細かな発想・大まかな読書

細かな発想・大まかな読書

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

shidax4059

shidax4059

Freepage List

2005.01.26
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

占星術

講談社ノベルス
著者/訳者名 : 島田荘司/著
出版社名 : 講談社 (ISBN:4-06-181168-1)
発行年月 : 1985年02月
価格 : 924円(税込)

<感想>
 名探偵御手洗潔の初登場作にして日本本格ミステリーの金字塔とされる作品。作品前半に繰り広げられる謎の連発、話の規模の大きさは「こんだけ風呂敷広げて、話の収集つくのか?」って読んでるこちらが心配するほどの内容でした。
 確かに460ページに及ぶ大作なのですが、話の収集はきっちりつきます(当たり前だけど)
 占星術による殺人というロマンチシズムと40年前の殺人事件に挑むという壮大さに恍惚を感じます。


 ちょっと話はそれますが、この「~殺人事件」という響きに感じるある種の憧れ、ロマン、興奮、気分の落ち着き、好奇心はいったい何なんでしょうか?これが「UFOの謎」とか「幻の猿人はいた」みたいのじゃだめなんだなー。
 ミステリーが面白いのは、「殺人トリックの構築という人間の冷静かつ緻密な部分」と、殺人の動機といった「人間くさい部分」がつくるリアルなドラマがあるからなんでしょうね。
 そして舞台は日常と非日常との微妙な間の物語が良い。
当然リアルなだけの話じゃ生臭いし、空想に飛んでいってもSFになってしまう。
 「島の伝説」とか「わらべ唄」とかの伝承方面と結びつけるか、
「祇園」「みちのく路」みたいなちょっと憧れの地あたりで殺人がおきるとそのバランスがちょうど良くなるわけですね(笑)

 この占星術殺人事件は「緻密なトリック」と「人間ドラマ」「壮大なロマン」の三角形が実にバランス良く、それも大きな三角形をなしています。

 私的には、劇中の「昭和初期の怪事件の謎」をめぐる40年間の日本中を巻き込んだ論争のあたりが最高に面白かったです。謎をめぐってなされるマスコミや素人探偵達の推理、騒動、珍事件。
 自分で考えたトリックをめぐっての日本中の騒動を描ける著者というのは実にうらやましい(笑)

 あと気になる点も少々

 あと、御手洗潔と石岡のコンビがどうもバタバタしてる印象がぬぐえない。(まあデビュー作だからこの後に落ち着いていくのだと思うけど)


 とにかく本格ミステリー好きの人にはオススメの一冊ですが、
読む前に、「絶対に」パラパラめくって挿絵を見たりしないこと。
でないとせっかくのお楽しみがパーになる可能性80%(笑)







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.01.26 23:37:50 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Comments

どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
お猿@ やっちまったなぁ! http://feti.findeath.net/9z2u4fa/ ちょ…
もじゃもじゃ君@ 短小ち○こに興奮しすぎ(ワラ 優子ちゃんたら急に人気無い所で車を停め…
まさーしー@ なんぞコレなんぞぉ!! ぬオォォーーー!! w(゜д゜;w(゜д゜)w…
地蔵@ 驚きのショックプライスw コウちゃんがこないだ教えてくれたやつ、…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: