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2023.01.01
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カテゴリ: 玉昭令 全52話



第30話

紅鸞(コウラン)は衣羅(イラ)の敵を討つため成乞(セイキツ)に襲いかかった。
しかし魑女(チジョ)が立ちはだかり、霊力の弱い紅鸞は反撃され深手を負ってしまう。
そこへ内通者を探していた虞都(グト)が現れた。
紅鸞は成乞が幽族に寝返ったと暴露、憤慨した虞都はすぐ報告に戻ることにする。
その時、成乞が背後から虞都に襲いかかった。
紅鸞は警告しようとしたが、声を出す前に意識を失ってしまう。

逆上した成乞は背後からいきなり虞都を突き刺し、蹴り飛ばした。

虞都は咄嗟に指笛を吹いて急を知らせたが、焦った成乞に喉を掻っ切られてしまう。
「…人族の援軍が来るわね、巻き添えはごめんよ、お先に」
魑女が姿を消すと、成乞も現場を離れた。

虞都は何としてでも端木営に戻りたかった。
目に浮かぶのはいつも自分を守り可愛がってくれた姉たち、その時、兵営に向かっていた展顔(ヂャンイェン)と温孤(オンコ)が倒れている虞都と紅鸞を発見する。
「虞都!」
「私を殺したのは…」
虞都は結局、犯人の名を告げる前に事切れてしまう。
そこへ成乞が何食わぬ顔で援軍を連れて現れ、展顔と温孤を犯人に仕立て上げた。

岳老(ガクロウ)営の幕舎にまたひとつ木牌が増えた。
岳老の従兵となった江文卿(コウブンケイ)はこれで端木営に男がいなくなり、觳閶(コクショウ)営との統合が避けられなくなった頃だと知る。


端木営は悲しみに包まれた。
虞都の亡骸は血まみれで、そのかっと見開いた目はいかに無念だったかを物語っている。
端木翠(ダンムーツェイ)はそっと虞都の目を閉じ、必ずやその苦しみを何倍にもして敵に返すと誓った。
「虞都を殺したやつは誰だ?!」

牢屋に端木翠が現れた。

展顔は自分の牢に入って来た端木翠に思わず駆け寄ったが、いきなり胸を刺されてしまう。
「端木…展顔だ…忘れてしまったのか?」
「お前が灰になってもその顔を忘れるものか!絶対に許さぬ!」
千年前に戻った端木翠は展顔を覚えていなかった。

展顔はかつて司法星君・楊鑑(ヨウカン)から沈淵(チンエン)にいる端木翠は自分を覚えていないと聞いた。
…あの沈淵は端木翠のもの、よそ者の展顔が入れば端木翠が思い出してくれない限り消されてしまう
『なぜ私が端木を止めたと思う?
 沈淵は天外の地だ、あそこへ行ったらそなたらは現世に存在しなくなるかもしれない』
しかし展顔は行かざるを得ない理由があるのだろうと端木翠をかばった
理由と聞いた楊鑑は故気(コキ)が原因だと思いつき、確かに温孤が死んでも故気がある限り再び幽毒が広まると気づく
『端木の目的は故気を消すことだ…何と愚かなことを、あまりに危険すぎる』
もし戻って来られなければ、端木翠は一生、深淵の中で暮らすことになるだろう
『私が必ず連れ戻します!』 ←ってこれいつの話よ?w

展顔は端木翠の剣をつかみ、自ら深く差し込んだ。
「私の命が欲しいならあげよう」
驚いた端木翠は慌てて剣を引き抜き、軍の掟に従って裁くという。
そこへ觳閶(コクショウ)が現れた。
「凄腕だと聞いた、虞都を殺した手並みを見てみたい、私と勝負せよ」
觳閶は端木翠が手を下せば私憤を晴らしたと責められるが、自分なら非難されないという。
「あなたが觳閶将軍ですか?」
「そうだ」
すると展顔は腕比べで負けたら命を差し出すが、もし自分が勝ったら端木将軍に話を聞いて欲しいと頼んだ。

