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第49話「よみがえる記憶」

元宵節(ゲンショウセツ)、今夜は皇帝が貴妃を、皇太子が良娣(リョウテイ)を伴い朱雀楼にお出ましになる。
しかし裴照(ハイショウ)は昼間からミロの酒楼で酒を飲んでいた。
皇太子妃が失踪して数日、まさか羽林軍が女子ひとり見つけられぬとは…。
ミロは初めて小楓(ショウフウ)が行方不明だと知り、なぜ裴照が飲めない酒をあおっているのか分かった。
「都はそれほど広くないわ、きっと見つかる」
するとミロは裴照から酒を取り上げ、お茶を持って来ると言った。

米羅(ミロ)酒楼に突然、小楓たちがやって来た。

しかし小楓はもうこの店に来られなくなると言った。
「帰るの、西州(セイシュウ)に…今日はお別れを言いに来たの」
「確かに都は冷たくて嫌な所だわ、でも陰であなたを見守り、気にかけている人がいるかも…」
ミロは少しでも裴照の気持ちを伝えたかったが、小楓はどうでもいいことだと言い捨てた。
「西州に戻って自分らしく生きたい、都も東宮もうんざりなの…傷つくのはもう嫌」
すると小楓は大切な人を見つけたと言って顧剣(コケン)を見つめる。
その意味を悟ったミロは小楓の手を握りしめ、そのまま送り出すことにした。
「ミロ、西州に遊びに来てね!」
「私は都を離れない、酒楼の女将として一生を過ごすわ、満足してる」
ミロにとって愛する人を見守ることが叶う酒楼こそ、安住の地だった。

ミロは裴照にお茶を届けた。

裴照は試しに杯を上げてみると、輪染みは均等に広がっていた。
「つまりあなたが想っている人は無事ね、きっと自分に正直に生きようとしている」
裴照は自分を励ますためミロの作り話に過ぎないと思いながら、どこか見透かされている気がする。
「時折、思っていた…あの人は都を離れたら幸せになれると…」
「安心して、その人は幸せよ、きっと誰かが守っているわ」


李承鄞(リショウギン)は青鸞(セイラン)殿の中庭で趙瑟瑟(チョウシツシツ)を待っていた。
すると衝立の薄絹越しに紅い衣が見える。
その姿が婚礼の夜の小楓の姿と重なり、李承鄞は思わず目を見張った。
しかし瑟瑟が姿を現した途端、現実に引き戻されてしまう。
一方、小楓とアドゥは祝賀で賑わう市中で大道芸を見ていた。
顧剣は露店で買い物をして戻ると、アドゥに飴細工を贈る。
そして小楓を連れて群衆から離れ、懐からかんざしを取り出した。

錦児(キンジ)は皇太子にかんざしを差し出し、良娣の髪に挿して欲しいと頼んだ。
李承鄞は不本意ながらも瑟瑟の結い髪にかんざしを挿したが、その表情は暗い。
実は元宵節では夫婦がいつまでも仲睦まじくいられるよう、夫が妻にかんざしを挿す風習があった。

奇しくも同じ時、顧剣も小楓の髪にかんざしを挿そうとしていた。
すると小楓が突然、顧剣の腕をつかんで止める。
「男装をしているのにおかしいわ、もらっておく」
その様子を遠目からアドゥが見ていた。
アドゥは顧剣の心にいるのは小楓だけだと思い知らされ、人知れず落胆する。
しかし顧剣からもらった飴をなめながら、この気持ちだけで十分だと自分を納得させた。

皇族たちを一目見ようと朱雀門へ向かう群衆にまぎれ、小楓たちは城門へと近づいていた。
するとちょうど朱雀楼に皇族たちが現れ、天下泰平の世を祝って銭を配り始める。
人々は一斉に銭を拾い始めると、その時、夜空に花火が上がった。
小楓は朱雀楼に立つ李承鄞から目が離せなくなり、思わず足が止まってしまう。
鳴玉坊(メイギョクボウ)で2人だけで見た美しい花火、そして刺客にさらわれた時、李承鄞は妻を傷つけるなと激怒した。
しかし今は隣に自分の婚礼衣装をまとった瑟瑟がいる。
小楓はようやく素直な自分の気持ちに気づき、李承鄞へ未練があると認めた。
「…私は都という虚構の中に生きていたのね、そこで私を騙したひとりの男を愛した
 顧小五(コショウゴ)、ごめんなさい、ここまで来たのに迷っていたら駄目よね…」
「ならもう一度だけ聞くよ、私と西州へ帰るか?」
「うん、連れて行って、一刻も早く」

