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2019.12.09
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香蜜沉沉烬如霜  Ashes of Love
第58話「鎏英の作戦」



その夜、天帝・潤玉(ジュンギョク)は政務を終えて錦覓(ジンミー)の寝殿を訪ねた。
するとちょうど婚礼衣装を眺めている錦覓の様子が垣間見える。
実は錦覓はわだかまりが残ったまま別れた旭鳳(キョクホウ)のことを思い出していた。
寝殿に飾られた婚礼衣装を見ながら、望まぬ婚姻に一筋の涙を流す錦覓…。
そうとは知らず、潤玉は嬉しそうに殿内に入った。

潤玉は花界の芳主たちを婚儀に招待したいと話し、錦覓に招待状の台紙を選んで欲しいと頼んだ。
机の上には鄺露(コウロ)が準備した台紙が並んでいたが、色が分からない錦覓は潤玉が選べばいいとごまかす。

「…じゃあこれを」
「ミーアーが気に入ったものが一番だ」
潤玉の言葉を聞いた錦覓はどうやら赤を選んだと分かって安堵したが、実は緑の台紙を選んでいた。

一方、愛する暮辞(ボジ)を失った鎏英(リュウエイ)は3日も寝殿にこもっていた。
卞(ベン)城王から話を聞いた旭鳳は心配して様子を見ようとしたが、急に鎏英が自ら出てくる。
「心配かけたけど変な気は起こさないから安心して
 実はお腹に暮辞の子がいるの…今後はこの子に愛を注げる」
狐につままれたような卞城王の顔、しかしすぐ我に返り、娘のため急ぎ厨房へ食事を取りに向かった。
鎏英はその間に旭鳳にある頼み事をする。
「あなたを殺めるため固(コ)城王と天帝が滅霊箭(メツレイセン)を…(←どうして分かった?!w
 天界との戦は避けられない、その時が来たら私に暮辞の敵を討たせて」

こうして鎏英が立ち直り、旭鳳も一安心して政務に戻った。
しかし突然、右手が急冷し動かなくなってしまう。

苦痛に顔を歪める旭鳳、すると運悪く穂禾(スイカ)が差し入れを届けに現れた。
旭鳳は慌てて右手を隠したが、穂禾がしつこく手を見せろと迫ったため、思い切り払いのけてしまう。
その勢いで穂禾は転倒、旭鳳は気まずそうに穂禾を起き上がらせたが、その時、穂禾の耳に思いがけず凌波掌(リョウハショウ)の傷を見つけた。

「(はっ)ジンミーのせいよ、九嬰(キュウエイ)洞で執拗に命を狙われたから…」
うっかり耳飾りをつけるのを忘れていた穂禾はうまくごまかせたと思ったが…。

穂禾の耳の傷跡に不信感を持った旭鳳は九嬰洞に向かった。
すると確かに壁に琉璃浄火(ルリジョウカ)が残っている。
そこで旭鳳は鎏英を頼った。
「懸命に訴える叔父を見て心は揺らいでいたが、昨日、穂禾の耳に水系の凌波掌による傷を見た
 本人は九嬰洞でジンミーにつけられたと言ったが、あれは新しい傷ではない」
「水系の凌波掌?先の水神の得意技だわ!」
鎏英は仮に水神と風神を殺めたのが穂禾だとして、なぜ琉璃浄火を使えたのか解せない。
しかし九嬰洞には確かに琉璃浄火の痕跡があったという。
とは言え旭鳳の魂魄を守って来た穂禾は霊力を消耗しているはず、琉璃浄火など使えないはずだ。
旭鳳は新たな冤罪を生むことはできないとあくまで慎重だった。
そこで鎏英は穂禾を探るため、ある策を思いつく。
「(ヒソヒソ)…ダメだ!暮辞に申し訳が立たぬ!」
「心配いらない、私が愛しているのは暮辞よ」

