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2020.12.13
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第21話「三生の縁」

柴牧(サイボク)は翊(ヨク)王から銅銭について相談を受けた。
私鋳銭(シチュウセン)だと気づいた柴牧は、皇帝自ら調査を命じるよう仕向ける必要があると助言する。
そこで李承鄞(リショウギン)は皇帝が寿仁宮に挨拶に来た時を狙った。

豊朝(レイチョウ)皇帝・李賾(リサク)は祖母の体調を心配した。
しかし太皇太后は九公主がいつも遊びに来てくれるため、毎日にぎやかで若返ったようだという。
皇帝は安堵し、確かに九公主は裏表のない面白い娘だと言った。
太皇太后は一緒に西域志を考証している2人はとても仲が良いと教えたが、そこへ何やらもめながら李承鄞と曲小楓(キョクショウフウ)が現れる。

小楓は西域志の記載が間違いだらけのため訂正するよう頼んだが、翊王が応じないと訴えた。

李承鄞は勝気な小楓の性格を利用し、口論を吹っかけて銅銭の話題を持ち出そうと企んだ。
「なぜ西州を蛮国と決めつけるの?!」
「豊朝には優れた詩人や名工が数多いる、鋳造でも西州は100年かかっても追いつけまい!」
「あははは~片腹痛いわ!銅銭なんて大小まちまちのくせに!西州の銀貨より劣るわ!」
すると皇帝は興奮する小楓をなだめ、そこまで向きになるなと諭した。
太皇太后も意見を戦わせるのは面白いが、喧嘩は良くないという。
「太奶奶(タイナイナイ)~本当に銅銭が不揃いなんです、この目で見ました!」
そこで小楓は銅銭を持って来ると断り、飛び出して行った。
しかし攬月(ランゲツ)閣の侍女たちはなぜか銅銭を貸してくれない。
先の投銭遊びで大目玉を食った侍女たちは、罰を恐れて二度と九公主に関わらないことにしていた。


実は誰も銅銭を持っていないので借りられなかったという。
内心焦った李承鄞、そこでわざと嫌みを言って小楓を煽った。
「単に出任せを言っただけでしょう」
「ゥッ…陛下!太奶奶!2日だけください、必ず証拠を見つけます!」
李承鄞の作戦は上手く行った。


小楓は興味がなかったが、ふと妙案が浮かぶ。
「永娘(エイジョウ)~悪いけど数を改めて倉庫にしまってくれる?散歩して来るわ~
 忘れないでね、必ず自分で1つずつ確認して書き留めておくの、他の者では駄目よ?」
すると小楓は純金の杯をひとつ袂に隠し、出て行った。

小楓は永娘に仕事を任せている間にアドゥを連れて街に出た。
そこで早速、質屋で金杯を銅銭に換金しようとしたが、店主から皇帝からの下賜品を銅銭に換える者などいないと断られてしまう。
落胆して店を出た小楓とアドゥ 、すると偶然、顧剣(コケン)と出くわし、ミロに換金してもらおうと思いついた。
しかし今日に限って米羅(ミロ)酒楼は休み、実は顧剣も付けが溜まって店を避けていたという。
「バカにもほどがある、それが換金できると思うか?」
「ならどうすればいいの?」
顧剣はいきなり剣を抜くと、金杯を切り刻んだ。
「これならもう皇室の金杯ではない、金の破片になった」

小楓は早速、唯品閣で買い物、そしてお釣りでたくさんの銅銭を手に入れた。
店を出た小楓は顧剣にひとつ借りができたと話し、次は自分が助けるという。
顧剣は助けなど不要だと言ったが、小楓はその意味を誤解し、金の破片を渡した。
「これなら私も気が楽だわ、今後は謝礼を渡す」
困惑した顧剣だったが有り難く受け取り、これまでの付けと今後の酒代としてミロに支払った。

