『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』
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第15話「一緒にいられたらいいね」
円陣を組んだその後、シカマルは早速皆に説明を始める。
「それじゃ探しようがねぇってばよ!」
ナルトは、じれったそうに地面を踏みつける。
「ああ。だから知ってるヤツに教えてもらおうと思ってよ」
シカマルは小声になる。他の者にも、声を落とせと目で合図する。
「あの子は無理よ!? 昨日の夜ネジがさんざん問いただしたけど、ぜんぜんダメだったもの」
テンテンも小声で報告する。
「あんなガキの記憶なんかハナから期待しちゃいねぇよ」
「シカマル。もしやあの子供を狙う敵に……!」
「当たりだネジ。少し酷だが、夢之助にはおとり役になってもらう」
シカマルは、少し離れた木に寄りかかる夢之助をちらりと見、そしてまた皆に視線を戻す。
「夢之助に爆弾のことを思い出したふりをさせる。んで、口封じの敵があらわれりゃあラッキーだ。オレらが勝てればの話だがな……」
「必ず勝利を勝ち取りましょう! みんなで頑張ればきっとだいじょうぶです!」
リーの笑顔に、シカマルはああとうなずいた。
「と言っても、今ここで始めたら至極不自然だ。ここはいったん通常任務に戻り、いや、正確には戻るふりをし……今日のガキ担当の七班は、夢之助にこっそり計画を伝え実行させる手はずを整えといてくれ。正午に再びここへ集結。昼食食ったら午後に実行だ」
こうして、一端班ごとに解散となった。
森の中で、爆弾を探すフリをする第七班。ナルトは夢之助にひそひそと計画を話す。
「――っていうわけだ。怖いかもしんねーけど、オレたちが必ず守るから、がんばってやってくれってば」
「別にいいけど」
夢之助は、あっさりとナルトに返事をする。ナルトは拍子抜けする。
サスケとサクラは、少し離れた場所で、やはり爆弾を探すふりをしていた。草が生い茂る前に並んで座り、草をかき分ける。
「十班もガイ先生の班も……みんないろいろ大変なのね」
サクラはサスケにささやく。
「でも……、うちの班はだいじょうぶよね」
サスケはサクラをちらりと見る。サクラの笑顔の中に、ほんの少しの不安が秘められているのが、サスケには分かった。
「私ね、知ってるんだ。サスケくん、あの砂のやつらと闘ったとき、言ってくれたんでしょ。私たちのこと、大切な仲間だって……」
少し頬を染め、うれしそうなサクラ。
「ナルトが教えてくれたの。ナルトってば意地はっちゃって、アイツがあんなこと言うなんて空から手裏剣の雨が降るかと思った、なーんて言ってたけど……ホントはすごくうれしかったんだと思う……」
「……」
サスケはナルトに目を向け、そして視線を草へ戻す。
「カカシ先生と、ナルトと、私と……サスケくん……。ずっと……みんなで一緒にいられたらいいね……」
サクラはつぶやいた。独り言のように、小さな小さな声で。
それでも、サスケの耳には、その言葉が届いていた。
「……」
サスケは空を仰ぐ。とても、まぶしそうに――
ナルト『次回は敵をだますために演技するんだけどさぁ……出演者がオレってば納得いかねーってばよ』
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ハロウィンイラスト るろうに剣心 October 29, 2012
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