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第37話「妻の不安」

燕(エン)王・韓匡嗣(カンキョウシ)の処分を巡って皇后・燕燕(エンエン)と言い争った景宗(ケイソウ)・耶律賢(ヤリツケン)。
自分でもこれほど激高したことに驚き、もはや身体が過労に耐えられず、感情を制御できなくなっていると実感する。
その夜、燕燕は自分の過ちだったと認めたが、景宗も燕燕に怒りをぶつけるべきではなかったと謝罪し、2人は和解した。

摂政皇后の燕燕が韓徳譲(カントクジョウ)の協力のもと進めて来た新政がいよいよ公布された。
新政では全ての領地で税制を改正、領民は地方官府と領主に税を支払う。
また鐘院(ショウイン)を復活させ、冤罪を訴える者の言い分を聞き、それでも冤罪を晴らせない場合は御史台に訴えることが認められた。
そして南京(ナンケイ)では科挙を試行、幽(ユウ)州と渤海(ボッカイ)の者にも受験を許す。


韓徳譲と耶律休哥(ヤリツキュウカ)は自ら軍営を巡回、新制度で兵をふるい分けた。
皮室(ヒシツ)軍では不適任者を除名し、各部族の私兵は州や県に編入させ、勇猛な者がいれば朝廷に報告して禁軍に入れる。
つまり徳譲は兵権の集約で反乱を防いでいた。
景宗はさすが徳譲は期待を裏切らないと絶賛し、また科挙を行うことで貧家の子弟も仕官が叶うことを喜ぶ。
「先祖の夢の漢制改革が朕の代で完成する、意義ある人生だ
 そなたと韓徳譲に是非とも言いたい、心から感謝している」
宿願を果たし、可愛い子供たちにも恵まれ、感慨無量の景宗、何より遼には燕燕という素晴らしい皇后がいた。

景宗の病状は悪化の一途をたどり、迪里姑(テキリコ)にも手の施しようがなかった。
そこで韓匡嗣を訪ねたが、韓匡嗣も天意に逆らうことはできないという。
「そなたの話だと陛下の余命は2年だろう…」
実は迪里姑は病魔に苦しむ景宗を見ていられず、劇薬を使っていた。

「もしかすると陛下はもうあきらめたのかと…」
迪里姑は思わず涙ぐんだ。
「もし薬で苦痛を和らげられるなら…それもよかろう」
韓匡嗣はこれが天命だと告げ、迪里姑を慰めた。

一方、幽(ユウ)州で蕭海瀾(ショウハイラン)に一目惚れした耶律斜軫(ヤリツシャシン)は蕭達凛(ショウタツリン)に仲立ちを頼んだ。

「本当に真剣なんです、だから求婚する時に皇后娘娘と蕭討古(ショウトウコ)大人の前で褒めてください」
斜軫は努力して南院大王から南京留守になり、幽州に常駐したいという。
「海瀾のためなら身も心も差し出します!」
それを聞いた達凛は、実は海瀾が皇女の相手をするため上京(ジョウケイ)に来ていると教えた。
まじかっ!‹‹\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/››‹‹\( ´ω`)/›› 敬って損した!

近頃、国境付近が不穏になり、燕燕は万一に備えて捺鉢(ナバ)行きを断念した。
「燕燕、遼の天下はそなたの肩にかかっている、苦労をかけるな」
「夫婦は一心同体よ?心配せずに行って来て…」
こうして景宗は燕燕に病状を伏せ、捺鉢へ出発した。

景宗は病を押して族長たちとの酒宴や狩りをこなした。
ひと段落した景宗は草原を散策していたが、少し歩いただけでも息切れがする。
するとどこからともなく美しい琵琶の音が聞こえて来た。
景宗はお供を待たせ、婆児(ハジ)の手を借りて琵琶を弾いている娘の元へ向かう。
その娘は外見からして渤海部が献上した美女36名の中の1人だと分かった。
しかし娘はその高貴な公子が誰か分からず、困惑してただ黙っている。
景宗は仕方なく戻ることにしたが、その時、急に激しい頭痛に襲われ立ちくらみを起こした。
「どうかしましたか?」
娘は医術の心得があると伝え、景宗の首を揉んでほぐしてやる。

