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作者:村山由佳「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズ第12作(セカンドシーズン2作目)最初のうちは文庫本で読んでいたのだけど、追いついてしまってからは、文庫本が単行本の1年以上あとになるので、待てなくなって、2作くらい前からは、単行本を買うようになってしまいました。今回は(今回も?)主役の2人に大きな展開はありませんでした。お互いに安定してきているというか、その状況を軸に、ひとつ精神的に成長してきているように感じます。もどかしいまでに純情な2人が、お互いを大事に大事に思いながら、自分たちの気持ちをずっと育ててきている。彼女が鴨川へ住むようになってから、おそらく離れているからこそ、お互いのことをきちんと考えられるようになっているのでしょう。しかしそれにしても年1回の出版で、この展開ののんびりさ・・・ いや、もうこれがこのシリーズのペースなのだろうけど、お話なんだから、もうちょっとしゃきしゃきといろんな展開をして欲しいとも思い(苦笑)・・・まぁ今回は最後の最後に、何か変化を思わせるような一文があったし、サイドストーリーの方では、本編での“ショーリが気づいた予感”がきちんと本人から形になって報告されたので、それは変化ではあるんでしょうけどね。やっぱりいつも気になるシリーズです。
2008年07月20日
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作者:森絵都ナンセンスショート・ショート作品集。森絵都の作品にこんなのがあるのか!とびっくりした。実はこういうのってあまり好きじゃなかったりする。だから星新一に手を出そうと思わないのかなぁ・・・?ただ、ネタとしては多岐にわたっていて、その点では面白かったと思う。よくこんなことを思いつくよなー、というか。中学生新聞に1年間連載していた52本の作品のうちの48本を集めたそうだけど、ものによっては以前の作品と連動しているところがあったりして。かといってそれ単品でも成立している。そういう「気づくひとにはわかる」みたいなつくりはけっこう好きだったりする(「気づいた~!」というよろこびというか)内容そのものよりも、そんなところを楽しんで読んでいた。
2008年07月18日
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物語の内容が衝撃的なのと上野樹里の好演で視聴率はどんどん上がっていったとか。確かに上野樹里は今までのイメージとはまったく違って、力量の広さをみせつけたというか。相手が長沢まさみだっただけに(いままでの他の役と変わらない。素人目に見てもうまくない)、ますますその上手さが際立ったというか。それにしても内容はせっかく期待を持たせる前提がそこここに準備されているのに、なんだかあっさり終わらせてしまってがっかりがたくさん。瑠可(上野樹里)の性同一性障害は、本人は「海外へ行って手術」とまで思い悩んでいたのに、医者に「まだそれほどまでじゃない」と様子を見るように言われ、タケルと父親にそのことを受け入れてもらったらそれでなんだかおさまってしまって。それでいいのか?他人に受け入れてもらうだけでおさまるものではないと思うんだけど。宗佑(錦戸亮)のDVから逃げていた美智留だけど、逃げて逃げおおせたんじゃなくて、結局は騙されてまた戻ったりして(それで妊娠しちゃったし)、宗佑本人の自殺で解消されて終わり・・・ そういう解決でいいのか? 美智留の出産はハイリスクだとか言ってたけど、出産そのものは特に何があるわけでもなく、フツーに子どもが生まれてハイ終わりで、それってハイリスク出産の設定はなんだったんだ・・・?タケルの幼少時代のトラウマも、結局「姉に性的虐待(いたずら?)を受けていた」らしいけど、きちんと語らせてないから中途半端なままだし。どんな生き方でもいい、自分が自分らしく生きていられれば。そしてそのために、自分を理解してくれる友達は大切。そんなことが言いたいことなんだろうけど、なんだか物語のいろいろな劇的設定の割にその伏線をうまく生かせず表面的なストーリーで終わらせられたような感じがする。
2008年07月16日
