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2023.03.11
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カテゴリ: 夢華録 全40話



第14話「恋心と憂い」

心機一転、茶坊を改装して出直すことに決めた趙盼児(チョウパンアール)たち。
しかしパンRは女子(オナゴ)の商いは男より難しいものだと釘を刺し、茶坊がまた損を出しても耐えられるか覚悟を聞いた。
すると宋引章(ソウインショウ)は腹をくくる。
「損をしても見下されても茶坊は続けるわ
 私は教坊司の琵琶の教官だと堂々と言える、もし誰かが華亭(カテイ)県での話をしても気にしない
 だって野良犬に噛まれたのは私のせいじゃない、賎民として生まれたこともね…」
パンRと孫三娘(ソンサンニャン)はその堂々たる姿に拍手を送った。

「…パンR姐、三娘姐、ずっとこうして嫁がず3人でいるのはどう?
 年を取っても姉妹のように助け合うの、ふふふ~」

パンRは店の名前を″半遮面(ハンシャメン)″に変えて新装開店した。
店先にはすでに噂を聞きつけた文人たちが集まっていたが、その中には杜長風(トチョウフウ)の姿もある。
眼鏡がない杜長風はパンRたちに気づかず店に入ったが、あまりの人混みに驚いて出直すことにした。

文人たちは香がたなびく店内に入り、上階から聞こえる引章の見事な琵琶の音にしばし酔いしれた。
すると挨拶に出てきた引章が面紗で顔を隠している。
文人たちはようやく店名の意味に気づき、早速もう1曲、弾いて欲しいと頼んだ。
しかし引章の演奏が聞けるのは1日3回だけだという。
何でもかつて宋娘子(ニャンズー)の演奏を愛した銭(セン)王太妃が奏者を敬うために作った決まりだとか。
またパンRは引章の演奏だけでなく、茶や菓子にも付加価値をつけた。

この特別感は文人の心をくすぐり、パンRの茶坊は見事に復活した。

可四(カシ)はパンRのため客引きに精を出していた。
今日は東京(トウケイ)の茶坊が集まる茶湯巷に出かけたが、早速、清茗坊(セイメイボウ)で半遮面が法外な値段で商売していると話している客がいる。
「で、味はどうなんだい?」
「確かに味はいいが…」

「名士としては高級な茶を飲まねばな~李白が飲んだ酒は他の酒より高いのは当然だ
 噂では数々の皇帝が愛した茶器が揃っているとか…宮中御用達の9つの茶杯を是非おがみたいね」
しかし大っぴらにやり過ぎたのか店主を怒らせ、慌てて逃げ出した。

パンRは可四に頼んで張好好(チョウコウコウ)と引き合わせてもらった。
すると張好好も差し入れの菓子を気に入ってくれる。
パンRは毎日でも届けると伝え、その代わり張好好の常連である有名な文人たちに菓子を出して欲しいと頼んだ。
「この菓子を出せば双喜(ソウキ)楼は魅力を増し、私の茶房も名を上げます
 …あなたが欲しいのは銭ではなく、唯一無二のものでは?」
今や官妓の頂点を極めた張好好、しかしその栄光も日々、薄れていくのが常だ。
いつかはその素晴らしい歌声も目新しさを失うだろう。
「はおはお姐、考えてみてください
 闇市では300文でも手に入らない菓子をこの店で出しているとしたら?
 それに引章は今、教坊司で琵琶を教えています
 御前で演奏を献上する機会があれば是非あなたと組みたいと言っています」
「まさしく唯一無二ね、悪くない話だわ…パンR妹妹(メイメイ)、これから宜しくね」

顧千帆は偶然、船着場に着いたパンRを見つけた。
「この箱は何だい?」
「張好好からの開店祝いで定窯(テイヨウ)の焼き物をもらったの
 八大王自筆の題字もあるから貴賓室にって…」
 これを見れば皆、私たちが懇意なのだと気づくはずよ」
すると顧千帆は宮中の茶杯が店にあるのは本当かと聞いた。
「禁じられているぞ?」
「″歴代王朝が愛した″と言っただけで皇室の品とは言ってない」
「やり手だな」
顧千帆はパンRを心配し、あまり大風呂敷を広げるなと苦言を呈した。
「それから茶湯巷で″手下″に客引きをさせるな、あそこは老舗の茶坊ばかり
 東京の商人の集まりを敵に回すと厄介だぞ」
「…説教ばかりね」
そんな2人の痴話喧嘩を于中全(ウチュウゼン)が見ていた。
配下の話では陳廉(チンレン)が飛銭100貫を両替し、全て顧千帆の居所へ運んだという。
「銭と女か…奴の尻尾をようやくつかめそうだ」