小楓たちは城門に向かって再び歩き出した。
すると皇帝からの恩恵に感謝した人々が次々に平伏してしまう。
そのせいで小楓たちの姿がかえって目立つことになり、朱雀楼にいた李承鄞の目に留まった。

李承鄞はすかさず皇帝に報告、城門を閉めて刺客を捕えたいと嘆願する。
しかし元宵節で賑わう市中を混乱に陥れることはできず、皇帝は退けた。
「父皇、ここで刺客を逃せば2度と捕まえられませぬ!」
李承鄞は父の腕をつかんで必死に訴えたが、皇帝はその手を振り払ってしまう。

小楓をどうしても諦められない李承鄞はひとりで追いかけることにした。
すると階段を降りている途中で偶然、祝賀用の爆竿(バクカン)を発見する。
その時、小楓たちは朱雀門を目指し、走り出していた。
しかし朱雀楼から白い煙が上がったせいで付近が騒然となる。
李承鄞は再び父の元へ戻ると、危険なので急いで帰るよう促した。

朱雀楼の煙を見た人々は逃げ惑い、大騒動となった。
顧剣ははぐれないよう小楓の手を握りしめて走ったが、あと少しというところで無情にも門が閉まってしまう。
その頃、瑟瑟は大街に飛び出そうとする李承鄞を必死に引き止めていた。
「殿下、一緒に帰りましょう!」
「離せっ!」
瑟瑟は李承鄞に振り払われ、そのまま転んでしまう。

一方、混乱に巻き込まれた小楓は顧剣からもらったかんざしを落とた。
気がついた顧剣が急いでかんざしを拾ったが、その時、うっかり小楓の手を離してしまう。
小楓はあっという間に人の波に押され、気がつけば3人は離れ離れになっていた。

皇族たちは無事に避難し、馬車に乗って宮中へ戻った。
その頃、流れに逆らって進もうとしていた小楓は、もみくちゃにされて転んでしまう。
すると露店の火事に巻き込まれて泣いている小さな女の子の姿を見つけた。
驚いた小楓は少女のもとに駆けつけ抱きしめたが、その時、焼け落ちた木材が頭を直撃する。
小楓を探して市中を必死に駆け回る李承鄞、顧剣、アドゥ…。
遠のく意識の中で小楓は3人が走って来る姿を見たが、そのまま気を失った。
顧剣はようやく小楓を発見するも、あと一歩のところで柴牧(サイボク)に捕まってしまう。

承恩殿に運ばれた小楓はひどくうなされていた。
…シァォフォン!…あなたは誰?…顧小五だ…
頭を強打した小楓は封じ込められていた記憶を取り戻し、ついに顧小五の正体が顧剣ではなく李承鄞だと思い出した。
それはあまりに辛く悲しい記憶…。
すると皇室の狩場で偶然、李承鄞と鉢合わせになった時の光景がよみがえる。
『私は豊朝(レイチョウ)の第五皇子・李承鄞だ』
「ワアーッ!」
小楓は顧小五との再会に驚愕し、あまりの衝撃で飛び起きた。

皇太子妃の悲鳴を聞いた永娘(エイジョウ)が急いで駆けつけた。
しかし皇太子妃は一点を見つめたまま、放心状態で反応がない。
そこへちょうど様子を見に来た李承鄞が飛び込んで来た。
「シァォフォン!シァォフォン?…」
李承鄞は小楓の無事な姿に安堵したが、小楓は李承鄞に気づくなり悲鳴を上げて寝台の奥へと逃げてしまう。

