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2022.08.18
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カテゴリ: 山河令 全36話
※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です


山河令 Word of Honor
第27話「絶世の知己」

その夜、温客行(ウェンコーシン)はひとり山の中で簫を吹いていた。
そろそろ葉白衣(イエバイイー)が四季山荘へ向かう頃だろう。
武林の者ならすでに″群鬼冊(グンキサツ)″を見て自分の正体を知ったはず、しかし温客行は少しでも長く周子舒(ジョウズーシュー)と張成嶺(ジャンチョンリン)との平穏な生活を守りたかった。

一方、四季山荘へ向かっていた葉白衣は山中で突然、周子舒に引き留められた。
周子舒と大巫(ダーウー)が友人だと知らず無駄骨を折ったと思うと愚痴の一つも言いたいが、それより温客行の正体を知っているのかが気になる。
すると周子舒は温客行が容炫(ロンシュエン)と師父の共通の友人である甄如玉(ジェンルーユー)の息子で、自分の師弟であり、終生の知己だとはぐらかした。
「この出来損ないめ!…温客行は鬼谷の谷主だ、奴がお前につきまとう目的は何だ?!」

「前輩、私も故意に隠していたのではありません
 龍淵閣でようやく老温が甄衍(ジェンイェン)だと気づきました
 甄衍が私の師弟になったのは鬼谷に入る前です
 あの時、四季山荘に連れ帰っていたら、その後の悲劇は起きなかったでしょう
 情理の両面で私も責めを負います」
しかし葉白衣は鬼谷のせいで罪なき者が大勢死んだと非難、長明山の剣仙として誓いを果たさねばならないと言った。
「私は龍背(リュウハイ)剣に誓った、鬼どもが世間に害をなした時には必ず鬼谷を平定する!」
「それならば手合わせを…兄弟は手足のごとく生死を共にします、師弟の罪の半分は私のもの」
周子舒は白衣剣を抜き、命に変えても山荘の中には入れないと立ちはだかった。

葉白衣にとって手負いの周子舒など相手にならなかった。
「お前の師匠に免じて命だけは助けてやる

 偏狭な弟子が四季山荘の名を汚す前にな」
「ふっ…師父をまるで分かっておられぬ…師父が存命なら我らの傍らに立つでしょう」
葉白衣は懲りない周子舒に一撃を与えようと構えたが、そこへ温客行が現れた。

温客行は葉白衣に戦いを挑んだ。
しかし葉白衣の掌を背中に受け、激しく吹き飛ばされてしまう。

すると周子舒がそもそも温客行が鬼谷に落ちたのは甄如玉が容炫を守ったからだと指摘、葉白衣に裁く資格などないと非難する。
「それは別の話だ、温家に負い目はあるが私は鬼谷の討伐を誓った、こいつの命はもらう
 だが討伐を果たしたら我が命であがなおう、鬼谷は存在すべきではない」
周子舒は鬼谷が滅んでも人の貪欲や醜さが消えるわけではないと否定した。
もし師匠が師弟の境遇を知れば葉白衣のように居丈高に裁きはしないはず、師弟を導き、悔い改めさせるだろう。
「あなたに師父の友である資格はない…旧情など捨てればいい、殺すなら兄弟ともども一緒に殺せ」
温客行は思わず阿絮(アシュー)の手を強く握りしめ、2人は黙って目を閉じた。



葉白衣は龍背剣を振り下ろした。
しかし結局、2人を斬り捨てることができず、見逃してくれる。
「温客行、四季山荘で悔い改めるのも良いだろう、だが再び江湖で相見えた時には命をもらうぞ」
バイバイキ~ン>٩(¨ )ว=͟͟͞͞. ピューッ!

温客行は勝ち目はないと分かっていながら、葉白衣を待ち伏せしていた。
「お前と成嶺の前で正体を暴露されるよりいいと思って…」
気まずい温客行だったが、周子舒は珍しく殊勝な顔をする老温を見て爆笑する。
「情けない顔だな~ぶはははは~!」
周子舒はわざとふざけて温客行の肩の荷を軽くした。
「…阿絮、成嶺には何て言う?」
「お前にやられたと言う…なんてな」

清風(セイフウ)山の曹蔚寧(ツァオウェイニン)宛に文が届いた。
師兄・莫蔚虚(モーウェイシュー)は文を渡しに小院を訪ねたが、顧湘(グーシアン)は主人からだと気づいて慌てて横取りしてしまう。
「ぁ…江湖で出会ったロクでもない人からよ、曹大哥に付き合って欲しくなくて~』
すると莫蔚虚は師弟を連れて外に出た。

莫蔚虚は顧湘の素性を怪しんでいた。
もちろん師弟の幸せを願ってはいるが、江湖は玉石混交、あらゆる人間がいる。
「ここ数日、阿湘の立ち振る舞いを見るに若干、邪気を感じるのだ」
驚いた曹蔚寧は邪気ではなく無邪気なだけだと反論、疑心暗鬼になるのは師匠が高崇(ガオチョン)から琉璃甲(ルリコウ)を託されたせいかと指摘した。
莫蔚虚は師弟が気づいていたことに驚きながら、それでも顧湘の素性を明らかにすべきだという。
しかし曹蔚寧は複雑な生い立ちの顧湘から無理に聞き出したくないと訴え、身元は自分が保証すると約束した。