月下(ゲッカ)仙人と彦佑(ゲンユウ)は旭鳳と錦覓のこじれた縁を元サヤに戻すことにした。
そこで彦佑は璇璣(センキ)宮を訪ね、自分と逃げようと誘う。
しかし錦覓は潤玉に良くしてもらったと話し、心変わりはしないと言った。
「なら聞くが、君は陛下を愛しているのか?嫁いだら後戻りできないぞ」
錦覓は否定も肯定もできないまま、ただ黙っていた。

潤玉は錦覓が赤い台紙を選ぶと言っておきながら緑の台紙を選んだことに不自然さを感じていた。
「色は識別できるはずなのに…」
すると鄺露が水神のおかしな様子を見たことを思い出す。
「栖梧(セイゴ)宮で咲かせていらした鳳凰花が灰色だったのです、この目で見ました」
潤玉は錦覓が本当に色を識別できないのかもしれないと気づき、そこで鄺露を下げた。

鄺露が殿内から下がる時、ちょうど錦覓がやって来た。
2人は挨拶を交わし、鄺露はそのまま出て行く。
すると潤玉は鄺露が差し入れた菓子を錦覓に勧めた。
錦覓は遠慮したが、ふと鄺露の潤玉への気持ちを思い出し、長く仕えて尽くしている鄺露を妃に迎えても構わないと申し出る。
しかし潤玉の顔色が一変した。
「私に無関心な方がまだいい、そんな気遣いをされる方が私には辛い…」
回廊では2人の話を聞いていた鄺露がひとり涙していた。

その夜、旭鳳の冷気の発作が全身に広がった。
そこへちょうど穂禾が駆けつけ、旭鳳の身体が冷たくなっていると驚く。
「大丈夫だ、すぐに回復する…gkbr」
一体、旭鳳に何があったのか…。
その時、穂禾は金丹が原因だと気づいた。

潤玉は錦覓に要らぬ気を使わせないよう、鄺露に再び縁談の話を切り出した。
天帝が自分を遠ざけたいのは明らかだったが、鄺露は自分の決意ならすでに伝えたと訴える。
「陛下のお言葉は聞かなかったことにします…私がこの部屋に入る前まで時を戻させてください」
潤玉は何と答えたら良いのか分からず黙っていると、鄺露は返事がないのは許してもらえた証拠だと言って下がって行った。

その夜、錦覓は幸せな夢を見てふと目が覚めた。
すると床に寝ている魘獣(エンジュウ)が黄色い夢を吐き出す。
そこには旭鳳に寄り添う自分の姿が映っていた。
「やっぱりあなたを忘れられない…」
錦覓は寝台を出て回廊に出たが、その時、天宮に穂禾の黒い霧が降りてくる。
どうやら穂禾は潤玉がいる七政殿に侵入したようだ。

七政殿に駆けつけた錦覓は潤玉と穂禾の密談を立ち聞きし、衝撃の事実を知ることになった。

実は錦覓が旭鳳を救うため九転金丹を入手すると確信していた潤玉は、わざと金丹から火性を取り除いておいたという。
しかも先の水神を殺めたのが旭鳳ではないと早くから分かっていながら錦覓に隠し、誤解を与えていたのだ。
潤玉は第48話で穂禾の耳に凌波掌で出来た傷があると気付いた。
その後、荼姚(タヨウ)がひと晩で霊力を全て失ったと分かり、水神と風神を殺めた下手人が穂禾だと確信したという。
すると潤玉は金丹による苦痛など霊力の高い旭鳳には大した問題ではないとあしらい、余計なことは口外せず旭鳳に嫁げと命じた。
穂禾はようやく潤玉の目的が自分を利用して旭鳳と錦覓を仲を完全に引き裂くことだと気づく。
「手段を選ばないのですね?」
「お互い様だろう?…話は終わりだ」
穂禾は仕方なく帰って行った。

潤玉が外へ出ると、錦覓が立っていた。
すると錦覓は潤玉と穂禾の話を全て聞いたと話し、自分を解放して欲しいという。
「…私にはもう何もない、骨の髄まであなたに食い尽くされて、もう利用価値はないわ、本当よ?
 自由にさせて、いいでしょう?」
潤玉は錦覓を愛していると訴え、そばにいて欲しいと懇願した。
しかし錦覓は初めから利用されていたことに気づき、もはや簡単には騙されない…。

