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2023.05.29
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カテゴリ: 夢華録 全40話



第29話「屈辱」

趙盼児(チョウパンアール)は手付金600貫を何とかかき集め、杜長風(トチョウフウ)を仲介人として無事に契約を済ませた。
次は7日後、望月楼(ボウケツロウ)を引き渡す際に残りの600貫を支払えば正式に主となる。
一方、重傷を負った顧千帆(コチェンファン)は回復もままならないまま無理をして都に戻っていた。
しかし城門を入った途端にこらえ切れなくなり、馬を降りて吐血してしまう。
そこへ蕭謂(ショウイ)が現れた。

蕭謂は父に頼まれてパンRの過去を調べたと明かした。
十数年前、パンRの父・趙謙(チョウケン)は民を救おうと無断で出兵し、朝議で言官に弾劾され重罪に処されている。

趙謙は民を愛し、文武両道に秀でて有能だったという。
「大哥(ダーグァ)には同情するよ、未来の岳父が己の父の手で殺されたのだからな~」
激怒した顧千帆は蕭謂の胸ぐらをつかんだが、蕭謂はまだ続きがあると言った。
「趙謙に関する公文書をお前の卓に置かせたのは誰だと思う?私ではない、父上さ
 …あの人に心があるとでも?何でも利用し、全て計算ずくだ!ははは~!」
蕭謂は父が長子と認める顧千帆に激しく嫉妬し、父の所業を暴いて顧千帆と離間させた。
絶望した顧千帆は馬にまたがったが、やがて再び喀血し、そのまま意識を失ってしまう。

その夜、パンRは悪夢を見て目が覚めた。
夜風に当たりながら何の音沙汰もない顧千帆の身を案じるパンR。
…神様、父上、母上、どうかあの人を無事に帰してください…
実はその頃、顧千帆は古傷が悪化し、皇城司(コウジョウシ)で昏睡状態となっていた。


しかし一向に婚姻の話が進まず、いつになったら夫婦になれるのか聞いてしまう。
沈如琢(シンジョタク)は正妻として迎えるためには先に賎民から籍を抜き、しかるべき良家の養女となる必要があると言った。
「だから君にも協力して欲しい、演奏会などで再び重臣の目に留まり、教坊司に働きかけてもらおう
 それで楽妓を辞める方が自然だ」
「高官の接待をしろと?」


欧陽旭(オウヨウキョク)は御史中丞(ギョシチュウジョウ)・斉牧(セイボク)を訪ね、起死回生の一手を打った。
「この夜宴図(ヤエンズ)と己の命を託し、犬馬のごとく仕えます」
「しかしその″犬″はどんな肉を好むのか?」
「東京に戻して頂けるなら肉など欲しません、例え土を食えと言われても動じないでしょう」
「ほう?その土はちょうど今日、替えたばかりだ、味見してみるか?」
すると欧陽旭は忠誠心を示すため四つ這いで植木鉢に近づき、土を口の中へ押し込んだ。



欧陽旭は屈辱と引き換えに斉牧の信頼を得た。
すると回廊で待っていた子明(シメイ)が欧陽旭の口元になぜか土が付いていると気づく。
「…大丈夫ですか?」
「骨を1本、抜かれたがわずかな痛みだ、ワン!ワン!」
欧陽旭はまるで気が触れたように急に犬の鳴き真似をした。
「東京に帰れる、骨1本が何だ?…はははは!」

酒楼の引き渡しが明日に迫り、パンRは仕方なく支払いの延期を頼んだ。
しかし望月楼の店主は証文通りに払えないなら契約は破棄するという。
パンRは証文通りなら手付金の半分を返して欲しいと迫ったが、店主は1年かけて返済すると言った。
「そちらの支払い期限は決まっているが、返金の期限は書いてない」

杜長風(トチョウフウ)は立会人として責任を感じ、銭の工面を申し出た。
しかし明日までに600貫を集めるなど無理、パンRは借りたとしても返せる目処がつかないという。
杜長風はここであきらめれば酒楼も茶坊も失い、東京で築いたものが幻で終わってしまうと嘆いた。
「そうね…全て虚しい幻で終わる…」
「また質店を回り300貫を借りたらどうだ?茶坊を続けて少しずつ返済すると交渉すればいい」
その時、パンRの脳裏にある男が浮かんだ。

パンRは池蟠(チハン)を訪ねた。
ついにパンRが頼み事に来たと知った池蟠は大喜び、そこで可四(カシ)はパンRを中庭に案内する道すがら、難癖をつけられても我慢すれば願いも通ると助言する。
「ありがとう、頭を下げればいいのね」
「…その珊瑚、素敵ですね」
可四はパンRの珊瑚のかんざしに気づいて褒めた。

パンRは質店の返済を待って欲しいと頼んだ。
すると池蟠は顧千帆に捨てられたのかと嫌味を言う。
「私と顧千帆は不倶戴天の間柄、お前に情があったらここにこさせるはずがない」
パンRは怒りをこらえながら、さらに300貫ほど貸して欲しいと頼んだ。
そこで池蟠は叩頭するなら貸してもいいという。
覚悟ができていたパンRはその場でひざまずき3度ほど叩頭、しかし拍子抜けした池蟠は誠意がないとごねた。
「ならどうしろと?」
「歌妓だったそうだな?″想夫憐(ソウフレン)″を歌ってみろ、歌えば貸してもいい」
「想夫憐?…男への想いをどう表すか知りたいのね?歌の代わりに軟舞(ナンブ)を舞うわ」
「いいだろう」

パンRの舞は確かに若妻が出征した夫を想う、美しくも切ない舞だった。
使用人たちは思わず涙し、池蟠は感激のあまりしばし呆然とする。
しかしパンRを懲らしめるため、池蟠はまだ満足できないと言い放った。
「踊りも見せたし頭も下げた、まだ出し渋るとは…それでも男なの?!」
すると池蟠はようやく300貫の庫券を渡すと決めた。
その前にパンRを近くに呼びつけ、担保として珊瑚のかんざしを渡せと迫る。
パンRは仕方なく顧千帆からもらったかんざしを抜いて差し出した。
「顧千帆が捨てたなら私の女になればいいだろう?」
さすがに我慢も限界、堪忍袋の尾が切れたパンRはいきなり池蟠の横面を思い切り引っ叩いた。
「池蟠、ブ男のくせにずうずうしい、この趙盼児、いつの日か今日の屈辱を晴らす」



つづく


(# ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ ダンダン!<イーフェイに頭を下げさせるなんて10年早いわ!
でも欧陽旭とパンRの対比、面白かった





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最終更新日  2023.05.29 21:16:56
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