顧千帆はパンRを店まで送った。
するとパンRの頭に花びらがのっていることに気づき、優しく取り除いてやる。
(* ゚ェ゚) ジー
(^ꇴ^)<どうかしたか?」
(* ˙꒳​˙ )<顧千帆…もしかして……何でもない…
パンRはなぜか急によそよそしくなり、さっさと店に戻ろうとする。
「待った…欧陽旭(オウヨウキョク)は無事に西京に到着したから安心しろ」
「そう、ありがとう、何かあれば絵が戻らなくなるものね…じゃあ行くわ」
顧千帆は急に突き放されたようで困惑し、黙って帰るしかなかった。



三娘はパンRが双喜楼から戻ってから様子がおかしいと気づいていた。
そこでその夜、引章が部屋に戻ってからこっそり何があったのか聞いてみる。
「そんな様子は初めてよ…もしかして顧千帆と何かあったの?」
「ないわ…違うの、ただ私…三娘、私、あの人が好きみたい」
するとパンRは泣き出した。
三娘は互いに独り身同士であり、明らかに顧千帆はパンRを好きだという。
しかしパンRもまた引章と同じように欧陽旭との苦い経験が尾を引いていた。
「欧陽旭は進士になるとすぐ賎民の過去を持つ私を捨てた
 顧千帆は身分の高い皇城司の副使よ?私たちの間の問題は承知しているはず…三娘、怖いの
 気にかけてもらうことに慣れ、心が揺さぶられてしまうことが怖い
 そのうち手招きされるだけで駆け寄ってしまいそうだわ、ふっ
 そしていつしか容貌の衰えと共に愛されなくなり、こう言われる…君を哀れんだだけだと」
パンRは欧陽旭から教訓を得た。
だからこそ引章に女子の自立を説いたという。
誰かに頼りたいと願うことが弱点になる。
深く傷ついたからこそ、この茶坊を開くことができたのだ。
三娘はパンRが正しいと励ますことしかできなかったが、パンRがふと三娘の肩に頭をのせた。
「約束して…どんな時でも私に忠告し、気づかせて欲しい
 あの人に見下されず、私が己を見下さないように…」
「この世の誰も私たちを見下せはしないわ」



一方、顧千帆はパンRが突然、機嫌を損ねた理由が分からず悶々としていた。
すると陳廉がパンRの飛銭を副使の居所に運んだので届けて欲しいという。
「…分かった」

于中全は都の蕭府を訪ね、顧千帆の異母弟となる蕭謂(ショウイ)と接触した。
「その者は誠に私の父の…?」
「嘘は申しません」
しかし蕭謂は于中全が自分を利用して父の後ろ盾を得た顧千帆を倒したいだけだと分かった。
すると于中全は顧千帆だけでなく弟たちの動きも不穏だと警告する。
「事が起これば悪人に偉大な家業を狙われます
 …私に手を貸してくだされば皇城司は衙内の力になります」
「私に何をしろと?」
「顧千帆の弱みを使って奴を捕らえたあと、衙内から雷(ライ)司使に話して欲しいのです
 蕭使相が奴を切り捨てたと…」



翌日、パンRは心ここにあらずなのか、仕事の失敗が続いた。
何やら考え事をしながら引章の琵琶の演奏が終わるのを待つパンR、すると上階から文人たちが降りてくる。
「袁先生、先生は碑文にもお詳しいとか?実は教えを請いたいことが…」

于中全は配下と一緒に半遮面を見張っていた。
顧千帆は于中全の手はずで祥符(ショウフ)県へ出かけている。
やがて客たちが出払うと、笛の合図で皇城司が茶坊へ乗り込んだ。
「異国の密偵を捕らえる!」
( ゚д゚)<はい?

つづく


( ̄▽ ̄;)面倒くさそうなお坊ちゃんが来たわ





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最終更新日  2023.03.18 15:35:07
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