雅の日記~お気楽生活をめざして

雅の日記~お気楽生活をめざして

2007年05月24日
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カテゴリ: その他
人は心の中に「コップ」を持っている。


コップの大きさは質や量は人によって個人差がある。
お金で表現すればわかりやすいかもしれない。

たとえば目の前に5億円があったとして、それを「好きにしていいよ」といわれたとする。
自分が豊かな生活をするのに3億で十分だという人はこの金額に当惑するだろう。でも、10億20億あればあるだけ、という人は「こんなはした金」と言うかもしれない。

人間は、欲望の強い生き物である。
他人から愚かだといわれようと自分が満足する水準にまで到達するまではなりふり構わず行動する。
かつて私は漠然と「1000万円欲しいな」と考えたことがある。だから手元の資金を元に運用をはじめたし、生活費を節約していた。


傍から見たらケチだなーと思われたかもしれない。
確かにケチである。
かなりケチである。

でも1000万円貯まったら、自分が何か変われるんじゃないかと、そのときは思っていた。1000万円という数字そのものに何かすごい期待を抱いていたし、その数字を超えたときに自分のなかに何かが生まれるんじゃないかと思っていた。

でも、あるとき自分のお金が1000万円貯まった。
そのとき、口座残高を見て、思ったのは

「ああ、むなしいな」

ということだけだった。
自分がしたいことにお金を遣わず、ただいたずらに日々を過ごしていたことを後悔した。まだ若かったのだから人に会ったり、見識を広めたりすることに遣うことが、ただいたずらに貯めることよりどれほど重要か。

生きたカネの遣い方をするための知恵がなければ、お金はただあってもむなしい。

これっぽっちのお金を貯めるのに、私は自分の大切な何を犠牲にしてきたのだろう。

1000を少し超えた数字を見たときに、そういうことを身体で理解した。

丁度、今みたいな季節だった。初夏の平日昼間。銀行のATMを出た瞬間、じりじり肌に突き刺さる日差しがやけにつらく感じられた。

人ががむしゃらに突き進んで、ある程度のところに来たときに見えてくる世界というものがある。
そうして初めて、そこに到達するまでに抱えていた我欲とか私利私欲という欲望の些末さとか、浅ましさを知るのだと思う。そうしてひどく恥ずかしく感じるのではないだろうか。

それが多分、欲望のコップからお水があふれた瞬間なんじゃないか。


当時よりも私の欲のコップは小さくなったのかもしれない。

なんとなく思うのは、コップが小さいほうが幸せな生き方ができるのではないかということ。自分のコップは満たされているから、あふれるものは人に渡せる。
もし自分のコップからあふれるものを受け取った人がいたら、嬉しい気持ちになるのかな。
そうだといいな。

運用は続けているけれど、殖えたお金はいつか、頑張って生きる人を支えるために遣いたいなと思っている。

<お酒メモ>
水曜日
SCAPA 14Y 1つ
ホットウィスキー(クローバー×グレンリヴェット10Y) 1つ





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最終更新日  2007年05月24日 23時41分58秒
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