雅の日記~お気楽生活をめざして

雅の日記~お気楽生活をめざして

2020年08月15日
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カテゴリ: その他
2020年度も授業で学生にお話をする機会をいただいたのだが、(前にも書いたように)コロナ禍でオンラインで講義をすることになった。聞けば、ゼミ以外はすべてオンライン授業なんだそうだ。

過去を振り返ってみると、大学のだいご味は、やはり「キャンパスライフ」だと思う。自分の場合、親が大学進学を反対していて、それを振り切って大学に行ったものだから、自分で学費を稼ぐ必要があった。というわけで、賞与の奨学金を得るためにガリ勉していた。授業は全部出て、最前列付近でノートをコツコツとっていた記憶と、わずかにサークル活動の記憶しかない。試験前にノートのコピーを念のためにもらおうとしたら、自分のノートだった、というオチがついたほどだった。

そういうわけで、キャンパスライフもへったくれもなかったのだが(笑)、一般的には授業にほぼ出ないで、他人のノートを丸暗記して単位をとるという学生は当時多かった。
その分サークルやバイト、旅行など、楽しくて人生でいましかできない経験や、交遊のノウハウ、濃い人間関係を紡いでいたはずだ。それはそれで、学外でいましかできない「勉強」であり、大切なことだと思っている。
大学というのは、半分は「勉強するところ」で、残り半分は「人生の道筋をつけるための経験(勉強)をするところ」だ。キャンパスライフって、後者の大切なことを学ぶ場所なんじゃないかな、と考えている。

世間の同調圧力で、なんとなく自粛が続いている。
新聞に「子供が大学生になったが、オンライン授業ばかりで授業料がもったいない」「リアルで大学に通えないので、友達ができない」などの記事を最近目にするのだが、すこぶる同意だし、今年大学に進学した人はとても気の毒だと思う。本来、大学に行けば経験できる機会を奪われているからだ。
大学というのはもちろん勉強するところだけれど、自分次第で人生の選択肢を増やせる場所でもある。そのために本人なり、親御さんなりがコストを支払って通うわけである。それが「自粛」でカネだけとられて「なし」になっているのは、本当に胸が痛む。人生の幅が狭くなってしまう確率が高くなるからだ。

私は3流大学の出で、がり勉ばかりしていたが、それでも大学に行ってよかったと思っている。東大生がもらえる奨学金を運よくもらって、結果、奨学金受給者のレセプションに招かれて、東大でも成績優秀な人たちとの社交がはじまった。


東大組はいろんな業界に就職していったから、仕事やプライベートで困った人がいると、彼らに連絡をとり、トラブルの解決に今も付き合ってもらっている。「雅とは友達だから」ということで、建前でなく率直なところとか、金銭面でも融通してくれることもあり、ありがたいなと心から感謝している。

そういうことは、リアルな交流の場でないとなかなか起こらない。オンラインでもできるかもしれないが、五感をフルに活用するリアルでないと表面的な付き合いになったり、長続きしない関係になる確率が高いように思う。だからキャンパスライフは大切だと思っている。
小事の積み重ねがその後の人生を大きく変える「バタフライ効果」は、いつ、何時(なんどき)起こるかわからないが、大学生活というのは、バタフライ効果を作るためのとても大切な期間だと感じている。

早く若い人たちに「一時(いっとき)の輝く」貴重な時間を返してあげたい。自粛警察はもうたくさんだ。若い人の未来を邪魔しないで欲しい。





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最終更新日  2020年08月21日 15時51分03秒
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