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2024.02.19
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カテゴリ: 安楽伝 全39話



第7話

翎湘楼(レイショウロウ)に響き渡る琵琶の音。
韓燁(ハンイェ)と温朔(ウェンショウ)が店に駆けつけると、ちょうど安寧(アンニン)公主が琳琅(リンロウ)の鎮魂曲に合わせ、剣舞を披露していた。
「戦場に散った兵士たちのおかげで今日の都の平和と繁栄がある…」
戦のない世を心から願う韓燁、しかし温朔と言えば春の狩りで一目惚れした苑琴(エンキン)が気になって仕方がなかった。
「確かに見事な音色だ、でも私は君の琴が聴きたいな」

安寧はてっきり任安楽(レンアンルー)がこの曲を弾かせたと思った。
「安楽、この歌を知っているの?」

「この曲の名は安魂(アンコン)、辺境で命を落とした烈士を偲ぶ曲よ」
すると安寧は比類なき腕前だと琳琅を讃えた。
琳琅は辺境を知らないが、安寧公主と任大人に相応しいと選んだという。

安魂の悲しい旋律は安寧の心をかき乱し、帝梓元(ディヅユアン)を思い出させた。
「″正を以て国を治め、奇を以て兵を用い、事なきを以て天下を治む…
 聖人はやむを得ずして兵を用いる″…私にそう教えた人が外的と内応し謀反を企むと?!」
すると安寧はふと安楽の目が梓元とよく似ていると気づいた。
安楽は内心、動揺したが、安寧は剣舞のせいか急に酔いが回ってふらついてしまう。
そこで琳琅は自分の部屋で休むよう勧めた。

安楽は安寧の侍衛・冷北(ランベイ)に酔い覚ましを頼み、安寧を休ませることにした。
すると安寧は安楽に梓元の姿が重なり、ふいに配下が江南(コウナン)で手に入れた蓮柄の飾り物を渡す。

梓元の父である靖安(セイアン)侯・帝永寧(ディエイネイ)は太祖より銀貨の発行権を賜った。
帝家が滅ぶとその銀貨の使用を禁じられたが、誰かがその銀貨に手を加えて作ったのだろう。
その飾りには″靖安″の文字が残っていた。
「8万の兵は青南(セイナン)山で全滅したというけれど、これは生存者がいる証しよ
 真相を知る者が生き残っている、初めて願ったわ、逃亡した兵士がどこかで生きていることを…

安寧は胸の内を明かし、酔い潰れてしまう。

安楽が安寧に布団を掛けていると韓燁がやって来た。
韓燁は安魂がかつて梓元が奏でた曲だと教え、安楽もあの曲の意味を理解できるはずだという。
「分かってくれ、安楽、梓元は国の過去を背負っている、特別な存在なのだ」
すると安楽は韓燁に安寧を任せて先に帰ってしまう。

洛銘西(ルォミンシー)の思惑通り、安魂が大きな成果をもたらした。
安楽は安寧から″靖安″と刻印された銀貨をもらったという。
「帝家の者が生きているかも…それも江南で」
洛銘西はすでに西北を琳琅に調べさせたが生存者はいなかった。
しかし江南は忠義(チュウギ)侯の支配下にあり、まだ調べていなかったという。
「鍾礼文(ショウレイブン)…生き残り…帝家軍の名簿…江南は興味深い場所のようね」
銀貨の謎を解くため江南を調べたい安楽。
折しも鍾礼文は義兄の古雲年(コウンネン)に助けを求めていた。
江南から血書を携えた義民がまもなく都へ到着するという。
古雲年は義弟の尻拭いのため刺客を放ったが、黒装束の女が颯爽と現れ、刺客を始末した。
こうして義民は深手を負いながらも大理寺に到着、しかし嘆願の太鼓に手を伸ばしたところで意識を失ってしまう。

翌朝、黄浦(コウホ)は大理寺の前で倒れている男を見つけた。
男は江南の被災民で、知府・鍾礼文を告発したいという。
そこへちょうど大理寺卿に昇格した安楽が現れた。
黄浦は血書を託し、男の訴えでは鍾礼文が堤防の建設費を懐に入れて対策を怠り、甚大な被害を受けたという。
しかし鍾礼文は忠義侯の義弟、大理寺では揉み消されてしまう可能性が高かった。
「…今日は天気もいいし散歩に行ってくるわ」
安楽はその足で皇太子府を訪ね、血書を韓燁に渡した。



義民を救ったのは琳琅を差し向けた洛銘西だった。
計画通り江南の件は表沙汰となり、これで会試不正の一件で勢いの衰えた古雲年をさらに追い詰めることができる。
韓燁は清廉な男ゆえ、江南がどんなに危険な場所でも自ら視察へ行くと嘆願するはずだ。

安楽と洛銘西の思惑通り韓燁は皇帝に江南の視察を上奏した。
そこで韓燁は刑部に洛銘西を訪ね、一緒に江南へ行って欲しいと頼む。
「断ります、私より適した者が他にいるのでは?」
韓燁は早速、任府へ出かけた。
しかし安楽にもあっさり断られてしまう。
焦った韓燁はこの重要な任務には安楽寨(サイ)で海戦を経験し、水害に詳しい安楽がどうしても必要だと力説した。
すると苑書(エンショ)が安楽寨では懇願する時、必ず宴席を設けて酒を飲むと教える。
「…分かった」
韓燁は酒に弱かったが、その夜、安楽たちを皇太子府に招待した。

一方、嘉昌(カショウ)帝・韓仲遠(ハンチュウエン)も皇太子に同行させるなら適任者は任安楽だと考えていた。
あの忠義侯を敵に回した任安楽なら皇太子のために全てを投げ打ってくれるだろう。
「それから江南に残っている韓家の者に伝えよ…太子に手を貸すようにとな」

その夜、皇太子府はさながら婚礼の祝宴のようだった。
吉利(キツリ)の話では苑書から届いた指示書通りに準備したという。
( ತ _ತ)<荒唐(ファンタン)…
そこへ安楽たちがやって来た。
韓燁は安楽に誠意を見せるため飲めない酒をあおり、1本空けただけで泥酔してしまう。

酔った韓燁はふらふらと中庭へ出て行った。
安楽は呆れて様子を見に行ったが、驚いたことに韓燁が木に登っている。
「危ないわ!早く降りて!」
「嫌だ!絶対に降りぬ!」
すると韓燁は安楽の姿が幼い梓元に見えた。
当時、梓元もこうして木に登り、広い天下を見るべきだと諌めてくれたことがある。
『もっと自由に生きるべきよ』
韓燁は木から飛び降りると、安楽を梓元と勘違いした。
「あの時、私も木に登れば良かった…君の言葉通りに…」
「殿下?よく見て、私は任安楽よ?」
韓燁は目をこすって安楽の顔を見つめると、自分の見間違いだと分かった。
「だがどちらも自分の心に正直な女子だ…今宵、宴を設けずともきっと君は江南へ行く」
「ならどうして宴を?」
「君に喜んで付いてきて欲しかった…君は大切な人だと伝えたかった…そばにいて欲しい」 
安楽は韓燁の思わぬ告白に心がざわめいた。

翌朝、韓燁は温朔から自分が木に登ったと聞いて驚愕した。
実は温朔も侍衛の簡宋(カンソウ)も皇太子の世話を忘れてすっかり酔ってしまったという。
「荒唐…また任安楽に弱みを握られた」

韓燁は昨夜の記憶が全くなかった。
ともかく任府を訪ねて江南行きの日程を決めるつもりが、安楽は承諾した覚えがないという。
「酔った殿下が木登り、降ろすのが大変だったわ~
 殿下は私を離さないと言って抱きしめ、さらに梓元の名を呼び続けて…で、どうしたっけ?」
「もう良い!」
すると怒った韓燁は帰ってしまう。
「小姐、楽しそうですね?」
「そうかしら?」
苑琴と苑書は安楽がこんな風に笑うのを見たのは久しぶりだと言った。




韓燁は安楽の説得に失敗、皇帝を訪ねた。
しかし皇帝は安楽が江南への同行を奏請したと教える。
「任安楽め…ふっ」
こうして安楽は計画通り皇太子のお供として江南へ向かうことになった。

つづく


( ๑≧ꇴ≦)戦う琳琅かっこいい!





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最終更新日  2024.02.19 21:14:19
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