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ロバート・レッドフォード監督作品で、トム・クルーズとメリル・ストリープ出演。レッドフォードも出演。気になったので見てきました。他に見たい映画は今週末、来週末封切のものも多いし・・・ 映画は3カ所で同時進行する3つの物語をつないでいきます。ワシントンDCでは、未来の大統領候補とされる上院議員が、信頼できるジャーナリストを呼んで、アフガニスタンで展開され(てい)る対テロリスト新作戦について語ります。 カリフォルニアの大学では、教授が授業をさぼり気味の学生を面談に呼び、諭しています。優秀な学生だから、教授としては目をかけていたので、今後も彼にはきちんと勉学に向き合ってほしいからです。「政治科学」と訳されていました(と思います)が、Political Scienceなのかな?深い内容を話しているので、英語を聞きながら日本語字幕を読んでいたはずなのに、すっかり原音は頭から抜け落ちてしまいました。 同時刻、ジャーナリストが語る新作戦がアフガニスタンでまさに展開されます。その前線で敵と対峙する志願兵2人はまさに、優秀な学生たちと教授が目をかけていた2人でした。 映画は3つの場所の1時間を交互に描いているだけです。そして何がどうなった、という結論がでるわけではありません。ジャーナリストは、議員から聞かされた話をプロパガンダと知りつつ、どのように記事にするのか悩みます。教授との面談を終えた学生はテレビでそのニュースを知ります。その先は・・・ 映画を見た1人1人が考えなくてはならないことなんですね。国のために前線に志願した若者のこと、自分の野心のための新作戦のこと、学生の学業や世の中に対する考え方・・・ 人それぞれ、世の中の状況に対する考え方は違うだろうけど、その中で、自分はどのように行動すべきか、それ以前にそういうことをきちんと考えなくてはいけない、ということを考えさせられる、そんな作品です。
2008年07月14日
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作者:石田衣良7つの短編が詰まっている。小学生、中学生、高校生、引きこもりの19歳、いろいろな子ども達と、時にその家族が登場する。なんの変哲もない毎日を過ごしているようで、みんなそれぞれに抱えていることがある。何かをきっかけに前に進めるようになるだろうと思いながらも、それがなんだかわからない。しかし、そのきっかけはふとしたことから始まる。7つの作品のうちの5つまでもが、人の死にかかわる話。かけがえのない人を失い、人がどうやってそれを乗り越えるのか、それはやっぱり難しい。特に乗り越えようとしているのが子どもであればこそ。本のタイトルでもある「約束」という作品は、池田小学校の事件をベースにかかれているとのこと。あの事件当時、うちの子ども達も小学生だった。事件に遭遇した子たちは、たぶんいろいろなことを抱え込んだまま成長しているんだろう。
2008年07月12日
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作者:恩田陸高校の美術部の夏休み制作ということで、3年生の先輩のうちで合宿することになった女子高生たち。ところがそのメンバーは過去のある事件に関わっていて・・・その過去の事件を解きほぐすというか、本人たちの気持ちのけじめをつけるために仕組まれた合宿だった・・・3+1つの章に分かれていて、その章ごとに語り手が違う。だから同じ事件に対しても人によって見方が違い、みんなが真実を知っているわけではないということが浮き彫りにされる。読者もそれぞれの話をつなぎながら、過去に起きた話を組み立てていけるようになっている。そして最後に真実が明らかになる。事件のあった時にはみんな子どもだった。だれにも罪はないけれど、事故を自分のせいだと思い込んで過ごしてきてしまった少女や、自分自身の当時の思いに罪悪感を感じ、それを抱えたまま成長してきてしまった少年とか。小さな子どもだってたくさんのことを感じて考えて、親の愛を欲しがっている。最初の語り手の少女が主人公だと思ったけれど、本当はそうではなく、最後の語り手の子が主人公なのだ、ということは実は読み終わる頃に気づかされた。
2008年07月10日
