買書とつんどくの日々

買書とつんどくの日々

2012年12月20日
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「あれからもう六カ月が過ぎ、なんども満月がやってきた。なのにおまえはまだ抵抗している。これがおまえの望む人生でなかったことは知っている。だが、これがおまえにあたえられた人生だ。われわれは最善の道を見つけなければならん」
誰もが、われわれという言葉を聞き逃さなかった。
このときばかりはアレクシアも夫を大いに誇らしく思った。やればできるじゃない!
マコン卿が深く息を吸った。「どうしたら楽になれる?わたしに何ができる?」
アルファからそんな質問をされてビフィはひどく驚いたが、勇気を振りしぼって答えた。
「できれば・・・・・できればずっとここに、街に住まわせてもらえませんか?」
マコン卿は眉をひそめ、アケルダマ卿を見やった。「それは賢明か?」
アケルダマ卿は立ち上がると、会話にはまったく興味が ないかのように部屋の奥に歩み寄り、こなごなになった水彩画を見つめた。
ライオールが難局を打開すべく一石を投じた。「ビフィには気をまぎらわせ るものが有効かもしれません。たとえば、仕事のような?」
ビフィは驚いた。ビフィは生まれも育ちもジェントルマンだ――本当の意味での仕事など考えたこともない。「やってみます。これまで正式な職業についたことは一度もありませんが」まだ食べたことのない珍しい料理のことを話すような口調だ。
(ゲ イル・キャリガー「アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う」P253)


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Last updated  2012年12月21日 05時42分17秒
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