周子舒は深手を負った温客行を薬湯に入れた。
張成嶺には強盗に遭ったと嘘をついたが、温客行はそんな下手な嘘でも信じてしまう成嶺をこれ以上、欺けない。
「成嶺は家族を失ったが…私も無関係ではない
 江湖で流れた童謡を覚えているか?
 …後半の詩の″彩雲は散った、琉璃は砕けた、青崖山の鬼と泣く者は誰ぞ?″
 これは私が作った」
温客行は疑いの種をまけば噂が自然と広がり、武庫を狙う者たちが五湖盟を狙うと考えたという。
武庫には多くの者が関わったが、父だけが命をかけて秘密を守り、なぜ五義兄弟は責任を逃れたのか。
神医谷を追われた自分たちを見殺しにした彼らに血で償わせたいと思うことが罪なのか。
何年もの間、激しい復讐心だけが温客行を支え、生かして来た。
しかし後悔した時にはもう引き返せないところまで来ていたという。
阿絮に打ち明けようと考えたこともあったが、阿絮が許しても成嶺にどう向き合えば良いのか分からなかった。

周子舒は鏡湖派を滅ぼしたのが誰なのか聞いた。
温客行の話では鬼谷の誰かが裏切ったか、もしくは誰かが鬼谷に罪を着せようとしたかだという。
「いずれにしても…」
「もういい、大巫が俺の傷を治してくれたら一緒に真相を暴いて張家の敵を討とう
 その時に成嶺にきちんと話すんだ
 成嶺がお前を恨んでも受け入れろ、つらいだろうが向き合うしかない」
周子舒はともかく風呂から上がったら自分たちに美味い飯を作ってくれと頼んだ。
「人生とは日に3度の飯に過ぎぬ、積年の恨みなど知ったことか…凡庸な者ほど騒ぐ」
温客行は周子舒が自分のために用意した着替えを置いて出て行く姿をぽかんと見ていた。
後ろめたさに苛まれながら悶々として来た日々、しかし師兄の戒めは温客行の迷いなど一瞬で吹き飛ばしてしまう。

その頃、蝎王は趙敬(ジャオジン)に清風剣派の偵察へ行きたいと嘆願していた。
英雄大会に参加せず引き返した掌門・莫懐陽(モーホワイヤン)は山を封鎖、それ以来、引きこもって姿を見せない。
「義父、温客行は行方知れずなのに腹心が清風剣派にいる、妙な動きです」
「探る必要はない、高崇の琉璃甲は十中八九、莫懐陽の手中にあるだろう」
蝎王は義父も同じ考えだと知り、早速、清風剣派を滅ぼしてくると言った。
しかし趙敬は十分な勝算もないまま動くなと止める。
すると蝎王は闇討ちでもだめなら薬人(ヤクジン)を大量に使えばいいと自信を見せた。
「…蝎児、薬人はすべて処分するよう言ったはずだぞ?私の話を何だと思っておる?!」
趙敬は思わず声を荒らげ、叱責した。
もし蠱(コ)術に関与していると知られたら名声は地に堕ち、武林の盟主の座は夢のまた夢、長年の苦心があっという間に水の泡となるだろう。
蝎王はこれが義父の本音だと確信し呆然となった。
結局、利用する時には愛する息子になるが、役に立たなくなればあっさり捨てる。
「そう思うなら私は何も言えぬ、だが蝎揭留波(シエジエリウポー)よ、警告しておく
 汚い手を使って私の苦労を台無しにしたら…」
「殺すのですか?!いいでしょう、私の命はあなたに救われた、もう要らなぬなら殺せばいい」
「この親不孝者め!」
趙敬は思わず蝎王を引っ叩き、信頼の証しとして琉璃甲を渡したことを後悔した。
まさかその理由を蝎王が知っているとも知らずに…。
「お前には失望した、出て行け!」



周子舒たちは久しぶりに酒楼で食事を楽しんだ。
そこへ平安(ピンアン)が現れ、葉白衣から文が届いたという。
…群鬼を除き山河を清める…
文には山河令の印があった。
張成嶺は高伯父と葉前輩が持っていた令牌だと気づき、葉白衣が鬼谷討伐を率いるのだと知る。
「私も行けますか?!」
しかし周子舒と温客行は気まずそうに黙っていた。

四季山荘に戻った周子舒は新しい酔生夢死を作り始めた。
そこへ温客行が現れ、手伝うという。
「俺はお見通しだぞ?…また俺に隠れて勝手なことをしたら大師兄の鉄拳が飛ぶからな!」
「まさか~するもんか、正邪が一戦交えることは予想していた、だから阿湘を他所へ行かせたんだ」
正道派が鬼谷を滅ぼそうがもはや無関係、それどころか百利あって一害もない。
しかし温客行は張成嶺を騙しているようで気が引けた。
周子舒は張家の敵を討つまで今は欺き続けるしかないとなだめ、冷酷無比な谷主が急に弱気になるのかと揶揄する。
するとばつが悪くなった温客行はもう眠くなったと言って逃げ出した。

温客行が中庭を歩いていると、張成嶺が稽古していた。
…引き返す道を見つけた途端、悪鬼の首領が人に戻った
…ごく平凡で優柔不断になり、秘密も陰りもない日々に憧れ、誰かと共に過ごしたいと願うなんて

つづく


( ;∀;) イイハナシダナー
人生って本来は単純なはずなのに今は複雑すぎるもんね





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最終更新日  2022.08.18 21:09:57
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