潤玉は旭鳳の動静を探るため、仙童だった錦覓に近づいた。
その後、偶然、錦覓が水神の娘だと知り、男女の情を知らない錦覓に北天門で自分を好きだと言わせ、水神に娘が夜神を愛していると思わせることに成功する。
水神が婚約を解消すれば強力な後ろ盾を失い、旭鳳に対抗できなくなるからだ。
しかし婚約しても錦覓と旭鳳を自由に行き来させ、錦覓を利用して旭鳳をけん制する。
そして魘獣に錦覓を監視させ、誰が水神を殺めたかも隠していた。

すると錦覓は、潤玉が策を講じただけでなく、博打まで打ったと非難した。
それは婚儀の日、潤玉にとって錦覓が旭鳳を殺めるかどうかは大きな賭けだったのだろう。
錦覓こそ最後の切り札だったのだ。

「一番、大切な鳳凰をあなたのせいで殺めてしまった!
 天帝になって全てを手に入れたでしょう?六界中があなたに敬服してるわ!
 他に何が必要なの?…私の望みは鳳凰だけなのに、なぜ取り上げるの?
 鳳凰は私を愛していないばかりか恨みを抱き、私は父の敵と結婚しようとするなんて…
 もう全てあなたの思い通りになったでしょう?お願いよ、私のことは解放して」
「そんなことは無理だ!ミーアー、君を手放すことはできない!愛している…
 君がいなくなれば私は生きていけない」
潤玉は錦覓を抱きしめ、もとはと言えば錦覓を失いたくなくてやったことだと言い訳する。
身の程をわきまえて来たが、旭鳳と錦覓の仲を知ってから、防御するだけではダメだと気づいたのだ。
「愛するものを守るために耐え忍び、強くなろうと誓った
 そして私は皆の上に立つことができた、ミーアー、君を手元に置けた」
潤玉は錦覓と生涯を共にできるなら帝位さえ捨てても構わないという。
しかしもはや錦覓の潤玉への信頼は地に落ちた。
「愛が分からないあなたには永遠に愛は手に入らない…簡単に愛していると言わないで
 もうあなたの言葉なんて信じられない」
慌てた潤玉は必死に食い下がり、今度は自分が間違っていたと認めた。
自分を信じなくても愛さなくてもいい、恨んでも構わないが、そばにいて欲しいという。
「間違っていたのは私の方よ、あなたではない、罪を犯したのは私…」
すると錦覓は懐から潤玉がくれた龍の鱗を取り出し、その場に捨てて立ち去った。
潤玉は自分の心である鱗を拾い、まじまじと見つめる…。
「ミーアー、私の過ちだ…だが後悔はしていない…」


錦覓はその足で兜率(トウスイ)宮へ向かい、九転金丹にどんな細工をしたのか追及した。
仙童たちは何も分からず困惑するばかり…。
激怒した錦覓は薬材をばら撒き、太上老君(タイジョウロウクン)が苦心して作った丹薬まで捨ててしまう。
すると騒ぎに気付いた太上老君が現れた。

太上老君は仕方なく金丹の秘密を明かした。
実は火性が欠けていたのではなく、白薇(ビャクビ)を加えたという。
極寒の性質を持つ白薇は火神の体質と相入れず、火神が服用すると身体に害を及ぼす。
それにしても威信ある太上老君がまさかこんな悪事に関与していたとは…。
実は太上老君自身も憂いていたと漏らし、償いとして治療法を教えた。
しかし改善するには蓬羽(ホウウ)が必要だという。
蓬羽とは花界で1万年に1株しか育たないばかりか、育った環境を離れると3日以内にしおれてしまうのだった。

錦覓が兜率宮から出ると、潤玉が侍衛を引き連れ待ち構えていた。
すると錦覓を璇璣(センキ)宮へ連れ戻し、気を失わせ監禁してしまう。

つづく


( ๑≧ꇴ≦)潤玉ががが…
悲運な境遇だったとは言え、まあ〜屈折したもんだな〜





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最終更新日  2019.12.09 18:48:43
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