小楓は寿仁宮に1000枚の銅銭を持って来た。
そのせいで勝手に街へ出たことがばれてしまったが、ともかくこのうち400枚はとても精巧な官銭で、残りの600枚は似せて造っていても、よく見ると違いが分かるという。
銅銭を見た李承鄞は、普通の工房ではここまでそっくりな私鋳銭を作れないはずだと訝しんだ。
皇帝は調査が必要だが表立ってはできないため、翊王に内密に調べて単独で報告するよう命じる。
上手く事が運んだ李承鄞、しかし小楓が言い出した自分も調査に加わりたいと嘆願し、思いがけず2人で行動することになった。

李承鄞と小楓は早速、2人で街に出た。
「ふふっ!堂々と正門から出たのは初めてよ!」
「ちょうどいい機会だ、街を散策しよう」
すると李承鄞は露店の装飾品を手に取った。
「あ、趙姑娘(グーニャン)に贈るの?」
「…いいや、見ていただけだ」
「趙姑娘は美人で品があって素敵な人よね?」
しかし李承鄞は黙って行ってしまう。
「あなたたちが羨ましいわ~皇室では相思相愛なんてないと思ってたから」
「二兄は完璧だ、君も好きになるよ…太子だから厳しそうに見えるが、そのうち慣れるさ」
「そりゃ自分の兄弟の肩を持つわな〜
 ねえ、私があなたの友か妹だとしても、あの人に嫁がせる?」
驚いた李承鄞は言葉に詰まってしまう。
「もういいわ、豊朝の皇太子に嫁ぐことが私の使命だもの…」

李承鄞は小楓を連れて万佛(マンフツ)寺にやって来た。
しかし理由は教えず、ただ仏にすがれば導きを得られるかもしれないという。
小楓は訳が分からないまま一緒に参拝し、帰りにおみくじを引いた。
…昔日、玉の如く名高く自らを誇る
…近来、糸を紡ぐも家ならず
…大教立て、三千を望むも、薄命にして黄砂に埋もる
小楓は意味が分からず和尚に解釈を頼んだが、和尚はおかしな助言をした。
「拙僧よりお二人に一言、贈ります
 お二人には″三生の縁″が…ただ全てに因果がある
 良縁にせよ、悪縁にせよ、無理強いはいけません、全てを縁に任せるのです」
「私は男だ!こやつと縁などあるものか!」
男装していた小楓は怒って先に行ってしまう。
李承鄞は手を合わせてから帰ることにしたが、急に和尚に呼び止められた。
「お待ちを、決してお忘れなきよう、因果応報です、無理強いはいけません」

小楓がちょうど寺に搬入される仏像を眺めていると、李承鄞が追いついた。
「仏像は普通、銅から作るのよね?」
「そうだ、戸部の公文書によると豊朝の銅の産出量は年30万斤(キン)
 用途や銅銭の鋳造量も記録を取っている
 万沸寺の建立以来、毎年、約10万斤の銅で銅銭を鋳造し、残りで仏像を作っている」
「銅の産出量が30万斤だとして、うち10万斤が官銭に使われるのね?
 でも流通する私鋳銭は官銭の倍もある、つまり私鋳銭は20万斤?なら仏像の銅はどこから?」
まさか民営鉱山のほうが官営の鉱山より産出量が多いのか。
しかし個人が鉱山を開くのは死罪のはずだ。
すると仏像鋳造の責任者である李釅(リゲン)が2人の姿に気づいて駆けつけた。
「なぜお二人で万佛寺へ?」
李承鄞は九公主の観光だとごまかしたが、李釅はなぜ皇太子に頼まないのかと訝しんだ。
憤慨した小楓は誰と来ようが関係ないと言い放ち、その場から離れてしまう。
李承鄞は九公主が外出を願い出た時、たまたま自分も寿仁宮にいたため、太皇太后に頼まれただけだと取り繕った。
その時、独りでまじまじと仏像を見ていた小楓は思わず仏像を叩いてしまう。
(* ゚ェ゚)ノ″ポカッ!👤____(゚ロ゚(゚ロ゚(゚ロ゚ )ハッ!
李釅は一瞬、凍りついたが、何事もなかったかのように早く運べと命じた。

