内でも‘国’から‘風土的日本観’を排除したがる感覚が近代的だと思っている傾向があるようで、この流れに流されているのではと思ったりする。原理-男系 さて、男系の意味だが、 昔の慣習のせいではない。Y遺伝子のせいでもない。 「血統の揉め事を起こさず、一族婚の遺伝子欠陥から逃れるには、男系か女系にするのが長期に合理的で、 仕事しつつも子どもを安定に殖やせるのは、男系だ。」 という理由以上にあるわけがない。 (他の理由は、こういう原理をもとに派生したものだろう。) これは、豪族との婚姻関係を結びつつ、常に適当な距離を得るのに役立つ。 貴族が通い婚だったこととも調和するだろう。 貴族たちとの距離関係が安定して、代表者の位置にい続けられる。 それが、「支配者の子孫」と天皇の違いだろう。 土地 ←→ 豪族 ←→ 総体の象徴 = 天皇 という関係を続けさせる方法だった、と。 以上からして、 華族を止め、側室を止めてしまえば、残るは親族結婚しか残らず、 孝明・明治・大正と三代が側室から生まれたことを考えると、 昭和天皇は始めからこの行き詰まりを覚悟していたかもしれない。 (まさか、ここまで事態が急だとは思わなかったろうが。) 皇家はどう考えているのか そのとき、 旧宮家からの養子があるはずと想定したが、単に時代の変化に流されていただけかな。 あるいは、いつか男系が終る――その決断を国民の成行に委ねる――という覚悟があって、現天皇にも引き継がれたとか? ( 何にせよ、長子優先で急がせるように、無茶な論理の振り回し――非文化合理主義とか、日本改造趣味左翼とか、独裁政権へのすり寄りとか、に見える――があちこちで活動している、なんてのは想像外だったろうが。) この場合、皇族たちの意見が、不明瞭だ。 多くの人が改定案を急いで決める事に反対らしい。にしろ、実際に皇位を担えるのはどんな人なのか、そういうのを話し合ってもらわないと、いけないだろう。 伝統とは、誰がどんな方向にほんものの熱意を持つかで、評価が変わってしまう。 惰性で続く天皇家をかわいがるよりも、なじみのない伝統への熱意の方が自然になっとくできることがある。 伝統を知るということは、今生きている中でのほんものの熱意を知ることが王道だ。その上でどう考えるか これに対して、国民はどう決めるのか? それが問われるはずだ。 知らぬままに小泉政権や新聞に委ねるのでなく。 特に、細部に危険な陰謀が加わらないためにも。 大事なのは、選択結果じゃない。 プロセスこそ文化だ。 動くプロセス抜きに結論を出しても、餌として与えられた皿の中からものを選ぶ姿勢と同じ。 ●追加2 日本人が十分理解して継承を認めたという事実が、冷や汗を流して苦肉の判断をすることが、後の伝統になる。 選択肢とその意味については、次ページ。 6割が女性・女系天皇違い分からない-日本テレビ世論調査 1月、 (草莽崛起 ーPRIDE OF JAPAN の要約による) ●女性・女系天皇の違い 知っている 36.7% 知らない 53.2% わからない 10.2% ●今国会で成立させるべきか こだわらず時間をかけて審議すべき 66.9% 速やかに成立させるべき 23.1% 女系天皇を認める改正は必要なし 6.2% わからない 3.8% ●女性天皇になることがあってもよいと思うか 昨年1月 本年1月 思う 91.7% 85.9% 思わない 4.6% 9.8% 分からない 3.6% 4.3% (日本テレビの世論調査) 他、参考 治部少輔の筆誅亭日乗『 復帰に当たっては旧宮家の方々のご意向を尊重するというが、実際に皇族としての立場を期待されるのは、そうすると現在未成年の方かまだ生まれていない方ということになる。未成年に将来の即位を前提に皇室へ復帰するか決断せよということはできない以上、矛盾していると言わざるを得ない。』 参照 雑誌「選択」2006/2月号 ~「女帝容認」はひっくり返る~ 宮家: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 継承権についての序列参考 皇統断絶問題TBセンター 皇統断絶問題TBセンター 入門記事 皇統断絶問題TBセンター 関広野氏の意見 『 そしてマッカーサーは、日本の占領を成功させる方策として、裕仁天皇に祭司王ではなく改心した戦争指導者の役割を演じさせた。だから今日皇位継承問題として浮上しているのはたんなる世継ぎの事情ではなく、この実体を失ってイメージだけになった天皇制の問題なのである。』 皇統断絶問題TBセンター 識者14人の見解 小泉政権のペテンな独裁ぶり↓ 経済コラムマガジン 05/11/7(412)
2006年02月05日
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(追加変更文は ●印 (1~5) + ●追加6、7、8 ) (文字数制限で最終的には翌ページに。認識は、翌ページで大きく変わります) 皇室典範の改訂を政府は進めている。 これは、今の皇室に弟が生まれたり、皇位継承についての知識が深まる以前に、天皇家のみの天皇制にし、かつ、皇室習慣が嫌いらしい皇太子妃の元で育てられたその愛娘を天皇にしようということになる。 ●追加1 長子優先とは、――いずれ、天皇家の子供がなくなるときに親戚から迎え入れるのだろうが、そういう純粋の原理の通らない混交的なやり方と、急いで 「次々代は愛子天皇」 にしたがる性急さが不似合いに見える。 まるで弟が生まれないうちに――(ここ数年、マスコミ攻勢にさらされて精神が雅子妃が落ち着かないせいもあるはず)――抜け駆けするみたいだ。 僕には、弟が生まれる可能性を消したがっているかのような急ぎぶりに思える。 首相の言う、「将来、愛子天皇が結婚できて、男の子が生まれる可能性」 は、「雅子妃が弟を生む」 可能性より今は低いはずだ。 だいたい旧宮家が数百年前に血が分かれたというのは嘘じゃないのか? 男系を辿ると数百年前になるが、女の子が旧宮家に嫁いだりしたりしているはずだ。 始めから今までの皇族を排除するためのりくつだろう。 今の案では、旧宮家皇族を排除し皇室系統を裸にして、いわば伝統なるものから切り離してしまおうということにもなってしまう。 皇室という重い家に生まれた者は、一度伝統から実質切り離されてしまえば、自分では戻りたくない気持ちが先に立って、再び伝統を知りたくもないだろうから。 ●追加2 皇室の旧来のあり方に批判的な現皇太子夫妻の子孫だけの天皇制にしようとしている気がする。 ●追加8 そしてこの愛子天皇から後の家系とは、男系も女系も途絶えた、ただの天皇家であり、一家としての天皇家は、幕末の孝明天皇・明治・大正天皇も正室の子ではない。 さかのぼれば、一家としての天皇家は三度だか途絶えている。 これでは、天皇の存在意義は、かわいい一家の象徴でしかない。それでほんとにこの先永くずっといいのか? いかにも攻撃に弱そうだ。 攻撃に耐えるには、国民の十分な議論の培いが必要だろうと思う。( 伝統の実質というものが何かは知らない。 ただ、これは陰謀みたいなやり方に思えるので反対せざるを得ない )----- <<皇室典範の改定の有識者会議のメンバー>>↓ 首相官邸 皇室典範に関する有識者会議メンバーの素性。 ↑に付け加える。 いかにも陰謀そのものの人選だが、 この中で素性についてあいまいなのが、座長の吉川弘之 氏。 このサイト によると、 『吉川裕之氏はロボット工学専門ですが、東大の学生だった頃、共産党の民主青年同盟で学生運動をやっていました。「有識者会議」の前東大学長の佐々木毅氏は社会主義協会系で天皇廃止論者です』 さらに、 ここには こんな人の書き込みがある。『[松川 散人] 5点 2006/1/28 吉川弘之氏は、80年代ーバブル景気の頃、新聞「赤旗」に何度も寄稿していました。割と大きな囲み記事だったように思います。東大工学部長になる前後です。・・・、明らかな左翼思考の人物(それも、共産党寄り)と断じます。でなければ「赤旗」にあれ程の紙面を割いて寄稿出来るはずが無い。』 ここまで、偏った人間ばかりそろえたこと自体既に陰謀だ。 上記のサイトによれば、もともと内閣法制局が原案をつくって文芸春秋に載せたり出版したりした後、今回の委員を集めたらしいが、・・考え方が便宜主義だ。 しかしこの座長も、こんな素人メンバーのくせに、『憲法の解釈権は『有識者会議』が持っている』と言ったそうだから、悪意による日本全体への傲慢としかいいようがない。 (始め、↓のようなことをいったん書いたけど、事実はやっぱりもっと露骨だった。 このうす字中は読まなくていい。自分の未練で残してあるだけだから) この人の分野は、「現代工学」というやつらしい。 この人の本のほとんどは岩波書店(左翼系が強いといわれる)から出ていて、しかも第一線の立場から書かれた本ではない。 おまけに、新しそうな分野は、他人に書かせたものを自分のシリーズに加えているようだ。 元学長の有利さか。 ロボット工学の‘権威’だそうだが、現在の年齢とロボット工学の発展度から言って、単にロボットに関わる工学の‘大古株’で、ロボットを研究している公的機関 (独立行政法人 産業技術総合研究所) に‘理事長として天下り’した人物、 という程度だろう。 (アマゾンで著作を調べると、ロボットとか制御という名の技術書はない。やたら非技術的な分野まで本を‘編纂’しているようだが) (本の編纂といい、後述する無責任なくせに傲慢なところといい、まるでマスコミの一角の編集者みたいだ。) この人の頭のひどさは、 とあるブログ「私の主張・ひとりの日本人として」でこう評されている。 (↓抜粋)『今回の報告書の提出に際しても、「私たちは歴史観や国家観で案を作ったのではない。歴史観も議論すべきだが、それは国会で議論すべき問題だ」とし、 女性天皇や女性宮家を認めるからには、その配偶者をどのように確保するについては「その問題はわれわれの使命の外」と無責任な発言をしている。 これでは安定的な皇位継承者を確保することは出来ないであろうし 』 --抜粋以上-- しかし、無責任なら無責任なりに、三笠宮寛仁氏が伝統を守るために女系天皇容認に疑問を呈したことに、「どうってことない」と述べたりはしないはずだ。もっと謙虚に受けるはずだ。 