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2009年01月18日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: Essay
 昨日は一人で北鎌倉を歩いた。

 他に予定があり、あまりゆっくり散策をする時間がないので、ひとまず北鎌倉限定だ。
 コースは今の時季だと東慶寺の梅だろうな、とまずはそこへ向かったが、北鎌倉で下車した観光客の多くは、円覚寺方向へと向かっていた。
 そういえば、亡き母と最初で最後の鎌倉散策はこの東慶寺であった。
 父を亡くした年の寒い寒い三月に、葬儀で里帰りしていたわたしと生後七ヶ月の長女を送り届けてくれた際に、立ち寄ったのだ。 
 今にして思えばもっと母と旅をしておくのだった、と悔やまれるが、後にも先にもこの鎌倉のほかには、万博の年に行った京都旅行だけであった。
 経済的余裕のない時代だったのだ。

roubaiM

 東慶寺の境内は、霜柱が地面を盛り上げたところを太陽に出くわしたという感じでぬかるんでいたので、注意深く石畳の上を歩いた。
 こちらの蝋梅はすでに終わっていて、今まさに紅白の梅が咲こうと蕾を膨らませていた。

画像 024.jpg
画像 011.jpg

 次に、最近好きだなぁと思うようになった明月院を目指して横須賀線の踏切を渡った。
 明月院といえば紫陽花で有名な寺であるが、その季節は観光客で溢れかえっていて紫陽花を観賞するというには、人の頭や傘が多すぎるので、わたしはついつい敬遠してしまうが本当に手入れの行き届いた寺である。
 四季折々どの季節も好きだけど、観光客が少ない今の季節が特に好きなのだ。
 折りしも、北条時頼坐像を公開中で、初めて拝顔した。
 今まで一度も興味を持たなかったのだけれど、御朱印帳を思い立って住職に書いていただいた。その達筆は、やはり惚れ惚れとしたのである。

mokurenn

 空はどこまでも青く高く、まだまだ固い白木蓮の蕾が、つんつんと突っついているようだった。

 思い切り空気を吸い込んで、寺を後にした。

ume





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最終更新日  2009年01月21日 07時03分03秒
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