展顔は虞都が自慢していた通り相当な手だれだった。
しかし傷口を蹴られたせいで出血、隙をついた觳閶が長槍で襲いかかる。
その時、端木翠が止めた。
「待った!殺してはダメ!」
端木翠は阿弥(アビ)に展顔を天幕で監禁するよう命じた。
納得できない觳閶はなぜ情けをかけるのか聞いたが、端木翠は展顔が犯人ではないという。
虞都は展顔に助けられたと話し、優秀だと絶賛していた。
何より展顔の剣術は人族のものでも幽族のものでもなく、虞都を殺した剣術ではない。
「それにあの腕前なら一太刀で殺せるはず…この件には裏がある」

端木翠は義兄の楊鑑に呼ばれた。
すると楊鑑の手に展顔の佩剣(ハイケン)がある
実は義父に聞いたところ上古の四大神剣のひとつ・巨闕(キョケツ)だと分かった。
驚いた端木翠は剣を見せてもらったが、不思議と剣に親近感を覚える。
「(クンクンクン…)なぜか血の匂いがするわ、嗅いでみて」
「そうか?全く分からぬ」
実は古書には己の血を使って剣を作るか修復した場合、その者が剣の主となって剣の血の匂いを嗅ぎ取れるとあった。
「妹子、己の血を剣に垂らしてみるか?剣に溶け込めばその者が剣の主だと分かる」
「バカバカしい」
端木翠は迷信に過ぎないと呆れたが、そもそも四大神剣は今でも剣池にあって世に現れていないはずだった。
「奴はただ者ではなさそうだ…義父が仰せだ、巨闕に主と認められた者は天に選ばれし者である
 その者を味方にできればよいが、敵になるなら殺すしかない」
「ダメよ!」

端木翠は義父の丞相・江易(コウイ)に安邑(アンユウ)攻めを任せて欲しいと嘆願した。
すると丞相はその覚悟に免じて端木翠を大将に任じ、他の陣営の兵馬も自由に選ぶことを許す。
「10日後に安邑を攻める!」
高伯蹇(コウハクケン)は安邑攻めの大将が端木翠に決まり、やけ酒を飲んでいた。
そこで成乞を呼び、虞都を殺したかと鎌をかける。
しかし成乞は確かに馬にしびれ薬を盛ったが、その後のことは知らないと断言した。
高伯褰はやはり自分の陣営に裏切り者などいないと安堵したが、うっかり10日後に端木翠が安邑を攻めると口を滑らせてしまう。

端木翠は展顔の話を聞くことにした。
すると展顔は端木翠に会うために来たと訴え、帰ろうという。
「端木と気安く呼ぶな!再び訳の分からぬ話をすればお前の首を切るぞ!」
端木翠は短刀を突きつけ脅したが、展顔は動じない。
「…なぜここに来た?」
「理由は話したが信じてくれない…君を連れて帰る」
「それ以上、言えば殺すぞ!白状しろ!」
「すべて本当のことだ、君が信じなくても前言を撤回しない、私は君に嘘をつかないからだ」 
展顔の話は突拍子もなかったが、そのまっすぐな目は嘘をついているとは思えなかった。

端木翠はともかく虞都が殺された状況を確認した。
しかし展顔の説明は成乞と全く違う。
そこで展顔は証拠を探すと言った。
「事件には手がかりが必ずある、虞都が答えを教えてくれる」
一方、成乞は安邑城に密報を送り、10日後に端木翠が攻めてくると知らせた。
ついでに温孤の始末を頼むため、似顔絵を入れておく。
すると絵を見た幽族の太子・尾龍(ビリュウ)はどこか見覚えがあると気づいたが、結局、思い出せなかった。

展顔は虞都の亡骸を検死、衣に付着した草の種を見つけた。
首の傷は中心が深く両端が浅いことから凶器は彎刀(ワントウ)、傷口の形や方向を見るに犯人は左手だと分かる。
展顔は思い立って乾坤袋を出し、法器の筆で凶器の刀を描くと、本当に彎刀が現れた。
乾坤袋に見覚えがある端木翠だったが思い出せず、それより展顔が出した刀は人族の将校が用いる彎刀だと驚く。
「…で、私たちはどうやって犯人を探す?」
「″私たち″と言いましたね」
端木翠は無意識に飛び出した言葉に意味があるとは知らず、展顔に3日で犯人を捕えろと命じた。
「お任せください、しかし犯人を見た者がまだ牢に…犯人は口封じに殺すかもしれません」

