雅の日記~お気楽生活をめざして

雅の日記~お気楽生活をめざして

2007年05月18日
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カテゴリ: その他
巷では既に話題だが、ペッパーフードサービスのFCであるステーキハウス「ペッパーランチ」心斎橋店で事件があった。食事中の20歳代の女性客が睡眠薬をかがされて店長と店員にレイプされ、車内に監禁されたという陰惨な経緯を知って、非常にショックだった。

本当に、日本も安全でなくなったと思う。

正直このニュースに腹を立てているので、些か言葉遣いが悪くなることをあらかじめ断っておくのだけれど。
犯人が、被害者の財布から現金数万円を抜き取ったことからも、逃げられないようにしようとした意図は明らかである。逃げても、お金がないからさほど遠くへ行けない。
つまり、はじめから本気で長期的に監禁する、あるいは犯るだけヤッた最後は殺すつもりでの所業だったのではないか。

被害者は多分、PTSDになってしまうことは必定だが、ひとまず彼女が死ななかったことだけは良かった。

数年前にバチカンの美術館に行って、ひとり絵を眺めていたことがある。迷路のようなつくりのうえ、入室できる展示室が日によって異なるのである。
少し怖さはあったけれど、曲がりなりにもバチカンはキリスト教の総本山。また、四方に警備員がいるので安心だろうと思っていた。
ところが絵画を鑑賞していたら、突然その警備員に腕をつかまれ、非公開の特別室に連れこまれて抱きつかれ、とても怖い思いをしたことがある。


だから、被害者がどんな気持ちで脱出しようとしたのか、その怖さと痛みは(彼女の受けたきっと何百分の1だろうけれど)、わかる。

飼育モノのDVDやアニメを見るのは自由だが、リアルの振る舞いと妄想や願望の境界を見極められなくなった「気狂い」が増えてしまったことに寒さを覚える。
こういう人はもう、見た目に見極められないくらい、日常に馴染んでいるのだろう。

社会そのものもバーチャルとリアルがボーダレスになりつつある。
バーチャルでの願望を、リアルで叶えようとする。その象徴が現在の都市社会である。
都市社会は自然と常に闘ってきた。高層ビルを作り、雨にぬれないように人間のための地下通路を作り、歩かなくてもいきたい方向に進む「動く道路」などを作った。人間の思うように事がすすむためのインフラや製品を生み出してきた。
歩かなくていい、自然の猛威から常に身を守る空間。それが都市である。それは自らの「身体」という「動物である人間=自然の一部」という機能を弱めた。

だから養老孟司なんかはこの都市社会を「脳化社会」なんて呼んでいる。
脳の世界は欲望が無限に拡散する。人間はそれに近づこうとモノを生み出し、経済発展をしてきたが、どうもその方向がおかしくなっているのではないだろうか。

つまり周り(=端とか公共)が喜ぶための発展ではなく、自分自身の欲を満たすこと(ミーイズム)に突っ走りはじめているのではないかと思うのである。

仏教では六道と呼ばれる6つの世界がある。


以前「暴力の時代」というエントリーで、「この世は『修羅』である」、と書いたけれども、ひょっとしたら日本人の意識と欲のレベルは

「畜生の世界」

にまで落ちているのかもしれない。





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最終更新日  2007年05月18日 00時39分55秒
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