そして、責任の範囲外だと言った彼らに、首相は法律を通すと約束?言明?したそうだし。 一体、 有識者会議が 『歴史観や国家観で案を作ったのではない。歴史観も議論すべきだが、それは国会で議論すべき問題だ』とするなら、 どうして党議拘束がかけられるのか? 真の決定はいつどこで誰がするのか? 何の根拠でするのか? 真の責任は誰? これで党議拘束をかけたら詐欺じゃないか。 ●追加3 国民アンケートは、まず次のように問うべきだ。 「この案では、 愛子さんの弟が生まれるのを待たずに、愛子天皇を決めます。 その次は、弟さんの男の子よりも愛子さんの女の子が優先です。 今までの古代からの継承方法とは根底が変わります。 ●追加6 (2/4) どちらも何十年か先のことですが、ここが議論の要点です。 この案で、今年のうちに愛子天皇を決定するのに賛成ですか? 」 ●追加4 -----本当のところ ----- 過去に日本の一般人が、皇位継承システムについてあれこれ考えることはなかった。古代や明治のことなど引き継ぐ必要があるかといえば、あてにならない。 国民全体がほんとに熟考した結果が、父系システムから、大正天皇に始まる天皇家システムへと変わっても――それは天皇職というものに神性があるとしたら、 ●追加7 (2/4) 祭られる神性・伝統的風土の象徴 から かわいがられるアイドルへの大変化になるが――まちがいではないとも思う。 一般人にとってのほんものの天皇というのは、昭和天皇から始まるのかもしれないし。 しかし、自然と人間の関わり・人間性と神性の観念との関係、などを考えるべきだと思う。それが日本文化の中心に関係するということだ。 (神とは、キリスト教の造物主を神と呼ぶのは誤訳であり、神→上→上流→源・奥にあるもの→精神の神、ということの方から考えるべき。 これに自然神・先祖と風土というものが関わって、つまり日本人らしい人間観・感というものに関わってくるはずだ。) 現代人の頭脳はそういうアナログ方面では低級化しているので、一度に決めるなんてとんでもないと思う。 日本の自然神と人間観について何の関心もない者が、政治の便利で文化を利用し、人間観をもてあそぶなどあってはならないのだ。 左翼も右翼も、この点は政治しか考えていないのが多そうだ。 ====他のブログでの意見(ちょっと見ただけのところ)====----<ブログ1> ---- この問題では、 このブログ がおもしろい議論が重なっているようだ。 (文字数制限で、コメントへ移動。要するに、男子皇統は何度か絶えているかもしれないと) 別に、いいんだけどね、それはどうだって。 実際、大事なのは文化としての信頼性なので、戦国時代以降に続いていて、江戸時代に継承されて来たシステムと矛盾がなければ十二分だと思う。 日本人らしさの感覚の元は、一般人にとって江戸時代以後だから。 大事なのは、万世一系かという事実ではなく、 文化的な安定 の中心・象徴なのだ。(政治ではない) 古代歴史の事実なんて無粋なものを、‘今すぐに’‘だからどうこう’という態度でもってくる議論自体が非日本文化的ということであり、議論に値しない。 そんな人は、もともと天皇のある国なんて必要ないのだ。----<ブログ2> ----- それとここが基本的な意見だろうな。 → 「歴史は復讐する」 主観的に抜粋↓『 有識者会議の答申は女性天皇、女性皇族の配偶者も皇族とするといっている。衆議院議員○○家の長男、会社社長△△家の次男といった民間人がいきなり皇族に列する可能性がある。 ・・・ もし愛子内親王とその子孫が皇位を継承するなら、血筋を女系でたどる原則になるため、天皇家の系図の中心を占めるのは小和田家になる。これは困るといって男系でたどる原則を適用すれば、一般民間人の○○家、△△家が天皇家本家の位置を占めることになる。 どちらにしても男系で作られてきた皇統の系譜図は行き詰って、天皇の制度はここで終止符を打たれる。』 ----<ブログ3> ●追加5 --アイデア------ (コメントへ移動)--------- 政治ネタは休むつもりだったのに、小泉氏の危険な傲慢さを見て書かずにいられない。 なので、僕の集めた情報は古く、訪問者には既知ばかりかもしれない。 まだしばらくは休みます。
2006年02月02日
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おめでとう ございます。 まるっきり書いてませんが、再開はまだ一月以上延びます。 少々、ブログ離れしてます。 原稿メモは増えてます。
2006年01月01日
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最近気になるのが、真っ赤な嘘。世を自分の都合で支配しようと、露骨な傲慢を堂々さに見せて、真実の公表に見せること。 そういう、今まであまりおおっぴらには見られなかった手法が急に目につく。 小泉首相が8月始めに「郵政解散」を発表して以来、いろんなものが権力への追従または独裁的に見える現象が起きている気がする。 (ただ現れ方が違っただけか知らないが。) 1 郵政民営化についてのいろんな真っ赤な嘘の流布。 小泉首相の大嘘を誰も直さない。→ 小泉妄言録→と真意? 中立の評論家のふりをして、実は業界の都合で嘘を流している。→ 評論家の垂れ流す嘘 ( 当時の国会議事録は、8月半ば、前月分が読めなくなった。映像画像は出るが文字が読めないので、一日分を見るのに一日かかる。役に立たん。(「国会ライブラリ」という私的HPから公式ページに跳んだのだけど) それとは別に国会議事録検索というのはあって、こっちに移動しただけだとも言えるが、どうも注目されやすいところは早く外そうという感覚だったのではないかと思う。) 2 その続き 内閣府は東京タワーに、日本経済の動きや大きさを肌で実感できる施設「感どうする経済館」を、11/25日オープンする、と。 その中で、「国と地方の債務、約750兆円が刻々と増える様子をデジタルや重さで示す「日本の借金時計」や「借金リュックサック」などのコーナーを常設。 このスペースは、これまで「情報の森」として一般的な政府広報展示室だった。 正確には、借金じゃなくて、又貸し投資なのに。目減りはしているだろうが、勘違いをして急いで売り叩きしたら、ほんとに大変な赤字になる。 どうして、政府―内閣府―はこうも平気な嘘をつき続けるのだ。まったく、 「汚い」。 内閣府というのは、危険な制度だな。 これが通ると思ってることでもある。 勝ち組になれ、というときには、ほとんどの者には「勝ち組に追従しろ」というのと同じなのだな、と思う。 数の上では、「追従する卑しさ組が勝ち組」にならないかな。 3 NHK 月日の 「(走り書き)戦争責任と靖国とNHK」 で書いたように、冒頭に論説委員がいかにも確信めいたことを主張して、いかにも「自分は確信を持って賭けています」という雰囲気を演出していた。たぶん小泉首相のまねだな。 それで騙された人が、以後のマスコミを見ていると多そうな気がする。 追加 ( ついでに、NHKの嘘をもう一つ。 大和沈没と大鑑巨砲主義のことを取り上げた--堂々日本史の一つだったかな--の中で、 「ミッドウェー海戦の時、日本はまるで相手を見つけられなかったのに、アメリカは日本を見つけていた。だから負けた。」 「レーダーのない日本軍は、レイテ沖海戦で大和を有効に使えず、犠牲を出して戦果はなかった。」 これが、ポイントとして使われている。 真っ赤な嘘だ。 ミッドウェー海戦の時、日本は十分早く相手を見つけていたのに、自己満足で時間を食って、先制攻撃を受けたのだ。 大和は戦果を目前にして急に反転して、離脱した。 もともと有名な話だ。 二つとも、NHKが特集で過去にやったことがある。前者は平成のはず。後者は4年ほど前か。 知らないはずはない。わざとやっている。 手直しの時間のないようにして、番組の演出上ということで、チェックを通ったのだろう。 技術上の話を、事実を嘘をついてまで演出するなんて意味がない。なぜだ? 「 大鑑巨砲主義 → 連想として大きな政府、 という時代遅れ」 ということがこの番組の趣旨だ。 そういう現代の流行のためなら、事実などどうでもいいらしい。 しかし、ほんとに嘘をついても盛り上げたがっただけか? レーダーのこと、飛行機のこと、どちらも一つだけでNHKは過去に番組を作っている。嘘をつく必要があったのか? (流行におもねる番組をつくるやつらのことだから、モラルなんかなくて、作業を楽したいだけかも知れないが) ところで、番組の中の資料を考えると、沈没の理由は火薬への誘爆だから、大和が沖縄に辿り着く可能性はそれなりに否定できない。対潜水艦用に駆逐艦もいたし、司令部は一応本気で辿り着かせるつもりつもりだったろう。 だが、なんとなく、大和の乗員はむだに死なされたというオチになっているようだった。 大和が沖縄に行くことを、 「本土防衛に使える大和を使って沖縄を救援しようとしたが、辿り着けなかった」 とさせずに 「贅沢な大和は三千人以上の乗員とともに、捨てられただけだ」 としたかったのじゃないかとも思う。 最近、SAPIO誌上では、小林よしのりの沖縄レポートが続いていた。だからか --いずれにしろ不必要なまでに事実を捻じ曲げる。 ) 危険な習慣だ。 内閣府とNHKが詐欺の見本をやってるとは。 人気blogランキングへ
2005年11月19日
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<政治関係> 改革のほんとの中心は、統計の嘘と遅れだ。何が黒字なのかを知るのは判断力とクリアーさの問題だから。 少子化のごまかしもここから来る。 ごまかしは、アンケートに答えた者がいいげんなのを、そのまま信じるのが自分の仕事だと担当者が思っているからだろう。<少年関係> センセーショナルな青少年犯罪には、先天的な感情バランスの障害があるという。 最近できた病名だし、センセーショナルさつまりものめずらしさを説明はするが現代犯罪状況の変質を説明はしていない。 以前は十分ふつうの子の範囲だったし、病名は現代状況を説明しない。 人気blogランキングへ
2005年11月14日