「かたじけない、姑娘」
「陛下、早く帰りましょう」
「陛下?!…玉簫(ギョクショウ)が拝謁いたします」
玉簫はこの公子が景宗だと知り、慌ててひざまずいた。
そこで婆児は玉簫も軍営に連れて行ってはどうかと提案する。
「お加減が優れない時、痛みを和らげてくれます」
「うむ…手配せよ」

一方、李思(リシ)は韓徳譲が景宗の留守に参内するのを嫌った。
そこで夫が出かけると決まって具合が悪いと知らせ、屋敷に呼び戻してしまう。
侍女・青哥(セイカ)はそんな韓夫人に憤慨したが、燕燕は潔白だからと気にしなかった。

李思は未だ子供を授かれず焦っていた。
怪しげな医者を呼んでは無駄な金を払い、韓徳譲も頭が痛い。
「夫人、これが私たちの運命なら無理に求める必要はない」
「あなた、側女を迎えてください、韓家の子孫を絶やすことはできないもの…」
「私の兄弟は多い、皆、子供がいる、側女の話は2度と出すな」
しかし李思は夫が妾を拒むのは自分のためではなく燕燕のためだと疑った。
今でも2人の仲を怪しみ、燕燕がいつも徳譲だけ呼びつけると不満をぶつける。
徳譲は他にも人がいるとなだめたが、李思の不安は消えなかった。
「まるで嫉妬深い女よね?…でも怖いの
 新政で皇族の権力が弱くなったら大勢の恨みを買うわ、昔あらぬ噂が立ったことを忘れたの?」
李思は景宗が徳譲を矢面に立たせているだけだと訴え、いずれ使い道がなくなれば徳譲を生かしておかないという。
すると徳譲は李思を抱きしめ、気が済むまで泣かせてやるしかなかった。

玉簫は軍営で甲斐甲斐しく景宗の世話を焼いた。
やがて捺鉢も終わりに近づく頃、景宗は玉簫に想い人がいるなら故郷に帰すと告げる。
しかし玉簫はひざまずき、景宗に仕えたいと懇願した。

景宗一行は帰途についた。
馬車の中では玉簫が景宗の世話をしていたが、入内することに不安が募る。
「心配せずとも皇后には朕から話す、そなたは朕の女だ、もちろん身分を与える
 そなたは朕のそばでこまやかに世話をしてくれる」
「うふふ~では皇后は?」
「皇后か?…皇后はいわば天が遼に与えた宝だ」
すると玉簫は複雑そうな顔を見せた。
「…そなたは分をわきまえておるが、それでも忠告しておこう
 何があろうと皇后の地位は永遠に揺るがぬ、よいな?」
「分かっています」

燕燕は開皇殿の前で臣下たちと景宗を出迎えた。

皇后の手を取り石段を上って行く景宗、馬車の後ろには玉簫がひざまついていたが、燕燕の目に留まることはない。
一方、趙(チョウ)王府に戻った耶律喜隠(ヤリツキイン)は撒懶(サツラン)から面白い情報を得た。
実は侍従・阿辛(アシン)から景宗が渤海の女子と共寝したと聞いたという。
しかも皇后には伏せてあるらしい。
「ついに機会が巡って来たぞ(←いや何度目?w)、韓徳譲を呼んで昔話でもするか…」
喜隠は南院の兵馬を握る徳譲の支持を取り付ければ怖いものなしだとほくそ笑んだ。

つづく


(  ̄꒳ ̄)死ぬ死ぬ~からの共寝って…





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最終更新日  2021.10.16 21:13:12
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