Skytrainの香港「起業」日記

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2005.03.03
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テーマ: 海外生活(7808)
カテゴリ: カテゴリ未分類
30歳代以上の方は、何となく覚えているかもしれません。

1980年代、かつてソ連の極東艦隊にキエフ級航空重巡洋艦「ミンスク」というVTOL航空母艦が配備されていました。当時の事ですから、この空母については全てが秘密のベールに包まれており、ウラジオストックを出航する度に、脅威の象徴として新聞・テレビ等で騒がれていました。船の限界ギリギリまで取材の飛行機が迫って写真を撮ったり、見慣れぬ形状の艦上の装置についてあれこれ推測したりしていました。



ところが、そのミンスクは、ソ連崩壊後の1995年にスクラップとして韓国に売却され、1998年に中国に22億円で転売されました。その時も、中国が空母を購入したということで、実用配備への布石か!と一時期騒然としましたが、2000年に火災で艦内が全焼した後は、ニュースで騒がれることもなくなりました。

さて、その後のミンスクですが、実は、中国広東省シンセンの洋上で「明思克航母世界」(世界初の軍事テーマパーク)という観光名所として復活していたのです。



私も一度同僚と遊びに行ったことがあり、 「明思克航母世界」 で少しだけ紹介しています。当時の名残を全く無視した展示内容には、正直ガッカリしましたが、それでも所々に面影が残っていて、甲板上にあがると、その迫力に興奮もしました。まだ、子供だった頃、秘密の空母として存在していたミンスクに実際に乗船しているのですから、世の流れとは不思議なものです。



空母以外にも、広大な敷地には、数々の戦闘機、軍用ヘリ、対空砲等々が展示されていて、実際に触ったりすることができました。また、戦車に乗って敷地を走るなんてサービスもありました。

ところが、そんなミンスクですが、昨日の新聞に悲しいニュースが掲載されていました。なんと、このテーマパークを運営していた会社が負債総額112億円で経営破たんしたというのです!今後は、中国地方裁判所が指定した清算人が管理するということですが、これまでとおり運営されるのかどうかは不明です。

これを機に、また中国が空母として転用か?などど騒ぐのでしたら、その心配は無用です。大事な船体の横腹に大穴を開けられ、各防壁も無残に撤去、焼け跡があちこちに残るミンスクは、スクラップ以外に使用できません。









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最終更新日  2005.03.03 15:07:18
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