戦国ジジイ・りりのブログ

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2012年07月13日
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カテゴリ: 旅日記(中国)
山口・洞春寺4


 【洞春寺

  毛利元就公の菩提寺である。元就公は安芸郡山城において75歳で没し、墓は郡山に
  あり菩提寺も近くに建立された。しかし毛利氏の防長移封により萩城内に、さらに
  山口に移された。

  元就公が生前、敵味方の戦死者の供養のために行っていたという、法華経千部会は
  現在も寺で行われていて、公の志を今に伝えている。寺宝として元就公画像の外、
  多くの文書、絵画が蔵されている。】



ちょ・・・っとばかり、補足がいるかな。
ここの変遷は何気に複雑なんです。
洞春寺の変遷2

簡単に図にすると、大体こんな感じ。

大内盛見が父母と兄のために建てた国清寺は、
盛見の死後、盛見の菩提寺となり、
毛利時代に入って毛利隆元(元就長男)の菩提寺・常栄寺が移された。

毛利輝元が祖父・元就のために建てた洞春寺は吉田郡山にあったが、
広島⇒山口⇒萩と転々とした後、幕末に毛利敬親が山口に引っ越したため、
常栄寺に持ってきた。

常栄寺の移転先の妙喜寺・・・はちょっときりがないので、
今度常栄寺に行った時にでも書きましょう。



こんな経歴なので、国清寺の遺構は少ない。
ま、実は前シリーズでひとつ、遺構を紹介してるんだけどね。
そう、しつこく書いたあそこですよ、あそこ。
ふふふ・・・



盛見の山門をくぐると、奥にも門がある。

山口・洞春寺9



この門の右手には、鐘楼。

山口・洞春寺11


山口・洞春寺10


これが古めかしくて素敵だった(笑)。

 【洞春寺鐘楼門は、下層は通り抜けの門、上層は鐘楼という「鐘楼門」とよばれる
  造りをしている。製作者・製作年代ともに不明だが、蟇蛙の手法や材の摩耗・腐朽の
  状態から、江戸時代中期の建築と思われる。】
  (現地解説板より)


ここの軒丸瓦は、毛利家家紋「一文字三つ星」。

山口・洞春寺13


あまり鮮明に写ってないけど、蛙股も一文字三つ星。

山口・洞春寺14


鐘楼門をくぐっても名残惜しくて振り返ったら、
鬼板(破風の上にあるてっぺんの瓦)も一文字三つ星だった。
ちょっと小さくて見えづらいかな・・・

山口・洞春寺鐘楼



中に入ると、正面に大きな本堂。

山口・洞春寺16


アラ、写真が思いっきり曲がってるわ~(笑)。

この頃には雨もやんで、薄日なんかも射してきたんだけど、
雨上がりで湿度がすごくてマジ暑くてさ・・・(←いいわけ)


ここがまた面白くってえ~。

写真の通り正面が開いてたので、まずはお参りを・・・
と思って近寄ったら、中で住職様がお経を読んでたんだけど、
その近くにジャージ着た中学生くらいの子がゴロ寝してたの

他のお寺さんでは滅多に見られないあの光景、
忘れられないね~。

そうじゃなかったら、見えるとこだけでも本堂の中を
じろじろ見たかったんだけど、なんかくつろいでるところを邪魔するのも
悪いかな~と思って、覗くのは遠慮した(笑)。


面白いのは、それだけじゃない。
本堂の壁にはこんな貼り紙が・・・


洞春寺の手作りポスター


なに?犬?
歴史民俗資料館なら、昨日行ったとこじゃん・・・

マル住職?が、噛む???

一体どんな企画展なのか、想像もつかん・・・


だいぶ後になってから、たまたまツイッターでマル住職の新聞記事を見た。
なんでも、こちらに住んでいる紀州犬の「マル」ちゃんで、
「マル住職」として人気だそうな・・・

私が行った時は、マル住職様にはお目にかかれなかったけどね。
「洞春寺展」も、来月だから残念ながら行かれないし。くすん・・・


こんなお茶目な洞春寺さんですが、国清寺からスタートして
とにかく歴史があるので、実はすごいお寺なんですよ。

ここでのお目当てはいくつかある。

左側に行くと、木陰に仏様が・・・


山口・洞春寺21



 【ボダイジュ(菩提樹)

  ボダイジュは、中国原産のシナノキ科の落葉高木で、高さ10~15メートルに達する。
  わが国には、1191年栄西禅師が宋から帰朝の折り、天台山から種子を持ち帰り、
  筑前の香椎の宮に植えられたものから、全国各地に広まったと伝えられている。

  この洞春寺のボダイジュは、昭和の始め当寺の前住職が、大江氏の菩提寺である
  東京都八王子市の廣園寺のボダイジュを取り木し、この地に植栽されたものである。
  6月ごろ、葉腋より長い花梗をもって垂下し、黄色の香り高い花を枝いっぱいに咲く。

  果実は球形で、10月ごろ熟し、念珠として賞用される。仏家の三大霊樹のひとつで
  釈迦がその木の下で悟りを開いたと言われる菩提樹はインドボダイジュで、クワ科に
  属し、中国のボダイジュとは別の樹木である。

  寺院の境内に多く植栽されるほか、公園の緑陰樹としても利用される。】
  (現地解説板より。漢数字は戦国ジジイが変換)

へえ~、ひとくちにボダイジュっていっても、色々あるんだ~。
ん?大江氏の菩提寺・・・
そうか、毛利氏は、大江広元の4男を祖とする家系で、本姓は大江だからな。

後で調べてみたら、八王子の廣園寺ってのは
大江広元の子孫が創建したお寺らしい。

大江つながりで、木を戴いたってことなのかな。

八王子に大江氏のお寺があるなんて、知らなかった・・・
建築もよさそうだし、今度行ってみようかな


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最終更新日  2012年07月13日 21時13分10秒
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