Scotch ケンの放言どころ

Scotch ケンの放言どころ

2011年04月17日
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♪秘めや~か~に闇をぬ~うわ~が調~べ~

    さびしさ~は果てもな~し~こ~よや~きみ~・・・

                  (シューベルトのセレナーデ)



   高二の紅顔の美少年は音楽の時間、先生の弾くピアノ伴奏でもって

   隣に立ち、一人ずつ独唱されられたのであった。

   周りは殆ど女子学生であったから声は震え音声は消え入るような様

   であった。 今思い出しても恥ずかしい。 純情無垢だったのです。



   この美少年が厚かましくも声を張り上げ人前で平気で歌うように

   なったのは長じてカラオケが出来てからではなかったろうか。


   小動物が身体をふくらませ大きく見せて相手を威嚇する。 ヤクザ



   利かせると大物の歌手になったように上手いと錯覚するのだろう。



名も知らぬ遠き島より

   流れ寄る椰子の実一つ

   故郷の岸を離れて

   汝はそも波に幾月


   旧(もと)の樹は生ひや茂れる

   枝はなほ影をやなせる

   われもまた渚を枕

   孤身(ひとりみ)の浮き寝の旅ぞ


   実をとりて胸にあつれば

   新たなり流離(りゅうり)の憂

   海の日の涼むを見れば

   激(たぎり)り落つ異郷の涙


   思ひやる八重の潮々

   いづれの日か国に帰らむ




   カラオケの持ち歌が尽きれば昔歌った童謡が懐かしくて歌う。

   「浜辺の歌」 か この「椰子の実」 がいい。


   この 「椰子の実」 は作曲が大中寅二で作詞は島崎藤村である。

   海岸で漂着した椰子の実を発見したのは藤村の友人、柳田国男だ。

   愛知県渥美半島突端の伊良湖岬だったという。 「今の話を僕に

   くれ給え」 といって東京でその話を聞き、胸にしまいそして後に

   このロマン溢れる歌詞を生み出したという。



   まあ、それは兎も角、藤原義江のバリトンとは言えぬが厚顔しくも

   声を張り上げ朗々と童謡を自己陶酔で歌うのである。 



   上手である。 あれはカラオケで普段歌い込んでいるからだろう。



   便利なものが出来たものだ。 この頃は街中のアチコチにカラオケ

   喫茶かバーが出来て、特にお年寄りが集まって昼間から楽しんでいる

   ようである。 ストレスも発散できて、いい装置が出来たもんだ。

   「暴力装置」 ではなく、いい 「娯楽装置」 である。




   ストレス解消には声を張り上げて歌うのが一番だ。



   まあ、出来るだけ他人の居ない空いたスナックかバーに行くことに

   して下手な歌で他人の耳を煩わさないようには注意しているが。


aaa

     アネモネ





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最終更新日  2011年04月17日 18時45分45秒
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