まるで知らない人を見るような冷たい目で李承鄞を拒絶する小楓、困惑した李承鄞は小楓を引き戻そうと手を伸ばした。
「小楓…どうしたんだ?…私だ、チョンインだ…忘れたのか?」
「…出ていって」
「一体どうしたんだ?小楓?私だ、チョンインだ」
「ウワアアアァァーーッ!」
すると小楓は恐怖のあまり絶叫し、再び卒倒してしまう。

翌朝、皇帝は承恩殿に見舞いに訪れ、皇太子妃に刺客のことを聞いた。
しかし小楓は曖昧な記憶しかないとうまくはぐらかす。
皇帝はそれ以上、追求しなかったが、書房に戻ると李承鄞に疑心を明かした。
「朱雀門の警備が厳しいことは誰もが分かっているはず、刺客はなぜ危険を冒したのか…」
「鳴玉坊に忍び込むような肝の据わった奴です、己の力を誇示するためだったのでは?」
「謎が深まるが仕方がない
 しかし高于明(コウウメイ)が明月(メイゲツ)を殺したければいくらでも機会はあったはず
 なぜ私がいる時を選んだのだろうか?
 もし刺客の狙いが私だったら、まさに千載一遇の機会であった、なぜ殺さなかった?」
皇帝は何か裏があると気づき、とにかく刺客を捕らえて黒幕を突き止めようと考えた。

顧剣を連れ戻した柴牧は、小楓のことを諦めるよう説得していた。
「太子妃はお前のものではない!」
「太子妃は誰のものでもありません!西州に帰り、元の暮らしに戻るべきだ
 …私は務めを果たしました、ここでお別れです」
顧剣は自分たちの復讐に小楓を巻き込み、家族と記憶を失うという苦しみを味わわせてしまったと後悔した。
しかし柴牧はこれが宿命だと言い聞かせ、いずれにせよ丹蚩(タンシ)は滅亡し、小楓は皇太子妃になったという。
「なら顧家が滅びたのも宿命だと?!」
柴牧はかっとなって思わず手を挙げたが、顧剣の心は決まっていた。
「…私は小楓の英雄だと思っていました、だが違ったのです、私は嘘にまみれたろくでなしだった
 罪なき人々を殺めた悪逆の徒です、もう耐えられない」

小楓は何も喉を通らなくなった。
心配した永娘は粥を作って勧めてみたが、小楓は背を向けて嗚咽を漏らす。
「…要らない…ゥッ…下がって…」
そして寝所はアドゥだけになった。
するとようやく小楓は全てを思い出したと告白する。
「何もかも思い出したの…アドゥは知っていたのね?師父のことも白眼狼(ハクガンロウ)のことも…
 丹蚩での戦、阿爹(アディエ)が流した涙や、飛び散った阿翁(アウォン)の血…
 忘川の冷たい水のことも…全て知っていたはずよっ!」
「はい、公主…」
アドゥは正直に認めた。
「アドゥ、あなた話せたの?!…そんな…私を騙していたのね?」
小楓は信じて疑わなかったアドゥの裏切りに愕然となった。
しかしアドゥは小楓をそばで見守るためには黙っているしかなかったと訴える。
「アドゥは公主に残酷な出来事を思い出して苦しんで欲しくなかった!」
「今の方が余計に苦しくなった!前より自分を責めてる!だって敵のそばで暮らしていたのよ?
 それなのに私はあの人にどんどん惹かれて行った…苦しむ私を黙って見ていたのね?!
 …なぜ思い出してしまったの、忘川の水で忘れたはずなのに!」
小楓は何を信じて良いのか分からず、泣きじゃくった。
実はその話を回廊で控えていた永娘も聞いてしまう。
皇太子妃の残酷な運命、永娘は心が締め付けられる思いだったが、今はそっとしておくことしかできなかった。



柴牧は顧剣に手合わせを持ちかけた。
もし自分に勝てば出て行っても良いという。
かつて幼い顧剣はいつか義父に勝ってみせると口癖のように言ったものだ。
こうして2人は剣を交え、やがて顧剣は柴牧の背後を捉えた。
「義父、お許しを…」

つづく


。゚( ゚இωஇ゚)゚。うわあー!記憶戻ったぁぁぁーっ!





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最終更新日  2021.02.08 22:58:23
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