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2008年10月13日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: Essay


 そして、その記念に何かを贈りたいと常日頃思ってしまう性質である。
 でもその日がその人にとっては取るに足らない日で、少しも嬉しくないという人も確かにいて、余計なお世話だったりすることも承知しているのだけれど。

 最初にそれを知らされたのは、妹だった。
 幼い頃からずっと、小さなプレゼントを交換しあったもので、それが学生時代大人へと繋がっていった。
 妹が贈ってくれる品物は、本当に些細なものだった。
 でも、その品物からのメッセージが確かにわたしの心に届き、大事に大事に使ったものである。
 例えば、レースのしゃれた小袋(これにはコンパクトや紅筆、口紅を入れて持ち運んだ)であったり、今では携帯電話が代用するので完全に不要となったアドレス帳だったり、とこんな具合であった。
 それでも嬉しくて嬉しくて、大事に大事に使ったことを思い出す。(何十年も経った今でも使っているものもある)

 「姉ちゃん、我が家は誕生日など重きを置いてないので、もう電話もかけてこなくていいから」
 と、ストレートに言われた時、さすがにわたしはショックを受けた。
 自分が生を受けた日を誰かが覚えてくれていて、「おめでとう。今年も素敵な年でありますように」などと言ってくれたら、泣きたいくらい落ち込んだことがあっても、頑張らなきゃーとわたしなら元気になるからだ。
 皆がわたしと同じというわけではないのは百も承知しているけど、その言葉を妹から聞かされた時はさすがにへこんだ。
 だから肝に銘じておこうと、思ったのである。

 でも妹が言うように、世の中には妹と同じ考えの人がかなりの割合を占めていることも知らされた。
 そう思いながらも、その人が喜ぶ顔が浮かび、次はどんなサプライズを届けようかなどと思ってしまう甘いわたしなのである。


 わたしは嬉しいのだ。
 誕生日に何かのメッセージやお花が届くと嬉しくて、死ななくて良かった!と飛び上がる。
 何度も何度も「死んだ方がましかなぁー」と思う人生だったから、誕生日はわたし自身をリセットして、一から歩き出せるから。
 それが何歳でも何十歳でも、同じ気持ちでその日を迎えられるから。

 その香りに包まれると、今年も無事に終わったなぁと思い、次の一年への生への意欲が湧いてくる。
 しかしながら、『誕生日、バンザイ!』なのは、どうやらわたし一人であるらしいのだけれど。^^;







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最終更新日  2008年10月13日 09時04分04秒 コメント(4) | コメントを書く
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