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日本の敵は、日本企業の自分勝手な暴走だ。愛国心ではまず、日本を捨てる企業のブランドを攻撃しよう。 中国の国力を支えるのは日本企業だ。 競争上中国シフトはしかたない面もあるが、しかし急に起き過ぎる。国内のことは全く考えてない。 そして、下請企業の金型技術は脅迫して中国にただで移させる。 精神的にも、 中国に対しても弱腰なのは企業の男で、女性の方が強い態度だと言うし。 なんか最近の傾向として、儲けている=りこうで生き生きしている=正しい=少子化になる労働形態なんか知ったこっちゃない、――という気がする。 特に、 現在の 法人税はアメリカよりも安い 。課税最低限は他の先進国より低い。下層の貧困化は既に先進国有数で、移民も多いアメリカに近い。 なのに、消費税のような逆累進課税は上げろと言い、 法人税を上げると外国に本社を移す企業が出ると脅す 。 その分を、株式所得のない個人や自治体に押しつけるのが彼らの改革の支持だ。 企業の儲けは株主に回るのが正しいとされ、国があり人が住んでいることは企業が本来負うことではないらしい。 上場企業の中で、外国人株主が3割を超えているのが100社になっている。いずれもっと増えるし。 日本のために金を使うと、経営者評価が下がりそうだな??。 改革を進めろと言いつつ、環境税は反対する。日本企業の強みになることなのに、今の商売の方が大事らしい。(ハイブリッドで先を走っているトヨタの会長が、経団連会長としてやってること) ほんとに日本を脱出する企業が出たら、不買運動でも起こせるような、「愛国心」は必要だろう。 でないと、ことばの遊びだ。 そういう企業監視システムこそが、愛国心としてまず緊急に必要だろう。 その上で、企業の恫喝に屈しない改革をつくらなければ、人間らしい日本の未来は見えそうにない。 人気blogランキングへ
2005年11月14日
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中国包囲を優先させろ。 と言うのは、 「サンフランシスコ条約で放棄したのは千島列島であり南千島ではない」という日本の主張は、戦後の池田首相時代に、千島列島と南千島を区別したものらしい。(未確認) (歯舞諸島は別。千島列島の中の南千島が国後・択捉の2島。という話。) 冷戦のさなか、ソ連と平和条約を結ばない方がよかった状況だったのだろう。高度成長政策を掲げた池田首相としては。 (池田首相は任期中に癌で死亡。真意は闇。) まともな外交を営むべき現代には、あっちこっちの論理の妥当さとそれぞれの矛盾のなさが、第一の国益だ。 ここでむりな要求をして、道理のない主張をすることもあると世界に思われたら、竹島や尖閣諸島、さらにはアジア地域の揉め事へ忠告する信用をなくす。 バカな話だ。 北方領土の本質は、 ロシアの東方拡大欲 と、それを 停止することの象徴だ。 領土放棄をしてない歯舞諸島だけにして、無人の択捉島はソ連側の条約破りに対する反省として譲歩を求める――殆ど自然保護区にするとかの条件で返還・ロシアの租借などの形で――がいい。 大事なのは、道義的な信頼の形だ。+北海道との海峡が100%日本領土であればいい。 現実には、ロシアは中国に侵食されつつある。→膨張する中国 中国に包囲されないのが先 だ。 人気blogランキングへ
2005年11月14日
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↓追加は行頭に ▲印 1、2 1 便宜的生命観 こっちの小学校で「いのちの教育」として行われていることは、 「殺すことは人権を奪うことなので悪い」ということだと。 当の教師もそれが命の教育だという気はしてないらしい。 まあ、それが現実だとは思うのだ。 権利→平等→相手への想像力、という流れは。 しかし、それだけで「いのちの教育をした」と呼んでいいものか。 1) わかりやすいというのは条件だろう。それはいい。入り口としてだけわきまえるならいい。 思いやりの延長、他人の尊重としての命は一応ふつうだ。 しかし・・‘すべての子がここまでわかる’と言えることが第一なんだろうな、教師は。 2) しかし、「人権」という言葉で語る教育プログラムは、教師の教え方が疑わしいだろう。 「人権⇒権利⇒約束・法律⇒憲法9条のおかげ」 (⇒本当は命に価値はない)、ということに使われそうだ。 左翼思想でなくても、個人思想として見ても、 「当人の意識のない時には人権はない」→気がつかなければ騙してもいい、生き生きしてないものを殺しても気がとがめない、という‘感性’に導く。 まあ現実ではあるが、それを「命を大事にする教育をした」ことにはならない。 むしろ昨今では、「考えるのはここまでだよ。それ以上の高みは社会で認め合っていないよ。」と世界を塞いでしまうことになりそうな教師も多そうな。 教師にもよるだろうが、今の「いのちの教育」とは、わかりやすくニヒリズムに導く教育をさせたがっている連中の餌食になっていそうだ。 ▲1 具体的に想像すると、 「先生がこう言ってる。これ以上のことは生徒同士では語らなくていい。それ以上のことは個人の趣味の価値観だから、お互いに抑えて、先生の言う合理的な範囲だけで世界を考える会話をしよう。」 ↓ 「みんながこういうことしか語らない。こういうことしか考えていない。人間とはそんなもんだ」 ――と思い込む子が増えるだろう。 3) 「命の教育」と呼べるレベルには、「命そのものが尊いから、一人一人が大事だ――少なくとも、そう公認されている――」、と言うことが必要。 (反日左翼はこの‘公認’部分を‘憲法だけ’に置き換える。) まるで宗教理念みたいだから小学生ではまずいかな? いや小学生こそが適応する。 小学生は本来病死率の高いやわな時期で何も教えなくても死を恐れ始める年頃。 (たぶん、死んでも生き返ると思い込む小さな理由の一つは、死の恐れを忘れたいからだろうが。) 命の尊さという理念に自然に惹かれる時期のはず。 まあ、現場の教師としては、「食物連鎖や正当防衛や戦争を突っ込まれたら困るから、国内の人権としか言っとけない」 のだと思う。 だから、大切な気持ちは教師個人の立場で口にするだけがせいぜいで、またそれで充分だと思う。 大事なのは、生の言葉として「大事だ」「この世には尊いという概念があり、それは人に与えられている」と‘言ってやれる’ことだ。(生徒のつっ込みは気にせずに) (--それさえできない教師が多そうな。)------- ―――こういった考察はふつうは不必要な神経質な考慮だろうが、何か、現代では整えておかなきゃいけないインフラになってきているみたいだ。――――――――― 大切さのある世界 そもそも「尊い」という観念に相当するものが、現代に「命」の他にあるか? 尊いということばを死語(または飾り語)にしているような現象が目立つ。 人がときに、自分が自分の存在について思うとき、他人が無意味な存在に思えるとき、――命がそれ自体大切でなく生きる時間の道具だけでしかないという感覚なら――、かんたんに絶望するだろう。 世界に思索を深めるほどにニヒルにさせられる子が増えている、という気がする。 僕としては、「そこで絶望するのは、個人の問題でなく、人類の絶望を撒くことだ」、と言いたいが。 そこを超えられる強い個を求めるのが現在の流行思想らしいが、ばかげている。 それに向いた素質、時間の余裕、のある者は少ない。世の絶望が増えるだけだ。 世界を壊しておいて、愛情が大切だというふうに、個人に救済させてごまかしているだけだ。 (世界には、新しくて適度な破壊と再生が必要らしいけどね) ごまかしでも無知でもない本物の完全な個人主義であるには、仏教のような修行が必要だろうなと思う。そしてそういう仏教は世を救わない小乗仏教だ。 2 サヨクの捻じ曲げ=性教育 googleで‘いのちの教育’を調べると、かなりの所で、‘命の生まれる’性教育のこととされている状況らしい。 つまり、「いのちの教育」という名分で授業時間を使って性教育をしたがっている。 親などには、「いのちの教育」をすることになっていると言って、性教育を国の方針に見せたがっている。ということだろう。 まったく、サヨク教師というのは、命なんか子どもを洗脳する口実、としか思ってない。こういうごまかしをした挙句が、何かというと「現場重視」というセリフだ。 こういうやり方からして、彼らの性教育とは、「家庭不用、個人が家庭から自立すべし」 というイデオロギーへの教育だろう。 こういうことを考えずに嘘の抽象論に引きずられて悩む、まじめで政治音痴な新人教師はお気の毒。 ちょっと冒頭上げたことだが、こっちの学校で老教師との会話で、「命の教育というのは何かやってられますか?」 「いや、いのちの教育としては、人権として教えています。」 ということがあったのはそういう事情なんだろうな。<微妙な注意> 「いのちの誕生に感動する教育」 「生と死の教育」 というものがあってもいい。それ‘も’あるのは自然だ。 命の価値を感じると、ある面、個人が心理的に独立しやすくなるのも自然だ。頼もしいだろう。 だが、まずサヨク性教育ありきの本音をごまかした連中が、ほんものの感銘までもっていくはずもない。 だいたい両親が不仲だったら、性教育は命の大切さにはつながりにくかろう。 ▲2 (中でもジェンダーフリー活動の異常さについては、川崎市の教育を考える会(仮) とか娘通信♪ とかが詳しい。) 左翼的命の教育 ネット観察から、左翼的な命の教育を概観すると、 他人の命を大切に、→人権⇒憲法9条。 自分の命を大切に、→性を個人だけのものにして、個人を共同体から独立させる⇒家庭、国の不用化。 という狙いに見える。 健全な教育との結果的な違いは、「それ以外は一生考えなくていい」 と思わせてしまうこと。信念としてではなくて、知識として世界の常識に思わせてしまうこと。 そういう浅薄な受け取りをする子が増えている状況のようだ。 そして、浅薄な約束事として受け取った世界を受け取れば、簡単に絶望しやすくもなるだろう。無力だ。 (もちろん教師によるが、他の教師も影響があるだろうなあ) もともと無力なことをして、できるだけのことをしているなどと嘘の認識に通じさせれば、その分だけ教育議論が狂って行く。 3 科学と価値 彼らは科学的と言うことを自慢にしたがるみたいだ。(捏造データもあるが) しかし、ならば、「自分は淘汰される側らしい」、と客観的に絶望する現代の少年には何もできまい。 科学的真理に感動すればすべて片付く、わけではない。 絶望した科学的認識は、動物と同じとしか言ってやれない。 いざというときに役立たない知識を教育とは言わない。 (あとで投稿テーマを変えて再投稿します。) 人気blogランキングへ
2005年11月13日
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予備スペース
2005年11月13日
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人類のために――中国への妥協は――罪だ。 1 南京30万人の数字は人間性の問題だ。 人間性への‘裁き’でなく、後の世代の人間性理解の問題だ。 その数字の大小の違いは、=事件のプロセスの違い、=人間性はどういうプロセスでどういった風に消されるかを意味する。これを考える権利を他国の他人に委ねるなら、脳みそ(心)を提供したのと同じで、人権も何も意味はない。 反論が起きるのは当然の権利だ。 もっとも、よけいなことを知らない方が世が平和な気もするが。 ‘90年代、虐殺が簡単に起きている気がする。 軍隊によるものとは違う、民兵・一般人によるものが。 旧ユーゴスラビアでのクロアチアが起こしたという虐殺はセルビアが拡大して憎しみの連鎖の象徴になった。半世紀以上前のことを蒸し返す宣伝によって、近所の人間に対して行われた。 ウガンダで、ラジオ放送局のキャスターが流した煽動で、一般隣人が少数派部族を抹殺し始めて大虐殺となった。 インドネシアでは、親しくしていたキリスト教徒の村がデマを信じたイスラム教徒の村に皆殺しにされた。 (これらは情報閉鎖環境だという特徴がある。) 人が人を殺せると思うことで自分から殺そうとしたりする。 それが正確な認識でなく、宣伝によることが多い。 辺境にもラジオはあり世界中のニュース断片ぐらいは入る。‘90年代、「日本は過去の虐殺を悔いていない」という宣伝は、二国間の話題のときでさえ世界中に伝わっていただろう。その影響がなかったとは限らない。 当時僕は歴史宣伝と虐殺を同時的な気がして因果関係を想っていた。冷戦後の民族主義の道具として虐殺ネタが吹き込まれた結果のように。 嘘による宣伝は罪だ。人類への。 まして、そのことで日本という平和主義の存在感が消えて、中国という覇権主義が正当化されるのだから。 プラス、自分で人間性を考える脳を差し出すわけにはいかない。(日本だけを実質的に消したがっているエセ非国境主義者も多いようだし。) 注意: 数字を検証することは、数字の意味→実際の全体像を把握しなおすことだ。これは、情報源の信用性・考え方の再定義を含む検証となる。が、その当然のことをなおざりにする頭も多いらしい。数字と別の本質とかいうルール変更によって、証言の信用性への疑いを消し去ったりすることは想像力の欠如だ。 2 中国という巨大人口による人間性の押し付け 以下はまあ、他の人に通じるか気になるが。 中国の本心 過去の歴史に隠したい闇を抱え、外のせいだけにしたがるのは中国の方だ。 現中国の覇権主義な態度を、「過去に侵略を受けたトラウマのせい」などという見方があるが、半分以上甘い。 彼らには「国内の不満を外に向けさせる」なんてのは表層でしかないだろう。 たぶん中国の本能は、 自分たちが世界の中心でないといけない、外の世界を理解しない歴史段階にある集団が、世界人口の1/5を占めることからくる、「意識の膨張圧力」 だ。 (侵略を受けたトラウマなんてその断片に過ぎない) (アメリカも1840年代から“膨張の明白な運命”とかでメキシコ・スペインと戦争を始めて、西部のインディアンを追いやり、フィリピンなどを手にしたが、それと同じだろう。アメリカが「開拓」という言葉で隠した野心を、中国は過去の歴史のトラウマに見せかけてごまかしている違い。) そりゃ個々には、内政への不満やら過去へのトラウマやら軍人の欲求とかあるだろうが、要は“膨張の明白な運命”感覚だ。 その感覚の裏には、自分たちの人間性の問題を他人のせいだけにする、危険な未熟さがあり、これが世界人口の1/5の口数をもって世界中に出て行こうとする。 今は英語圏の力が強いと思っているだろうが、いずれ逆転しかねない。 そのときの中国発の人間理解の教養基本に、日本の虐殺が置かれるだろう。 日本人が信用を得るほど、「この人たちでさえ昔は・・」などと人間不信の種になる。 その状態がそう長くは続かなかったとしても、その間に世界は簡単にその分汚染されてしまう。 中国への妥協はそれへの協力だ。 (じっさい反日論者は心のモラルで日本を攻めるくせに、最近の日本の犯罪状況について、「教育に圧力をかけるな」という意見しか見えない。 本心は人間性など快適さの道具にしか思ってなさそうだ。) 日本人にも、食い詰めて中国の奥地で麻薬売りをしに行ってる者が多数いるらしい。中国人もフランスなどで奴隷労働などと言われる状況にある者が多数いるらしい。個人がいろいろなのはわかっている。 しかし、それとは別次元だ。 技術の規格交流でも、中国人の技術者は国の位置を有利にしようとするが、日本人は技術を磨くだけだとか。見ているものが違う。 世界人口の1/5が、過去の時代の心的レベルのままで、自国の勢力を拡大しようと活動に熱心なのは、脅威だと思う。 人気blogランキングへ
2005年11月12日
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以前に書いた繰り返しに近いが、歴史認識問題の軋轢はいつ始まったのか。 一般人にとって。 始まりは日本の右傾化ではない。 左翼マスコミが中・韓を通して日本を批判してきたのが、既成事実化し加速がついて、’90年代始めに激しくなった。わずかの歴史の一面を語ることも妄言とされた。 (それは「日本人にはもの事(歴史)を自分で考える権利がない」という支配に相当する。) これに学者が反論を始めたのが’90年代半ば過ぎ。 産経側と朝日側の論戦のようになり、議論の誠実さが論点の主要部分だったりした。 見ている一般人の朝日への支持が減ったらしいという情報が見えた頃、読売が産経に近い立場を取り始めたらしい。 それを、日本の右傾化と言い出す。 この時期、 日本では、靖国神社参拝を公約にした小泉首相が誕生。 誕生したばかりのブッシュ政権は、共産中国への警戒を強めていたが、9・11テロで対テロ戦争ということで中国に妥協する。 経済では、2001急激な中国シフトが起き、中国への流れは完全に勢いとなる。 すなわち、2001に中国は完全に大国になったといえる。 この頃から、中国の日本への批判というか攻撃は、日本のマスコミの動きから離れる。 アイリス・チャンの本などもあり、国際的に動き出す。 こういうことを、「日本の右傾化が中国などの反発を招いた」などと、朝日‘系’では 歴史改ざん(改竄) をしている。 (一部産経などがブッシュアメリカを背景に言いたい放題の態度を取っていたのは右傾化とも言えるが、日本の右傾化ではない) 実際は、左翼マスコミが中・韓を利用してやろうとしたことを、今や両国が自前でやっているのだ。 中国人の凶悪犯罪に、日本で裁かせずに返還を要求する、こんな国の態度を見ればわかるというもの。それに合わせた日本を右翼化呼ばわり。etc. 東南アジアの華僑でない大人に聞いてみればいい。中国の本音がなんだと考えるのが当然の外交常識かを。 サヨク系と言われる者たちが、中韓だけで東アジアと呼び、台湾人もフィリピンの未来も含めないでそれを言うだけで、底意が知れる。いつかそう呼ばなくなったとしても底意が変わるわけがない。 日本の近年のは、もともと右傾化でなく「抗反日」だ。 一部独善と強制の突っ走りをしたがる者も目立つが、それはいわゆる左右両方にある。反日論者が批判できるすじでもない。) 人気blogランキングへ
2005年11月11日
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(補足追加:末尾) 8/13か14日のNHKの番組で、靖国神社とサンフランシスコ平和条約の戦犯規定について、特集があった。( 実は冒頭の論説委員の発言を聞いていない。推量で判断してる。 来年の同じ時期の直前に批評をだしてやろうと思っていて、ビデオに取ってあるだけで、始めから見直せてない。ちょっとテープも埋もれてしまったし。 しかし最近のマスコミが気になるので簡単にまとめておく。 来年確認してからこの文を書きなおすだろう。) 番組の流れ この冒頭で、NHKの論説委員らしき者が何か主張していた。 次に靖国神社とサンフランシスコ条約の戦後の流れの説明があった。 その後の2対2の議論の中で日本人は約束破りをしている、という主張(姜 尚中)と、東京裁判は不当だ(上坂冬子)とがぶつかったままで終わった。 この番組の主張は、 「日本は独立の条件として東京裁判を受け入れたのに、日本人は約束破りをして戦犯を解放し、その信義違反の心が靖国参拝に通じている」 というものだ。 ペテンだ。 この番組はいろんなことが網羅されているようで、 1箇所だけが隠されていた。 サンフランシスコ平和条約の戦犯規定には、戦犯釈放の手続きが書かれている。こんな明確なことをうっかり見落とすはずがない。 事実は日本は条約の手続きに従って釈放した。 東京裁判がいいいかげんで冤罪みたいに処刑された者も多かったので、日本人は数年間の懲役の後の戦犯を釈放する署名運動をした。 その上に、日本は条約通りの手続きで国際社会の承認の下に行ったわけだ。( 姜 尚中は、「現在の中国は当時の中華民国を引き継いでいる」と言っていたが、これも違う。 中華民国(現台湾)は日本との平和条約で、戦犯の問題はサンフランシスコ条約に準じるとしている。その上で戦犯釈放に異を唱えなかった。 日本が戦犯を釈放したことについて、国際社会の承認は完全に終わっている。) (実質を語れば、中国大陸の人々の承認ができていないということになろうが、これも筋違いだ。 