戦国ジジイ・りりのブログ

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2015年02月03日
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カテゴリ: 旅日記(近畿)
石段の正面側、分岐の柵がしてある右の道を覗くと


叡山2・本坂9


林道だな。
「火の用心」の手前にある看板は


叡山2・本坂10


ほ~・・・・・
後から地図などを見ていてわかったんだけど、
三塔の中でもっとも北に位置する横川へ行くにもいくつかのルートがあり、
そのうちのひとつがこの林道を使うルートだったらしい。


この道を進むのが「横川本坂」なんだそうな。
【この道はよく整備されていて歩行も容易である】とあるけど、
確かに地図を見ると割にゆるやかそうな道だし、
そもそも作業車が通れるぐらいの林道だからそりゃ歩きいいだろう。

翌日は横川へ向けて歩きましたが、わたくしは別のルートを選んでいたので
ここが通れなくても支障はない。

ここのゲートにはなぜかこんなものが・・・↓。


叡山2・本坂11


ゲートを離れて真正面の道を進もうとしたら、


叡山2・本坂12


大原って!!


なぜに最終目的地を大原に設定したのか、皆目理解できぬ。
ま、とりあえず正面の道で良さそうだな。


叡山2・本坂13


右手の谷の方を見やると


叡山2・本坂16



真ん中の木がない部分には、ケーブルの架線が見える。
ここまでで結構上がってきたな。

少し歩くと分岐に出た↓。


叡山2・本坂17


車道はまだまっつぐ延びている。
車道をそのまま行ってもこの上と合流できるらしいんだけど、
ここは分岐を右に、石段を登る。


叡山2・本坂18


石段の右に張られたネットの向こうには


叡山2・本坂19


おお、宝篋印塔だ。
色が変わってる部分は何なんだろう・・・

あと、こんなのも↓。


叡山2・本坂20


ほかにもこんなのがいくつかあったけど、
この頃雨が少し落ちてきたので、先を急ぐ。

この石段、一見いい道のようだけど


叡山2・本坂21


いびつな石を並べているので、実に歩きにくい

ここには南善坊という僧坊があり、ワンコがいた↓。


叡山2・本坂22


「おはよお~」

と手を振ってあいさつしたのに、

「ウオオオォン!!」

と吠えられた

南善坊には六角のお堂もあったけど


叡山2・本坂23


これは脇から見るだけ~。
この写真の左はしに写ってるのが五大堂↓。


叡山2・本坂24・五大堂


朝もはよから地元の方がお掃除に精を出していたので、
邪魔にならないように軽く参拝。


叡山2・本坂27・五大堂



叡山2・本坂28・五大堂



叡山2・本坂25・五大堂

五大堂の詳しいことはわからないんだけど、
境内にはお不動様もおられるし、五大明王を祀ってるお堂なのかな。

水に打たれるお不動様を見ていたら、だいぶ雨が降ってきた。
うっ、ヤバイ。
雨具を着こもうかとも思ったけど、もう石段の上部まで来ているので
とりあえずここはとっとと山へ入ってしまおう。

『比叡山 その歴史と文化を訪ねて』には【坂本から比叡山へ登る途中に
五十二段という石段がある】と書いてある。

登り口にも石段があったし、現地では段数まで数えなかったから
どちらの石段を指しているのかはわからないけど、
写真を見るとここも50段近くまでは数えられるので、この石段のことかもしれない。

52段の石段は東塔にもある。
『比叡山 その歴史と文化を訪ねて』によると、

 【天台宗の高祖天台智者大師が、未修行の凡夫から、悟りを開いた仏までの、
  修行の段階を五十二段にわけて教えられた。十信、十地、十行、十回向、十住、
  等覚、妙覚である。登るとき、是非一段ずつ数えていただきたい。】

