戦国ジジイ・りりのブログ

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2013年01月22日
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カテゴリ: 旅日記(中国)
追慕碑と墓の奥には道があったので、上がってみた。


東西条・福成寺68


東西条・福成寺69


へえ、このスタイルは珍しい。
天竺様っていうみたいなんだけど。
鐘撞き堂でこのタイプを見たのは、私は初めてだな。



東西条・福成寺70


県の重文に指定されている5点のうち、ひとつは銅鐘なんだけど、
それには寛正2年(1461)の銘があるそうで、


けど、この鐘の銘文は


東西条・福成寺71


・・・梵字なの。
これも初めて見た。

鐘堂の内部を見まわしていたら、何か書いてあるのに気がついた。


東西条・福成寺72-2



天井とか、内側の壁にこんなのがびっしり書いてあった。
しかもこれ、読み仮名までふってあるし~!


この奥にも、ぽつりと古い建物があったんだけど、
何だかよくわからなかった。



境内には他に鎮守社とかもあるそうなんだけど、

寒いし、何だかどっと疲れちゃった~(色んな意味で)。



橋を渡ってどんどんと門まで歩きだしたら、またこれがあった。


東西条・福成寺74


解説文の上半分は元就さんの概略を書いたもの。
下半分は福成寺の簡単な紹介で、これにはこんな風に書いてあった。



  残っています。天正12(1584)年、毛利輝元が伊予河野氏と当寺で会見し
  数日滞在して寺宝等を見学しました。】

へ~、数日滞在・・・
なら当然、大内氏の厨子も見たよな。
てるは何を思ったんだろうか。



帰りはある程度は歩こうかと思ってたんだけど、
夕暮れも迫ってるし、できればもうひとつ途中に寄りたいところもあったから、
結局タクシーを呼んだ。

↓福成寺の前の光景。


東西条・福成寺78



随分デカい駐車場だな・・・
私がここにいた間は、部外者は誰も来なかったけど、
これから闇の中の山を登って参拝客がやって来るのだろうか。
ここだったら、除夜の鐘も撞くかもしれないな。




待ってる間はチョ~寒かった。
お迎えに来たタクシーの暖かい車内に乗り込んだら、
来た時と同じおじさんだった。


途中、寄りたいところの近くには小学校があるはずなので、
行き先を告げてタクシーは走り出した。

山をぐんぐん下ってる最中、畑の中でぽつんと寂しげにたたずんでる
牛が見えた。

うわ~、この寒い中・・・
小屋とかに入れてもらえないのかな~。
てか、あの子、あんなところで何してるんだ?
いまどき、農作業に従事する牛なんて日本におるのか?


行きと同じく静かな車内・・・
けど、しばらくの間、私の頭の中でドナドナが回ってたのは言うまでもない。



さて、行きとは違う山道っぽい細道を通って、
おじさんが車を止めた。

「滝が見えるのは、この辺だと思うんですけどねえ・・・」

そう、次に行くのは滝なんです。

確かに遠くには見えたけど、もっと近くから見られるハズなのだ。
遊歩道みたいのも設置されてるって話だったし。
それをおじさんに話すと、首をかしげながら車を走らせた。

でも、思ってたよりも滝だったな~。
いや、地図で見てるとどうも平地のようなのに、
滝ってあるんだもん。
なんだかよくわからなかったんだよね~。


おじさんは心当たりを走らせて、滝の上に着いた。
ここからは車は入れなさそうなので、ちょっと待っててもらう。



↓滝の上部にかかる橋から。


東西条・吾妻子の滝公園16



途中からはだーーーっっ!!と水が流れ落ちて、結構立派な滝。     
写真じゃ全然わかんないと思うけど。

これに沿って道があったので、入口へ行ったらまず解説があった。


 【吾妻子(あづまこ)観音の由来

  今より762年前、源頼政公の息女菖蒲の前は我が子のために、
  父頼政公の守本尊を7日の間勧請して追善供養を営む。
  是れより、世の人が種若丸の墓を「滝の観音」と云う。


  吾妻子の滝の由来

  元久年中、頼政公の息女菖蒲の前は西國に下り下って、當郡下原村滝の岩谷に
  来られ、旅路の疲れを休める内に、若君種若丸俄に病気になりあえなく世を去る。
  菖蒲の前悲嘆にくれ、石を重ね墓のしるしとせられ、子を思う親の手向草として
  「吾妻子や千尋の滝のあればこそ広き野原の末を見るらむ」
  と詠じられ、是れより世の人吾妻子の滝と云う。】
  (句読点は適宜戦国ジジイが挿入)


息女?