日中国交回復のときに毛沢東は「日本のおかげで国民党に勝てた。過去をわびる必要はない。」と言った。 毛沢東のそのりくつで済むかという問題だが、そもそも独裁共産党が国民を代表することが正しいのか。 国共内戦の大犠牲者は無視していいなら、毛沢東の言ったように「日本のおかげ~~過去をわびる必要はない。」というのも不当でない。 それでも個人としての恨みが残るというなら、――既に国際社会云々から離れているが(苦笑)――中国人同士が殺し合い・焦土作戦をし合った恨みを忘れていそうなのは矛盾だ。) そもそも裁判とは 元々戦犯というものの扱いは、独立したあとはその国の国内法に委ねられるというのが常識であり、ましてそれまでなかった「戦争を始めた罪」などというA級戦犯はなおさらだ。 だから「東京裁判を受け入れた」 というのも‘占領下で’と取るのが国際常識。 サンフランシスコ条約で日本が受け入れたのは東京裁判という全体ではなく、諸判決(個人の量刑)に過ぎないのは、英語上も当時の国会答弁からも明らか。その上で条約は批准された。 これらは番組以前からネットにある有名な議論らしいし、何年も前から国会議論にもある。この番組でこれだけ色々網羅してまとめた以上知らないはずがない。 端的に言い換える と 「裁判」という名を偶像的に利用して、日本の内面のモラルと外国の復讐心によって裁かれ続けることを混同した番組だ。 「日本だけが‘厳粛に’、戦争を起こした責任と罪を背負わねばならない」&「でないと日本の独立は嘘で、これは日本の心の運命みたいなもの」 と導いている。 (これを自虐と言わないなら謀略だ) この番組で重要なのは、 「 NHKの論説委員が堂々と、「日本人は約束違反だ」と嘘をついた番組によって、日本人の内面を支配しようとしたことだ。」( 裏番組の読売の特集では、この省略部分は隠されなかったらしい。) 補足0: 8/15日頃のNHK総合特集は、毎年こういうのが多い。視聴者も見ぬいてるようだが、きちんと反論しないと騙される者から伝わって外国人が信じかねないと思う。 補足1: 姜 尚中という人は、政治学者だそうで、「国際政治学者」でも「法学者」でもない。 つまり 素人 だ。この番組を見て、それがよくわかった。(でなければペテン師の仲間だから) 良心的姿勢がいかに道具に利用されるかの見本のようなものだ。 補足2: 日本人自身の反省を明確にしなければいけない、という議論はある。 しかし、それが歴史学を離れて、日本だけを罪として、‘復讐心による混乱した認識に従うこと’と‘内心の反省’とを混同し、――ということならば、それは反省ではなくてただのロボット化だ。 補足3: 靖国神社と戦争責任がつながるという論理は奇妙なものだ。 ならば、民族主義にこそ戦争責任があると言わねばなるまいに。 戦前の世界常識では、徴兵は国が独立できる基礎だった。戦争をするのは世論だ。 神社に責任があるという根拠は? ただ何でも相手の判断に従うというだけの犬根性に思えるが。 (6月19日「靖国(改) 」 、 20日「国体神道+ 」 へ) 戦う気持ちに色々矛盾はある。それが戦争することだ。防衛でも同じだ。とくに中国の方がその矛盾ははるかに大きいだろう。 乱れる心を安めさせようという施設があるのは自然だ。 それを細々ほじくるのは、未来を良くするというよりも、ありもしない‘完全に正しい戦争’でないからと日本を攻め立て、つまり国というもの――日本だけ――を解体したがっていることなのだ。 兵士の心を考えて靖国に反対する、などと言う人は、そのりくつをまず現在の中国に当てはめてみるべきだろう。 補足4: ‘無条件降伏をした’ = ‘よって国際上、連合軍は絶対者となり、独立によって日本の造物主となった’、みたいに考えるお人よしがいる。 無条件降伏をしたそのときから、日本人は真に奴隷民族となり、のちの独立とは、内心に永遠の負債を背負うか改造されることなのだと。(内容によらず日本に自分で考える権利はないと。) キリスト教の造物主は、「自らを永遠の奴隷と認めたものは救いようがない」と言うだろう。 そういう人にとって人権というものは、連合国に与えられ連合国に従うために守るだけなんだろうな。 極めて日本人的な原始宗教感――連合国大明神を祭ってしまう――の持ち主かも。 相手が白人でなく、お隣の東洋人だったらこんなことを思わないだろうに。 こういう原始的良心は、近代人にとってカモだろう。 そして国際社会がよくなるために奴隷やカモな心は何もできまい。金を出してやつあたりの種になっていれば他人の心が浄化できると、ほんとに当てにしているのか。 そのことを見ない意見を良心的だとは思わない。 「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」というのがあるが、「瀬」とは流れのことであり、危険覚悟とわかっているその先の話だ。良心的だと認められようとして安易に当てにすることではない。 人気blogランキングへ
2005年11月10日
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日経 11/7から 【NHKは中国に負ける】 (東京大学大学院教授 伊藤隆敏氏)(海外) 「大リーグ中継や芸能番組なんていうのはNHKでやることはない。民放ができる番組は民放に任せた方がいい」 「私は年間二十五回、百日間ほど海外出張しますが、ホテルのテレビで見るNHKの国際放送は非常にお粗末。国際放送の視聴看である海外在住者と短期出張者、海外で日本に関心のある外国人の誰もが不満を持つ内容です」 「そのなかでも出張者は圧倒的にニュースを求めている。テレビを見られるのは早朝か夕方。ところが忙しい時間帯に連続ドラマをやっている。時差ボケで深夜に起きたら幼児番組です。それより 十五分おきにニュースを流してほしい んですよ」 「日本に興味を持つ外国人に向けた放送という点は結構重要なんですが、現状はまったく不十分です。 中国はメディア戦略を立てて海外のケーブルテレビにどんどんニュース番組を送り込んでいる。五年もしたら、アジアのこユースは中国の放送を見ればいいということになる。 NHKは何十年もやってきたのにね」 「総合テレビの内容をちょっと手直しした程度の放送を流しているからです。」 「もし第二チャンネルを作るなら、経済ニュースと日本の文化。それも能狂言や農村の風景ではなく、日本のアニメや映画、Jポップスと呼ばれる若者向け音楽でしょう。 こういう番組に特化すれば、有料でやっても採算が合う」(国内経営) 「百貨店はスーパーに追われ、そのスーパーはコンビニや家電量販店など専門化した業態に抜かれました。 NHKや民放はケーブルテレビやインターネットが出てきて大きく状況が変わっているにもかかわらず、今まで通り幅広い商品(番組)を提供していたのでは、老朽化した百貨店になってしまいます」 聞き手から (編集委員 大橋牧人) 欧米へ出かけていて何か事件が起きたら、CNNやBBCのニュースを見るというのが定番だ。それがアジアでも当たり前になり、「何でも欧米の視点で伝えられる」と嘆く声も上がっている。NHKが迷走している間に、言論統制のある中国の放送がアジアニュースの代表になるとしたら、違和感を禁じ得ない。
2005年11月08日
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全国小売酒販組合中央会のずさんな会計・・・調査中・・・11/8報道。 ごまかすな! 144億円は、アメリカのローン会社に投資した挙句破綻したのだ。 だれが紹介したのだ? 格付けはどうだったのだ? 日本の感覚ではローンなんて堅い仕事のはず。それがアメリカでは違った。 素人の投資が、どういうふうに騙されて行ったのか、それが大事だ! 組合員の怒りは、ローン会社との取引に向けるべきなのに、それをそらそうとするかのような方向に騒いでいる。 投資のことは現政府の方針に反するから考えたくないと、無意識が拒否していそうだ。 NHKは――あるいはマスコミは――バカばっかか! (NHKしか見てないが)
2005年11月08日
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自民党はまだ出したがっている。しかし現在の党内状況ではそのまま通らないだろうとも言う。 マスコミ条項と国籍の問題がある、なんて言ってるのだから、つまり以前に与謝野氏が「反対派の言い分を呑んだ」なんて言ったのは、 嘘か、古賀氏が「自分の口から言う」なんて言ってて実は無視したのだ。たぶん後者だ。 とすると、法務省が出していた改良案も無視されていたはずだ。 この法律が必要な人々がいる・・・ほんとにいるだろうか。 そりゃ裁判支援の必要な人はいると思うが。 この法律の問題の核心は、 他の分野の機関に対して上位の権威(あるいは権限)をもって、すべてを人権の名で統一して、思想から人を直接に、ある程度支配できる可能性があることだ。 鳥取の条例はそれがなかったからまだいいと思った。 何かを――できる権限がなくても――正しいと認められているかのように権威によって錯覚させてしまえば無理も通る。 まあ、正常な人間ばかりなら錯覚が通るはずもないし、常識が健全なら有功に法律を使えるだろうが、それをあてにできないのが昨今らしい。
2005年11月08日
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あまりにも放置したので、走り書きを書いておこう。 政治絡みで気になっていること、個人の泡のようなの呟きだけ。 全く文責感なし。 今までが重過ぎた気がするので、この方がいいとか。 ---と思って書き出したのだが、けっこう手間をかけてしまった。 とりあえず政治・社会関係だけ。2、3日連続で。 今、久しぶりに日記の編集画面を開いたら、なんとアクセスが減っていない。 ありがとうございます。エヘン(^-^)・・遊んでたのにゴメンナサイ
2005年11月08日
