買書とつんどくの日々

買書とつんどくの日々

2007年12月29日
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石月正広さんという人の「月の子」という本を買書。
この本は、累伝説をもとにしたもので、元禄年間に書かれた「死霊解脱物語聞書」という作者不詳の書物によっています。
「死霊解脱物語聞書」は以前に読んだとき、なにか祐天上人の宣伝みたいで、もうひとつ面白くなかったので、この本がどのような描き方をしているのか興味をそそられ買ってみました。

ちなみに、映画化もされ有名な「累ケ淵」は、累伝説を変奏するように三遊亭園朝が創作した「真景累ケ淵」が原作で、どちらかというと人の因業、因縁をめぐるお話でなかなか面白いものでした。
僕は、「累ケ淵」をテレビの怪談シリーズで始めて知りましたが、鎌なんかが出てくる恐ろしい話で、僕が小さかったこともあって、ほんとにおっとろしい思いをしたのを思い出します。


「累の物語は江戸時代初期慶長17年(1612年)から寛文12年(1672年)までの60年にわたって繰り広げられた実話に基づいていると言われる。
下総国岡田郡羽生村の百姓、与右衛門(よえもん)とその後妻お杉の間には助(すけ)という娘があった。しかし、連れ子であった助は生まれつき顔が醜く足が不自由であったため、与右衛門は助を嫌っていた。そして助が邪魔になった与右衛門は、助を川に投げ捨てて殺してしまう。あくる年に与右衛門とお杉は女児をもうけ、累(るい)と名づけるが、累は助に生き写しであったことから助の祟りと村人は噂し、「助がかさねて生まれてきたのだ」と「るい」ではなく「かさね」と呼ばれた。
両親が相次いで亡くなり独りになった累は、病気で苦しんでいた流れ者の谷五郎(やごろう)を看病し二代目与右衛門として婿に迎える。しかし谷五郎は容姿の醜い累を疎ましく思うようになり、累を殺して別の女と一緒になる計画を立てる。正保4年8月11日(旧暦)(1647年)、谷五郎は家路を急ぐ累の背後に忍び寄ると川に突き落とし残忍な方法で殺害した。
その後、谷五郎は幾人もの後妻を娶ったが尽く死んでしまうという怪現象が続く。ようやく6人目の後妻きよとの間に菊(きく)という娘が生まれた。寛文12年1月(旧暦)(1672年)、菊に累の霊がとり憑き、菊の口を借りて谷五郎の非道を語って供養を求めて菊の体を苦しめる。近くの弘経寺に所化として滞在していた祐天上人はこのことを聞きつけ、菊の解脱に成功するが、再び菊に何者かがとり憑いた。祐天上人が問いただしたところ、助という子供の霊であった。古老の話から累と助の経緯が明らかになり、祐天上人は助にも十念を授け戒名を与えて成仏させた。」(うぃきぺでぃあ)

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Last updated  2007年12月29日 09時05分53秒
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