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2022.01.13
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第37話「蕭綦の秘密」

忽蘭(クラン)の使者を歓迎する宴は和親のために嫁がせる士族の娘を選ぶための場でもあった。
蕭綦(ショウキ)から話を聞いた王儇(オウケン)は思わず、女は男の政治の駒でしかないと漏らす。
「私も同じだった」
「そなたは違う」
「…そうね、私は運が良かったわ、ふふふ」
一方、王倩(オウセン)と薛(セツ)夫人は玉秀(ギョクシュウ)を懲らしめるため皇太后に泣きついていた。
しかしすでに皇帝・馬子隆(バシリュウ)が詔書を作成、玉秀は豫章王の義妹になったという。

表向きは賀蘭拓(ガランタク)の歓迎会だが、その実、皇帝の側室を選ぶ席でもあるという。

徐(ジョ)女官は王妃が飲んでいる薬の匂いに違和感があった。
年のせいで足腰が弱っていたせいか、いよいよ鼻まで利かなくなったと思っていたが、その日、宋懐恩(ソウカイオン)と玉秀の祝宴の件で表を訪ねた時の事、徐女官は奥へ戻る時、ふと劉(リュウ)執事の言葉を思い出した。
『実に喜ばしい、王妃の流産以降、皆が沈んでおりました、盛大に祝いましょう』
「はっ!まったく!私が愚かだった!」
徐女官は慌てて厨房に飛び込んだ。

徐女官は阿越(アエツ)にまだ煎じていない王妃の薬が残っているか聞いた。
するとちょうど太医が置いて行ったところで半月分あるという。
徐女官は慌てて薬剤の袋を開けて確認したが、ある袋の匂いを嗅いで愕然となった。
「阿越、皇都で最も有名な石(セキ)医師を呼んできて、私が診てもらいたいと…」
実は王儇の薬は懐妊が難しくなるよう調合されていた。


王倩は見た目こそ阿嫵(アーウォ)に似ていたが、中身は全く違った。
皇太后は阿嫵と疎遠になったとは言え、やはり幼い頃から見て来た阿嫵を悪く言われるのは気に障る。
「妾の子はろくな育ち方をしないわね…使い道がなければとっくに追い返していたわ」
一方、無駄足となった王倩と薛夫人は納得できないまま永安宮をあとにした。
すると皇后の使いが現れ、2人は昭陽殿に招かれる。

謝宛如(シャエンジョ)は宮殿育ちの豫章王妃が相手では仕方がないとなだめ、寛大にも新しい碧玉の腕輪を贈る。
しかし母娘を送り出すと表情は一変した。
「太后がわざわざ琅琊(ロウヤ)から連れて来たのがあの程度の娘だとは…」

皇太后から父の死を伝えられた王夙(オウシュク)はその夜、泥酔して屋敷に戻った。
今でも目に浮かぶ父の面影、まさか本当に死んでしまったのだろうか。
同じ頃、蕭綦も胡光烈(ココウレツ)から急報を聞いていた。
「北の国境から文が、王藺(オウリン)が死んだと…」
蕭綦はにわかに信じられず調査を送ると決め、王儇には隠せるまで隠し通すと命じた。

徐女官は大王にかまをかけた。
「王妃はお身体も回復して来ました、そろそろ薬を止めても良いのでは?」
何も知らない王儇ももう薬を飲みたくないと言ったが、蕭綦は太医の指示だと認めない。
徐女官は大王が薬効を知りながら王妃に飲ませ続けていると確信し、衝撃を受けた。

祝宴が延期されたある日、賀蘭箴(ガランシン)はお忍びで月柳(ゲツリュウ)閣を訪ねた。
実は月柳閣には忽蘭の間者である妓女がいる。
賀蘭箴は皇都で蕭綦に手を下したいと伝え、蕭綦に恨みを持つ者を集めることにした。
するとその帰り道、賀蘭箴は偶然、大道芸を見て喜んでいる娘に目を留める。
どこか王儇に似ている娘、それはちょうど宮殿から帰る途中の王倩だった。

