戦国ジジイ・りりのブログ

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2013年03月27日
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カテゴリ: 城(中国)
前回の詰の丸からの展望はお楽しみいただけたでしょうか。

映像の途中にある山、↓


東西条・新高山城181・詰の丸から高山城



これが小早川氏代々の居城のあった古高山(妻高山)です。
ぱっと見はわからないけど、この山は結構面白い形をしているのだ。

けど、この時はこの外観を見て

「あ~、昔流行った洋菓子に似てる・・・
何てったっけ、アレ・・・」


ってウンウンうなってた(笑)。

あれから3ヶ月、いまだにそのお菓子の名前が思い出せない・・・
なんだっけ、フランスあたりのサバランをこんな形にしたような、



画像の最後の方に映ってたのは、沼田(ぬた)川と本郷の町。
しかしこの眺めって、どう考えてもアレだよな。
朝、山麓から見上げて心の中で悲鳴を上げたあの・・・


東西条・雄高山7-2


うわあああああ~、考えただけで足がすくむう~!!
あの岩峰が崩れ落ちたらどうしよう・・・

いやいや、400年も崩れなかったんだし、今さら私1人の体重で
どうにかなるハズもないさ。
崩れたら崩れたで、城内で死亡したって功績を買われて(?)
あの世で隆景ちゃんにお目見えできるかもしれないしな。

しかし、いくら事前に縄張図を確認してたって、

とても思えない。



日陰は寒いけどここは日当たり抜群だし、
目の前が高山城なんて最高のロケーションからすぐに立ち去ってしまうなんて
勿体なさすぎ~!!
ちょうど正午になる時分だしな。


さっき雪隠郭で食べてからまだ3時間も経ってないけど、
ゆったりしていこ~っと



ベンチの前にはこんなものが設置されてる。


東西条・新高山城185・詰の丸



 高山城跡案内(所要時間約4分)
 新高山城跡案内(所要時間約6分)

ぽちっと押して、説明を聞きながらもぐもぐ・・・
今は食べるのに忙しいから、食べ終わったら聞き直してメモを取ろう。


結構色んなことを話してたけど、聞きながらも目の前にある高山城を見て、
今回のミッション について考え始めた。
いや、正直なところ、遺構を素直に楽しんじゃって
今の今までミッションを忘れてたんだけど(笑)。



な~ぜな~ぜわったしを捨~て~た~・・・



新高山の標高は197.6m。
古高山は190m。
ほとんど変わらない。

沼田川をぴっちり挟んで対峙してるから、立地条件的にも
大きく変わるとも思えない。
なんで隆景はあのタイミングで、この山に引っ越してきたんだろう。


鏡山城に引き続き、新高山城でも『広島近郊の山城と史跡ベスト33』を
コースガイドのベースとしたんだけど、この本には

 【「古高は360人、新高は75人の兵がいれば、いかなる大軍をもよせつけない」
  といわれるほどで、春日山城、岐阜城とともに日本3名城と称された。】

とある。
中途半端な数字が妙にリアル感あるよな・・・(笑)。



「三原編」でも確か何度か書いたけど、
昔はこの両高山付近まで入江が迫っていた。

ただ、土肥實平から数えて4代目の小早川茂平(?~1264)の頃には
現在の沼田川流域の干拓に手を付け始めたというから、
隆景の頃には高山城の築城の頃よりは海岸線は後退していた可能性もあるけど。

隆景がなぜ新高山に引っ越したかってことは、
裏を返せばなぜ小早川氏は新高山ではなく
古高山に城を築いたかってことにもつながる訳だよな・・・


眼下を眺めながら、そんなことをつらつら考えていた。
朝はめちゃくちゃ寒かったけど、ありがたいことに
ここは日当たりがよくてすごく暖かい。
が、この展望台の岩のくぼみに溜まった水は凍っていた。


東西条・新高山城177・詰の丸



ご飯を食べてる最中、また大きな音がしたので見上げると


東西条・新高山城186・詰の丸


東西条・新高山城187・詰の丸



・・・あ~、JAL機だ。
機首を思いっきり上げてるから、離陸した直後だな。

あれ?待てよ・・・
この角度でヒコーキが見えるってことは、もしかして離陸直後に
両高山が機内から見えるかもしれない。
帰りはちょうど右側の席だから、チャレンジしてみよ~っと



しっかりがっつり食べて、さあこれから音声ガイドを聞き直して
メモを取ろうと思ったら、後ろから人の声がした。

あっ、やだ・・・
私の至福の時間が・・・



現れたのは、中年の男女3人組。
挨拶をかわした後、1人のおじさんが

「ここは初めてですか?」

と聞いてきた。

普通こーゆー聞き方ってしないから、よく新高山に登りに来る地元の方かと思ったら、
3人とも登山口にあった背の高い竹の棒をついてるし、
小さなウエストポーチをお腹に巻いてるだけで明らかに食料も水分も持ってないし、
トレーナーにGパンという一見アウトドア風だけど
冬の登山には最悪のスタイルで防寒着も持ってないし、
登山をやってる人じゃないことは一目遼然。


3人は展望にそれほど感動した風でもなく、
かといってベンチに腰掛けて休憩するでもなく、
中途半端に長居しそうだったので一声かけて音声ガイドをつけさせてもらった。

「お~、こんなのあるんだ~」

ってここで初めてガイダンスに気がついたようだったので、
散歩がてらに新高山をよく歩く地元の方でもなかったらしい。
なら何で、初対面の人間にあーゆー聞き方をするんだ・・・
よくわからん・・・

と思いながらメモを取っていた。


1本終わったところで、おじさんがもう1本聞きたいと言い出した。
ダメだ、私のガイダンス追い出し作戦は逆効果だったらしい
城跡に興味があるようにも見えなかったから、
すぐ飽きて行っちゃうかと思ったんだけどな。

彼らの目的が読めないだけに、いつ立ち去るかもわからないし、
それまでずっとイラつきながら粘るのもイヤだったので、
詰の丸にいるのはここまでと諦めて先へ進むことにした。



来た道を戻らなくても、ここまま詰の丸をぐるっと回っていけそうだったので
そのまま歩いてく。


東西条・新高山城188・詰の丸


石仏系は廃城の後に置かれたものだけど、それ以外でも
結構岩が露出している。

本丸の解説にはここに櫓を上げていたと思われる、ってあったけど、
この見晴らしだもの、櫓いらなくね~?
もちろん、櫓は物見のためだけじゃないけど。

ただ、詰の丸の中央部はこれまでの写真のように
ゴツゴツした岩が出ているので、普通の建物を置くにはちょっと向かないかも。
かといって、何も置かないってのも確かにおかしいしな。

天守っていうより、床の高い井楼(せいろう)とかならアリかもな。
井楼って、こんなやつのこと↓。


逆井城・井楼
      (逆井城)


しかし、この高所にこんなもの上げて、
風の強い日とか台風の時なんか大丈夫なんだろうか?
ここで見張りをしろって言われたらやだな~。


周回道を歩いてると、脇に下段が見えた↓。
最初に詰の丸に来た時はそんなに上がった感じはなかったけど、
上から見下ろすと結構高さがある。


東西条・新高山城189・詰の丸から中の丸


当たり前の話だけど、やっぱりただ縄張図を見てるだけと
実物を自分の目で見るのとでは感動が違う。
ざくざくと斜面を降りて、最初に山上部に上がってきた中の丸を歩きながら、
さっきの3人組が次にどこへ向かうのかちょっと様子を窺うことにした。

これだけ広いんだから、彼らが選んだ方向と別の郭へ行けば
無駄にイライラすることもないし。


で、これが最初の上がり口↓。
来た時は気が付かなかったけど、これ虎口だよな~。


東西条・新高山城191・中の丸西郭



中の丸をうろうろ歩き回ってたら、思ったより早くに3人組が下りてきた。
しばらく本丸西側の石垣の名残を眺めていたようだけど、
そのまま奥へは行かずにあっさりと中の丸から登山道を下りていった。

アレ?
もう終わり?


やっぱり城好きではなかったか・・・
山好きって感じでもないし、あの方たちは正月早々、一体何をしに来たんだろう

しかし、静寂を破られたおかげで本丸から降りられた(笑)。
あのままずっと1人でいたら、はたして自力で下山できたかどうかわからない(←マジで)。

ちょっとイラッとはしたけど、
あれはあれで感謝すべきなのかもしれないな・・・


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最終更新日  2013年03月27日 22時19分52秒


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