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少し前に本を読んだら、ちょうど映画をテレビでやっていたので見てみた。すごいタイミングで放送があるなー(笑)原作ではパートのおばさんが、若い女性(柴崎コウ)になっているところはまぁ無理もない。主人公の設定とか、ストーリー展開とか、基本的なところは原作に忠実といったところかな。主人公の彼女が、合コンで出会った彼女でお金をだまし取られていたのが、金持ち令嬢なところは、もっと主人公の出世欲 みたいなものが出ていたと思うし、県庁で大規模プロジェクトが動いているとか、研修から戻ったらそのプロジェクトに物申す、みたいな部分は原作にはなかった部分だけど。まぁ研修を通して、主人公の目線が役人目線、出世ルート目線、政治家(議員)目線から、生活者・消費者目線に変わったというところはよく描かれていてよかったんじゃないか。 中学生が一緒に見ていて、「チェンジ」(放送中のドラマ@キムタクが最年少総理大臣になる話)と同じ~ と言っていた。つまり、政治家目線、派閥論理じゃなくて、生活者である国民目線で物事を考えるということ。本質、つかんでるね。もう1つ、中学生は「これが織田雄二?おんなじ声だね」って、あなたが知ってる山本高広が織田雄二の真似してるんだってばっ!!!(爆)
2008年07月08日
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http://www.disney.co.jp/movies/mahokake/実はGW前のことになっちゃいますが、映画を見ました。 「魔法にかけられて」 いやー、これは見ようかどうしようか迷っていたんですけどね。他に「これ!」と思うものがなく、というか他もどうしようか、というレベルだったので、それだったら楽しく見れるファンタジーを、ということで。その前に見たのが猟奇殺人モノだったので・・・ で、ディズニー作品のくせにアニメじゃなくて実写です。あ、最初と最後はアニメですけどね。御伽噺の中から抜け出てきたお姫様なので、すごーく世間とはズレてるんです。そのギャップがまた面白い。現実の社会の中で、「んなわけないじゃん!」って思ってしまうスレた私ですが、御伽噺の中を考えてみれば、「そうよねー、そう考えるわよねー」ということばかりで。確かにかっこいい王子が白馬に乗って迎えにきて、一緒に歌でも歌えばそれで結婚しちゃう。そうですよねー、お話では。だけど現実社会でそんなことはまずないわけで。「デートはしないの?お互いのことをいろいろ話したりしないの?」と言われれば当たり前で。 でも最後の方は、そこまで?っていうようなすごいシーンもあります。「おまえはコナンか!(名探偵コナンじゃなくて未来少年コナン)」といいたくなるようなシーンもあります(カリオストロの城のルパン三世でもいいですが)。 ラストシーンがすごいオチでそれは思いっきり笑えます。え、それもアリ!?
2008年07月06日
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作者:佐野正弘メールやネットを取り巻く昨今の状況について分析された本。ちょうど少し前に中学生(ムスメ:小6から出世(笑))の学校で、ネットやメールの使い方(特に携帯から)についての話があったのでちょうどいいタイミングの話題として読んでいた。そもそもPCでのメールやネットの使い方と携帯での使い方、私はPCでのユーザーで、携帯からの使い方がよくわからない。そこで書かれていたのはわからないだけではなく、興味を持たない、わかりたいと思わないということ。すごく納得。PCでも携帯でも同じサービスがあるものもあるけれど、それはベースがPCで、「携帯でも使えます」というようなもの。PCユーザーが携帯でネットする時には、出先で乗り換え案内を確認したり、PCメールをウェブ確認したりmixiを覗いたりする程度で、それはあくまでもPCの代わりという利用になっている。あぁまさにそのとおりです。しかし今の10代の携帯の使い方は、メールにしてもネットにしても携帯のあの小さな画面と少ないキーでアクセスするのが当たり前になっているし、サービスされている内容も違う。よくあの携帯のキーでメールを打つなぁと思っているけれど(いや、私も使うけど、それはあくまでもPCの代わりとして)、携帯キーで慣れてしまった若者にとっては、PCの40個以上もあるキーを覚える方が大変らしい。なるほど、目からうろこ。とりあえず我が家の中高生の携帯も、PCのアカウントも、ネット接続は制限をかけてます。新書って来年にはもうネタとして古くなってしまうのね。2年くらいまえに「ネット王子とケータイ姫」という本を読んだけど、今となってはもう古い・・・
2008年07月04日
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