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2006年06月10日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: Essay




 水平線から朝日がのぞいた。
 わたしは飛び起きて、ベッドに正座した。
 両手を合わせて、
 「今日の手術が成功しますように。誰にも迷惑をかけませんように」
 と、それだけを唱えて拝んだ。
 いつしか薄雲が厚くなり、朝日は隠れた。
 それでも時折、雲間からぱーっと明るくなったり、隠れたりしながらその位置は高くなった。

 高校一年の夏の、盲腸以来の手術である。

 死にはしないだろうに、万が一の項目が羅列してあった。
 でも、わたしはいつも貧乏くじを引いて、少しだけ痛い目にあったから……。

 だから。
 朝日にパンパンと、拍手を打った。
 苦しき時の神頼み。
 「どうかよろしくお願いします」と。





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最終更新日  2006年06月10日 08時46分10秒
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