端木翠と展顔が牢屋に駆けつけると、温孤と紅鸞が幽族の刺客に襲われていた。
2人は刺客をすべて片付けたが、端木翠は幽族がここまで入り込んだことに動揺を隠せない。
すると展顔は内通者の手引きに違いないと指摘した。

陣営に戻った端木翠が幕舎で物思いにふけっていると觳閶が現れた。
觳閶は楊鑑が喧嘩ばかり売ってくるとぼやき、端木翠が嫁ぐ前に側女の露姫(ロキ)を追い出せと噛みついて来るという。
「どう思う?」
「あなたが決めて、今は事件の解決が先よ、些事は伝えなくていい」
端木翠は嫉妬しないどころか、気にも止めていない様子だった。

展顔と温孤は虞都が殺された現場を調べに向かった。
すると虞都の衣に付着していた草の種と同じ種を見つける。
「まだ犯人の身体にも付いているかもな…」
展顔は妙案を思いつき、兵営に戻って端木翠に協力を求めた。

端木翠は各陣営の将軍と副将を集めた。
「今、私の兵営に紅鸞という娘がいる、犯人を目撃した紅鸞は深手を負い昏睡状態だ
 しかし治療が功を奏し、紅鸞はじき目覚める、そのあと丞相に尋問してもらう」
紅鸞が目覚めると聞いた成乞は急に青ざめ、緊張のせいか絶えず茶をすすり始める。
その様子を展顔は見逃さなかった。

成乞は皆が寝静まった頃を狙い端木営に潜入した。
そこで寝台で眠っている紅鸞に近づき、そっと彎刀を抜いて振りかぶる。
「遅かったな、もう来ないかと思ったぞ」
その声は紅鸞になりすました端木翠だった。
成乞は罠だたと気づいて逃げようとしたが、飛び起きた端木翠に捕まってしまう。

成乞は自分が虞都を殺した証拠がないと反発した。
激高した端木翠は虞都と同じように首を斬って傷跡を比べると迫ったが、展顔が止める。
↓「ちょっと待った!本人に認めさせます!」

展顔は成乞の左手にタコがあることから左利きだと確認した。
また成乞の彎刀には虞都の衣についていた珍しい草の種と同じ種が付着している。
しかし成乞は罪を認めようとしなかった。
すると展顔が言い逃れできない証拠を示す。
「お前の天幕に幽族と交わした文があった、調べたところお前の筆跡に間違いない」
成乞が犯人だと確信していた展顔は成乞が黒装束で天幕を出た後、証拠を見つけ出していた。

成乞が犯人だという動かない証拠がでたところで丞相が現れた。
開き直った成乞は幽族に寝返ったと認め、これまで自分を見下してきた端木翠への恨みで虞都を殺したと叫ぶ。
すると端木翠は成乞の胸を突き刺し、虞都の復讐を果たした。
しかし成乞は死に際に幽族へ緊急の連絡を送ってしまう。

端木翠は真相を突き止めてくれた展顔に感謝した。
展顔は故郷の啓封で捕吏だったと話し、捕吏とは賊を捕まえる役人だと説明する。
「啓封には賑やかな通りがあるんだ」
しかし今の端木翠に啓封での記憶はなく、自分は戦に明け暮れ、平凡な日常を忘れてしまったとぼやいた。
すると展顔はもうすぐ端木営が幽族に勝って平和をもたらすと励まし、人間界の未来は素晴らしいという。
「それは君たちのおかげだ」
「そんな日が早く来て欲しい、誰もが安心して通りを歩き、種族で差別されることもない…」
「戦禍が続いている今は道義のあり方も変わってしまう、君は将軍の役目を果たしているだけだ」
「その言葉に慰められた」
展顔はふと思い出し、乾坤袋から神仙の端木翠が大好きな飴細工を出した。
「甘い物を食べると心が和む」
「…その袋にはどれほど宝が入っているの?」
「袋の主に聞くしかないな~その人が全部、思い出したら教えてもらおう」
「主?」
「私が守りたい人だ」
「その人は幸運ね」
「私も幸運だ」



岳老は仲睦まじい様子の端木翠と展顔を見て思わず笑顔になった。
しかし江文卿は展顔がすでに端木翠を見つけたことに驚きを隠せない。
…よく見張らねば、顔児(イェンアール)に私の計画をぶち壊されてはならぬ…

つづく





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最終更新日  2023.01.10 21:23:17
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