登る時、数えるどころか「歩きにくい道だな~」とボヤいていたわたくしは
すでにアウトです


五大堂を出て石段に復帰すると、最上部はこんなだった↓。


叡山2・本坂29


右手の奥にも少し行かれそうな感じはしたけど、
ここは左にあるこのゲートを通過する↓。


叡山2・本坂30


これは先人の登山記で読んでいたもので、
知らなければちょっとまごついたかもしれない。
で、ここからが山道。


叡山2・本坂31


ゲートを通り抜けると左右に道が延びていたので、
たぶん五大堂への石段を登らずまっつぐ行ってもここに出たのだろう。

もう舗装路じゃないけど、初めはまだ林道といった雰囲気。
が、少し歩くと山道らしくなってくる↓。


叡山2・本坂32


坂本と東塔を結ぶこの本坂は、

 【坂本からのケーブルカーが開通するまでは殆どの人はこの道を登り下った。僧も
  参拝者もこの道を大通りとして通いつづけたのである。仏前への供物も僧の生活物資も、
  そしてお堂建築の諸材料もみなこの道を通ったのである。】
  (『比叡山 その歴史と文化を訪ねて』より)

かつては賑わったこの道も、参詣者全体から見れば今では通る人も少ない。
オフシーズンということもあったかもしれないけど、
本坂でわたくしが会ったのは1グループだけだった。
同書にはこうも書いてある。

 【しかし、登山道の独り歩きはすすめられない。道に迷うこともあり、天候などの変化も
  計算に入れて、友達などとともに、じっくりと山を楽しみつつ、なごやかに登って
  いただきたいものである。】

思いっきり単独行のわたくしが言うのもなんですが、
結論から言うとこれはホントに正しいです。
なぜって、東塔にかなり近づくまで標識らしい標識はほとんどないからです。

分岐はほとんどないものの、変に目が慣れてくると
涸れ沢だとかの登山道でないところまで道のように見えてもくるので、
分岐がほぼないからといって迷わない保証はどこにもありません。

特に叡山は山自体も大きいし、谷の傾斜はかなりきついところが多いので
登山道を外れるとかなり危ないです。

登山をやる人は当然それなりの準備もしてくるものですが、
表参道だからといって山に慣れていない人が安易に歩くような場所じゃないです、
叡山は。

ので、きちんと山用の装備・対策をした上で複数のパーティーで
歩くことをお勧めします。

ただね、信仰の山・比叡山を感じたいのなら、
やっぱり一人で静かに叡山に向きあわないと難しいかもな、
というのも正直な感想です。
みんなでワイワイ登ってるとただの登山で終わっちゃうでしょ。


今回わたくしが用意したのは、登山の時は必ず持つ25,000分の1地形図。
それから「山と高原地図」シリーズ(昭文社)の「京都北山」。

昭文社の登山地図の方はすまほのアプリにもなっていて、
ルートと現在地がすまほで確認できるのでこれはお役立ちでした。

わたくしが登山を始めた頃はまだすまほなんてモノはなく、
登山用のGPSを買って地図と突き合わせて現在地を確認したものですが、
当時はまだ軍事用にわざと精度を落としていたこともあって
そんなにお役立ちグッズというほどでもありませんでした。

精度の低いGPSは参考程度で、地形図や高度計などを見ながら
山道を歩いたもんです。

それが今や、すまほのマップで確認できる現在地はかなり正確。
叡山は山の奥だと衛星を捕まえにくい場所もあったけど、
おおむね現在地は容易に把握できたので、このアプリは良かったです。
現在地を常に把握するのは登山の鉄則だからね。

叡山は気軽に入るような山じゃないですが、
車やケーブルで楽して上がって三塔の中心部だけを手軽に見るのと
自分の足で山を歩くのとでは全然印象が違います。

本坂なら他のルートよりは比較的楽に歩けると思うので、
是非一度は山を歩いてみることをお勧めします。
ただし、1人はダメよ


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最終更新日  2015年02月03日 23時50分09秒


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