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庭木にコカの木
コカの木は、高さ2メートルほどの南アメリカ原産の低木である。その葉から精製されるコカインは多くの国で「麻薬」として禁止されている。日本でもコカインだけでなく、コカの木の栽培やコカの葉の所持も禁止されている。
コカの葉自体は、コカイン濃度は薄く依存性は弱い。ボリビアやペルーではコカの葉はコカ茶として飲用されている。コカ茶は乾かしたコカの葉に熱湯を注いで作る。
乾かした葉を口の中でかむことも一般的に行われている。疲労回復や眠気防止に効果があると言われる。また、ボリビアやペルーのアンデス山脈地帯では高山病を和らげる効果もあるとされ、コカの葉は日常的に用いられている。
「コカの木」
昨年(2011年)、ボリビア政府は国連などに対して、コカの葉を麻薬から除外する運動を始めた。ボリビア国内で、コカの葉が日常的に利用されているということからである。しかし、米国など多くの国は麻薬対象から除外することに反対している。
コロンビアに本拠を置く麻薬組織の撲滅に力を入れているアメリカとしては、コカの葉を麻薬から除外することには応じられないのである。しかし、アメリカでのコカイン汚染のきっかけはベトナム戦争だった。ベトナムの戦場で兵士たちに蔓延したコカインが、彼らの復員とともに国内にひろがったのだ。
いとこの話によると、コカイン密造のためのコカの木の大量栽培は、人目に触れぬところで密かに行われているそうだ。コカの葉から精製されたコカインは、コロンビアなどを経由してアメリカにも大量に密輸されている。
「コカ・コーラ」は、19世紀の終わり頃、もともと薬用として開発された。そして、その名前のとおり「コカ・コーラ」にはコカインの成分が入っていた。
(コカ・コーラの詳しい成分は企業秘密のため不明)
どう猛な麻薬犬もいた、あのアメリカの厳しい出入国検査を思えば、コカの葉には手も足も舌も出なかった。今思えば、ちょっと味見だけはしてもよかったかなと思うが・・・。
昨年の地球一周の船旅で、アムステルダム寄港の際「決して大麻に手を出さないでください」と念を押されたことを思い出していた。(オランダでは大麻は合法なので)
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