李承鄞と小楓は境内を出た。
「あんなに大きな仏像なら中は空洞のはず、でも叩くと鈍い音がした、空洞じゃないんだわ
 材料を偽って銅粉を塗っただけよ」
「意外と鋭いな」
しかし音だけでは証拠にならず、李承鄞は仏像用の銅を銅銭に流通した者がいると指摘した。
私鋳銭の出所を探れば李釅の関与を裏付けられるという。
「勝手に報告しないと約束してくれよ?」

李釅は東宮に駆けつけ、万佛寺に李承鄞と九公主が来たと報告した。
李承鄞はしぶしぶ同行したようだが、九公主が仏像に興味津々で、自分たちの仏像を叩いたという。
驚いた皇太子は九公主が誰と会って何をしているのか調べるよう命じ、念のため李承鄞の見張りも頼んだ。
「それから同昌(ドウショウ)を片付けよ、情報が漏れぬよう痕跡を消すのだ」

小楓はその後の調査が気になって鴻文館を訪ねた。
しかし時恩(ジオン)が門の前に立ちふさがり入れてくれない。
何でも寒さが厳しいため翊王は本日の作業を休み、早朝だと言うのに王府へ戻ったという。
追い返された小楓だったが、どうも様子がおかしかった。
そこで塀をよじ登って潜入を試みたが、いきなり落下してしまう。

すると物音に気付いた李承鄞が裏庭にやって来た。
「こんなバカを見たことがないよ…」
「いいから起こして!」

李承鄞は足をひねった小楓をおぶって館内へ運び、冷えた手に手炉を持たせた。
「どうして私を避けるの?…参拝から3日も経ったのに、なぜ陛下に報告しないの?」

李承鄞は何も答えず小楓の履物を脱がせると、足首が真っ赤に腫れている。
すると李承鄞は黙って外に出て行った。
その間、嘘がバレた時恩は小楓ににらまれ、立つ瀬がない。
しかし有難いことに李承鄞が雪をひとつかみ持ってすぐ戻って来た。
小楓はまた雪玉をぶつけるつもりかと驚いたが、李承鄞はその場にしゃがんで小楓の足を冷やしてくれる。
そこで李承鄞はそのうちに時恩に例の公文書をこっそり戻せと命じた。
小楓は戸部の帳簿だと気づいて皇帝に見せると騒ぎ出したが、李承鄞はただの憶測など意味はないと言い聞かせる。
「李釅は皇族だ、証拠もなく告発するのは誣告(フコク)になる…確たる証拠がなければ」
「…なら私が言う!」
「待った!宮中では一言が命取りになる、まず己の身を守れ、分かったな?!」
李承鄞は小楓を諌めると、今度は足首を優しくあん摩した。
黙って介抱してくれる李承鄞、小楓はその姿をながめながら、不思議と心がときめくのを感じる。
…中原の女子は命のように脚を大切にする、夫以外には決して見せない
…見たらどうするの?
かつて丹蚩(タンシ)の温泉で小楓は李承鄞の前で無邪気に素足を出したことがあった。
…グゥシァォウー?私のために白眼狼を狩れる?
…脚を見たからな
…ふふっ

その夜、裴照(ハイショウ)が米羅(ミロ)酒楼にやって来た。
しかし顧剣はすでに酔いつぶれて眠っている。
ミロは将軍に気づき、顧剣を部屋まで運んでくれと声をかけた。
「この人、起きている時は身軽だけど、酔うと梃子でも動かないの
 以前はこうじゃなかったんでしょう?」
裴照は顧剣の辛い胸の内を知っていたが、何も言わず黙っていた。
そんな寡黙な将軍の顔をミロはじっと見つめている。
「むっつり将軍さんはいつ笑うのかしら?クスッ」

つづく





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最終更新日  2020.12.17 09:01:40
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