戦国ジジイ・りりのブログ

戦国ジジイ・りりのブログ

2012年07月20日
XML
カテゴリ: 旅日記(中国)
池の右側には、こんなのもある。


山口・瑠璃光寺・灼一残水2

 【杓底一残水(しゃくていいちさんすい)=杓の底に残ったわずかな水=

  柄杓に水を汲み取り、使った後、杓の底に残ったわずかな水でも、元に戻すという行為
  それは一杓の水も決して粗末には扱わないという宗風をよく表しています。
  たかが水一杯でも大切にする心こそ、佛心です。常に水を大切に、そして物を
  大切にすることが肝心なのです。     合掌】
  (石碑より)


その先には、お地蔵様もおわす。



  此の地蔵様は三百年の昔よりすべての悪い因縁・病気・縁談・不幸等に見切りを
  付けたいと願う人々のために身代りとなって下さる霊験あきらかな地蔵様で
  あります。

  御覧のように身体を二ヶ所横に切ってお救い下さるので身切り地蔵と申して居ります。】


身切り地蔵様の写真は撮ってません。
悪いものを断ち切ろうとする人々の念のこもった300年ものを
写真に収めるのはいかがなものかと思ったもので・・・

幸い今のところは、お地蔵様に身を切ってもらうほどの悪縁はないので
見るだけにしたけど、何かでお困りの方は瑠璃光寺へどうぞ。


この他にも、仏足石とか色々あったんだけど、
この辺で挫折したんだな。


とは言いつつも、奥のお堂にある蛙股はこんなの↓だったので、
なかなかカメラを手放せず・・・


山口・瑠璃光寺21



わ~お・・・
頭の上が盛り上がってるから、仏様かな?


インパクトと言うなら、こちら↓もなかなか。


山口・瑠璃光寺22

 【人間の生老病死の苦しみをお救い給う瑠璃光如来

  県下一大きい杓子(しゃもじ)と擂粉木(すりこぎ)

  ここ瑠璃光寺のご本尊はお薬師様で一名瑠璃光如来と申します。これは一信者が
  平素のご加護を感謝して奉納したものです。】
  (現地解説板より)

瑠璃光如来?と立ち止まった方もおられるでしょうか。
薬師如来様は、薬師瑠璃光如来様ともいい、如来と仏はまあ同義語なので(たぶん)、
仏様です。

前回の記事で阿弥陀様のことを書きましたが、
薬師如来様も仏様なので、ご自分の領国(=浄土)を持っておられます。
それが、瑠璃光浄土。

浄土の名を冠したここ瑠璃光寺は、いくつか紹介したように
救いのためのアイテムなども色々置かれていて、
現世に現れた浄土と呼ぶにふさわしい・・・
な~んて思ったりもした。

でもまあ、瑠璃光寺そのものの歴史を見るに、
寺名は陶弘房の戒名から来てるみたいだけどね。



まだ他にも色々あるんだけど、資料館を早く見たかったので
この辺で境内は打ち止めにして、すぐ隣にある資料館へ。

この資料館は五重塔のあれこれを紹介していて、
五重塔のことならほぼここで知ることができます、なんてことだったので、
すごく楽しみにしてたんだ~。

大きくはない建物だけど、中にはなんと全国にある55基の五重塔の
模型がずら~と並んでる。

撮影禁止ではなかったけど、55基全部の写真を撮ってたら
先へ進めないので、今回はガマンした。
ただ、瑠璃光寺五重塔の細かい図面だとか、沢山ある解説とかは
バシバシ撮った。

解説のひとつ、『国宝 瑠璃光寺五重塔の見方』には
タイトルの通り、色んな説明が書いてあるんだけど、その中にこんな文が・・・

 【塔を建てた大内盛見の本当の墓は福岡県粕屋町の泉蔵寺にあります。】

ぎゃあああ、マジでえ~!