徐女官はどこか上の空だった。
王儇は徐女官の様子がおかしいと分かっていたが、婚儀の件で劉執事と相談しなければならない。
すると劉執事は王妃に帳簿を出し、実は豫章王府が財政難だと報告した。
大王は大権を握っているが大金を兵士たちに使っており、これまでも決して豊かではなかったという。
爵位をもらってから朝廷が軍事費を計上していたが中抜きされ、大王の俸禄で穴埋めはしていたが、それでも足りない理由があった。
「…私の口からは申し上げられません」
「話して」

劉執事は大王に口止めされていたが、やむを得ず王妃を秘密の場所に案内した。
その部屋には所狭しと木牌が並び、無数の蝋燭が灯っている。
実はこの木牌はこれまでに戦死した寧朔(ネイサク)軍の兵士たちだった。
忠義で散った骸を家に帰すこともできず、蕭綦はその魂を弔う霊堂を作ったという。
遺族は朝廷から見舞金ももらえず、蕭綦が一手に家族を引き受けていた。
その中には劉執事の一人息子・劉昭輝(リュウショウキ)の木牌もある。
「6年前、戦地に行きました…
 大王は息子を弔い、私をそばに置いてくださいました、このご恩は忘れません」

王儇は祭壇で拝礼し、霊堂をあとにした。
確かに俸禄と褒美を全て使って遺族を救済しているなら収入が追いつかないはず、盛大な婚礼どころではない。
「私が嫁いだ時の持参金があるでしょう?」
「ご安心を、大王は一切、手をつけておりません」

宋将軍と玉秀の縁談は今や王府の噂の的だった。
玉秀は王妃の侍女となりわずか1年で厚遇され、侍女たちは10年以上もそばにいた蘇錦児(ソキンジ)と立場が逆転したと囁く。
王儇は錦児を心配していたが、寝支度に来た錦児は気にしていない様子だった。
「何日かすると誕生日ね?あなたも年頃よ?いい人を見つけてあげる」
「私は嫁ぎません!…錦児も玉秀と同じようにお慕いする方に嫁ぎたいのです」
「そうね、長い人生だもの、愛する人と共に過ごさなくちゃ…錦児?意中の人がいるの?」
「いいえ…」
錦児はまさか安平王・馬子澹(バシタン)だとも言えず、今でも安平王を慕っているのか確認した。
驚いた王儇だったが、縁はなくても大事な人であることに変わりはないという。
「だから命懸けで王妃を守ったのです、なぜ皇帝と太后に安平王の帰京を頼まないのですか?」
「知らないのね…子澹は皇帝に志願したのよ?」
「嘘です、皆が嘘をついています」
しかし王儇は子澹が皇都にいれば皇太后に監視され、危険と隣り合わせで生きることになるという。
朝廷が安定すれば皇帝も安平王を帰京させるはず、王儇は今となっては子澹を本当の兄のように思っていると話し、兄を害する者がいれば自分が助けると言った。
「この話は終わりよ…いいわね?意中の人がいるなら私に教えて」
実はその頃、皇帝陵の子澹の元に思いがけない相手から招待が届いた。
忽蘭の王子が半月後、帰国の途中に鳳凰山で会いたいという。

その夜、王氏の護衛・龐癸(ホウキ)は意を決して王妃を訪ねることにした。
しかしちょうど奥に戻るところだった大王に見つかってしまう。
龐癸は大した用事ではないので出直すと伝えたが、蕭綦は義父の件だと察した。
「話していいことと悪いことを区別できるはずだ」
「みんばい」

蕭綦が寝殿に入ると、阿嫵が寝所の帳の向こうで仁王立ちになっていた。
「帰ったのね?…あの部屋はなんなの?!」
「…知られたのか」
「隠し事をしないと約束したばかりよ!…今夜は入ってこないでね」
王儇が寝台に腰掛けると、蕭綦はしょんぼりして立ちすくんでいる。
「何、突っ立っているの?出て行って」

蕭綦は仕方なくとぼとぼ歩き出したが、その時、王儇のぼやきが聞こえた。
「持参金があるのに、なぜ相談しないのかしら」
すると蕭綦は慌てて阿嫵の元へ駆け寄った。
王儇は浪費なら許さないが、兵や遺族のために使うお金なら自分も負担したいという。
「私の持参金でお店を買うの、店の収入で彼らを助けられるわ」

つづく





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最終更新日  2022.01.13 21:46:45
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