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2004年08月28日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: 紫苑の日常
 別れた夫の病気のことで、少し気分が滅入っていた。

 長女と彼、次女とわたしの四人で久しぶりに集った。
 彼は、わたしに色々と気遣ってくれた。
 それが少しも嫌味ではなく
「僕、こうしてお義母さんと飲んで話すの好きですよ」
と、オリンピックに始まって、話題をどんどん提供してくれた。
 ああだこうだと話しているうちに、いつのまにか滅入っていた気分が吹っ飛んでいた。

 幸せそうな長女を見ていると、本当に好い人に出会ってくれたものと、わたしは嬉しくなる。

「なんてことを言うんですか、お義母さん。今は別々になっているけれど、お二人がちゃんと育てた結果、今の彼女がここにいるんですよ。感謝してますよ。こんな風に教育された彼女と出会えて」
 などと、胸が熱くなるようなことを言ってくれた。
 長女の彼からこういう言葉をもらうということは、わたしの子育ては完結したと言って良いのだろう。
「とにかく、喧嘩をしても良いから、お互いを思い合って素敵に暮らしなさいよ」

 目が覚めたら、床に四人で転がっていた。
 わたしはそれを見て、一人減ったけど家族の隙間は埋まったのだと感じた。

 久しぶりの二日酔いだ。
 頭がずきずき痛い。
 ビールから始まって、カルバドスだのズブロッカだの、冷蔵庫に入っているすべてのアルコール類を飲んだのだから無理もない。

 大きく伸びをして、わたしは立ち上がった。








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最終更新日  2004年08月29日 12時37分20秒
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