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クロベエとの思い出
わが家では、3月に入って大分暖かくなってきた頃には
キッチンのドアを開け放してありましたので、
クロベエも自由に部屋を行き来できるようになりました。
モコモコベッドに眠るクロベエ
(2013. 3.10. 15:30撮影)
この日、剛と開と白の3匹が全く興味を示さなかったモコモコベッドに、
クロベエが気持ち良さそうに眠っていました。
顔を上げたクロベエ
私がベッドの位置を直したら、クロベエが起きてしまいました。
(どう見ても気の強い男の仔の顔をしているでしょう?)
こんなこともありました。
3月18日の暖かい日の午後、2回目のシャンプーをしたところ、
途中でクロベエが意識をなくし仮死状態に陥りました。
「ここで死なせては可愛そう!」とマッサージをすると、息を吹き返しました。
この経験から、クロベエは相当老猫であることが分かりました。
3月6日の初めての外出以降、暖かい日の射す日中には良く
公園や庭の陽だまりで日向ぼっこをして過ごすクロベエの姿が見られました。
この4月に入ってからは冷え込む日が多く、
私の羽毛布団の上がお気に入りの場所となり、
そこで眠っていることが多くなりました。
でも夜はちゃんと自分のベッドに戻っておりました。
丁度1週間前の10日の午前3時頃ふと目覚めた私は、
背中に何か硬いものが当たっていることに気付きました。
明かりをつけて確認すると、驚いたことに警戒心の強いクロベエが
私にピッタリくっついて眠っているのでした。
自分の体調に不安を感じ、安心していられる人の側にいたかったのかも知れません。
この日から全く移動することなく私のお布団で眠り続けるクロベエでした。
そして、あるいは自分の寿命を感じ取っていたのか、餌も水も殆ど口にしなくなりました。
クロベエ 1
(2013. 4.12. 22:21撮影)
まーるくなって眠ります。
クロベエ 2
(2013. 4.14. 12:12撮影)
お布団の真ん中を占領して熟睡中です。
(大きな枕は猫たちの格好の寝場所となり、カバーのタオルはすぐオンボロになってしまいます。)
クロベエ 3
(2013. 4.15. 0:20撮影)
この頃にはおねしょをしても安心なように防水シートを敷きました。
唯クロベエは2回のシャンプーをしたとはいえ、シッポの裏側と2本の後ろ足に
悪臭を放つガベガベの固まった汚れ(多分糞尿がこびり付いてしまった物)が取れずにありました。
一緒に寝るためには、どうしてもこの汚れを取り除く必要がありました。
15日の午後3時より「クロベエクリーン作戦」を開始致しました。
クロベエには「神様に呼ばれた時、汚いと嫌われてしまうから、キレキレしましょうね!」
と言い含め、ハサミで傷をつけないように、また噛みつかれないように、
慎重に慎重に汚れをカットしていきました。
その後は固まっている古い毛を取り除き、優しくブラッシングをしていきました。
クロベエは、気持ち良さそうにゴロゴロ喉を鳴らしておとなしく横たわっていました。
こうしてクリーンなクロベエに変身したのは、約2時間後でした。
そして17日に日付が変わった直後の出来事でした。
私は真夜中にお布団に入りました。一旦横になりましたが、
苦しそうに大きく口をあけて息をしたりで、どうもクロベイの様子が変でした。
起き出してクロベイの背中を撫で続けました。苦しそうな息をしながらもクロベイは
前足でフミフミの動作をして、「嬉しい!」「ありがとう!」の意思表示をするのでした。
私は「クロベイは十分頑張って生きたのだから、もう眠ってもいいのよ!」と語り掛けました。
その言葉が分かったかのように、間もなくスーッと息を引き取りました。
4月17日午前0時21分 クロベエ昇天
丁度クロベエが押し入ってきた日から3ヶ月が経っておりました。
********
クロベエと身近に接したのは、その最晩年のほんの3ヶ月でした。
男の仔のような顔立ちながらも賢く、わが家の「飼い猫になりたい!」という
その一途な思いがいじらしく、厳しい中でも必死で生き抜いてきたその姿に
「晩年位はゆったり過ごさせてあげたい!」
と、 私の心を捉えた印象深い猫
でした。