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いろいろたまってるので、あと2、3週間は書けなさそうです。 書くことはあるけど、労力配分がうまくいきそうにないので、書き溜めながらペース作りをしないと。 書いてないのに訪問してくれてる人には感謝。 おかげで挫折しないでおれます。
2005年10月08日
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ADSL網がおかしくなっていた――と聞いていたら、ほんとの原因は料金の払い忘れだった。 おかげで一週間のネット停止。いい休養だったと思う。 別にすぐ書き始めるわけじゃないけど。
2005年09月22日
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と思う。 去年ぐらいから。 経済の立場とは別に、議論によって日本の一体化(総論を本気で語る)が進んでいる結果だと。 (小選挙区のせいでもあるけど始めの予想イメージどおりの大勝) 今回は論理ではなく、小泉首相が嘘データに浸りこみ、「象徴を選択する、物語」 でしかなかったが。 当面は 「大衆操作の復活」 にしろ、その先を期待したい。 (僕はテレビの政策論争なんかまるで見ていない。) 民主党は、 郵政民営化に賛成のくせに潰したがり、それをつかれてあわてて発表した案では自民党より職員解雇が急で、そんなに急ぐならなぜもとから対案として発表しなかったのか、が不自然な印象。 つまりは自分のつごうだけで、弱い者への配慮もないのだ。または本気でない。 このふまじめな利己性が、他の政策の本気度も信じられなくしてしまった、はず。 というか、この態度こそ 「議員は保身が大事で、見苦しい既得権勢力が日本にはこんなにいる」 というイメージだったのかも知れない。 造反派は、 党を追放状態では利益誘導が働くとは言えず、当選者が半々となったのは地盤の力で出た数字と取るより、「小泉不信の論がある程度聞いてもらえたから」 と評価するべきだと思う。 (無視されるだろう・・) 今回首相が計算して潰した相手。 地盤議員: これが首相になったときからの目的のようにもとから言ってたな。 権力へのひがみで集まっている民主党: ばらばらで対案能力も本気に取り組まないのが露骨。------------------------- もう一つの見方。 自民以外のほかの党が得票数を落としたわけでもないそうだ。 だから、「わかりやすい小泉物語に参加」 した投票が今回の結果のすべてとする見方もできそう。 この票が、大勝によって定着しそうだということ。 「物語」 によって信じ込んで得票が変わる新時代が来るかも。
2005年09月12日
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追加は(-5-)行頭に ●印 最も広い視点が これ。 議論・話題についての共感が ここ の8/21~ 8/26。 ここの8月分日記はほとんど今回の選挙の示唆みたいだ。とくに8/6の分はさもありなん。(笑) ↓以下、よそに書き込んだものに追加・修正して並べておきます。自分の都合。-1------------------------------->民営化で外資に国民の資産が奪われるという大嘘 ???? 『郵政法案に買収防衛策 政府が念頭に置いている防衛策は、・・議決権のない株式に強制転換できる「種類株式」とするよう、会社の定款で定める。経営陣の意向に反して買収を仕掛ける敵対的買収者が一定以上の株式を取得したら、取得済みの株を議決権のない株に転換し、支配を免れる。 ポイズン・ピル条項は、麻生総務相が外資の買収攻勢にさらされる懸念を繰り返し主張したことに、竹中郵政民営化相が配慮して導入が固まった。』 官邸の郵政関連法案http://www.kantei.go.jp/jp/singi/yuseimineika2/houan/05index.htmlにあるものを見てきたが、ポイズンピル条項がわからなかった。 pdfに「議決権」で検索をかけたんだが。 ひょっとして 郵政民営化法案に対する修正案 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/yuseimineika2/houan/2005/mineika_youkou-s.htmlのなかの「第百三十四条の二 郵便保険会社の定款には、少なくとも株主総会における議決権の行使に関する事項として内閣府令・総務省令で定める事項を定めなければならない。 」 だろうか? これは人事によっては十年を待たずにこっそり外せる。内閣府令・総務省令もそうだろう。 だから、法律に書くべきだという主張は一見こだわり過ぎだが、竹中氏は妥協して法律に書くのも正しいと思う。 でなければ、内閣府令・総務省令を簡単に変えられない形で決定して出すか、だ。-1に追加------------------------------- この辺の反対姿勢のこだわりは 「頭悪いんじゃないか?」 「反対のための反対」 と取られそうだが、「人権擁護法案」のときの推進派の行動はそこまで疑わねばいけないものだった。(法案がつぶれてネットで語られなくなってからSAPIO誌の記事でそのことがわかった) だから今回も、人権擁護法案反対議員は慎重審議を理由に反対票を投じたわけだ。 それと米外資に売った新生銀行が、瑕疵担保条項を乱用しないという約束があったのに、きちんと対応せずに乱用に従ってしまった。これは小泉政権だ。 あやふやにしたがるものを信じられないのは当然だ。(竹中氏は他人にはルール変更前のことにも監査をかけるのに。) さて泥棒の方法だが、それは明確な泥棒ではなく、「安心して預けたがっている人々さえもリスクに追いたてる。」ということだろう。奥にあるのは 「安全な金融商品」 でなく 「安心感」 なのだけど。 -2------------------------------->ただ、郵貯を解体する必要はあると思う。お金は流通させてこそ生きるものだ。 郵貯の無駄使いは財務省のせいです。 郵貯は有利なところに貸していただけです。 この有利さには国営というのが関係していますが、これの関係は2004/4小泉政権直前に終わっています。貸付の償還起源だけがしばらく残っているが、それは根拠になりません。 (制度をつくったのは公共投資で景気を引き上げようとした小渕政権のようで、小泉内閣では批判されているので、誰も言わなかったのだろう(2ちゃんねる以外)。) 金は「金庫代わりになればいい」というのであれば、利子の限りなく少ない政府保証が正しい。 利子がほしければ、外国に投資し、アメリカのプロに活用させることになる。 ただ、まだそういうファンド・市場を信じるには早過ぎると思います。 郵貯の巨大な資産を運用できるようになると、今までのファンド・市場が変わってしまい、技術的にも倫理的にも疑わしくなるのではないかと思います。 小泉改革支持派の日経でも、今までの民営化・市場化の中身が未熟過ぎるという意見が今日ありましたしね。 だから、市場化=アメリカ流儀に合わせる、というのが当たり前だと思っていると、未熟な制度の中で自己責任によって実験台になれ、と言われる結果になるのでは。 まあ、リスクを取って稼ぎたい人はいいんでしょうが。 なので、僕は「慎重審議派」です。余談 なお政府保証がある(=国債)限り、受け皿がなくなることはありえません。 ただ国債の利子が高いものしか発行できなくなって苦しくなって、赤字の増え方が激しくなって、だから減らさなきゃならなくなるというのはあるでしょうが、それ以上の厳しさで予算の削減は必要なのです。低レベルの目標にしたあげく、国債発行という手を縛り、不安を増やして変動に弱くし、緊急時に不利なハンディをつけるのは賛同しません。-3------------------------------- 改革が悪いとかではなく、現時点では嘘に近いことを主張にしています。 >貸し付けている。そして・・無駄な公共事業を全国でやってきた。 この問題は済んでいますよ。 国債は民間銀行も買ってるし癒着的なものでは既にないです。 中小企業に金が流れるというのも、国債の発行を減らせばそっちへ金を貸して稼ぐことになるので、民営と大差はないです。(細かく考えるとありうるけど誰も詳細を言わない) 要点は、「公社を時価で売りに出す」ということです。 そして時価はイメージで変化させられます。>(2) 郵政職員27万人(国家公務員の1/3) 独立採算、郵便事業部門だけで2003 2004連続黒字の公社です。 給料は税金ではありません。 ただ、縮小均衡ですね今の所。-4------------------------------- 私は民営化の方向にはわりと賛成だが、修正が必要だと思ってます。 嘘八百で相手をたたこうというやり方にうんざりしてます。 アメリカは郵便事業は国営です。 さらにこちらをどうぞ、各国の例です。 http://www.taki-makoto.jp/k-news/yoku01.html ドイツが民営化で発展した意見http://www.takakoklein.de/doitsu/doitsu45.htm 玄人から見た日本とまるで違うやり方http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/ronza/ronza040608.html また、ドイツには離島も起伏に富んだ山間の小村もないでしょう。 地形の面倒さは日本はアメリカに似てますが・・あれはさらに文盲と多言語の国なので日本以上に信書の信頼が必要だろう。 そのアメリカも、かつて国営を公社化したのだけど、今実は民間郵便に押されて、民営化して国債郵便を扱えるようにすべきでは、、という議論があるようです。-5------------------------------ ● >郵政民営化のことリンク集 >ブログ記事を散策してみました。興味があったら読んでみて下さい。 ざっとみたところ 間違いずれ内容も多いリストですね。 あっちもこっちも嘘と無知が流行る。その責任は・・首相にあるが。 しかし面白いのもありました。 評価できるのは、 経済ってそういうことだったのか謀議 総理小泉&米国の「民営化」を急いだ訳!! 増田俊夫の世界 ですね。どれも眼福です。+ 選挙前の「つぶやき」備忘録 2 も簡潔。
