買書とつんどくの日々

買書とつんどくの日々

2009年10月24日
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『古事記』『日本書紀』で出雲を主要な舞台として語られる神話を言い、とくに『古事記』の神話について呼ぶのが一般的である。また『出雲国風土記』に記された神話をさすこともある。『古事記』では、 高天原を追放されたスサノヲが出雲に降りて 八俣の遠呂智を退治 する場面に始まり、 葦原中国を統一した大国主神が、高天原から派遣された建御雷神に服属を誓って「天の御舎(出雲大社)」に隠棲するまでの範囲が出雲神話 である。そこには、 遠呂智退治 神話・ 稲羽の素兎 ・大穴牟遅神の 根の国訪問 神話・八千矛神の神語・大国主神と少名毘古那神の 国作り など、日本神話を代表する神話が数多く含まれ、民間伝承との関係を考察する上でも重要である。なお、『日本書紀』には大国主神に関する話はほとんど収載されていない。『出雲国風土記』に記録されたものでは、八束水臣津野命による「国引き」神話が有名である。記紀神話において、なぜ出雲が神々の世界である高天原や、天皇の支配する大和に対立拮抗する世界として描かれるかという点に関しては、実態的な支配勢力の存在を想定したり、宗教的な信仰圏を考えたり、国家の世界観としての日の沈む西方の暗黒性が論じられたりしており、解決をみていない。近時、大量の銅剣(一九八四年)や銅鐸(一九九六年)が発見されたり、日本海文化圏の固有性がクローズアップされるなど、考古学や歴史学との学際的な研究が求められている。伝承文学の問題としては、神話と昔話の関係、民間伝承の「語り」などを考える上で、欠かすことのできない神話群である。たとえば、遠呂智退治神話は各地の伝説や昔話に語られる英雄の魔物(妖怪)退治の伝承と構造やモチーフを共有するし、根国訪問神話は成人式の通過儀礼を背景にもつことが指摘されている。また、出雲神楽や備中神楽など中国地方の民間神楽においては出雲神話が重要な題材となっているほか、青柴垣神事(美保神社)や鎮火神事(熊野大社)などは国譲り神話を起源として実修されている。
三浦佑之さんの記述 より)





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Last updated  2009年10月24日 19時25分56秒 コメント(6) | コメントを書く


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