あ、まだ裏に解説がある。

 【はるか東方に見ゆる福成寺の二本の大杉は、高さ5米天然記念物として、又
  菖蒲の前の御手植の大杉として空高く聳え立ち、今尚760年前の物語りを
  申し伝えている。
  「すぎとすぎはにごりなく二世も三世もつれそうぞかし」】
  (漢数字は戦国ジジイが変換。誤字と思われるものもついでに修正)

で「福成寺建之」とあるので、これは福成寺による解説らしい・・・

???



東西条・吾妻子の滝公園12


この下の方がもっと豪快に流れ落ちてるんだけど、
今回はこれ以上撮れませんでした。

ここは「吾妻子の滝公園」というらしく、先へ進むとまた解説板があった。


 【吾妻子の滝

  西条盆地を南流する黒瀬川にかかるこの滝は、呉市三永(みなが)水源地の
  取水口が設けられ大きく形は変わっていますが、市内でも最大級の滝です。
  落ち口の幅36m、高さは現在約15mを測ります。

  昭和初期までは雄滝と雌滝に分かれて流れていましたが、雄滝には現在
  水は流れておらず、今の滝はいわゆる雌滝に当たります。滝の基盤は
  花崗岩の岩盤です。滝を境に下流は黒瀬川によって大きく侵食されていて、
  上流は平坦地が広がっています。これは、滝の岩盤によって
  侵食が食い止められていることを示しているものと思われます。

  平安時代末期、源三位頼政の妻菖蒲の前は、遺児とともに平氏の追手から
  逃げてこの滝のそばに隠れました。しかし、頼政の遺児は病死し、
  滝のかたわらに葬られました。菖蒲の前の悲しみは深く

  吾妻子や 千尋の滝のあればこそ 広き野原の 末をみるらん

  と詠んだと伝えられます。後に頼政の遺児の霊を祭るために
  石塔が建てられました。】


こっちは妻だよな・・・何なんだ


この付近には、「東子」(あづまこ)という字)あざ)が残るらしく、これについて
財団法人東広島市教育文化振興事業団の「ひがしひろしま歴史散歩」では


 【吾妻子の滝は、元「千尋の滝」と呼ばれていた。(中略)<頼政の遺児が
  亡くなって>以来、千尋の滝は吾妻子の滝と呼ばれるようになり、
  滝のある一帯を東子と呼ぶようになったと伝えられる。

  菖蒲の前の伝説は、市内の各所に残り、西条盆地の伝説に彩を添えている。
  しかし、江戸時代末期に書かれた「田口村国郡志御用ニ附下調書出帳」によれば、
  「東子」の地名は、田口村を大きく3つに分けた際の呼び方、西から「西郷」
  「中郷」「東郷」(あずまごう)のうち、「東郷」が誤って東子と
  書かれたものであり、滝も「東郷の滝」であったものが、「東子の滝」と
  されたものであるとしている。

  現在の田口にも「中郷」の地名は残っており、ロマンチックとはいい難いが、
  どうもこちらの方が真相に近そうである。菖蒲の前の伝説は、東子の地名から
  連想された創作と考えたほうが良いのかもしれない。】
  (<>内は戦国ジジイが追加)


おおお~、地元にしてはクールだな(笑)。
まあ、伝承をバカにする気はないんだけどね。


さらに奥へ進むと、六角堂があった。


東西条・吾妻子の滝公園6


おっ、これだな。
おじさんを待たせてるから、あんまり遠いところじゃなくて良かった


東西条・吾妻子の滝公園10


お堂はシンプル。
格子の隙間から中を覗くと・・・


東西条・吾妻子の滝公園8



この宝篋印塔が、頼政と菖蒲前の子・種若丸の墓と言われてるものです。
ウィキペディアには、享年3歳とある。
伝説の真偽はともかく、お堂の前で手を合わせ・・・

散策路はここでおしまいなので、走ってタクシーへ戻る。


最後の車内でも静かだったけど、滝を見てる時にわざわざ車を降りてきて

「写真撮りましょうか?」

って言ってくれたので、いい人だ~と思った。
自分の写真はどうでもいいから、悪いとは思いつつ断っちゃったんだけどね。


さあ、これで今日の行程は終了。
宿の近くで降ろしてもらって、スーパーと思われるところへ歩く。

途中にあったふた↓。


東西条・西条のふた


このバージョンはこれまでにもあったんだけど、
枠の中に埋め込まれてる丸い玉がぼろぼろ取れちゃってるのばかりだった。
けど、ここのは綺麗にプチプチが揃ってるな


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最終更新日  2013年01月22日 21時42分14秒
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