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2007年01月27日
イスラエル旅行記(4)
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三日目は土曜日ですので、80%近いユダヤ人の住むイスラエルでは安息日ですから、ひっそりと静まり返っていました。
今朝も、ガリラヤ湖の日の出はきれいでした。
朝食後、荷造りをして、バスに荷物を積み込んだ後には、2泊したこのホテルを経営しているキブツ(自給自足の共同体)を見学しました。
そこには、保育園や幼稚園、小学校、中学校、老人ホームが揃っていました。高校以降は、外部に通うことになります。
ここでは、赤ちゃんを産んだばかりのお母さんも休養の後働きます。仕事が分担されていますので、赤ちゃんを専門に育てる人がいますので、食事の時間以外は、子どもと離れます。
全員が何らかの仕事をしますが、とても理想的な共同体だと思います。ガイドさんによれば、「これは、信仰によって建てられているのでここまで成功するのだと思います。また、共産主義も、はじめはこう言ったものを理想に掲げてはじめましたが、自己中心さがそれを変質させてしまった」という説明が加えられました。
ひっそりと静まりかえったそのキブツの広大な敷地の中で、唯一、楽しそうにタバコを吸い、労働をしていたのは、極少数のアラブ系の人たちでした。
それ以外の人たちは、安息日を自宅で過ごしているようです。
イエス様は、「安息日が人のためにあるのではなく、人のために安息日がある。」と教えられましたが、この光景を見て、神様が恵みとして安息日を下さったのだと痛感しました。
それから、ヨルダン川沿いを死海に向かってバスで走り続けますが、通常の日であれば、片側一車線の道路ですから、渋滞することもあるそうですが、この日は、すいすいと走ることが出来ました。
途中、羊を飼うベドウィン族の少年と少女の一団に会いましたので、バスを止めてもらって、お話をしたり、写真を撮ったりもしました。そして、少年の指差す方を見ると、生まれたての羊の赤ちゃんを見ることも出来、感動でした。
この時、参加者全員が感動し、はしゃぎまわっていましたが、バスの運転手とガイドさんは気が気ではなかったそうです。それは、ヨルダン川側の道路わきには、鉄格子が張られていましたが、そのすぐ向こうには地雷が埋められていて、もう少し先は、ヨルダンという隣りの国になりますから、そんなところにバスを止めておいたら、すぐに兵隊さんが駆けつけて来る場所だそうです。
その後、死海写本が発見されたというクムランに行き、昼食を死海のビーチサイドで食べました。たまたま座った座席が、4席のところを2人で座りましたので、パンが二つづつ食べられると喜びましたが、食べ終わった後には、また持って来てくれた時には笑いが止まりませんでした。
そして、ユダヤ人最後の砦と言われるマサダに行きました。ここは、真冬だというのに、ちょうどよい気候でした。しかし、水とサングラスは必需品でした。ここに夏に来たら、熱くて大変だそうです。しかし、感動しました。臆病なヘロデ王が作ったと言われますが、そのスケールの大きさ、その技術には驚かされました。
ガイドさんの話しによりますと、AD70年に、ローマ軍に攻撃されエルサレムが陥落し、逃げのびたユダヤ人約900人が2年間にわたり抵抗し続けたました。しかし、抵抗を続けるユダヤ人にローマ軍は奴隷として使っていたユダヤ人を先陣に送り込みますと、それを知ったユダヤ人は、もはや戦うことが出来なくなり、最後は、ローマ軍の手に落ちるよりも自決を選びました。
現在イスラエルでは、18歳になると男女ともに兵役義務がありますが、部隊の入隊宣誓式はマサダで行われるそうです。「2度とマサダは落とさせない」という言葉は、ユダヤ人の悲しい歴史と、何者にも屈しないという思いが伝わって来ます。
それから、もう一度死海に戻って、ホテルにチェックインしました。
ところで、現在死海は上の死海と下の死海の二つに分かれています。それは、地球上の陸地のうちで最も低い場所にある死海ですから、流れ込んだ水を流し出すことは出来ませんが、流れ込んだ水と同等の水が蒸発しますから、塩が残って、どんどん塩の湖になります。上の湖は塩分30%、下の湖は塩分35%だそうです。
しかし、二つに分かれてしまった理由は、ガリラヤ湖が全イスラエルの水道水になっていますし、降った雨が鉄砲水として、ヨルダン川や死海に流れ込みますが、それを途中でせきとめて、農業等に使っていますので、ここ最近では、死海の水は減ってしまっているそうです。
完全に二つに分断されてしまった死海は、下の湖の塩やミネラルを採取する権利を持っているアハバ化粧品の会社によって、運河を作って、上の湖から下の湖に流しているそうです。しかし、事体は深刻そうです。
今日も、感動に次ぐ感動でとても疲れましたので、あっという間に夢の国に入りました。
おやすみなさい。
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最終更新日 2007年01月27日 10時44分59秒
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