2005年09月10日
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自分を信長に擬する小泉氏の、調べるほどに出てくる、改革への認識のぼんくらブリ。 信長とは創造者と模倣者の違いがある。破壊にこだわって創造のポイントが何かわかってないとことか。 自分への甘さからは、武士的な感じでもない。 あれは、アイドルだな。 (アイドルには巫女的な―改革者の霊が乗り移ったとか―ニュアンスもありうるが) 問題を 『自分がどう感じているか』 ということだけに置き直させてしまって、別の問題意識や別の図式に気付かせないようにもっていくアイドル=偶像。 統合の象徴のアイドルを楽しむことときちんと考えることとが区別のつかない日本人。
2005年09月09日
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二大政党制が機能して、一時のわずかの政策選択で多くの政策を丸投げさせられるようになると、小選挙区の議員の政党へのブレーキ力がこれまでより落ちる。 すると、ブレーキとしての調整を期待できるのは、より選挙区の広い、解散のない参議院となる。 どのみち自民党が万一退潮したら、自民・公明が多い参院がクローズアップ。 キャスティングポートを持つ者を説得する世論が重要になる。 参議院がこれまでよりも議論を重視して決定し選挙されるとしたら、 世論というものも深くなってくるのだろうか?
2005年09月09日
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平沼赳夫、小林興起議員らの反対理由を見ると、 竹中大臣のアメリカンスタンダードが否決された大きな理由だと思う。 参議院は、地盤とのつながりが衆議院より薄く、衆議院の後で審議している。 衆議院とは反対理由がちがうだろう。 「郵便貯金銀行を外国に買い取れるように」するというアメリカの要求に忠実なのは、小泉首相でなく竹中平蔵大臣だろう。 だから竹中解散だな。 --------- アメリカニズムと慎重審議派 一斉メールが回ってきてました。(8/23) 造反反対派の一部が、メディアで 主張を捻じ曲げられてしか伝えられていないと。 主に、「いわゆる人権擁護法案」に反対した(「真の人権懇話会」)慎重審議派の擁護者です。 (紹介されたリストは、平沼赳夫 古屋圭司 城内実 森岡正宏 古川禎久 衛藤晟一 小林興起 江藤拓 永岡桂子 青山丘 川上義博) 抜粋で紹介します。 (より詳しく知りたい方は 資料1 資料2 資料3 わかりやすいものとして このブログ をどうぞ(ちょっとアレがかった人かも知れないが)) (これは「小泉妄言録」の末尾に書いたことの続きでもあります。)-----------------------◇◇◇以下抜粋◇◇◇◇↓◇◇↓◇◇↓◇◇◇◇◇◇◇◇ 以下は、平沼前議員のホームページから転載しました。■真に国民の利益になる「改革」を 竹中平蔵氏が中心になって作成された郵政民営法案の内容が、米国から日本政府に提示される「年次改革要求書」に準拠し、分社化・株式会社化によって外国資本(ヘッジファンド)に金融資産が取得・買収しやすいものとなっていることが最大の懸念です。 改革は進めなければなりませんが、内容に関係なく取り敢えず通せばよいと・・ゲームのように簡単にリセット出来るものではありません。 「人権擁護法案」 この法案は、「人権侵害」の定義が曖昧であり、拡大解釈が可能で歯止めがありません。 ・・・全てのメディアが全くといっていいほど報道しないという異常な状況がありました。これは危機的状況です。・・・ 原案通りに進めることが注文先の希望と利益になることですから、修正・変更には応じず、内容の吟味や議論の打ち切りを行い、何が何でも可決を目指そうとする姿勢に繋がります。 ・・・国民の不利益にならないものにしようとするための議論そのものを否定・封殺する現在の状況に、大変大きな危機感を抱いています。議論を否定しては民主主義とは言えません。 ・・・郵政民営化法案の修正なしの再提出・可決と、人権擁護法案の提出・可決を期している以上、慎重審議派の排除は急務・・・ 現に今や改革推進に反対している訳でもない「慎重審議論」は、「反対派」「抵抗勢力」とのレッテルを張られ、非公認とされ、マスコミからも批判的な扱いをされています。小林興起 衆議院議員候補 のホームページより:アメリカが進める日本改造 関岡英之氏■拒否できない日本 アメリカが日本に求める年次改革要望書 第一は競争政策。・・独禁法はまさに今国会で1977年以来の大改正を致しまた。その中で罰則の強化、内部告発の奨励などといったことが法制化 第二は、透明性及びその他の政府慣行。簡単に言うと、日本の政策決定のプロセスにおいて外国の利害関係者が発言する機会をなるべく拡大しようという内容なんです。・・この制度が発足すると、そのチャンネルを通じてアメリカの利害関係者、例えば在日米国商工会議所などが日本の監督官庁に対して意見書や提案書を出しています。こうしたものが日本の実際の法律や政策に少なからず反映されている ということがすでに五年近く前から起きています。 第三の民営化。 第四の法務制度改革。これは司法制度改革のことです。例えば、民事訴訟をもっとやりやすいように いろいろ手続きを緩和せよ、弁護士の数を増やせという司法制度、主に民事訴訟に関わる制度を改革する。そしてもう一つは外国の法律事務所が日本で様々な活動ができるように、そういう方面の規制を緩和せよという、二本柱の要求になっています。 第五が商法に関する部分で、二〇〇二年から導入された社外取締役制度ですね。会社法ですね。これは五月十七日に衆議院本会議を通過しましたが、この新しい会社法の中で注目されたのが「三角合併」と報道されているものです。メディアによっては株式交換型のM&Aとか外国株を対価とした株式交換制度だと言われています。 この三角合併は解禁されましたが、しかし、小林興起先生を始めとする一部自民党の志と勇気ある先生方のおかげで一年凍結ということになりました。これによって会社経営陣は、敵対的買収に対して様々な防衛作を講じるだけの時間的猶予が得られたわけです。こうした文書は秘密文書でも何でもありません。 ・・ところが、私たち日本人は・・。不思議なことに、日本の報道機関もあまり大きく取り上げないし、その存在さえ知らないマスコミ人もおります。・・実はアメリカが日本に対して郵政民営化を要求してきたのも十年前の一九九五年の年次改革要望書からです。 ・・、九六年の日本語版からその該当部分を紹介してみます。 つまり、・・官が保険会社(簡保)を経営することを禁止しろ、・・、政府系企業に対して・・買収できるように環境を整えよと、すでに十年前から要求してきているわけです。 ■ ザ・生保日本の生保業界は、一九九四年、九六年の日米保険協議に基いて一連の規制改革を進めてきました。・・医療保険分野ですが・・アメリカ系を中心とした外資が圧倒的なシェアをもつに至っているわけです。・・ 日本の生保会社は九社ほど破綻に追い込まれましたが、そのほとんどが今外資の傘下に組み込まれています。もともと生保会社の破綻は、生保がプラザ合意以後に米国債を買い支えてきたと同時併行して進んだ円高によって莫大な為替差損を抱え込むことになったのが原因です。かつては「ザ・生保」と言われたように、日本の生保はアメリカの財政赤字を支える役割を果たしたわけです。 だからアメリカの真の意図は、簡保を地域別に分割するとか、とにかく解体に追い込んで、その上で分割された簡保の会社を個別撃破で、それぞれ傘下におさめていく――こんな戦略があるのだと思います。しかも、そこに金融庁の検査とか公取委による監視といったものを手駒として使っていく、こういうアメリカの"意図"が透けて見えてくるわけです。 たとえば、足利銀行やりそなグループに引導を渡したのは会計事務所ですね。 ・・ 今まさに談合摘発事件が話題になっています。・・■アメリカのような訴訟社会日本へ・・・ さらに司法制度改革はどうでしょうか。これはすでにほとんどの関連法案が成立しています。例えば弁護士法改正も終わりましたし、裁判員法の成立も昨年五月にすんでおります。・・ 司法制度改革がめざしているものは、日本もアメリカ並みの訴訟社会にするというわけですね。 このように、いまや日米の経済紛争は・・国家の本質にかかわるところに焦点が移ってきていると思います。 ◇◇◇◇◇◇◇↑◇◇↑◇◇↑以上◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇----------------------- ――――――だ、そうです。 以上のアメリカの要望が悪いことかどうかは個人の好みで変わるだろう。 しかし、 参議院でこの点を質問されたとき、首相・竹中氏は要望書を読んだことがないと言った。 親米・改革論者の二人とも知らないなどということを信じられれば(苦笑)、強権的な改革は要らないだろう。 これだけ事態が進んでいるのに知らないというのが本当なら、官僚レベルで頭越しに従っているわけで、 アメリカニズム以外の思考方法を誰も知らず、考えようとしないということだ。 アメリカニズムへの拙速・単純な盲従は世界中で問題を起こしている。 日本が曲がりなりにも景気回復したことになっているのは、いろいろ日本流に手法を磨いたことの結果だ。 盲従に抵抗しようという熟考派の議員を消し去って進める改革は危険だ。 推奨リンク→ 「日本の行政・政治のシステムのこれから と改革」
2005年09月01日
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自民党のそれは、誰が党首になるか次第。 その違いは、スピードと米中への警戒度。 民主党のそれは、都会・アメリカ社会型の理念。 理念だけでできる日本社会改造的な法案は実行するだろう。 金と組織が必要なものは、二期続けないと無理じゃないか? 新党派のそれは、自民党のそれ+慎重・ブレーキ、でオリジナルな方向はない。・・・・・・・・・・だろうと思う.
