それではいつものように開封の儀に入ります。
内部から水を付けた筆で裏板の縁をなぞり、しばらく時間を置いて
表から濡れタオルをかぶせアイロンでジュッ。
剥がれた所へカッターや金属ヘラを挿し込み、板を割らないよう
じわじわと拡げていき・・・
外れました。ライニングが平棒のタイプは接着面も小さく、自身の
強度もあるので外し易いです。

中を見て・・・思わず顔をしかめました。
表板の接着が非常に汚いです。
ブレーシングには接着力強化のつもりか

ニカワを垂らしてあります。塗ってるのではありません、 「垂らして」 ます。
よく見ると他の接着も押し付けただけで、はみ出しを除去していません。





あちこちで糸を引いています。中には次に移る葉を探すアオムシの
ように天を仰いでいるものまで・・・なんともはや。
サウンドホール周りも

接着?に使ったようなタールのような物がてんこ盛りに
こびりついています。
雑な作業もここまでくると呆れを通り越して笑えてしまいます。
なまじ表が綺麗で凝っているだけに激しくギャップを感じます。
ネックブロック。ここもニカワが大サービスされています。

センターが大きくずれています。まあこれは外見に影響なければ
あまり気になるものではありません。
接着面にはなぜか

赤い塗料が。
不良品のエレキをバラして再利用でもしたのでしょうか?
非常に投げやりな接着痕をひとしきり笑い堪能しましたので、
余計なニカワ等の除去に移ります。