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↑この絵は特に意味ありません。 先日、35歳を目前にして初めて「人間ドック」というやつを体験してきた。「ドック」というからには、なんか「カラダをバラバラにされて点検される」みたいなものを想像していたのだが、なんのことはない定期健康診断に毛の生えたようなやつだった。 唯一の大きな違いといえば「内視鏡検査」要するに「胃カメラ」があることだったのだが、最新式のやつは鼻の穴から管を通すやつで、精神的なナサケなさは伴うものの、肉体的にはどうということもなく、初の人間ドックは無事に終わった。まあ「無事」かどうかは検査の結果しだいなのだが・・・。 で、後日、送られてきたのが検査結果なのだが、まあ数値的にはほぼ正常であった。ちょっと気になるのが尿酸値と中性脂肪が高めなこと。なんのことはない慢性的な運動不足なのだ。 しかしこの「結果通知」というやつ。どこかで見たことあるような気がしていたら、薄いペラペラの紙といい、印字されたコンピュータ文字といい、中学高校の頃に受けた模擬試験の結果通知とソックリなのだった。ペラペラの紙一枚で「人間の性能」が示されるというのもどうも同じ気分だ。 検診結果なんて前の日に何を食ったかとかで、けっこう変わるような気がするのだが、どうも検査の数値というのは気になる。 正常値からほんの少しオーバーしただけでも「要経過観察」なんて文字が印字されてるのが、なんかコワイ。受験の合格可能性「D判定」みたいな気分になってどうも落ち着かない。 「努力すれば結果はでる」と教え込まれた受験教育の成果なのだろうか、どうもこの「数字」が気になって、深夜にウォーキングを始めてみたり、サウナに通ったりしはじめている。次回検診の「正常値=A判定」を目指して。 どうも私達は「がんばればなんとかなるカラダの数値」に弱いようだ。
2006.09.23
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監督 北野武 主な出演者 ビートたけし 、 国舞亜矢 、 渡辺哲 <感想>夏になると観たくなる映画がある。北野武の「ソナチネ」もその一本。ストーリーは典型的なヤクザものなのだが、たけしが撮ると一種哲学的な趣きの作品になる。抗争が膠着し、夏の沖縄の海で遊ぶヤクザ達。その合間にも実は抗争は進行しており、一人一人と死んでいく。久石譲が奏でる沖縄音楽の中、淡々と人が死ぬ。そこに涙はない。あるのは沖縄の海と空だけ。たけしの死生観というのは、数々の著書でも現されているが、映像になるとこういう風になるのだなあという気がする。たけしの映画ではたいてい登場人物が死んだりするが、「ソナチネ」は「人の死」を直球で投げてくる作品だ。この作品は1993年の劇場公開時、ガラガラの映画館に一人、足を運んで観た。当時、21歳だった私の死生観にかなり影響を与えた気がする。「沖縄の海で抗争に巻き込まれて死ぬヤクザ」というのはなかなかシュールな死だが、「そのへんの老人が地元の病院で家族に看取られて死ぬ」という死も同じ「死」だ。 同じ「死」に、そこに何の違いがあるのかないのか。 あるとしたら何が違うのか。 「死」という事実は変わらないのではないのか? そこまでの生きた経緯の問題なのか・・・?夏の熱い盛り、特に終戦記念日近くなると、毎年「死」というものを考えたりする。日本の夏は「死」を考える季節なのだ。そんな夏に観たい映画。
2006.09.10
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