2005年09月01日
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郵政解散した首相の無知ぶり。↓(◇◇◇◇◇)以下 問題なのは数字の間違いじゃない。数字の間違いレベルをとっくに超えて構造の問題になっている。これを周囲の者が誰も訂正してやってない・・か聞こうとしてないことなのだ。 カンの決断者もありうるが、続くと周囲が付和雷同者が集まってくるのが危険なのだ。 宗教団体が腐敗するように。 ◇◇◇ 妄言録◇◇◇↓◇◇↓◇◇↓◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ところで、官邸の資料 郵政民営化 index1.html index2.html>郵政公社には40万人の公務員がいます。郵政民営化が実現すれば、国家公務員全体の約3割をも占める郵政職員が民間人になります。 ( 首相官邸「郵政民営化」) >郵政三事業を民営化して株を売却すれば、低く見積もっても、10兆円の売却益が出る。なおかつ30万人の役人を減らすことができて、しかもすべての特殊法人の見直しが始まる。 ( 首相官邸「郵政省解体」大論争) 郵便職員は独立採算でやっている。 株を売るのは10年かけての計画。 (いきなり売ったら大変だから) 特殊法人への金の癒着的な流れは終わっている。1000万以下の貯金が保証されるのは、民間も同じ。 ただ、政府保証がついた貯金をどこに貸そうかというとき、損を出すと政府に付けが回ってくる。 政府が損をしないために――正しくは、損を出した直接の責任が問われないために――安全な政府に貸したがる。 政府は借金を隠していたが、国債に統一して隠さなくなった。 なので民間から借りるのと同じ。 すでに金の入り口改革はできているはずだ。(小泉政権の直前に2001/4月 ) (郵政公社にするという法律は2002にできた) ただ、「すべての特殊法人の見直し」とは、金の無駄づかいを防ぐのでなく、「すべての特殊法人の‘存在を’見直す。」=「すべてを民営化する」ということだろう。 道路公団は民営化が以前から閣議で決まっているが。>(アルバイトの身分として)4時間勤務の国家公務員を作ろうとしている. 正社員並の時間給を払うというわけでもなかろう。質のいい人間を確保すれば、コストは上がらずに下がるかも知れないのに、決め付けている。>今年は75兆円が国債の利払い、 おい! 予算ほぼ全額と間違えてるだろう。(わざと) >--民営化によって、どれだけプラス・マイナスの影響が出るかという点に関して、緻密な計算はされたんでしょうか。 小泉▼それは専門家がやればいいんです。政治の大事なことは方針を示すことです。 そのやり方もあると思うが、「大事な方針」とはあらゆる特殊法人の民営化だと正直に言うならいいんだが、でたらめを振りまいてくれるのは・・ ――――この『首相官邸「郵政省解体」大論争』では、このあと政局の話が続くがこれはどうでもいい。 妄言は中川経済産業相もで、 「予算80兆の半分の40兆が公務員の人件費」だと! 一桁多すぎ。 ◇◇◇◇◇◇◇↑◇◇↑◇◇↑以上◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ バカの元にはご機嫌取りが生じるのか。 ささいだがこんな話がある。 『自民党のウェブから、「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクト」のリンクが突然前触れもなく切れていた。』 ( 「富士山2000の日記 」 ) 所で、確信犯的(ペテン師的)小泉信者がいました。 書き込み、トラックバック一切認めず、反論を消し去ってます。 うちのおじいさんが、小泉氏をヒトラーに似ているとか言ってたが、この行動はヒトラーユーゲントみたいだな。 「日々雑感」 でも紹介してくれた先は面白かったが. ・・・まあ、それぞれよくあるささいなことながら、・・小泉氏がそう思われているからでは。 --------------------------------------- 真意? 真意は「ほとんどの特殊法人を民営化する」ということだろう。(追加.マニフェストにあった) 郵貯は特殊法人の資金源というのは、制度上は小泉内閣の直前で終わっている。 以前に貸していた分の郵貯への返済が続いていたわけだが、これももうすぐ終了する。 政府が国債で得た資金で、特殊法人に貸していたのも貸さなくなる。 後は、 特殊法人自身が金がほしいときには、直接民間から金を借りることになるが、――これには政府保証がつかない――といっても公社などの借金を政府が知らぬふりはできないので、――やっぱり政府が赤字を払うことになるだろう。 これについては、人によって予想が大きくちがうだろう。1 これからの体制では赤字をだした責任者が明白になってしまうので、特殊法人が気楽に借金できるわけがない。 帳簿の形式をきびしく整えればいいだけだ。2 信用できない。いつか忘れて特例だらけになるだろう。 だから、郵政公社を民営化して後戻りしない形が必要だ。 または、自民党がつぶれて政権交代が起きれば、断ち切れるかも知れない。3 官による分配の公平を考えるより、民営化して民の創造性を生かすべきだ。 官が仕事を抱え込むから、抱えてほしいという価値観が生まれるが、錯覚だ。それぞれへの反論1’ 消極的で前進感がない。2‘ 破壊だけで創造がない。3’ 民の創造性は犠牲が出ることもある。公として必要なことは公のまま残し、縮小すればいい。さらに展開すると、A 結局、縮小しつつ、半民営化、民営化などの道を歩んでいくというのが合理的だ、B 日本人は状況に遅れているし、官のくせからして急がせなければさらに遅れる、C 破壊だけではだめだ、残っている公的法人は救済機関的なものもある、 とかいろいろ。 ――しかしそれらの先に――、 改革というのが、その官の部分の改革が、アメリカの要求どおりの社会を目指してるみたいだが。 誰かが・・ ・・・ さて、とりあえずのまとめ. サービスの提供というのを民に任せるというのはいいと思うのだ。 ようは官が「安全性の手綱をしめていれば」。 そして、安全性を確かにしようとして無視されて今回反対票に回ったのが、平沢氏などの――人権法後法案に反対した面々――なので、かれらを除いた改革というのは危険だ。 改革をおもちゃでなくまじめに必要だと思う人は、彼らに入れてやってほしい。 その危険については、 こんなのとか こんなのとか ある。 あとで評しよう。
2005年08月31日
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やっとキー配列が安定してきたところ。 これからゆっくりリハビリです。 自由ですばやく書けるようになるのはかなりかかりそうです。 もう二週間でしょうか。(世間の盆休みウィークを過ぎちまう) それまでは、オフライン上で必要な文書だけ。
2005年08月06日
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まだ休みは続きます. たぶん二週間ほど. 理由は、キー配列を変えているので。 変えようといろいろしているうちに、今のJIS配列に慣れているのを再評価してしまったり. おまけに、IMEが元に戻ったり、あまり変えないほうが賢明かともいえるけど、しかし、このレベルのままでは困ると思う。 (ちゃんとワープロソフトの使い方を細かく見ずに、単なる慣れでやってたせいでもあるが) 書きたい事もあったけど、あえて押さえるというのもよかった気はする。 そういうわけで、まるきり休みになってないので、まだ続きます。 長く書いてないのに来てくれてる方々ありがとうさんです。
2005年07月27日
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宿題のことがいろいろたまって、1~2週間まだ休みます。
2005年07月09日
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