行かなきゃ・・・
大内さんちは九州北部とも縁が深いから、いずれ行く気ではいたけどさ・・・



展示物の中には、ひとつの巻斗(まきと。屋根を支える組物の部材の一つ)があった。
これは大正4年の五重塔解体修理の際に、五層目の北側の組物の中から
見つかったもので、

嘉吉二年二月六日、此のふでぬし廿七、年みつえいぬ

と書かれている。
これを納めた箱のふたには

 【瑠璃光寺塔大修理ハ大正四年二月二日着手シ 翌五年七月竣工ス
  而シテ該塔ハ 建設記録ノ確然タルモノ無之為メ 建設年号詳ナラザルニ
  修理解体ノ結果 五層目ノ斗?ノ内ニ 建設年号ヲ記シタル桝ヲ発見ス
  即チ是ナリ 依テ?ニ概要ヲ記ス】

と裏書されている。

つまり、この大正の大修理の時までは、五重塔の建築年代を明らかにする
文献だとかの確実な史料がなかったってことじゃな。
だからこれは、大発見だった訳さ。

ところで、重要な史料となった、巻斗に書かれた文って
なんか変でしょ?

どうやらこの文は、当時建築に携わった大工さんの
落書きらしいんだよね

イチ大工が出来心で書いたイタズラ書きが、塔の成立を明らかにする
貴重な史料となるなんて、歴史の妙だよな~。



ガラスケースに入った全国の五重塔のミニチュアが並ぶさまは
まさに壮観だったけど、中にはこんな塔もあった。


PAP_0108


アハハハ、面白~い
こんなの、よく考えるよな~。

私が中にいる間、他に一人か二人しか来なかった。
ので、静かな中で内部を堪能して・・・
まあ、本腰入れて堪能しようと思ったら、私の場合余裕で半日はかかるけどね(笑)。

資料館の売店コーナーには、いろんな種類の小冊子が置かれていた。
ここで相当買ったな。
昨日行った歴史民俗資料館の過去の企画展『毛利元就』の薄い
図録なんかもあって、そんなのまで買った(笑)。

ここで思いがけず貴重なお品をゲット。
それがこれ。


瑠璃光寺五重塔の檜皮


瑠璃光寺五重塔の屋根に葺かれていた、檜皮(ひわだ)!!
平成10年の葺き替えの際に出た檜皮が売られてたの~
面白いっしょ
当然、数量に限りのある限定品だしね。

そんなでこまごまと沢山買ったら、おじさんはサービスしてくれた。
山口の人はいい人だ(←単純)。

さて、これで香山公園内は終わり。
公園内にはほかに、幕末の史跡もあるんだけど、
今回は大内さんの旅だし、次に行くところもあるし。

公園の出口には、画聖・雪舟さんがいた。


瑠璃光寺・雪舟像


雪舟さんも山口と縁の深い人なんだけど、
それはこの後で。


公園を出て、近くのお店で少し遅い昼食。


2日目のお昼



山口にいて、なんで神戸名物「そばめし」を食ってるのかは
自分でもわかりませぬ。
暑さで消耗したので、ケーキまで食べてしっかり腹ごしらえ。

ここの近くのお土産やさんで必要な土産を買って、
配送の手配も済ませたのでひと安心
さっ、次行こ、次!!

にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ
にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年07月20日 22時01分18秒
[旅日記(中国)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

りりじい

りりじい

カレンダー

コメント新着

王島将春@ Re:浅草&寛永寺法要編(8) 東国の成熟(01/08) はじめまして。福井市在住の王島将春(お…
よー子@ 墓参り2014(2) 慈眼寺~芥川龍之介と小林平八郎の墓(08/02) 前略 初めてお便りします。 質問ですが、…
伊藤友己@ Re:上野第三編(12) 寛永寺105/清水観音堂~越智松平の灯篭(06/20) 越智松平家が気になって詳しく拝見しまし…

サイド自由欄

よみがえる江戸城 [ 平井聖 ] 価格:2916円(税込、送料無料)






PVアクセスランキング にほんブログ村

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: