戦国ジジイ・りりのブログ

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2014年06月27日
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カテゴリ: 上野と寛永寺
寛永寺の記事は前回で終わりですが、第三編はまだ続きます。


黒門小学校から少し北へ戻って、西へ向きを変える。


上野3・湯島へ


この道のつきあたりが、次のお目当て。
この辺はもう湯島です。
湯島っつったら、天神様ですね。

湯島天神へ来るのはだいぶ久しぶりだけど、
そのすぐ手前に「湯島聖天」なるお寺があった。


入口にあった解説版は長いですが、一部をご紹介しましょう。

 【湯島聖天(しょうてん) 天台宗 心城院

  当山はもと宝珠院弁財天堂と称し、湯島天満宮の境内にありました。湯島天満宮は
  菅原道真公を祭神としていますが、道真公はとくに聖天(大聖歓喜天)の信仰が篤く、
  ために「天満大自在天」ともいわれました。

  ときに元禄7年、湯島天神の別当職にあった天台宗喜見院三世の宥海上人が、
  道真公と因縁浅からざる大聖歓喜天を湯島天神境内に奉安し開かれたのが当山の
  はじめで、この本尊は比叡山から勧請した慈覚大師作と伝えられています。

  以来当山は湯島の聖天さまとして熱心な信者の参詣があり、紀伊国屋文左衛門も
  当山に帰依された一人でありました。
  享保のころ幕府の財政事情で、幕府が扶助してきた神社仏閣への支出を削減しようと

  富くじが行われ、江戸の「三富」といわれ、後に江戸各所で行われるようになりました。

  当時の喜見院は相当の境域があった様ですが、明治維新の神仏分離、排仏の嵐で
  応時の様相は一変し、寺名も心城院と改められ、今日に至っています。
  当山は開基以来幾度となく発生した江戸の大火・大正大震災や空襲の戦災にも
  遭うことなくきましたが、堂宇は近年に改修されました。 】




本尊はここも円仁の作と言われているものらしい。
「円仁作」の伝承を持つ仏像は各地にごろごろしてるけど、
ここのは叡山からの勧請と言ってるからな・・・

いくら江戸期は寛永寺が天台のトップだと言っても、
腐っても叡山だし(←腐ってません)、
叡山側としては渋ったんじゃないかと思うけど、
あるいは輪王寺宮のお口添えでもあったかもしれんな。

富突については 「本所Wデビュー(22)」 でも少し紹介してますが、
湯島では初期の頃に幕府から公認されてたってことだな。

喜見院はもともと湯島天神の別当だったのが、
神仏分離により廃された。
心城寺はどうも喜見院に所属するイチ堂宇だったのが、
湯島天神から独立することで存続できたらしい。

位置としては湯島天神のすぐ門前だから、
別の寺ってのもなんか変な感じだけどね。
薩長が神仏分離なんておかしなことをしたもんだから、
しょうがないよな。

で、雨だったせいか、全景の写真がありませんが、
中へ入ります。

入るとすぐ右手には小さな池がある。
池の写真もなぜかブレまくりでしたが、コイに混じって亀の子も泳いでいた。

 【弁財天 放生池

  江戸時代の文献『江戸志』の「宝珠弁財天 男坂下」の項に、「江戸砂子に
  いう、此所の池は長井実盛(後の斉藤別当実盛になる)庭前の池と云う。昔は
  余程の池なりしを近世其の形のみ少しばかり残りたり」と記され、かつての
  池は太鼓橋が架かる程の規模だった。

  また元禄の昔から病気平癒などの祈願で縁起の良い亀を放し、「亀の子寺」
  として親しまれていた。作家の久保田万太郎(明治22年~昭和38年)は、
  この池の亀を眺めて一句、「きさらぎや 亀の子寺の 畳替」と詠んだ。

  元の池は亀の冬眠に適した泥地であったが、周囲の都市化により池の水が抜け、
  亀の放生が困難となった。かねてより亀池復活を望む声が多く寄せられ、
  平成23年11月、篤信者や縁者の寄進により、心城院の「心」の字形を
  模した「心字池」が完成し、再び亀が放された。】
  (現地解説板より。漢数字は戦国ジジイが変換)


亀って冬眠するの!?
知らなんだ・・・

池ははっきり言ってかなり小さい。
つか、境内自体が広くないです。
池の周りには木もあって、ぶっちゃけ言われなければ
心字池とはわからないくらいですが、この小さな池には橋がかかっている↓。


上野3・湯島聖天6



ええっと、この亀は確か本物だったよな。
とゆーのも、


上野3・湯島聖天11


亀の子寺らしく、中にはフェイクも混じっているのだ
池の先、本堂の手前にはたらいが置いてあったので覗いてみると


上野3・湯島聖天8



亀の子~!
ちびっこ~!
カワイイ~~

亀好きなわたくしですので、もうヨダレを垂らさんばかりに近寄ると、
気配を察してちびっ子達がわたくしから逃れようとたらいの中を
カサカサと移動して、


上野3・湯島聖天10



時には折り重なりながら不審者からできるだけ遠ざかろうとうごめく。
私が動くたびに亀山も移動するので、その様子がまた大変にかわいらしく、
雨の中しばらくたらいの前でたたずんでました。
動画、撮っとけばよかったな。


池の向いには水琴窟。


上野3・湯島聖天13・水琴窟


 【水琴窟について

  茶人であり作庭家としても有名な、小堀遠州(1579~1647)が
  初めて造ったと云われています。手水からしたたり落ちる水が、地中に埋めた
  甕の中で反響し、あたかも琴を奏でたような音が私たちを楽しませてくれます。
  都心の由緒正しい古寺で心穏やかなひと時を感じていただきたく、放生池
  改修工事を記念し奉納いたします。】
  (現地解説板より)

え~、水琴窟って小堀遠州と関係があったの?
それは知らなかったな・・・

ウィキペディアには【明治時代には盛んに用いられたが次第に廃れていった】
とあるけど、最近では結構あちこちにあるよね。
清州城 にもあったよな。

この時は雨が結構降っていたので雑音が多く、そばにあった「聴き竹」で


上野3・湯島聖天14・水琴窟


ほのかな澄んだ音色を楽しみました。
水琴窟の先には、古そうなお地蔵様↓。


上野3・湯島聖天12


本堂は確か戸を開けて中に入れるようになってたんだけど、
撮影禁止とあったのか、あるいは中が暗かったせいか
内部の写真はありません。

本堂の外には

上野3・湯島聖天7


して、こんな説明も。

 【浴油祈祷のおすすめ

  当山では、ご本尊・大聖歓喜天(聖天さま)の最高の供養法である、秘法
  「浴油祈祷」を修しております。お申し込みの方は、要項を参照の上、受付にて
  お申し出ください。

  浴油祈祷申込要項
  ・祈祷日・・毎月1日・16日(聖天さまのご縁日)厳修。但し、非公開につき
        入堂は不可。それぞれ1週間、聖天さまにご心願の成就を祈念
        いたします。
  ・授与方法・・それぞれの祈祷日より1週間以降に祈祷札を授与いたします。
         (郵送可)
  ・申込方法・・申込用紙にご記入のうえ、9時から4時までに受付にてお申し込み
         ください。
  ・お願いごと(お札一体につき一願まで)
         厄除・家内安全・商売繁盛・心願成就・縁結・子宝・安産・身体健全・
         交通安全・当病平癒・受験合格・学業成就・就職・出世開運・方位除・
         災難除 など
  ・志納金・・お札一体につき、3,000円以上】


う~ん、変わってるなあ。
だいたい、修法は非公開ってね。
なら、本尊も秘仏だけに拝むチャンスはないってことなのかな。

「浴油」なら油を使うのか?
油かけ大黒天 みたいなもんかな(笑)。


本堂の向かって右側には小さなお宮がある↓。


上野3・湯島聖天15


上野3・湯島聖天17



ここの懸魚がなかなかよかったんだけど、
何度撮ってもブレてしまうので、断念しました。
ので、それ以外をご紹介。


上野3・湯島聖天19


上野3・湯島聖天20


お宮が何とは書いてないけど、お稲荷様なのかな。
これもブレてますけど↓


上野3・湯島聖天21


お賽銭はこちらへどうぞ↓。
屋根が青海波(せいがいは)で変わった造りになっている。
ひっそりと地味なお寺だけど、なかなか面白いものがあるな、ここ。


上野3・湯島聖天23


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最終更新日  2014年06月27日 23時43分10秒


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