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2023.08.15
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第37話「届かぬ想い」

皇帝・李世民(リセイミン)が崩御、宮中に崩御を知らせる鐘が鳴り響いた。
出家した武媚娘(ブメイニャン)は咸池(カンチ)殿で鐘の音を聞き、叩頭して別れの挨拶とする。
「玉柳(ギョクリュウ)、荷をまとめて…感業(カンギョウ)寺へ移るわ」
それから一月後、裴行倹(ハイコウケン)がついに都へ戻った。
しかし東宮に琉璃(ルリ)の姿はなく、最悪の事態が頭をよぎる。
すると回廊で王伏勝(オウフクショウ)と出くわし、実は自分が留守の間に先帝が崩御、李治(リチ)が新帝に即位したと分かった。

王伏勝は裴行倹から絶壁雷公藤(ゼッペキライコウトウ)を受け取り、すぐ薬王に届けさせた。

幸い蔓に絡まったが2日も昏睡し、偶然、薬草を採りに来た僧侶に救われていた。
琉璃の無事を聞いて安堵する裴行倹、しかし皇帝が琉璃を後宮に移して静養させているという。
「もし琉璃が伏せっていなければ、今頃は高貴な身分になっていたでしょう」
驚いた裴行倹は皇帝に謁見したいと頼んだが、王伏勝はひとまず休んだほうが良いとなだめた。



その夜、政務を終えた李治は琉璃の様子を見に行った。
すると琉璃は裴行倹が持ち帰った薬草のおかげで一命を取り留め、太医はこのまま静養すれば全快すると報告する。
喜んだ李治だったが、そこへ裴行倹が目通りを請うていると知らせが届いた。
しかし琉璃と裴行倹の関係を知った李治は謁見を認めず、自分が呼ぶのを待つよう命じる。
王伏勝は太極門で待っている裴行倹に琉璃なら回復すると報告したが、謁見はできないと伝えた。
「数日すればお召しがあるでしょう」

琉璃はついに目を覚ました。

「見舞い客がいる間、外で待つよう言われました」
驚いた李治が寝殿に入ると、そこには孫徳成(ソントクセイ)と順子(ジュンシ)がいた。
実は琉璃が2人を呼ぶよう頼み、眠っている間の世の変化を教えてもらったという。

李治は人払いし、無事に即位できたのも琉璃のおかげだと感謝した。
すでに大理寺には安(アン)氏の事件の再審を命じたという。

「お願いがあります陛下、感業寺に入り、武才人に仕えることをお許しください」
李治は我が耳を疑った。
「今なんと?…出家したいと?」
「はい陛下、武才人は命の恩人、姉のような存在です
 本来なら出家の際にお供すべきでしたが、母の敵討ちを果たすため宮中に残ったのです」
しかし李治が即位した暁には武才人を宮中に呼び戻す約束になっていた。
「武才人は戻ってくるぞ」
「陛下、ならば私を尚服局にお戻しください」
…琉璃、分かっている、裴行倹を案じているのだな
…朕が与えたいのは妃嬪の身分だけではなく真心なのに、そなたの真心は裴行倹のものだ
「いいだろう、尚服局へ戻るが良い」
琉璃は皆のために一番良い身の処し方を選んだ。



琉璃は孫徳成からすでに皇帝が自分を妃に迎えるつもりで、父親に官職が与えられたと聞いていた。
裴行倹も薬草を持ち帰ったあと皇帝に避けられ、焦って不禄院へ相談に来たという。
『…陛下はお前たちの関係に気づいたのだろう』
その証拠にいつの間にか琉璃の首から裴行倹がくれた玉がなくなっていた。

李治は琉璃に拒まれ、その夜、珍しく深酒した。
すると窓から宝児(ホウジ)が飛び込んでくる。
宝児の背には武媚娘からの文が付いていた。
…陛下、権力の頂に立つ者は常に孤独、耐え難い寂しさを抱えて生きなくてはなりません
…めいにゃんには何もして差し上げられませんが、悩める時は宝児を飛ばしてください
李治の心には琉璃しかいなかったが、自分を気遣ってくれるのは武媚娘だけだった。
「めいちゃん、守約(シュヤク)と琉璃にどう接すればいいか教えてくれ…」

琉璃は尚服局の大家として復帰、掖庭で母の冤罪事件の判決を聞いた。
…卓錦娘(タクキンジョウ)と林(リン)尚服は褘衣(キイ)を作って君主を欺き、無辜の者に罪を着せ、骸まで焼いた
…陛下の命を受け大理寺が安大家の無実を公表する
…大罪を犯した卓錦娘と林尚服は斬首刑に処する
卓錦娘は過ちを認めて琉璃に命乞いしたが、琉璃の目は冷たい。
「自業自得よ、阿娘に何をしたか、よく思い出すことね」
すると卓錦娘は琉璃と一緒にいた鄧七娘(トウシチジョウ)に師匠を見捨てるつもりかと訴えた。
しかし七娘も過去の所業を思えば助けることはできないという。
その時、刑執行の時間となった。

思えば母もここで無念の死を遂げた。
…正体を隠し、宮中で暮らして10年余り、ついに敵を葬り、雪辱を果たすことができた
…阿娘、いつも私の幸せを願ってくれたわね
…約束するわ、やっと手に入れた平安を大切に、必ず幸せな人生を送ってみせる
…阿母も安心して眠ってね
琉璃は母の優しい笑顔を思い出しながら、掖庭をあとにした。

皇帝はようやく裴行倹を引見した。
曹(ソウ)王の陰謀を阻止し、琉璃の命を救った功績は大きく、李治は望む物を与えるという。
「ただし婚姻は除く」
琉璃との婚姻を願い出るつもりだった裴行倹は呆然となった。
「お前は中眷(チュウケン)裴家の後継ぎだ
 朕の叔母・臨海(リンカイ)大長公主との恩讐は聞いている
 お前は家族に不幸をもたらす孤独の星に生まれたと噂だ、分かっている
 流言を煽っているのは臨海長公主だろう
 お前が妻を亡くしたあと、独身を貫いているのも叔母が原因だ
 本当は貴族の娘との婚姻を授けるつもりだった、叔母への牽制にもなる
 しかし先帝の喪中ゆえ、今は都合が悪い」
裴行倹は恨み言一つ言わず、皇帝の気遣いに感謝した。
そこで李治は実は琉璃が所望した褒美は尚服局に留まり、自分の衣を作り続けることだと明かす。
すると裴行倹は特に欲しい物はないと辞退した。
「大唐と陛下に忠誠を尽くすことが私の願い、師の教えに背かず、陛下のご厚遇に応えます」
裴行倹は笑顔で答えたが、それが返って李治を惨めにした。



新帝の李治は自分の基盤が盤石ではないとし、いずれ裴行倹を吏部に移して人材集めを任せるつもりだと話した。
そこでまず数年は長安令として経験を積んで欲しいという。
しかし皇宮の外で任に就く場合、宮中の出入りができる腰牌を返却する必要があった。
こうして李治は裴行倹が琉璃と会えるわずかな機会さえも奪ってしまう。

李治は苦しい胸の内を武媚娘にだけ明かしていた。
武媚娘の鳥文には想いを手放せば時が解決してくれるとある。
…めいにゃんは陛下も知らない許されぬ想いを深く心に刻みつけ、痛みを受け入れ生きてきました
しかし李治は武媚娘の自分への秘めた想いを知っていた。
気がつけば自分の1番の理解者となっていた武媚娘、李治は必ず約束を果たし宮中に戻すと決意する。
一方、王伏勝は太極門まで裴行倹を見送った。
裴行倹は琉璃への伝言を頼みたいと言ったが、断られてしまう。
…琉璃、尚服局に残りたいと願ったのは、私が陛下の恨みを買わないためであろう
…君にいつかまた会える日が来るだろうか

永徽(エイキ)2年、李治の喪が明けた。
武媚娘は宮中に戻ることが叶い、昭儀に封じられる。

つづく


( ゚д゚)ボロボロ裴行倹の衝撃がw





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最終更新日  2023.08.16 23:10:37
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